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Posted by ブクログ 2021年10月31日
遠藤周作は小説を読んできた。
エッセイが小説ではない文章がこんなにも心地良いとは思わなかった。
遠藤さんの小説は独特の表現と展開する風景がゾクゾクとする。小説の楽しみの真髄たるものがあるが、こちらのようなエッセイでは違う角度から教えて下さることばかりだ。
これはこう思わないかな?こうしてみると良いよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月24日
随時集は短文の集まりでも、その作家なり人となりがにじみでるのだけれど、この集はちゃんと人生論になって、上手く一冊の本にまとめられている。作家があちらこちらにお書きになるとき、そうしようとてその意識がおありだったのかも。
「老年というのはふしぎなもので若い折の肉体や壮年時代の知性はたしかにおとろえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月12日
死について深く語る序盤、身近な人も含め死を意識してしまう。その後は生上手な面が台頭する展開に。遠藤氏は大きな病と戦っている経験から常に死を意識しながら生き急ぐあまりなんにでも興味を持って取り組まれた方だったのだろうと解釈する。冒頭、読者に引かれるような言葉をわざと持ってきて実は興味深いことをお教えく...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月17日
遠藤周作という人の魅力を知れるエッセイ集。新聞や雑誌に寄稿したエッセイが収録されている。
キリスト教徒だから聖書のことばとかがたくさん出ているのかと思っていたら、仏教も学んでいて、むしろお坊さんの名言のほうがたくさん載っている。
お茶に、将棋にと多趣味で交友関係も広くて、通算して3年の辛い入院生活...続きを読む
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