池永陽のレビュー一覧

  • いちまい酒場

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    「いちまい」は千円札1枚のこと。味噌ダレが自慢の酒場“いっぱい”では、その1枚で串揚げ4本か味噌おでんの皿にビールか焼酎が付いてくる。 店主は強面ながらイケメン。傷痕のせいか、“侠飯”シリーズの柳刃を思い出しながら読みました。

    穏やかに進む連作短編を想像していたら、穏やかどころか、出来事がかなり生々しい。ストーカー、詐欺、覚醒剤などなど。そしてこんな酒場の常連客はそれなりに歳を食っている人ゆえ、私の苦手な「オッサンあるいはオバハンの妄想」的な話も多いんです。そういう私もオバハンなだけに、現実を見せられているようで、余計に(笑)。

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    2024年07月09日
  • いちまい酒場

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    村井諒三の店、安らぎを求めて来る客1枚セット。こんな店が近くにあるといいな。少し過去がわかってきた。昔ボクサーだった。事故で1人試合中に死んだ。その後姿隠す。ボクサーを辞めて現在に至っている、2人の幸せはいつ?

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    2024年06月28日
  • いちまい酒場

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    池永さん名前は存じてますが初読みです。
    タイトルからしてのほほ~んとした居酒屋のお話かと思いきや訳アリと思わせる店主とそこに来る癖のあるお客たちのストーカーまがいの話へと流れていったのでリアルすぎて怖かった。結局店主ってどんな人だったの??

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    2024年06月22日
  • 珈琲屋の人々

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     本作は、昔ながらの商店街にある喫茶店『珈琲屋』を舞台とした、人情噺といったところでしょうか。7篇の連作短編集で、各話で心に傷を負った商店街の人々がこの喫茶店を訪れ、ちょっと厄介な問題が展開していく形を取っています。

     そもそも『珈琲屋』のマスター・宗田行介が、殺人の前科持ちであることが冒頭から明かされます。行介の当時の恋人・冬子は、結婚するも出戻って来ていて‥。この2人の動向が、各話での隠れ主題にもなっているようで‥。最後はどうなる?と思わされます。

     前科といっても、殺した相手は暴力団上がりのような地上げ屋で、結果的に商店街の存続危機を救う形になったのでした。根は心優しい行介の元に、冬

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    2024年06月13日
  • 下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジ

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    ネタバレ

    読みながら最初は苦しかった。貧困、疎外、毒親、性被害、殺人、こんな問題を抱える登場人物の姿が辛くて、読むのが苦しくなった。
     それでも最後はやっぱり家族愛。最後も辛いけど、愛があるからこそ辛くて、どうしてこのままハッピーエンドにしてくれないのかとヤキモキしている。
     大先生のような人の周りには生きづらい人が集まるけど、大先生が守ってくれる。生きづらい人に寄り添う大先生とその周りの人達の愛情が素敵だった。
     

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    2024年05月19日
  • 下町やぶさか診療所

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    池永陽さんの作品を読んだのは、本書『下町やぶさか診療所』が初めてです。

    いつも立ち寄る本屋さんの文庫コーナーで手に取った一冊で、裏面のあらすじ

    虐待、認知症、癌など、診療所に持ち込まれる病気や患者の問題に、真摯に向き合う医師と型破りな女子高生が織りなす切なくて温かい下町物語。

    に惹かれ、そのまま手に持ってレジに向かいました。

    さて、本書は東京浅草の診療所を舞台に、主人公である医師・真野麟太郎をはじめ、心に大きな傷を負って診療所を訪れ、同居人となる元ヤンキーの(アイドル並みに可愛い)女子高生・麻世、麟太郎の息子で(麻世に惚れる)大学病院の医師・潤一、診療所のすぐ隣の店「田園」のオーナーで

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    2024年05月17日
  • 珈琲屋の人々

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    お互いが思いやっているのにちょっと歯痒い内容でしたが、行介の背景を忘れてくれるほどのほのぼのとする話でした。

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    2024年03月30日
  • 珈琲屋の人々

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    ネタバレ

    登場人物が全員自己中心的で、それぞれが1番大変だと思ってる。
    いやーな人が多い。
    暗い、重い話をみんながしてくるけど、実際に心からの闇を持っているのは行介くらい。
    短編だからすぐ読める。

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    2024年01月15日
  • コンビニ・ララバイ

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    ネタバレ

    『コンビニ兄弟』を読んだ後だったからか思ったよりほのぼの感がなく下ネタも多く予想外だった。オーナーの境遇を思えば暗くなるのもわかるけどお人好しすぎてイライラした。温かさが心にしみるというよりは私は登場する人があまり好きになれなかった。終盤はオーナーに少しは明るい未来があることを予感させる感じでホッとした。

