遠藤周作のレビュー一覧
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結婚当初、お酒が好きで帰りも遅く、独身時代と変わりなく過ごす主人に腹が立ちしょっちゅうイライラしてました。そんな時に 恋愛と結婚生活はまったく違うものと教えてくれたのが この本でした。
帰りが遅いだんなにも 海外ならホームパーティを開き準備して話題作りのために新聞などもチェックして大変な所を 外で飲んできてくれるのだから ありがたい位の気持でいましょう・・という章があります。
なんて勝手な言い分だと思いましたが 今ではいないことにも慣れてしまって一人の時間も満喫!?です。
理想ばかり追い求めて 不満がたまるよりは 発想を変えることも大切だと思いました。 -
Posted by ブクログ
荒木村重、松永久秀、明智光秀・・・・たちの信長反逆SS。
上巻は荒木を主人公にした感じで進みます。
荒木の心情、行動を中心にしてるので
信長がした事に関しては、淡々と冷酷に描写。
信長には信長なりの行動の理由があったのかもしれないのですが、
描写がないので信長がかなり残虐、冷酷、怖い人です。
読んでるこっちもハラハラドキドキ・・・
村重がんばって!毛利・・来たげて!
とついつい応援。
高山右近・・らの裏切りなんかも狐につままれたんじゃないかという感じでうまい事進みます。
史実的にも・・・ if は入って作者の創作もあるんですが文章が引き込んでくれるので面白いです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一部は幕末から明治にかけて長崎の商家に奉公に来ている娘キクを主人公にした作品です。
キクは、キリシタンである男清吉に思いを寄せる。やがてキリシタン弾圧の手は清吉の元にも及び、彼は津和野に流され、惨いせっかんを受ける。
清吉が信じている神さまは、清吉が苦しんでいるのになんでなにもしてやらんのん...そう思ったキクは教会の聖母マリア像にやるせない思いをぶつけるようになる。やがてキクは清吉を助けるために伊藤という男にいいくるめられ、身体を任せ、その後肺病を病み、マリア像のそばで息を引き取ってしまう、という話。
第一部は私が小学校の頃に小泉今日子主演でドラマになっていたので物語の最初のほ