遠藤周作のレビュー一覧

  • 白い人・黄色い人

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    白い人の舞台は第二次大戦中のフランス。
    生まれつきの容姿に対するコンプレックスを持った主人公は敬虔なプロテスタントである母に清くあることを強いられるが、それに反する精神が芽生えていく。
    黄色い人のテーマは信仰心を持たないが故の幸せ。
    女性と関係を持ってしまい破門となった神父は神を裏切ってしまったことに悩むが、それに対し日本人はキリスト教徒ではないが故にそのような悩みを持つことがない。それを肯定も否定もしないが、それに気づいたという話。

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    2019年08月16日
  • 反逆(下)

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    ★3.5。
    荒木村重の話をもう少し詳細にやってくれるかと思ったら違いました、、、
    この作品って要するに信長という日本史上の特別な異人から放たれる普通の人々の悲哀の物語集ということなのか。現在と同じですよね、トップと同じ思考で生きることなどできる訳ないんですよね、それが人間社会ってもんです。皆、何かを諦めつつ、でも前を向くというか。
    ところで来年の大河、楽しみにしてます。観ようと思ってるのですが、まさに本作とオーバーラップしそうな感じ。その意味でも、望外ですが予習になったかもです。

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    2019年06月27日
  • 反逆(下)

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    ネタバレ

    筆者は、荒木村重の妻だしに愛着があると書かれていたが、この女性に強い感銘を受ける人は多いだろう。死を目前にしても取り乱さないその信念、ちょっとやそっとじゃ真似できない。美しい衣裳をまとい凛と処刑に向かう女たち、肝が据わってて涙が出てくる。
    辞世の歌に生きた証を感じる。肉体も魂もなくなったけど、その思いだけは形としてこの世に残ってる。
    死にゆく人々の姿が印象に残った。死に際に人生が出るんだと思う。

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    2019年05月18日
  • 反逆(上)

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    ネタバレ

    誰にスポットをあてるかで印象が変わるなぁと思う。
    何年もかけてこの戦略を繰り返す人生、誰かに仕える人生、それぞれにおいて常に死と隣り合わせという人間模様が壮絶すぎるなと思う。時代が違えば人殺しが無く、生き死にを賭けなくても上の地位につくような人が何人もいるんだろうな。
    宗教の話はやはり面白いなと思う。

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    2019年05月10日
  • ぐうたら生活入門

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    気楽に読める。
    深い河と一緒に買ったが、そのギャップが激しい。

    自分を社長と思いこんでふるまう人の話は面白かった。

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    2019年04月26日
  • 白い人・黄色い人

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    絶望を知る「白い人」に対し、「黄色い人」はただ疲労するだけなど、日本人はキリスト教を理解し得ないのではないか、という信仰に基づく懐疑を、感情から掘り下げている。解説の通り、初期作品であり後に遠藤文学で大きく展開されていくテーマが既にはっきり現れている。

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    2019年04月05日
  • 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    2018年12月31日
  • 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    ヒョンなことから何冊か読んでる遠藤周作、面白いんだよなぁ。みんな読めばいいのに。
    この本に関して言えば,今言われてるようなことって大体何十年も前から言われてるんだなぁ,なんてことをフレーズに引用した。

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    2018年12月26日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    『沈黙』を読んで次に何を読もうかと物色していた時にこの本に出会った。
    タイトルがいい。
    しかし、内容の時代感、遠藤周作自身の価値観が思いの外軽くていい。
    特に非合理的なものに惹かれるという話と準備をしなければ遊びにならないという話は好きな話だ。

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    2018年12月09日
  • さらば、夏の光よ

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    遠藤周作に限らず、例えば井上靖にも共通して感じるところですが、こういう恋愛小説を書かせると途端に時代を感じさせるというか、多分将来読まれないと推察される作品になってしまう良い作家が結構いるというのは結構興味深い現象だと当方思っております。
    悪くないんですけどね、でも深くないんですよね、正直。そういう意味でこの手のジャンルがその後に深掘りされていると言えるのかもしれず。

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    2018年11月24日
  • 王妃マリー・アントワネット(上)

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    王妃マリー・アントワネットの華やかで孤独な宮廷での生活が、マルグリットという架空の最下層の娘の暮らしと対比されます。ノストラダムスやサド侯爵など同時代の有名人もたくさん出てきます。

