遠藤周作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『父親』を読んで、良い作品だなぁと思ったので遠藤周作2冊目読んでみた。
真っ先に連想したのは、大好きな作品
『こころ』夏目漱石
『友情』武者小路実篤
この2作に似るものがあると思う。
男女間の三角関係(男2女1)のもつれの話。
こころも悲しいけど、これも相当に悲しい物語。
京子の人生が悲しすぎる。
この時代じゃなければ、野呂と結婚せずにシングルマザーになってたんやろな…赤ちゃんが無事に生まれたら。
時代だけやね。それが悲しすぎる。
一途にトンちゃんを思って、やのに野呂と結婚しても、野呂は優しいから余計つらかったやろうな。
読み進めていくうち、まさか野呂も自殺?と思ったけど、それはなかっ -
Posted by ブクログ
大人になって、読むとなかなか感慨深い。
聖書を語った随筆だが、文学的な要素も色濃く、その点、小説となんら遜色ない。キリスト教がテーマというより、現代人の生がテーマというのも、他の遠藤周作の作品と変わらない。
私はたくさんの人間ドラマがある聖書が好きだ。
年をとって、少しは読み方も深くなったのか、語られている聖書の場面の臨場感に感嘆した。目の前にマリアを感じたし、エルサレムの風景をイメージ、いつかいけることがあるのかなあと思いを馳せた。
それぞれの女性のエピソードは全て覚えていたけれど、はじめて、今回で、遠藤周作の言わんとすることが、体系的に分かったような気がする。 -
Posted by ブクログ
半年くらい前に、津和野に行きまして。
そのときたまたま立ち寄った、山奥にあるちいさな教会が、
ずっと昔、キリスト教を棄教させようと
集められた教会だという話を聞きました。
まさかそのモデルになっているとは。
この本に出てくるあの場面が、拷問のあった場所を指しているとは。
すごく衝撃的でした。
早くこの本を読むべきだった…
この本、先輩Wさんからお借りしたのですが、
そのWさんと、宗教について考えさせられる本だよね、
という話をしました。
宗教とは? 信じるとは? 愛とは?
っていうのが主要なテーマかと。
自分を信じるのってすごく大変。
そして不安も伴うし。
だけど、誰かがそばにいてく