池永陽のレビュー一覧

  • でいごの花の下に

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    カバーイラストの通り沖縄感満載のお話だけど
    その内は暗くて濁った沖縄の深い部分でした。
    多分これまで読んできた沖縄舞台の小説の中では
    一番沖縄という地と、血と骨のことが描かれてた。
    ストーリーとしては、
    主人公の女性の行動と心理描写が弱いので
    あまり入り込めないし(私の感じ方で言うと主人公の顔がイメージできない………)
    頁数の割にもう少し深掘りしてほしいなと
    言う所はあったんですが、
    沖縄を知る、を目的に読むとまた変わってくる。
    ずっと読みたかった本なので読めて良かった!

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    2023年06月10日
  • 珈琲屋の人々

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    過去に人を殺めたことのある珈琲屋の主人・行介。その珈琲屋を訪れる、それぞれに悩みを持つ客達。森沢明夫さんの『虹の岬の喫茶店』みたいな感じかなと思ったけど、癒しを与えるというより、「人生はずっとずっとつづいていくもんな。」という行介のことばにもあるように、どんな人生でも前を向いて歩いていくしかないから、頑張らなきゃという風な感じでした。最初に思っていたようなストーリーではなかったけど、私はこういうのもありかなと思います。

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    2023年05月16日
  • 珈琲屋の人々

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    綺麗な話じゃないのに、不思議と温かい。

    「ひょっとしたら俺はうちのかみさんに惚れてるんだろうかな」
    いくつになっても、大切な人への気持ちを素直に感じられるっていいな。

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    2023年04月03日
  • 珈琲屋の人々 : 5 心もよう

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    んー(-_-)行介と冬子の仲は進展せずにそのままか(・ε・` )いや寧ろそのままの方が…(゜_゜;)今回は行介目当てのお客様の事で精一杯って感じだったしね(^^;)

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    2023年03月07日
  • おっさんたちの黄昏商店街――それぞれの恋路

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    前巻の解説を読んでわかってはいたけれど、皆さんお元気そうでなにより(^^)今回もトラブル続きでハラハラドキドキしたけれど、商店街の完全復活はまだまだ…(--;)なんだか長くなりそうな予感(゚A゚;)

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    2023年02月19日
  • おっさんたちの黄昏商店街

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    ネタバレ

     昭和には人間の匂いとかぬくもりとか情念とか、人間らしさが今よりも鮮明だった。貧乏だったけど、人間の活力、エネルギーが満ちていた。 池永陽「おっさんたちの黄昏商店街」、2021.4発行。鈴蘭中央商店街を昭和ときめき商店街に変えようとする人々の熱い思いを描いた物語です。カチューシャ、トロイカ・・・、歌声喫茶の場面もあります。ロシアのウクライナへの蛮行がただ、ただ情なく、一時も早く侵略をやめるように!

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    2022年06月06日
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束

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    シリーズ2作目ですが、苦しい人生のエピソードが少し多過ぎる気がする。ここまで苦しいのは偶にして、温かく柔らかな物語を増やせないものだろうが。麻世の成長を見守りたいので、この先も読むつもりですけどね。

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    2022年05月15日
  • 下町やぶさか診療所 沖縄から来た娘

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    池永陽『下町やぶさか診療所 沖縄から来た娘』集英社文庫。

    シリーズ第3弾。東京の浅草にある診療所を舞台にした下町人情物語。

    今回は浅草を飛び出し、沖縄が主な舞台になる。雨降って地固まる。そんな物語。

    ある日、麟太郎の元に若い娘が訪ねて来る。沖縄から来た娘は麟太郎が父親だと言う。身に覚えがあるような無いような麟太郎は真実を求め、娘と共に沖縄へ。

    本体価格740円
    ★★★

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    2022年05月02日
  • コンビニ・ララバイ

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    性的描写が多くて少しげんなり。

    パントマイム
    とても綺麗な恋愛話。
    愛する女の人に対して男の人はここまでまっすぐなのか、と感心した一作。
    こういう男の人のまっすぐな愛情は読んでて嬉しくなる。世の中捨てたもんじゃないなって思う。

    オヤジ狩りの夜
    恋愛って難しいなって思った。
    愛するが故にいろんなことを許してしまうし、憎んでしまう。愛はただただ綺麗なものというわけではないってことを改めて痛感した話。
    ドロドロした恋愛をもっと読みたいと思った。

