遠藤周作のレビュー一覧

  • 王国への道―山田長政―

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    江戸初期に、日本人町があったタイ・アユタヤで傭兵隊長に出世した山田長政と、切支丹弾圧から逃れ不屈の精神でローマで神学をおさめたペドロ岐部。日本を飛び出し未知の国に新天地を求めた二人の日本人の生き方。
    あくまで小説ではあるが、アユタヤが栄えていた頃の様子がよくわかる。アユタヤ王朝のドロドロした権力闘争の中を巧みに生き抜く長政。手に汗握る展開で、おもしろくて一気に読めた。

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    2013年03月10日
  • ぐうたら社会学

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    遠藤周作のユーモアエッセイ集。あの真面目な純文学作家と同一人物なんて
    信じられないくらい面白い。ユーモアのセンスが完成している。
    「異邦人との珍問答」「性と死と愛」面白かった。書かれた時代背景も見えて興味深い。

    MVP:なし

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    2011年08月21日
  • ぐうたら社会学

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    伊坂幸太郎さんが遠藤周作さんが好きだ
    と何かで言っていたことを思い出し、まずエッセイから購入

    伊坂さんが好き=フェミニスト的?と思っていましたが
    全然違っていました
    別に女性蔑視という印象も言葉ほどは受けませんでしたけど…
    何か色々と書かれていましたが、あまり根深く女性への
    恨み辛みがある人ではない印象を受けました
    わりと湿度が低いような感じがしたので

    そして伊坂さんが好きな作家さんらしく俯瞰的な視点で
    ものを見られているのが印象的でした

    なんだか軽くてさくさくした文章なのに
    結構中身があったりするのが面白かったです

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    2011年08月15日
  • 周作塾

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    「タメになる」本と書いてあるのはたいがいタメにならないが、「タメにならない」と書いてあるのは、案外タメになったりする。

    人生をちょいと豊かにする小知恵がたくさん。

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    2011年08月14日
  • 女の一生 二部・サチ子の場合

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    ネタバレ

    自分の状況とダブらせてしまう。
    離れる人と留まる人。
    祈る者と願う者。

    もどかしく、美しく、醜く、悲しい。

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    2011年07月24日
  • ぐうたら社会学

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    ネタバレ

    書かれている内容から、現在との世代の隔たりを感じるのがなんだかおもしろい。
    ふざけているようで、知性というか、見識の広さを感じるのが、今のエッセイとは違うところだなぁとも思う。

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    2011年07月17日
  • 反逆(下)

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    ネタバレ

    前半が荒木村重、後半が明智光秀の話。が、影の主役?は高山右近だと思うのです。信長以外皆弱い人間だと書かれてますが、私は信長も弱い人間だと思っております。遠藤周作のほか戦国本をもっと読みたいです。

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    2011年07月08日
  • ぐうたら社会学

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    遠藤周作って、「沈黙」とか「イエスの生涯」からは考えられないほど、気さくな面白い作家なんですね。多くの女性を敵に回しそう。

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    2011年06月25日
  • 女の一生 一部・キクの場合

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    半年くらい前に、津和野に行きまして。
    そのときたまたま立ち寄った、山奥にあるちいさな教会が、
    ずっと昔、キリスト教を棄教させようと
    集められた教会だという話を聞きました。

    まさかそのモデルになっているとは。
    この本に出てくるあの場面が、拷問のあった場所を指しているとは。
    すごく衝撃的でした。
    早くこの本を読むべきだった…

    この本、先輩Wさんからお借りしたのですが、
    そのWさんと、宗教について考えさせられる本だよね、
    という話をしました。

    宗教とは? 信じるとは? 愛とは?

    っていうのが主要なテーマかと。

    自分を信じるのってすごく大変。
    そして不安も伴うし。
    だけど、誰かがそばにいてく

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    2011年05月19日
  • さらば、夏の光よ

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    「若きウェルテルの悩み」の激しさと「車輪の下」の暗さを併せ持ったような色合いの作品。さらば、夏の光よ。

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    2011年05月14日
  • 聖書のなかの女性たち

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    キリスト教については授業でやってたけど、こんな考えにまでは至らなかった。勉強になったと思うし、やっぱり遠藤さんの考え方というか、捉え方が好きだなぁと感じた。

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    2011年04月19日
  • 満潮の時刻

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    ネタバレ

    死の淵に立った男の人の話。
    人生万事が塞翁が馬っていうことばが常に頭から離れなかった。
    悪いことをすればどこかでしっぺ返しが来る。
    いいことをすればどこかで返ってくる。
    戦争から逃れたものは・・・という感じで。

    生きるか死ぬかの瀬戸際みたいなぎりぎりの状態ではなくて、水が地面にしみこんでいくようにじわじわと病に蝕まれていく。
    ひとつひとつの行動の意味を考えて、どうあるべきかを考えずにはいられない作品。

