遠藤周作のレビュー一覧

  • ぐうたら好奇学 狐狸庵閑話

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    「う〇こ」などいつもの感じもありつつ、これまで読んできた「狐狸庵」シリーズとは少し趣が違うように感じました。
    風雅を愛する狐狸庵先生の、孤独と哀愁、戻らない日々に対する懐旧の念が染みわたるような・・・味わい深いエッセイです。
    もちろん「う〇こ」とか、「放〇」とか、いつもの感じもあってほっとするのですが。笑

    あとこの本を読んで先生が劇団の座長をしていたことを初めて知りました。
    その劇団の団員応募資格とは、まず全員「素人」であることと、
    1.楽譜がよめないこと
    2.音痴であること
    3.自分で歌っている曲名を、他人が当てることができない人は、文句なしに主役にする

    とのこと。間違いなく大爆笑の舞台

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    2012年03月19日
  • 何でもない話

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    何でもない話
    「尺八の音」「姉の秘密」はお気に入りの2編だ
    「尺八の音」:死刑囚の死刑執行は不意にやってくる その日を待つのは残酷だと書いてある。法務大臣が判を押せば執行される。だがしかし、死刑執行の日が決まっているとしたらどうだろう。その日を1日、1日待つ
    それは残酷を通り越し気が振れてしむかも知れない。死刑執行日は死刑囚自身に決めてもらっては如何なものか?90年後・・でも、200年後でも・・・・。生きる事、死ぬ意味をつくづく考えさせられました。

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    2012年03月07日
  • 反逆(上)

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     昭和に多くの記憶を有する世代にとって、遠藤周作は悪ふざけが好きなだけのオッサンというイメージだ(遠藤先生すいません。真摯な遠藤文学ファンの方にもすいません)。インスタントコーヒーのTVCMで、「違いがわかる男。遠藤周作」という渋いナレージョンとは裏腹に、よれたセーターを着て庭で体操をする姿は不格好で変なオジサンそのものだった(本当に先生すいません)。作家仲間や編集者、女優さんの類が狐狸庵先生の悪戯電話で困らされたエピソードは、それらの「被害者」が、例えば阿川弘之氏の令嬢阿川佐和子さんのエッセイなどで、回想記として数え切れず残している。勿論怒ったり恨んだりしている人は一人もいない。そして、それ

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    2012年03月03日
  • キリストの誕生

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     『沈黙』、『海と毒薬』、『イエスの生涯』、『白い人・黄色い人』に続いて、「遠藤周作文学館に行く前に遠藤周作を読みましょうシリーズ」の第5弾。『イエスの生涯』の続編としても位置付けられる作品で、イエスの死後、イエスがキリストとして信仰の対象となる過程、原始キリスト教が成立していく過程を、弟子たちの視点で描いたもの。
     率直に言って、おれは『イエスの生涯』よりは、興味が持てた部分が少なかった。たぶん弟子たち、というのはイエス自身よりもさらに馴染みがおれにとっては薄いからだと思う。それでも、ペトロとポーロという対照的な2人の生きざまがありありと浮かんでくる筆致が面白い。ペテロがポーロやユダヤ教と駆

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    2011年12月15日
  • 彼の生きかた

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    そういう見方をする本では無いと思いますが、
    これは俗に言う寝取られジャンルに属する作品だと認識しております。

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    2011年12月05日
  • ユーモア小説集

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    面白かったけど…なんというか…せつなくなるっていうのか。。


    読んでられなくなってきますね。


    うん。

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    2011年12月02日
  • 夫婦の一日

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    日本の聖女が気に入った。他はいまいちだったが、後書きによって新しい側面を見たので、もう一度読み直す。

    2011.8.24 再読
    背徳的なものに快感を覚える悪魔の呼吸音に耳をすませながら

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    2011年08月24日
  • 反逆(上)

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    全2巻。
    荒木村重、明智光秀の
    反逆の話。

    珍しい荒木村重主人公。
    上巻は荒木、
    下巻は明智、
    2人の反逆を絡めてる、
    興味深い構成。

    が。
    下巻の中盤でその話は終わる。
    ページ数を稼ぐ為なのか、
    その後は長過ぎるエピローグ。
    秀吉の台頭と賤ヶ岳決戦まで。
    これいらん。

    長過ぎるエピローグのせいで、
    テーマがぼやけ、
    結局平坦な印象になってる。
    ぐあっという盛り上がりというより
    やや客観的な書き方をされているので、
    なおのこと薄い印象に。
    上下巻に分けたかったのか、
    ちょっと無理矢理でぐだぐだ。
    著者の取材後記とか年譜とか解説とかも長い。