    いろんな愛の形を読めた。

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    2022年01月11日
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束

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    下町やぶさか診療所の続編。
    浅草の診療所を舞台に、医師麟太郎と訳あり過去の女子高生麻世が、下町の人々と触れ合う日々が、前作同様に描かれている。
    読みやすいが単調に感じて、次があっても読むかどうかは迷うところ。

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    2021年09月16日
  • でいごの花の下に

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    大好きな沖縄の匂いを感じたくて手にとった。

    期待通り沖縄感満載だった。一方で、沖縄の良い部分ばかりでなく、沖縄が抱える闇に焦点を合わせて書かれており、あらためて考えさせられる内容だった。

    一番の驚きは本著の著者が男性であるところ。女性の感情を見事に描き出しており、見事だった。

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    2021年06月11日
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束

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    前作と同様、人と人との触れ合いの温かさ、命の尊さを感じることができました。登場人物一人一人に愛着がわいてきて、続編も楽しみにしています。

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    2021年04月25日
  • 下町やぶさか診療所

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    麻世の心の傷や認知症など、テーマとしてはとても辛く重い話しだと思う。良い話しで片付けられるものではないが、麟太郎のお節介や人に向き合う姿勢に、こういうのもありなのかなともう思う。さらさらと一気に読みました。

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    2021年04月20日
  • おっさんたちの黄昏商店街

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    池永陽『おっさんたちの黄昏商店街』潮文庫。

    廃れゆく商店街に活気を取り戻そうと『町おこし推進委員会』を結成した独身のおっさんたちとレトロ好きの男子高校生の奮闘記。

    池永陽の『珈琲屋の人々』などと比べると今一つだろう。有川浩の『三匹のおっさん』のような雰囲気もあるし、『珈琲屋の人々』『下町やぶさか診療所』の雰囲気もあるのだが……

    昭和の善き時代は一体何処へ。老舗が並ぶ商店街は軒並みシャッターを下ろし、いつの間にか空き地になったり、他の業態が進出したかと思えばあっという間に閉店したり。大型店の進出に断固反対し、所有地の有効活用を拒む商店街の頑なさが、商店街を駄目にしているように思う。気が付け

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    2021年04月19日
  • 下町やぶさか診療所

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    浅草の診療所の医師、麟太郎はいつもちょっとしたお節介をしながら、町の人たちと触れ合っている。
    大きな傷を負って居場所のない女子高生、認知症の妻を支える老老介護、植物状態の夫を見守る先の見えない入院、そして癌。
    一つ一つのテーマはかなり重いのだが、麟太郎と下町の人々の関わりが温かく描かれていて、読みやすかった。

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    2021年03月30日
  • 珈琲屋の人々 : 2 ちっぽけな恋

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    今作品も恋の話がぎゅっと詰まったショートストーリー。タイトルが「特等席」で始まり「指定席」で終わる。前作は「初恋」からの「再恋」この珈琲屋の熱い珈琲を飲んでみたい。今回、先の話がとても気になる形で終わってしまった。主人公と冬子には幸せになってもらいたい。

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    2021年03月24日
  • 珈琲屋の人々

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    ある事情から殺人の前科がある珈琲屋の店主。店主と元恋人を軸に、店に相談にやってくる客たちのストーリー。犯した罪は服役して償った。せめて好きな人と結ばれることは許してやって欲しいと切に思う。次回作でどんな展開になるのか楽しみ。

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    2021年02月02日
  • 珈琲屋の人々 : 4 どん底の女神

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    いつものように人情味溢れる良い話(^^)特にワンコの話はアカン(T-T)でも「ここ(珈琲屋)は後ろ暗い事がある人達が集う聖地か!!Σヽ(゚∀゚;)」とツッコミを入れてしまったのも事実(--;)

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    2021年01月29日
  • 珈琲屋の人々 : 3 宝物を探しに

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    この先が気になるのですが、そろそろ行介さんと冬子さん、決着つけて欲しいです。でも決着がつくと物語が終わるのか、と思うと、、、。

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    2021年01月14日
  • 珈琲屋の人々 : 2 ちっぽけな恋

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    早く続きが読みたいです。。。みんな幸せになってほしい。
    そして、毎度ですが、テレビドラマのキャストを想像しながら読み進めてしまい、テレビドラマでの続編も期待してしまうのです。

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    2020年12月22日