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    2011年03月31日
  • 女の一生 二部・サチ子の場合

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    ネタバレ

    「死なないで」彼女は引き絞るように叫んだ。「生きて。戻ってきて」+++
     高校で出された課題本は一部だけでしたが、二部も読んでみたいと書店へ走った記憶があります。一部はひたすらに胸が張り裂けるような本でしたが、この二部はサチ子のひたむきな愛情に泣かされっぱなしでした。
     そしてこの本を読んだ翌年の、高校三年の夏。キャンパス見学の帰りに、私はふと靖国神社にたちよりました。余りの暑さに辟易して、境内に涼を求めたのです。ついでだからと参拝しようとなんとなく思って拝殿に向かいました。
     拝殿でお参りが終わったときに、車いすのおじいさんとすれ違いました。そのおじいさんは本殿にたどりついた途端てぬぐいを握

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    2013年05月05日
  • 女の一生 二部・サチ子の場合

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    おじいちゃんとかおばあちゃんの若い頃の話を聞いてるみたい。
    自分のおばあちゃんは当然おばあちゃんになった後のおばあちゃんしか知らないけど、彼女にも私と同じくらいの年の時があったんだよね。
    そして、私もそう思われるようになるんだろう。

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    2011年02月22日
  • 女の一生 一部・キクの場合

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    久しぶりに遠藤周作の本を読みました。
    私が受けたとき、この本じゃないけど、遠藤周作がセンター試験の問題だったなぁ…。Z会の問題にも『海と毒薬』とかでてたなぁ…。

    ともあれ、凄く面白かったです。キリスト教云々とか日本人とは、という思想的な部分はちょっと何とも言えないけれど、ストーリーが良いです。

    映画とかにしたらいいと思います。

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    2011年02月01日
  • 夫婦の一日

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    ネタバレ

     5編を収めた短編集。『日本の聖女』が素晴らしい。修道士の独白体で細川ガラシャを描いている。
     謀反人・明智光秀の娘であり、秀吉が禁制とした切支丹である彼女の危険な立場は、夫との確執を生み、彼女は厭世観を強くしていく。キリスト教への信仰を深めていくように見えるガラシャだが、現世の苦悩(十字架)を背負おうとはせず、むしろ死による救済を願う姿に、修道士はキリストの教えとの根源的な差異を感じ取る。
     修道士はガラシャの死を「切支丹として死んだのではなく、日本人の宗教で亡くなったのだ」と語る。彼女の宗教観、人生観は本質的に変わることはなく、その死にいたるまで、極楽浄土を願う日本的な精神に支配されたまま

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    2012年01月18日
  • 彼の生きかた

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    いくら猿がすきでも ここまでは・・( ̄_ ̄∥) と最初は
    思っていたけれど こういう生きかたも「あり」なんだと
    読み終わったあと 不思議な勇気が湧いて来た作品。
    あとになって いろんな想ぃが じわじわ来ます。
    ヒトは 何を人生の主軸に持って来るかによって これほどまでに
    生きかたに こだわりを持てるんだなぁ・・と 考えさせられた感じ。

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    2010年12月22日
  • 夫婦の一日

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    表題作の「夫婦の一日」と「日本の聖女」が個人的に好きな作品。

    特に、「夫婦の一日」は、カトリック信者であるにもかかわらず、立て続けに起こった不幸から占い師を尋ね、その言葉に信心する妻の様子が印象的。カトリック信者なのだから、占い師の言葉など信じること自体おかしいと説く夫の気持ちも分からないでもなかった。けれど、夫が1年で亡くなるといわれ、それまで続いた不幸のことも考えると、たとえカトリックといえども何かにすがりなんとしても夫を助けたいと思ってかたくなに実行する妻の心情も理解できた。きっと女性ならではなのかもしれない。

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    2010年11月15日
  • 女の一生 一部・キクの場合

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    この本を読んだのは、大好きなアーティストの言葉がきっかけ。この本を読んで、愛すること、大切な人がいること・・・を想いながら曲を作ったと話していた。実際読んでみると、曲のタイトルや歌詞の内容により深みが増したように思う。もともと、個人的にグッとくる歌詞だったから気になって、一気に読んだ。いわゆる目を覆いたくなるような描写も多くて、字を追うのが辛い場面もあるし、ストーリーを通して救われないと感じることも多いかもしれないけど・・・。

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    2010年10月23日
  • 彼の生きかた

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    理想に生きる事と現実社会で生きる事の対比。
    一平のような生き方には憧れるけど、絶対に出来ない。ひたむきでどこまでも真っ直ぐでいつまでも純粋な人間って凄いと思った。

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    2010年10月14日