遠藤周作のレビュー一覧
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ネタバレ悲しみの歌→海と毒薬
の順番で読んでしまって完全にミスった。
遠藤周作の作品は、「白い人・黄色い人」しかまだ読んでいなかったけど、今回読んだこのふたつの中でも一貫した「罪悪感」について描かれていておもしろかった
キリスト教的に損得勘定なく純粋な人、純粋な人にあてられて罪悪感に苦しむ人、何も感じられない人
この三種類の人間で構成しながら、無宗教の罪の意識とはどのようなものか深堀している
戦中に九州の医大で行われたアメリカ人捕虜の生体解剖実験の実話を元にして、1作目では関わった医師や看護師を用いて戦中の生命の無価値さと感情の鈍麻を、2作目ではその中の勝呂という医師を用いて戦中と戦後の比較をしなが -
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ネタバレ正義感に燃える記者と、キャビアアテンダントと、元同僚
戦時中捕虜で人体実験をした医者と、癌に苦しむ貧乏ないも売りの老人と、よるまで働く孫
死と老いに怯え若者に変装する虚栄心に塗れた大学教授と、受動的で追従するだけの母親、父親に不信感と反感を抱きグレた娘
落単を社会と学校のせいにし、退廃的に生活する大学生の2人
体を餌になんぱ待ちをして食事を奢ってもらい嘘をつき逃げる を繰り返す倹約家の少女
他人の悲しみに不幸を感じ他人の喜びに幸福を感じる日本語のたどたどしい臆病なフランス人
の群像劇で送られていく
最初はセリフが多く、コミカルな会話が主軸となっていて、前回の「白い人・黄色い人」に見られたよう -
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2026.03.19 ★3.7
鎖国、禁教令下に日本に渡ってきたキリスト教宣教師の物語。
数年前に映画を観たが、内容はほとんど違ったものだった。
ポルトガルから志を持った若い宣教師が日本に於いてどのようなことを経験したか、手記や見聞録調の箇所が多く、フィクションなのにまるで歴史物を読んでいるような感覚にさせられる。
肉体的な拷問と精神的な拷問、どちらも、人が人に対してこれほど冷酷にになれるのかと薄ら寒くなる。
誰が誰に対して「沈黙」しているのか、最後まで読まないと分からない。
↓↓↓内容↓↓↓
島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人 -
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ネタバレぐうたら社会学
著者:遠藤周作
発行:2011年5月25日
集英社文庫
以前の刊行:1979年10月、集英社文庫
初出:
『週刊文春』1965年2月22日-5月10日連載
『東京新聞』1966年1月9日-3月20日連載
『主婦と生活』1966年1月-12月連載
『主婦の友』1970年5月、1971年4月、1964年4月
『文藝春秋』1958年7月
『漫画読本』1965年3月、1957年1月
『北日本新聞』1970年1月8日夕刊
『週刊読書人』1959年7月20日
『毎日新聞』1967年7月1日夕刊
『サンケイ新聞』1976年3月22日-4月26日連載(『酔談』)
*遠藤周作が同じ東京都町田市 -
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ネタバレ白い人・黄色い人
著者:遠藤周作
発行:1996年4月10日
講談社文庫
初出:
『アデンまで』(三田文学1954年11月)
『学生』(近代文学1955年5月号)
『白い人』(近代文学1955年5月号、6月号)
『黄色い人』(群像1955年11月号)
『白い人・黄色い人』単行本(講談社1955年12月刊行)
*本書は1971年12月刊講談社文庫『白い人・黄色い人 ほか二編』を底本に、1975年6月新潮社刊『遠藤周作文学全集』第1巻を参照。
書名は「白い人・黄色い人」だが、内容は『白い人』『黄色い人』『アデンまで』『学生』の独立した短編小説から成る。『白い人』は、著者が32歳の時(1955年 -
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叙情的ではっきりとした意味はわからないのに、なんか心の奥の方にズシンとくる。
巻末の著者の年譜を見ると大変な人生経験っぽいから、そういう、実際にリヨンに住んでたとか病気で手術したとかの経験が重みとなって文字に乗っかってるのかもしれない。
そして100年前に生まれた人、普通にすげえと思った(笑)
大津の、神様…いや玉ねぎ(笑)への考え方は、無宗教でイベント事は全部祝っちゃう日本人にとってはそんなに珍しいものじゃないような気がして、多分そこがメインの盛り上がりどころなのに、いまいちピンと来ず。
他の作品に同名人物が登場するみたいなので、それらも読んでたらまた受け取り方変わったのかもなあ。
とにかく -
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来年のラッキーカラー(エメラルドグリーン)の背表紙で買おうと思って選んだのが遠藤周作で、その中からチョイス。
小さい頃から父親の本棚から拝借して読書をしていたけど、その中に海と毒薬が並んでいて、やけに目について気になっていたから父親にどんな話?と聞いてみたら「それは読まんくてもいいんじゃない、何か感動があるとかないと思う」とふわ〜っと遠ざけられてて、余計気になってたから、大人の今、購入。
暗い…えぐい…。遠ざけられた意味がわかった…。
けど、信仰を持たない日本人の良心と、罪と罰とは、苦しく考える物語の雰囲気に、若い頃の父親の気持ちを想像しながら自分も同じ経験をできたので、読めてよかった。
次は