ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
敬虔なクリスチャンにして、『沈黙』ほか、文学史に残る数々の名作を遺した遠藤周作。そのもうひとつの顔は、大仏の掌で「アア、コリャコリャ」と踊る酔っ払いに親愛の情を感じ、「お前にはマメ狸が憑いとる」と占い師のご託宣を受けて落ち込み、庭のアヒルとにらみあう、かわいらしくも可笑しい「狐狸庵先生」であった。含羞とエスプリがにじむ、極上のユーモアに満ちた狐狸庵のエッセイの真骨頂。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
遠藤周作2冊目。 やっぱりこの人文章上手いですね。 なんというかリズムが良い、というか。 と思いながら読んでたらその点ご自身で言及してました。 『笑いというのは間でしょう、テンポでしょう、句読点の置き方でしょ。 文章でいえば』 『オレのぐうたらものなんてのも内容はなんにもおかしくないんだよ。...続きを読む 句読点の置き方ですよ。これはずいぶん苦労してんだよ。 少しここらで、いばらしてくれよ。なあ、いいだろ。』 そう、これだ。句読点。これが本当にすばらしい。 特に最後の酔談なんてもうね、最高です。 こんな文章、書けるようになりたいなあ。
すさまじいイタズラの数々が告白されている「電話魔罪状録」「いたずら・哲学以前」 イタズラではないけれど、笑ってしまう「あわてもの実録」どれも本当に純文学のあの遠藤周作氏が書いたとは思えないユーモア?が詰まっていました。 最後の「酔談」は興味深い話が目白押し。考え方などが、語られていました。個人的には...続きを読む「しろうと批評」が好き。 そして女性には耳がいたい話。「主婦と生活」に載せられていた話は女性なら誰でも耳が痛くなる話でした。自分はこうはならないようにしようと肝に銘じました。
遠藤周作のユーモアエッセイ集。あの真面目な純文学作家と同一人物なんて 信じられないくらい面白い。ユーモアのセンスが完成している。 「異邦人との珍問答」「性と死と愛」面白かった。書かれた時代背景も見えて興味深い。 MVP:なし
伊坂幸太郎さんが遠藤周作さんが好きだ と何かで言っていたことを思い出し、まずエッセイから購入 伊坂さんが好き=フェミニスト的?と思っていましたが 全然違っていました 別に女性蔑視という印象も言葉ほどは受けませんでしたけど… 何か色々と書かれていましたが、あまり根深く女性への 恨み辛みがある人ではな...続きを読むい印象を受けました わりと湿度が低いような感じがしたので そして伊坂さんが好きな作家さんらしく俯瞰的な視点で ものを見られているのが印象的でした なんだか軽くてさくさくした文章なのに 結構中身があったりするのが面白かったです
遠藤周作って、「沈黙」とか「イエスの生涯」からは考えられないほど、気さくな面白い作家なんですね。多くの女性を敵に回しそう。
狐狸庵先生のエッセイは昔は大好きだった気がするのだが、今読み返してみると、それほど面白いものではないなぁ。まあ、「手軽な批評」は『酔談』の中でも厳に戒められているところなので、控えておこう。
遠藤周作の「ぐうたら」ものは初めてだったが、「クスリ」「ウフフ」となってしまう話がたくさんあった。ただし「主婦と生活」寄稿の一連の「女」論に関していえば、ムカついてばかりだった。当時のユーモアなのだろうが、現代では「アウト」!遠藤氏には「ムキニナルなよ〜」とか言われそうだが。
遠藤周作というと、文学作品を多く読んでいたので、エッセイは新鮮で、くすくす笑わせられた。 終始、いたずら好きでお茶目な作家さんという感じで、今まで私が知らなかった一面を見ることができた気がする。 「ぐうたら社会学」というタイトルだけれど、読み進める中でグサッと胸に刺さる言葉も多々あった。 中で...続きを読むも、作者が語っていた、人と人のつながりの笑いが自然で大切だということ。これからの時代に大切になってくると語っていたのは印象的。50年たった今は昔以上につながりが希薄になっているゆえ、このことは大切にしたいと切に感じた。
書かれている内容から、現在との世代の隔たりを感じるのがなんだかおもしろい。 ふざけているようで、知性というか、見識の広さを感じるのが、今のエッセイとは違うところだなぁとも思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ぐうたら社会学
新刊情報をお知らせします。
遠藤周作
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
新撰版 怪奇小説集 「恐」の巻
沈黙
試し読み
わが恋う人は(上)
哀歌
愛情セミナー
愛と人生をめぐる断想
愛の砂漠
青い小さな葡萄
「遠藤周作」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ぐうたら社会学 ページトップヘ