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    2018年11月07日
  • 聖書のなかの女性たち

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    宗教に生きるってどんな感じなんだろう?
    ほんの少しだけ垣間見ることができるエッセイかな。
    ともかく色んな教養が無いと内容が理解し切れないことだけはよく分かりました。

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    2018年10月13日
  • 父親

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    まぁ普通の小説と言いますか何と言いますか。
    当方の勝手な感想ですが、この作家は分かりやすい構図を好んでいるようです。そこは全く問題ないけれども、そこから如何に曖昧さを描きこむかがその小説の質に繋がるんだと思います。残念ながら、本作は分かりやすいままに終始しているかなぁ。
    世代の感覚の違い、それは間違いなくあるんでしょうが、そこで留まっているだけではなぁ、、、

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    2018年09月30日
  • 死について考える

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    もう少しで還暦を迎える身となり、そして亡くなった友人の噂を聞くたびに自らの死を考えるようになりました。私は、死は全てを無に帰すものだと考えていますが、著者が書いているように大事な人や愛した人愛してくれた人が待ってくれている世界があるかもしれないと考えると漠然とした恐怖が少し和らいだ気がします。

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    2018年09月30日
  • 妖女のごとく

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    こういう作品も書くのか、というのが第一印象。あまり好意的でない感想ではありますが。
    簡易な設定と言って差し支えないでしょうが、まぁ時代ということかと。その意味で読み継がれる作品では決してないと断言可能かと思われ。

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    2018年09月21日
  • キリストの誕生

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    ネタバレ

     イエスの生涯の続編とでも言おうか、キリストの誕生という本書。単純に、何が違うのかと思ったが、読み進めるに従い、きちんと、イエスとキリストを使い分けて題名にしていたことに気付いた。

     いわずもがなだが、イエスは個人のことで、キリストは救世主という意味で使っている。本書は、イエスが十字架にかかって後、キリスト教が起こるまで、どのような騒乱などがあったか、ということだ。単純に、イエスが死んで直ぐにキリスト教が起こったわけではなく、既存宗教であるユダヤ教との確執など、大きな動乱があったことは思い浮かぶ。

     さて、イエスは死の直前、「主よ、主よ、なんぞ、我を見棄て給うや」という言葉を叫んでいるが、

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    2018年09月18日
  • 母なるもの

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    作者の信仰感を垣間見るような短編集。多くの作品で過去と現在を対比させながら展開する構成を採っており好ましく感じた。自分の母親を想わずにはいられない「母なるもの」、執筆当時でまだキリスト教が侮蔑されていたという驚くべき事実の「小さな町にて」、4人の留学生の紀行に興味を覚える「学生」、キリストの最後の地を訪れるまさに聖地巡礼「ガリラヤの春」、矢代という主人公に作者のある意味歪んだ考えを語らせている「巡礼」、幕府に屈して転ぶ伝道師とその召使いの強い宗教意識と過酷な運命「召使いたち」、小鳥と宗教の不思議な因縁「犀鳥」、ローマ法王謁見の機会に考える、見ないでも信ずることを諭す「指」。
    キリスト教のみなら

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    2018年09月10日
  • ぐうたら社会学

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    狐狸庵先生のエッセイは昔は大好きだった気がするのだが、今読み返してみると、それほど面白いものではないなぁ。まあ、「手軽な批評」は『酔談』の中でも厳に戒められているところなので、控えておこう。

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    2018年09月09日
  • ぐうたら社会学

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    遠藤周作の「ぐうたら」ものは初めてだったが、「クスリ」「ウフフ」となってしまう話がたくさんあった。ただし「主婦と生活」寄稿の一連の「女」論に関していえば、ムカついてばかりだった。当時のユーモアなのだろうが、現代では「アウト」!遠藤氏には「ムキニナルなよ〜」とか言われそうだが。

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    2018年09月06日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    これまた可もなく不可もなく、ただ現在なら炎上モノの内容多々ありのエッセイであります。ただエッセイって作家の本性を露わにするものとも言い切れないのかもしれませんなぁ。『沈黙』の作家だと言ってもピンと来ないですもの。

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    2018年08月29日