遠藤周作のレビュー一覧

  • 満潮の時刻

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    人は死に近づくとき、普段の生活の中で何を考え、何を感じるのか。この作品は遠藤周作自らの体験を元に描かれているのだが、夫婦のつながりに関して涙した。遠藤周作が息を引き取るときも、妻の手を握っていたのがすごいと思った。

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    2010年10月06日
  • 女の一生 二部・サチ子の場合

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    1部のほうが夢中で読めた。
    でも2部のほうが感銘をうけた。
    (男女関わらず)人を愛するってそーいうことなのかぁ。な?

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    2010年09月14日
  • 父親

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    不倫の恋におちた娘と、戦争を生き抜いた父親との関係。「けじめ」を信条とする父親は娘の不倫に深く傷つき『父親』という存在を考える。

    なんだろ、泣けた。周りが見えなくなってしまって妻子ある人との恋愛に走ってしまう娘の気持ちもわかるし、それを許せない父親の気持ちもわかる。

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    2010年08月15日
  • キリストの誕生

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    「イエスの生涯」の続編。
    イエスの死からユダヤ戦争辺りまでの原始キリスト教団における使徒(主にパウロとペテロ)の心理を中心に描く。

    盲目的なキリスト賛美でなく、冷静に、人としてのキリスト教団を描いているので、非キリスト教徒の人間にもあまり抵抗なく読み進められる。

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    2010年08月11日
  • 砂の城

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    主人公の泰子の亡くなった母親が残した手紙に書いてあった言葉で
    最後まで何度も出てくる、「美しいものと善いもの」。
    それを求めて、行動する泰子の事をうらやまく思ってしまった。
    私も美しいものと善いものを探求する気持ちを心の奥に留めておきたいな。
    九州弁もとてもリアルでよかった。

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    2010年07月16日
  • 女の一生 二部・サチ子の場合

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    太平洋戦争下の長崎。キリスト教信者の幼なじみ、サチ子と修平。上京し文学を志す修平は、「人を殺すなかれ」のキリスト教の教えと戦争とに矛盾を感じつつ学徒出陣により徴兵され、神風特攻隊で戦死。サチ子は修平への強い愛を抱きながらも時代の流れに巻き込まれ、昭和20年8月9日“ふとっちょ”原爆長崎に投下。

    本当に哀しい世代。今は考えられないようなこんな話が普通だったんだろうね。ただ、この話の中に壇一雄の師匠の佐藤春夫先生の詩が出てきたから少しうれしくなった。

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    2010年07月11日
  • さらば、夏の光よ

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    【さらば、夏の光よ】 遠藤周作さん

    お茶の水にある短期大学のB学院
    遠藤先生はこの学校でフランス文学を教えていた。

    その遠藤先生の講義を受けていた生徒の中に
    背が低く小太りで女性にまったくもてない野呂という
    生徒がいた。

    善良で愚鈍な彼は人から頼まれたことには
    嫌な顔せずどんなことでも引き受けてくれるので
    いつも女性に利用されて、しかも感謝されないでいた。

    彼には南条という親友がいた。
    南条は野呂とは異なり、明るく快活な青年だった。

    ある日野呂は南条に同級生の戸田京子が好きだと
    打ち明けられた。

    実は野呂も京子に恋心を寄せていたのだ。

    しかし自分が女性に関心をもたれないコトを

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    2010年01月23日
  • ユーモア小説集

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    遠藤さんの本にはまっているときに古本屋で手に入れたもの。どちらかというと罪、信仰、孤独というテーマに惹かれていたので、この本の前半に収められている短編は中途半端というか、阿部公房になりきれない作品に下ネタを加えたような印象で、かといって星新一のような短編の魅力に書ける・・・こんな作品も書いていたのかと衝撃だった。しかも残念な意味で古臭さを感じさせてしまう。でもこのなかで輝いてたのは「うちの親爺」と「昔の教官殿」いう作品かもしれない。特に、つい先日NHKで松本清張シリーズを見たが、その時代背景と重なるものもありつつ、もっとさりげなくていいなと思った。

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    2010年01月03日
  • 結婚

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    結婚にまつわる短編集。夫婦ということについて考えさせられる。結婚していろいろわかることがあった。読む世代や状況によっても捉え方が変わると思うので、また読み返したい。

    あと、結婚のあとの短編がとても切なかった。でも、すごく印象的だった。

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    2009年12月21日
  • 満潮の時刻

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    結核がまだ致命的な病であった時代、
    死の淵を彷徨い絶望と虚無に陥った男の心はどこへ向かったのか。
    生と死、信仰と救済。
    遠藤文学を貫くすべてのテーマが凝縮された感動の長編。
    (--紹介文より抜粋)

