池永陽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
池永陽『おっさんたちの黄昏商店街』潮文庫。
廃れゆく商店街に活気を取り戻そうと『町おこし推進委員会』を結成した独身のおっさんたちとレトロ好きの男子高校生の奮闘記。
池永陽の『珈琲屋の人々』などと比べると今一つだろう。有川浩の『三匹のおっさん』のような雰囲気もあるし、『珈琲屋の人々』『下町やぶさか診療所』の雰囲気もあるのだが……
昭和の善き時代は一体何処へ。老舗が並ぶ商店街は軒並みシャッターを下ろし、いつの間にか空き地になったり、他の業態が進出したかと思えばあっという間に閉店したり。大型店の進出に断固反対し、所有地の有効活用を拒む商店街の頑なさが、商店街を駄目にしているように思う。気が付けば、駅前の一等地にある商店街で生き残っているのは飲み屋だけ。日中の客足はますます鈍り、郊外の大型チェーン店だけが賑わっている。そんなシャッター通り商店街で今さら夏祭りを開催したところで集客は望めない。死にゆく地方都市の商店街。
本体価格900円
★★★