遠藤周作のレビュー一覧

  • 白い人 黄色い人

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    「白い人」より。静かなサディストって一番怖いということがわかった。ストーリー自体も、漫然と読むと背景描写が静か過ぎて、展開の強烈さを時々見失いそうになってしまう。

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    2009年10月04日
  • あなたの中の秘密のあなた

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    結婚してしばらくして これでいいのかと悩んでいたときにであった本。結婚生活から情熱はうまれない。情熱を愛情に変えるには努力 知恵 技術が必要だ・・など目からウロコが落ちる言葉がたくさんあり いまだに時々読み返している

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    2009年10月04日
  • 沈黙

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    2026.03.19 ★3.7

    鎖国、禁教令下に日本に渡ってきたキリスト教宣教師の物語。

    数年前に映画を観たが、内容はほとんど違ったものだった。

    ポルトガルから志を持った若い宣教師が日本に於いてどのようなことを経験したか、手記や見聞録調の箇所が多く、フィクションなのにまるで歴史物を読んでいるような感覚にさせられる。

    肉体的な拷問と精神的な拷問、どちらも、人が人に対してこれほど冷酷にになれるのかと薄ら寒くなる。

    誰が誰に対して「沈黙」しているのか、最後まで読まないと分からない。


    ↓↓↓内容↓↓↓

    島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人

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    2026年03月19日
  • ぐうたら社会学

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    ネタバレ

    ぐうたら社会学

    著者:遠藤周作
    発行:2011年5月25日
    集英社文庫
    以前の刊行:1979年10月、集英社文庫
    初出:
    『週刊文春』1965年2月22日-5月10日連載
    『東京新聞』1966年1月9日-3月20日連載
    『主婦と生活』1966年1月-12月連載
    『主婦の友』1970年5月、1971年4月、1964年4月
    『文藝春秋』1958年7月
    『漫画読本』1965年3月、1957年1月
    『北日本新聞』1970年1月8日夕刊
    『週刊読書人』1959年7月20日
    『毎日新聞』1967年7月1日夕刊
    『サンケイ新聞』1976年3月22日-4月26日連載(『酔談』)
    *遠藤周作が同じ東京都町田市

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    2026年02月10日
  • 深い河 新装版

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    愛とはということを、ひとりのみすぼらしい青年の行動と本当の愛を知らない女、妻を亡くした男、戦時中の自分を許せないという男など、色々な人生を生きてきた人たちの側から考える小説

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    2026年02月02日
  • 白い人 黄色い人

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    ネタバレ

    白い人・黄色い人

    著者:遠藤周作
    発行:1996年4月10日
    講談社文庫
    初出:
    『アデンまで』(三田文学1954年11月)
    『学生』(近代文学1955年5月号)
    『白い人』(近代文学1955年5月号、6月号)
    『黄色い人』(群像1955年11月号)
    『白い人・黄色い人』単行本(講談社1955年12月刊行)
    *本書は1971年12月刊講談社文庫『白い人・黄色い人 ほか二編』を底本に、1975年6月新潮社刊『遠藤周作文学全集』第1巻を参照。

    書名は「白い人・黄色い人」だが、内容は『白い人』『黄色い人』『アデンまで』『学生』の独立した短編小説から成る。『白い人』は、著者が32歳の時(1955年

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    2026年01月30日
  • 海と毒薬(新潮文庫)

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    苦々しい思いで読んだ。事件のあらましを知っているだけに、どんな人がやったのかという思いで読み進めたが、結局どこか身に覚えがある考え方をしている人が「普通に」やっただけだ。そう、我々日本人の倫理観がいかに脆く、いかに集団心理の中にあるかを暴いている。
    これは事件のショッキングさを被りつつ、冷静に日本人に問いかける遠藤周作の思考本だと思う。

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    2026年01月23日
  • 沈黙

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    神の沈黙、全く知らない概念を食らった
    信仰、強情、人生の全て
    解釈とはあまりにも広くて深すぎるものなのだと思った。

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    2026年01月15日
  • 生き上手 死に上手

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    全てではないけど、深く刺さる内容が数箇所ありました。絶対こうじゃないといけないと、いう感じでもなく入ってきやすい感じが良い。

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    2026年01月12日
  • 深い河 新装版

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    叙情的ではっきりとした意味はわからないのに、なんか心の奥の方にズシンとくる。
    巻末の著者の年譜を見ると大変な人生経験っぽいから、そういう、実際にリヨンに住んでたとか病気で手術したとかの経験が重みとなって文字に乗っかってるのかもしれない。
    そして100年前に生まれた人、普通にすげえと思った(笑)
    大津の、神様…いや玉ねぎ(笑)への考え方は、無宗教でイベント事は全部祝っちゃう日本人にとってはそんなに珍しいものじゃないような気がして、多分そこがメインの盛り上がりどころなのに、いまいちピンと来ず。
    他の作品に同名人物が登場するみたいなので、それらも読んでたらまた受け取り方変わったのかもなあ。
    とにかく