    もしも自分が死の淵に出くわしたとき
    それまでこういう本を一冊も読んだことがなかったのなら
    きっとあっさり気が狂うと思う

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    2009年12月15日
  • 女の一生 二部・サチ子の場合

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    憲法で宗教の自由が認められたにも関わらず、戦争が原因でなお言われなき差別の中にあるキリスト教徒たち。しかし、戦争と言う条件下では愛する男の無事を祈る気持ちは誰も同じです。戦争により多くを失った全ての女たちを、サチ子の一生が体現しています。

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    2025年08月11日
  • 女の一生 一部・キクの場合

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    幕末・明治の時代を生きたキクという1人の女性を通して、長崎は浦上のキリシタン迫害事件を描いた作品。名もなき男女の愛と悲しみの犠牲の果てに日本の国際化があることを、私たちは心に留めておかなければなりません。

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    2025年08月11日
  • 聖書のなかの女性たち

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    血ぬられたキリストの顔を布で拭ったヴェロニカ、マグダラのマリア、大司祭長カヤパの女中、ヨハネの首を得たサロメ、良妻賢母型のマルタ、ローマ総督ピラトの妻等、聖書のなかから11人の女性を選び、“苦しみの連帯感”ともいうべき人間論を展開。遠藤文学の基調音を奏でた、感動を呼ぶエッセイ。

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    2009年11月02日
  • 満潮の時刻

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    病院。生死。内なるもの。キリスト。遠藤周作のキーワードがしっかり出ている本。ただ、キリスト教あたりは無理やり突っ込んだ感が否めず、違和感があります。

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    2009年10月15日
  • あなたの中の秘密のあなた

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    結婚当初、お酒が好きで帰りも遅く、独身時代と変わりなく過ごす主人に腹が立ちしょっちゅうイライラしてました。そんな時に 恋愛と結婚生活はまったく違うものと教えてくれたのが この本でした。
    帰りが遅いだんなにも 海外ならホームパーティを開き準備して話題作りのために新聞などもチェックして大変な所を 外で飲んできてくれるのだから ありがたい位の気持でいましょう・・という章があります。
    なんて勝手な言い分だと思いましたが 今ではいないことにも慣れてしまって一人の時間も満喫!?です。

    理想ばかり追い求めて 不満がたまるよりは 発想を変えることも大切だと思いました。

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    2009年10月07日
  • さらば、夏の光よ

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    理性ではいい人だと分かっているが、生理的に受け付けられないことがある。
    いかんともしがたい、不毛な人間関係を作ることがある。

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    2009年10月07日
  • 反逆(上)

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    荒木村重、松永久秀、明智光秀・・・・たちの信長反逆SS。

    上巻は荒木を主人公にした感じで進みます。
    荒木の心情、行動を中心にしてるので
    信長がした事に関しては、淡々と冷酷に描写。

    信長には信長なりの行動の理由があったのかもしれないのですが、
    描写がないので信長がかなり残虐、冷酷、怖い人です。
    読んでるこっちもハラハラドキドキ・・・
    村重がんばって!毛利・・来たげて!
    とついつい応援。

    高山右近・・らの裏切りなんかも狐につままれたんじゃないかという感じでうまい事進みます。

    史実的にも・・・ if は入って作者の創作もあるんですが文章が引き込んでくれるので面白いです。

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    2009年10月04日
  • 女の一生 一部・キクの場合

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    ネタバレ

    第一部は幕末から明治にかけて長崎の商家に奉公に来ている娘キクを主人公にした作品です。


    キクは、キリシタンである男清吉に思いを寄せる。やがてキリシタン弾圧の手は清吉の元にも及び、彼は津和野に流され、惨いせっかんを受ける。

    清吉が信じている神さまは、清吉が苦しんでいるのになんでなにもしてやらんのん...そう思ったキクは教会の聖母マリア像にやるせない思いをぶつけるようになる。やがてキクは清吉を助けるために伊藤という男にいいくるめられ、身体を任せ、その後肺病を病み、マリア像のそばで息を引き取ってしまう、という話。


     第一部は私が小学校の頃に小泉今日子主演でドラマになっていたので物語の最初のほ

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    2014年02月18日
  • イエスに邂った女たち

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    タイトル:イエスに逢った女たち
    著者:遠藤周作
    発行日:1990年
    出版社:講談社文庫
     イエスに関わった人物たちの話で、妹のマリアはもちろん、ヘロデという王様もでてきます。
    普段のイエスの話とは違った深い話が書いてあるのでとても興味深かったです。

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    2009年10月04日
  • 彼の生きかた

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    耳をすませばのお父さんのセリフを思い出した。


    人と違う人生を歩むことは・・・


    ってやつね。
    やっぱり好きな仕事に情熱注ぎたい。自分の信念を持って生きていきたい。本当にそう思えるようになる。だからこの本好きなんだよね。

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    2009年10月04日