遠藤周作のレビュー一覧

  • キリストの誕生

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    前著の変奏。興味深いが感銘は受けなかった。人間の完成でも、教祖でもなく、信仰の対象になったイエス。泥臭い弟子たち。時の流れの数奇さ。

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    2014年12月15日
  • 母なるもの

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    自身と母との関係、自身とキリスト教との関係、そして隠れ切支丹について描かれている。
    隠れ切支丹は、今まで過去の一定の時期にのみ存在していたものだと思っていた。隠れとして独自に信仰が進化し、その後宣教師からの改宗を拒み苦悩した人達がいたという歴史を知らなかったので、考えさせらえれるものがあった。
    また宣教師達の苦悩も知らなかったので、これを機に色々読んでみたいと思う。

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    2014年11月13日
  • 王妃マリー・アントワネット(下)

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    ・読んだ動機は、自由主義を考えるにあたり、古典的自由主義が発生した時代背景を感じてみたかったこと。
    ・特権階級の優雅さと平民の苦しさはある程度表現されていたので、概ね満足。この格差が不満を募らせる、革命の要因になったことが伝わってきた。
    ・古典的自由主義は、特権階級による圧政からの自由であることが具体的にイメージ出来た。
    ・革命後の平民の狂暴さと残忍さがよく描かれていた。
    ・一般的に革命を起こしたあとの混乱をどう治めるかは、革命前に考えておかなければいけないが、革命が考えている以上の自体に発展するために上手く行かないという構図が見えた。
    ・マリーアントワネットの死までが描かれているが、フランス

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    2014年10月28日
  • 彼の生きかた

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    口の不自由な男と猿達、
    それを取り巻く人間達の話。

    主人公の男の性格の為か、
    海と毒薬、侍といったような作品と違い
    スッキリと明るい印象を受けました。
    結末もどこかおとぎ話のようです。
    読み終わった時、
    ずっしりと重い気持ちは残らず、
    彼の純朴さが心に残るようでした。

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    2014年10月09日
  • 王国への道―山田長政―

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    戦国の世に、日本を飛び出してシャムの国(タイ)に渡り、活躍した山田長政の物語。

    駿河の出身とは知っていたがどのような生涯だったのかは不明の人物。
    彼の生涯と同時期を生きたキリシタンペドロ岐部と交差する人生がテンポ良く描かれてます。
    個人的には、長政の生涯をもっと深堀したものが読みたい。

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    2014年09月23日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    タイトルに惹かれて借りた。
    非科学的なこと、精神学の分野の話題が出てくる。静かな夜に読んで考えに耽るのにぴったり。

    2014.09.21

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    2014年09月22日
  • 死海のほとり

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    ネタバレ

    やはりというか、暗く不気味な物語であった。現代の『私』の旅行記・回想と、イエスの生涯の一部が交互に語られていくが、何せよどちらも暗い。
    物心ついたときからキリスト教徒に「させられていた」主人公が、棄ててしまった信仰の原点を求めにエルサレムへ。だが、イエスの影など跡形もなく、曖昧な聖書の記述にそって決められた、イエスを記念する場所。
    民衆から見放され、ゴルゴダの丘へと至るイエスの姿は、後に西洋世界の、ひいては世界全体の歴史に大きな影響を与えることになったキリスト教のいう『神の子』のイメージからはあまりにもかけ離れている。とにかくみすぼらしい。
    そして、『私』の回想の中でたびたび登場する『ねずみ』

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    2014年09月15日
  • 反逆(下)

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    とにかく読みやすかった。
    10代の頃に読んだ時と、感じ方がすごく変わっていて、でもやっぱり面白いなと感じました。

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    2014年07月22日
  • 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    作家の勉強の一環として、たとえを勉強するのは面白いなあと思いました。遠藤周作さんの文章は優しさを感じます。

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    2014年07月04日
  • ぐうたら愛情学 狐狸庵閑話

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    昭和48年に刊行された本。
    たまたま手にとって読んでみたら現代にも通じる恋愛のあれこれ。
    男と女ってずっと変わらないんだなー。いい本と出会えた♪
    ぐうたら交友録、ぐうたら人間学も読んでみたい。

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    2014年06月15日
  • 反逆(上)

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    20年程前に読んだ作品を改めて読んでいると少し大人になった自分は大きな組織で働く辛さを共感できました。遠藤周作さんの作品は司馬遼太郎さんとは、違う描写やアプローチがあって面白い。大河ドラマ軍師官兵衛とダブル部分があって、興味を持って読みすすめることが、できました。