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    2026年01月09日
  • イエスの生涯

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    自分は宗教を持たない。宗教、特に一神教は世界を複雑にするばかり。なので、なぜそんなことになったのか宗教の成り立ちを知って疑問を晴らしたいと思っていた。キリスト教については、この著書によって、基礎的な知識と宗教の片りんを見た気がする。最後まで素直に読めたのがよかった。著者の文体はもともと好きなので。

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    2026年01月07日
  • 海と毒薬(新潮文庫)

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    来年のラッキーカラー(エメラルドグリーン)の背表紙で買おうと思って選んだのが遠藤周作で、その中からチョイス。
    小さい頃から父親の本棚から拝借して読書をしていたけど、その中に海と毒薬が並んでいて、やけに目について気になっていたから父親にどんな話?と聞いてみたら「それは読まんくてもいいんじゃない、何か感動があるとかないと思う」とふわ〜っと遠ざけられてて、余計気になってたから、大人の今、購入。
    暗い…えぐい…。遠ざけられた意味がわかった…。
    けど、信仰を持たない日本人の良心と、罪と罰とは、苦しく考える物語の雰囲気に、若い頃の父親の気持ちを想像しながら自分も同じ経験をできたので、読めてよかった。
    次は

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    2025年12月28日
  • 悪霊の午後(下)

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    ネタバレ

    上巻を読んでいるときから感じていたけど、下巻になって『オーメン』が強くなってきた。悪女に負けていく男性たち…。分かりやすく堕ちていくな~。面白く読めたけど、結末がイマイチすっきりしないのが残念でした。遠藤周作のこう言う作品を読めたのは良かった。

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    2025年12月04日
  • 悪霊の午後(上)

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    ネタバレ

    遠藤周作がこう言う感じの作品を書いているのは意外。物語としては面白くて読みやすいけど、やっぱり『沈黙』『イエスの生涯』『キリストの誕生』のような好きな作品とは違いちょっと薄い感じがしてしまう。悪女が自分の正体をさらした場面はちょっと怖かった。遠藤周作と言うのがなければ単純に面白かったと思う。

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    2025年12月04日
  • ひとりを愛し続ける本

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    ネタバレ

    本物と偽の違いは緊張感。確かに。
    また印象的だったのは、小説家は物語の登場人物を創り出す親、母になるということ。作家は、執筆中、主人公たちが、生きている。という手ごたえを感じるのだという。現実世界の人よりも身近にも感じられるのだと。
    その感覚は非常に興味深かった。
    遠藤周作は物語も面白いけど、エッセイも面白い。けっこうひょうきんな人だな、と思う。
    エッセイのタイトルと内容がちょっとズレてるとこは、気になった。

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    2025年11月16日
  • 海と毒薬(新潮文庫)

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    帯に書かれた内容から、人体実験の部分にフォーカスしている本かと身構えたけど、そうではなかった。
    戦時中の人体実験に至った背景を、特に医師や看護師の心情や性格にフォーカスして書かれた本。
    皆が平凡な人間で、かつこのような異常な環境下でなければ、人体実験には至らなかったのかな。
    唯一、勝呂先生だけ、正常な認知機能を保っていたということなのだろうか。

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    2025年11月06日
  • 新装版 わたしが・棄てた・女

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    昭和23年大学生の主人公吉岡努が素朴な女性森田ミツをもて遊び棄てる
    吉岡の人生とミツの歩む人生の話

    主人公がゲス過ぎて不愉快
    自分はミツをいいように利用して弄んどいて「聖女だと思っている」って、お前が言うなよ

    ⋯とは思ったが、
    読んだ後に落ち着いて考えると作者はわざとこう書いてるんだろうと思った

    自分本位でゲスな男の主人公と、対する素朴で純粋な女の森田ミツが対照になされていて、それによってミツの「無私の愛」がより強調される形となる

    森田ミツという一人の女性の悲哀の物語ともとれるし、キリスト教精神の「愛の実践」をテーマとしたものと捉えることもできる

    ミツという人柄は、相手を存在そのもの

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    2025年10月30日
  • 何でもない話

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    人生の意味も無く過ぎ去って行く瞬間を切り取ったような短編集。

    ああこの感じわかるって思える。同じ経験をしている訳でもないのに、同じような感情や感覚は心に湧いたことがある。強い感情ではなく、ぼーっとしながらすり抜けていくような何気ない気持ちを描写している。

    遠藤さんのホラー怪奇小説がけっこう面白いことを発見。

    また他の作品でも登場してる(?)キャラクターが出てくるのもファンとしては嬉しくなってしまう。(「尺八の音」)

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    2025年10月22日
  • イエスの生涯

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    遠藤周作が実際に中東へ赴き、イエスの生涯について自身の考察を記載した内容。著者本人がカトリックなのでキリスト教の理解も解像度が高く、調査内容も詳細がしっかりしているので新たに知られることが多かった。

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    2025年09月30日
  • 新装版 海と毒薬

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    キーワードは、良心とはなにか。
    良心を持たないと、組織や時代によって一線を超えてしまうようなことをしてしまうって話
    信仰を持たない日本人は、どう良心をもつのか。
    ビジネス本に書かれている、自分はどうありたいかを持ちましょうと通ずるものを感じた。

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    2025年09月30日