【感想・ネタバレ】下町やぶさか診療所 モナリザの微笑みのレビュー

あらすじ

東京浅草。診療所の真野麟太郎は、ご近所から大先生と慕われる医師。訳あり武闘派女子高生・麻世を預かっている。受付兼看護師の知子の結婚相手の母・久枝が、故郷での散骨を遺言して病死した。麟太郎たち診療所の面々は、島根への珍道中で久枝の壮絶な過去を知り・・・・・・。火傷や躁鬱病はもちろん、散骨の同行からUFOの目撃話まで。患者が持ち込む心と身体の病に真摯に向き合う、お節介医師と相棒麻世の、大人気あったか人情物語シリーズ第五巻!

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Posted by ブクログ

池永陽『下町やぶさか診療所 モナリザの微笑み』集英社文庫。

シリーズ第5弾。7章で構成される連作短編形式の小説。

今回も下町の人びとの様々な思いが交錯する人情物語。ストーリーの根幹を成すのは元ヤンキーの武闘派美少女高校生の麻世。麻世は迷いながらも自らの進むべき道を見出す。

今の時代は近所のつながりが希薄になり、孤立している人達がたくさん居る。東日本大震災の時は、街を行き交う人びとがお互いに温かい挨拶を交わしていたことを思い出す。皆が不安な気持ちを抱えていたので、無意識に人とのつながりを求めていたのだろう。


東京浅草にある真野浅草診療所の真野麟太郎は、ご近所から大先生と慕われる医師であり、訳あり武闘派女子高生の麻世を預かっていた。そんな麻世は何やら悩み事を抱えている様子で、麟太郎はそれを気に掛けていた。

看護師の知子の姑である久枝が、故郷での散骨を遺言して病死する。麟太郎たち診療所の面々は、島根への珍道中で久枝の壮絶な過去を知る。

島根での散骨を終え、浅草に戻った後、麻世は麟太郎に抱えていた悩みを打ち明ける。

本体価格840円
★★★★

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2025年11月01日

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