    あと荒木・明智の反逆が、
    特に深い関係性って訳

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    2012年06月18日
  • 夫婦の一日

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    久しぶりの遠藤周作です。
    遠藤周作の考えるキリスト教の世界観を久しぶりに味わいました。

    短編の中で、「日本の聖女」が一番よかったです。
    むか~し読んだ三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」を読み返して、
    遠藤周作と三浦綾子の世界観を比べてみたいなと思います。

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    2011年08月09日
  • キリストの誕生

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    イエスの死、使徒たちの死、そしてエルサレムの陥落。葛藤と絶望に満ちた原始キリスト教団の姿と、解けない「謎」を提示して、遠藤周作の語りは終わる。もしかしたらエルサレム陥落後、なぜ神は救いに来てくださらないのか、という疑問が蔓延したからこそ、その答えとして、原始キリスト教においてグノーシス主義が一定の勢力を持ったのかもなぁ。という仮説。

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    2011年07月05日
  • 結婚

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    やや古い作品なので今とは事情が違うところも多々あると思いますが、なかなか楽しめました。
    結局、夫婦の形はそれぞれで、それぞれに楽しみもあれば苦しみもあると。

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    2011年05月26日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    冒頭,考えられるところが多かった。説教臭い?と感じてしまうところもあったけど,それだけの人だからだなぁと思う。

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    2011年04月20日
  • 作家の日記

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    ネタバレ

    サウンド文学館・パルナス「作家の日記」 朗読・山本學

    若い人のもやもやした頼りない気持ちがストレートに表現されている。

    どうして死んだ後の世界が必要なんだろう。

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    2014年10月14日
  • さらば、夏の光よ

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    なんていうか…現実。
    苦すぎる。
    最悪のバッドエンド。

    先生だけが全てを知ってるってのがよかった。
    『好き』だけじゃだめなこともあるってこと。残酷。

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    2011年01月25日
  • ユーモア小説集

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    タイトルどおり、ユーモアあふれる短編小説集。
    ところどころに以前読んだ同氏のエッセイ、
    狸狐庵閑話で読んだネタが使われている

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    2010年10月23日
  • さらば、夏の光よ

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    背が低くて愚鈍な野呂。野呂が愛情を持っていた京子は親友の戸田が奪っていった。しかし戸田は妊娠中の婚約者京子を置いて事故死してしまう。京子の「杖」になりたい、時がいつかは解決してくれるのではないかと野呂は京子と結婚する。しかし、結婚生活でも野呂に対して愛情を抱けず、彼の不器用な優しさに苦痛だけを感じる京子は、戸田と死産だった子供の後を追う。

    なんとも重い話。お互いが「いつかは・・」と思い続けても、結局どうにもならなかった運命。運命って言うのかな、その言葉だと重過ぎるかな、どうしようもないことってある。生理的嫌悪を感じながらも「便利」だから野呂を使う。理解できるだけに、哀しい女性の残酷さ。

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    2010年08月15日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    面白かったのは、超能力の話。頭の中に森が浮かび、動物に話しかけると回答を教えてくれるというのが良い。面白いエピソードもあったが、忘れてしまった。

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    2010年05月30日
  • 白い人 黄色い人

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    白人から見た日本人という人間の不思議さについて。
    宗教色が非常に濃い。確か筆者自身もクリスチャンだったはず
    文章はねちっこい系。

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    2010年05月28日
  • わが恋う人は(下)

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    2時間もしないで読み終わってしまったけど、なんだか…あれ?という感じ。
    特に何か思うことはなかったなあ。

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    2010年03月13日
  • 死について考える

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    キリスト教徒である筆者が、”死”について思うところを述べている。だからといって一つの宗教にとらわれるのではなく、語っている。その語り口は圧倒的にやさしい。

    2022年8月再読。
    ホスピスや延命治療等の内容を聞いていると少し時代を感じる。著者本人も最後に言っているようキリスト教談義となってしまわないようにしたとのことで、別の宗教の観点等も所々でてくる。

    P.33
    私小説家たちは一種の自己鍛錬というか、自己修行というか、そういうものを無意識に積んでいったんでしょうね。そういうものを一つ一つ積んでいって、円熟というところへ到達したんでしょうね。そうでないほうの、うまく年をとれない作家たちは、老い

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    2010年01月24日