女の一生 一部・キクの場合

女の一生 一部・キクの場合

858円 (税込)

4pt

長崎の商家へ奉公に出てきた浦上の農家の娘キク。活発で切れながの眼の美しい少女が想いを寄せた清吉は、信仰を禁じられていた基督教の信者だった……。激動の嵐が吹きあれる幕末から明治の長崎を舞台に、切支丹弾圧の史実にそいながら、信仰のために流刑になった若者にひたむきな想いを寄せる女の短くも清らかな一生を描き、キリスト教と日本の風土とのかかわりを鋭く追求する。

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女の一生 のシリーズ作品

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  • 女の一生 一部・キクの場合
    858円 (税込)
    長崎の商家へ奉公に出てきた浦上の農家の娘キク。活発で切れながの眼の美しい少女が想いを寄せた清吉は、信仰を禁じられていた基督教の信者だった……。激動の嵐が吹きあれる幕末から明治の長崎を舞台に、切支丹弾圧の史実にそいながら、信仰のために流刑になった若者にひたむきな想いを寄せる女の短くも清らかな一生を描き、キリスト教と日本の風土とのかかわりを鋭く追求する。
  • 女の一生 二部・サチ子の場合
    814円 (税込)
    第二次世界大戦下の長崎で、互いに好意を抱きあうサチ子と修平。しかし、戦争の荒波は二人の愛を無残にも引き裂いていく。修平は聖書の教えと武器をとって人を殺さなくてはならないことへの矛盾に苦しみつつ、特攻隊員として出撃する。そして、サチ子の住む長崎は原爆にみまわれる。激動の時代に、信仰をまもり、本当の恋をし、本当の人生を生きた女の一生を鮮やかに描き出す。

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女の一生 一部・キクの場合 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月01日

     遠藤周作『沈黙』の初版本を半世紀前に読んで以来、遠藤周作のテーマにはずっと寄り添ってきたつもりでいたが、数年前、念願かなって、二泊三日ではあったが、長崎を訪れる機会に巡り合った時、私は、彼の地の切支丹の歴史はもちろん、「長崎」というものの本質的な姿、実体などもろもろ何も分かってはいなかったことを思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月07日

     キクは気が強くて頑固で後先考えずに行動するタイプで、最初あまり良い印象がなかったが、“愛する者のために自分を犠牲にする強さ“に最後ウルっときた。

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    Posted by ブクログ 2020年05月31日

    数年前に読んだ時は、キクと清吉に注目していたが、今回再読して、役人伊藤に感情移入した。自分も働くようになったからか。
    名作だ。このようなことが史実としてあったのか、信仰とは何なのか。

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    Posted by ブクログ 2018年05月29日

    2018.05.29再読しました。

    前回この作品を読ませていただいた時は、お借りしていた本にもかかわらず、泪が止まらなくてページをぬらしてしまいました。まさに自分にとって人生の教科書になる作品だったので、今回は泣かないように再読を試みましたが…
    ムリでした(TT)

    浦上四番崩れ。
    今からわずか1...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月30日

    強いことが全てじゃないし、弱いことは悪いことだと思わないけど、自分の弱さのせいで他人に迷惑をかけたり不幸にするならそれは反省すべき改善点でしかないと思うのです。
    伊藤はそのことを知っているのに同じことを繰り返す。それは反省する自分に酔ってるだけ。弱き者はつべこべ言わずに従えばいいのです。それもまた強...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月05日

    面白かった。江戸~開国の激動の時代における、キリシタンの扱い。その中でも愛を貫いて死んでいくキクの姿に感動。

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    Posted by ブクログ 2011年12月18日

    一言で言うなら『凄い愛の話』。二部はパワーダウンするので読まなくて可。神を罵ることも「祈り」なのだなぁ。罵倒される日常もそう思うとちょっとラク。

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    Posted by ブクログ 2011年11月19日

    何回読んでも色褪せない感動があります。

    これほどまでに見返りを求めない愛はすごい。
    初めて泣きすぎて胸がつまりました。

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    Posted by ブクログ 2010年11月01日

    長崎を舞台に描かれる物語。
    江戸の隠れキリシタンとその司教の迫害から長崎に原爆が落ちるまでが、キクとその子孫サチ子の目を通して描かれている。
    途中長崎の大浦天主堂で布教活動をした後に祖国へ戻ったコルベ神父を追って、アウシュビッツも登場する。
    手に汗握る。そんなレベルではない。息苦しい程に心に迫る本。

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    Posted by ブクログ 2010年01月06日

    江戸幕末から明治時代にかけての壮絶な恋の物語。キリシタン禁制の時代に信念を強く持ったひとは、絶対的な精神力の強さがあったんだろうなぁ…。
    その強さが欲しい。

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