生き上手 死に上手

生き上手 死に上手

800円 (税込)

4pt

4.1

遠藤周作 生誕100年。
長年の苦しい病気づきあいから生まれた名言・至言!

死ぬときは死ぬがよし……だれもがこんな自在な境地で
死を迎えたいと思う。しかし死は怖い。ひたすら怖い。
だからこそ日夜、怠りない「死に稽古=生き稽古」が必要になる。
長年の苦心惨憺たる病気づきあいから、
人生に無意味なものは何一つないと言い切る著者が、
自らの失敗談を交えつつ贈る人生セミナー。

解説=矢代静一

※この電子書籍は1994年4月に刊行された文春文庫版を底本としています。

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生き上手 死に上手 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    遠藤周作は小説を読んできた。
    エッセイが小説ではない文章がこんなにも心地良いとは思わなかった。
    遠藤さんの小説は独特の表現と展開する風景がゾクゾクとする。小説の楽しみの真髄たるものがあるが、こちらのようなエッセイでは違う角度から教えて下さることばかりだ。
    これはこう思わないかな?こうしてみると良いよ

    0
    2021年10月31日

    Posted by ブクログ

    「善魔」という言葉が気になって手にとった。
    死と生に対して、とても考えさせられる本。
    善魔は悪魔よりもタチが悪い。
    善魔とならないよう気をつけないと。

    そして、書かれた時代背景。
    書かれた時代は心療内科が出来始めた時期だったのですね。

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

    随時集は短文の集まりでも、その作家なり人となりがにじみでるのだけれど、この集はちゃんと人生論になって、上手く一冊の本にまとめられている。作家があちらこちらにお書きになるとき、そうしようとてその意識がおありだったのかも。

    「老年というのはふしぎなもので若い折の肉体や壮年時代の知性はたしかにおとろえ

    0
    2021年10月24日

    Posted by ブクログ

    延命医学に対する疑問は共感できる。
    ただ、自分が当事者になったとき、特に延命対象が自分自身ではなく、親や兄弟、子供が対象になったとき、「延命不要」と言えるか…。私は「命がある」ということに拘り、そこに望みを見出だしてしまうと思う。

    0
    2020年08月12日

    Posted by ブクログ

    死について深く語る序盤、身近な人も含め死を意識してしまう。その後は生上手な面が台頭する展開に。遠藤氏は大きな病と戦っている経験から常に死を意識しながら生き急ぐあまりなんにでも興味を持って取り組まれた方だったのだろうと解釈する。冒頭、読者に引かれるような言葉をわざと持ってきて実は興味深いことをお教えく

    0
    2019年07月12日

    Posted by ブクログ

    遠藤周作の死生観、仏教にもキリスト教にも精通している著者のエッセイであるが、タイトルほど内容は重いものでもなく、著者もあとがきで「読者も寝っ転がって、気楽な気持で読んでください。」と書いてる通り、著者の経験やエピソードなどが綴られる。
    私が特に面白いと感じた話は、善魔という悪魔の対義語、これは著者の

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遠藤周作という人の魅力を知れるエッセイ集。新聞や雑誌に寄稿したエッセイが収録されている。
    キリスト教徒だから聖書のことばとかがたくさん出ているのかと思っていたら、仏教も学んでいて、むしろお坊さんの名言のほうがたくさん載っている。

    お茶に、将棋にと多趣味で交友関係も広くて、通算して3年の辛い入院生活

    0
    2023年07月17日

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