あらすじ
象牙の塔的二枚目文化も、道化役的三枚目文化も、現実をふまえた二枚目半文化の前には影が薄れる。男女同権とは男女分権であり、姑のイジワルは女性を本来の姿にもどすものであり、雌鶏に刻を告げさせて眠っていることに亭主の幸せはある等々。憎まれ口の裏に、女性へのやさしさを隠した、痛快無比な愛情論。
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Posted by ブクログ
たまたま古書店で手に取って読んでみたら、ドンピシャ。
遠藤周作先生の入り口が、海と毒薬とか、沈黙とかでなく、
ぐうたらシリーズ。
狐狸庵先生のひねくれ具合が自分に近くて、
昭和48年に書かれた本なのに、共感共感。
そんなに男を知っているわけではないけど、
いつの時代も男って勝手よね!とか思ってみたり。
かるーい気持ちで読みます。
わたしが持っているのは単行本なのだけど、
価格¥290。時代の離れを感じるのに、
いまそこで狐狸庵先生とおしゃべりしているよう。
Posted by ブクログ
昭和48年に刊行された本。
たまたま手にとって読んでみたら現代にも通じる恋愛のあれこれ。
男と女ってずっと変わらないんだなー。いい本と出会えた♪
ぐうたら交友録、ぐうたら人間学も読んでみたい。