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    2024年01月08日
  • 珈琲屋の人々 : 3 宝物を探しに

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    シリーズものだと知らずに読んだものの、単発で読んでも楽しく読めた。思っていたよりも恋愛要素が多いかった。

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    2023年09月10日
  • 珈琲屋の人々 : 2 ちっぽけな恋

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    ネタバレ

    武骨で決して愛想がよいとは言えない行介ですが、珈琲屋に持ち込まれるもめごとに誠意を持って対応します。

    その様子に温かいものを感じました。

    自分の犯した罪を忘れないように、アルコールランプの火に手をかざすのが痛々しく、犯した罪の大きさを思わずにはいられませんでした。

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    2023年09月08日
  • 下町やぶさか診療所 沖縄から来た娘

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    麟太郎に恋のライバルが!(・・;)そして隠し子?(←これが沖縄から来た娘ね)沖縄へ行ったり来たりのドタバタにハンセン病の問題が絡んで…(゚A゚;)でも最後は麻世の大活躍以外はサクッと終わったな(・_・)早く言ってよ~(--;)な気分だけれども日常が戻って良かった(^^)

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    2023年07月12日
  • 珈琲屋の人々 : 5 心もよう

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    今回も相変わらず訳ありの客が行介のところにやって来る。冬子との関係はシリーズ終わるまで進展無さそうだな。

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    2023年06月18日
  • 珈琲屋の人々 : 4 どん底の女神

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    最後の話はこれまでと毛色の違う話。悲観的な結末を予想していたが希望のある終わり方だった。としてはアイスコーヒー出たのも初めてかも。

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    2023年06月10日
  • でいごの花の下に

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    カバーイラストの通り沖縄感満載のお話だけど
    その内は暗くて濁った沖縄の深い部分でした。
    多分これまで読んできた沖縄舞台の小説の中では
    一番沖縄という地と、血と骨のことが描かれてた。
    ストーリーとしては、
    主人公の女性の行動と心理描写が弱いので
    あまり入り込めないし(私の感じ方で言うと主人公の顔がイメージできない………)
    頁数の割にもう少し深掘りしてほしいなと
    言う所はあったんですが、
    沖縄を知る、を目的に読むとまた変わってくる。
    ずっと読みたかった本なので読めて良かった!

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    2023年06月10日
  • 珈琲屋の人々

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    過去に人を殺めたことのある珈琲屋の主人・行介。その珈琲屋を訪れる、それぞれに悩みを持つ客達。森沢明夫さんの『虹の岬の喫茶店』みたいな感じかなと思ったけど、癒しを与えるというより、「人生はずっとずっとつづいていくもんな。」という行介のことばにもあるように、どんな人生でも前を向いて歩いていくしかないから、頑張らなきゃという風な感じでした。最初に思っていたようなストーリーではなかったけど、私はこういうのもありかなと思います。

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    2023年05月16日
  • 珈琲屋の人々

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    綺麗な話じゃないのに、不思議と温かい。

    「ひょっとしたら俺はうちのかみさんに惚れてるんだろうかな」
    いくつになっても、大切な人への気持ちを素直に感じられるっていいな。

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    2023年04月03日
  • 珈琲屋の人々 : 5 心もよう

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    んー(-_-)行介と冬子の仲は進展せずにそのままか(・ε・` )いや寧ろそのままの方が…(゜_゜;)今回は行介目当てのお客様の事で精一杯って感じだったしね(^^;)

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    2023年03月07日
  • おっさんたちの黄昏商店街――それぞれの恋路

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    前巻の解説を読んでわかってはいたけれど、皆さんお元気そうでなにより(^^)今回もトラブル続きでハラハラドキドキしたけれど、商店街の完全復活はまだまだ…(--;)なんだか長くなりそうな予感(゚A゚;)

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    2023年02月19日
  • おっさんたちの黄昏商店街

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    ネタバレ

     昭和には人間の匂いとかぬくもりとか情念とか、人間らしさが今よりも鮮明だった。貧乏だったけど、人間の活力、エネルギーが満ちていた。 池永陽「おっさんたちの黄昏商店街」、2021.4発行。鈴蘭中央商店街を昭和ときめき商店街に変えようとする人々の熱い思いを描いた物語です。カチューシャ、トロイカ・・・、歌声喫茶の場面もあります。ロシアのウクライナへの蛮行がただ、ただ情なく、一時も早く侵略をやめるように!

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    2022年06月06日