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フランス革命によってヴェルサイユ宮殿の栄華は過去のものとなった。貴族たちは財産を奪われ、特権を剥奪され、次々と裁判にかけられる。王と王妃の処刑を要求する民衆の声は、日増しに高くなって行く。激しい愛を胸に秘め、フェルセンは王妃救出を必死に画策するのだが――。苛酷な運命の中、愛と優雅さとを失うまいとする悲劇の王妃の生涯を、円熟の筆に描き出す華麗な歴史絵巻。
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Posted by ブクログ
パリに行く飛行機で一気読みした。翌日に実際にマリーアントワネットが処刑されたコンコルド広場を歩いたり、幽閉されていたコンシェルジュリーやチュイルリー宮殿を外からだけでも見られて、ここで、と感慨深かった。 上巻ではただ我儘で世間知らずだったマリーアントワネットが、群衆の人々の心の変わりやすさを知り、優...続きを読む雅と気品だけは守り通して死んでいこうとする姿が描かれていてとても良かった。
いよいよ革命が起こる!7月14日!ちょうどこの本を読み始めた日。なんと言う偶然でしょう。 財政の悪化、市民の苦しみ、貴族への恨み。 そんな中最後まで国民と国王とは愛し合わなければならぬと言う義務を果たそうとするルイ16世。 この日の日記には、何もなしと書く。 自ら意見を出し、苦しまずに死刑執行される...続きを読むようにと、こころから祈った断頭台で自分が処刑されるとは思いもしない哀れな国王。 そして何もかも理解した上で、最後まで正面を向き、優雅を守り王妃としての威厳を死守しようとするマリーアントワネット。 群衆の残酷さが人間の悲しさをものがたり、なんとも耐え難い文章を綴っていく。 唯一の救いは、愛するフェルセンの存在。 そしてなにより、マリーアントワネットが、白髪になっても最後まで美しさ、王妃の威厳を失わなかったこと。 ベルサイユにタイムスリップしてきましたが、ちょっと辛すぎてのめり込めずに、遠くから眺めておりました。誰にも感情移入できずでした。
首飾事件の帰結から、マリー・アントワネットの処刑まで。フランス革命の混乱に翻弄された人生。何度も逃走し、全て失敗して最後は運命を受け入れたというのは初めて知った。終盤は妻として、母としての心理描写が多くて読むのが辛かった…。創作も一部あるけど、基本的に史実に基づいてるので教養として読んで良かった!
今この時、台湾やミャンマーを思う。 人は同じ過ちを、立場で犯してしまうのかな。 権力を持つものだけではない。 全ての人が。 史実から学ばなけらば。 物語からも。
まるで今の日本。無知で無能なアホバカ首相。我々の税金を私的に勝手に使いまくるその妻。そして全てにおいてレベルの低い一般大衆。違うところは、人が良く善意のルイ16世に対してアホバカだけでなく性格最悪で腹黒い我が国の首相。気品があり美しい王妃に対して下品で醜い首相の妻。無気力で他人事の日本国民に対して血...続きを読むの気の多い第三身分のアホども。 フランス革命は明らかにやりすぎであのうす暗いコンシェルジェリーに幽閉されていた王妃に同情するが、日本の革命は徹底的にやれば良い。早く起こらないかな…
東宝ミュージカルの原作という事だが、舞台の内容と全然違う マルグリッドは最後まで裏稼業の人だった…だから違和感だったんだな。舞台も本もそれぞれに面白い。アントワネットが最後まで気品と優雅を忘れずにいたのは感動的だった
下巻はフランス革命がいよいよ始まる。市民の暴動や貴族たちの特権はく奪など、革命に向かうそれぞれの立場での情景が描かれている。14歳で異国から嫁ぎ、37歳で断頭台の露と消えたマリーアントワネット。統率力のない王へのいらだち、貴族たちの策略、裏切り、ひそかな愛…なんと波乱に満ちた短い人生だったのだろう。...続きを読むフランスの財政難を理解できなかった王妃は湯水のように公費を使う。そして、その贅沢三昧は、やがて恨みから国民の暴動へと発展。今や歴史を代表する悪女のレッテルを貼られた王妃だが、その行動の中に、心から楽しんでいるわけではない、何かとても暗い孤独を感じた。晩年の生活を読み進むとさらにその印象が一転する。心から王を愛し、子供たちを溺愛するひとりの妻、母であった。そして断頭台に立つ瞬間までエレガントさと気品を失わなかった美しい女性であった。
パリの民衆たちの王政に対する不満の声は日増しに高まり、ついに革命が勃発します。マリー・アントワネットは、頼りにならない王の背中を押して、暴徒と化した民衆を押さえつけようとしますが、彼女たちはしだいに後退を余儀なくされ、幽閉されてしまいます。 一方、革命軍もジロンド派とジャコバン派の対立をかかえてお...続きを読むり、マリーはどちらに転ぶともわからない不安のなかで、けっしてあきらめることなく、彼女を慕うスウェーデン人伯爵のフェルセンに協力を求めて再起の道をさぐります。しかし、革命を実現した民衆たちの高揚は鎮まることなく、やがてルイ16世は死刑台に引き出されることになります。以前は頼りにならなかった夫でしたが、彼はフランス国民の前で国王としての威厳を守り、そんな彼のすがたにマリーも彼とともに暮らした日々の幸福を認識します。 そしてついにマリー自身も、断頭台による処刑を受けることになります。民衆の好奇のまなざしにさらされながらも、彼女は最後まで優雅な振る舞いを保ちつづけようと心を奮い立たせます。 上巻では、過酷な運命に翻弄されながらも生き生きと活動するマルグリットのすがたと、味方のいない宮廷で心の闇を打ち消すように奔放に振る舞うマリーの二人が対照的でしたが、下巻では、革命の高揚に飲み込まれて暗い情念に支配されるマルグリットと、最後まで誇りをうしなうことのないマリーという、それぞれ立ち位置を変えての対照的な役割を演じています。
ベルばら展後、実家に昔からあるこの本を手に。ベルばらのマリーアントワネットとはまた少し違う印象でより我儘に感じましたがこちらの方が史実通りなのでしょうか。人物・場所など調べながら読むとより歴史に触れられて◎でした。
マリーアントワネットの生涯がよくわかる。彼女の最期は切なかった。時代が彼女の運命を決めたのであろう。
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王妃マリー・アントワネット
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