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    2014年04月14日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    『沈黙』の遠藤周作氏による自由な随筆(エッセイ)。生と死、人間と動物、趣味関心など、様々なテーマから自由に語られるエッセイは重苦しい『沈黙』と同じ著者が書いたとは思えないほど読み進めやすく、面白い。

    超常現象や動物と人間の関係など、ははぁと思わされるテーマが多く、読んでいて非常に充実していた。

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    2014年03月17日
  • 白い人・黄色い人

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    キリスト教をテーマにした初期の作品2作。
    作者が伝えたいこと、考えていることが小説から溢れ出ていて、作品自体の雰囲気を超えて瑞々しく、読ませる文章。

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    2014年03月08日
  • 周作塾

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    タメになったりならなかったり、この人が語る講演会はきっとおもしろいだろうなと思います。
    色んなことに興味があるんだなと関心しました。だから「沈黙」のような純文学から「王妃マリーアントワネット」のような歴史もの、「砂の城」のような青春もの、「ぐうたらシリーズ」のような肩の力が抜けるエッセイまで色んなジャンルが書けるんですね。
    最初に書かれていた名前を2つ持つこと、友だちを作る方法として笑顔でいること。この2つが一番印象的でした。

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    2014年03月07日
  • 王国への道―山田長政―

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    山田長政とヨゼフ岐部の物語。
    タイのアユタヤ朝に渦巻く凄まじい陰謀の中で出世を目指す山田長政の生き様と、信仰に生きるヨゼフ岐部の生き様の対比を描く。

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    2014年03月05日
  • 反逆(下)

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    荒木村重の反逆から明智光秀の反逆を描いている下巻。光秀と秀吉の関係、秀吉と織田家諸大名の力関係から秀吉が抜き出るまでの描写が面白かった。下克上の世の中でのそれぞれの登場人物の心理、それを圧倒的なカリスマ性で有無を言わさぬ織田信長の存在はあまりにも大きい。
    また、遠藤周作自身のテーマでもある、キリスト教と日本人の描写が細かなところでも出ているように思われる。高山右近の描写が細かくて、次はそちらの視点を描いた作品を探そうと思った。

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    2014年02月20日
  • 反逆(上)

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    遠藤周作戦国三部作の一つ。タイトル通り、戦国のカリスマ、織田信長への謀反につながる反逆心を内面から描いている。派手に戦をする描写ではなく、心情を描いている本作は、現代の組織体制の中で抑圧されている人たちにも通じると思った。歴史は時代の勝者が作るものという先入観があるのだが、その歴史の寵児であった信長への反逆心を描く作品はそれほど多くは無い。
    松永久秀の謀反、高山右近・中川清秀の離反、そして秀吉の虎視眈々と機を窺う人間の内面を描いた本作は読み応えがある。

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    2014年02月18日
  • 留学

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    三部作。最後の話やたら長い。本作も他の作品と同じく西洋文化キリスト教と日本の文化との対峙、本質的な相違について描かれている。
    主人公はもちろん遠藤周作ご本人がモデルなんだけど、しかし苦しい。なんでこんなに苦しまなあかんのか。時代ゆえなんか、芸術とか文学を志す者ゆえなんか、とにかく苦しい。文学者として、日本人して、クリスチャンとして、男として、人間としてと、いろんな、○○としての自分がのしかかってきて、押しつぶされている。重い。今時「私らしく」とかいう一言で済まされそうなもんなのに。重い重い。でもそんなものに縛られて必死に逃れようとしてまた何かに引っかかりけつまずき、劣等感を抱いたりプライドを傷

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    2014年02月05日
  • さらば、夏の光よ

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    それぞれの立場に立って考えると、言い分もあって世の中うまく行かないなと思いました。
    南条は自分の気持ちにまっすぐに生きただけだし。京子は周りに流されながらも、運命のいたずらで自分の思いとは違う方向に行ってしまう。野呂は大切な人大切にしたがために、生き残り思い出とともに、苦しみの中で生きていくしかない。
    切ない話です。

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    2014年01月12日
  • 満潮の時刻

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    生を見つめる眼、沈黙の声。著者の訴えたいことが、じわりと伝わってくる。生活と人生は違う。なので日常から離れた入院生活で実感できたのだろう。14.1.8

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    2014年01月08日