【感想・ネタバレ】新装版 海と毒薬のレビュー

あらすじ

生きたままの人間を解剖する――戦争末期、九州大学附属病院で実際に起こった米軍捕虜に対する残虐行為に参加したのは、医学部助手の小心な青年だった。彼に人間としての良心はなかったのか? 神を持たない日本人にとっての<罪の意識><倫理>とはなにかを根源的に問いかける不朽の長編。

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Posted by ブクログ

戦争中だったから。
それだけでは済まされないあまりに残酷な行為を行ってしまった医師、看護師達の話です。
前々から読みたいたいと思っていた作品。本編、解説含めて読んで良かったと思える作品でした。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

面白かった。人間の生々しい心理描写、テーマ設定が非常に好み。

私たちはどうやって良心と向き合っていけば良いのだろう。教えに従っていれば良い信者たちとは異なりどれほど正しくあるかを自分達で裁量しなければならない。
個人的な意見だが、自分の良心に言い訳できるか、が一種の線引きのような気がする。戦争での殺戮と生体解剖の明確な差がそこにある気がする。良心に言い訳することを辞めた時、人は本当に良心を失うのではないか。

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2025年02月08日

Posted by ブクログ

個々人の内なる価値判断基準、神の存在、または良心とも言われるものから行動をおこすこと。このアンチテーゼをひたすら描写したのだと思う。
あくまで組織内部の人間関係や、異性関係やなどを前提とした行動とはどのようなものかを描写したのだと思う。
なぜ日本が太平洋戦争を引き起こし、敗戦したのか、ということにも重ね合わせられているようだ。

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2023年11月01日

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私の中の戸田を見つめ直すことができた。
周りのお咎めがなければどんな残酷なこともしでかしていたかもしれない。
私達日本人は良心、善悪を世間に委ねている。しかし自分の心の拠り所は自分の核として存在していなければいけないし、柔軟であってはいけない。
流される勝呂の弱さ、自己を肯定するために歪んだ解釈をしてしまう戸田の受動的態度をもしかしたら生活の中でしてしまっているのかもしれない。そこで人間らしい優しさや思いやりを忘れ、誰かを取り返しのつかないほど傷つけていたのだと思うと辛くて。

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2023年03月01日

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ネタバレ

大岡昇平の野火を読んだ時にも思ったけど、自分がそういう場所に立たされたときに自分ならどうするんだろうが常に付き纏う。そして解説で「日本人とはいかなる人間か」っていう問いには、安易ではあるけど「同調圧力」「派閥」ってものに弱いんだなと感じてしまった。
上田ノブという看護婦さん、25歳で嫁き遅れと感じていて、この男でいいから子供がほしいと結婚する描写…戦後70年経っているのにこういう焦燥感みたいなものが今でも残る日本、やはり同調圧力みたいなものは相当根深いのでは?って思う。
そこからの上田さんの人生はたしかに哀しみが深いものだ…お腹の中で子供が死んで、自分がこれから子供を産めないってなったら、放っておいてもいつか殺される捕虜の生体実験を手伝うことに心が揺り動かされるかと言われるとそんなことないだろうな。

このお話に出てくる人たちは戦争によって深く傷つけてられているか、そもそも人間的感情を持たないことに苦悩している人たちで、すでに生きる意味を見失った上で、さらに人間としての尊厳を失くす行為をしていっている。そんな心情のまま極限の状態でそれを断る避けるということは出来ないだろうし、それをやってしまってなお良心の呵責を感じるのであれば、むしろとても清廉な人だし、生きづらいだろうなと思ってしまった。

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2022年10月07日

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読後、あぁなんかすごい小説を読んでしまった…と感嘆の声が漏れた。話の構成もとてもよく、深い海に引きずり込まれる感覚で読んだ。
戦争末期、空襲でたくさん人が死んでゆく日常の、その時代を生きぬいた日本人にしかわからない殺伐とした空気。だが、この小説の問いらしきものには現代人の私も深く考えさせられる。

「世間や社会の罰に対する恐れはある。だが、自分の良心に対する恐れに苦しめられたことはあったのか?」

「ぼくらの中には、世間や社会の罰をしか知らぬ不気味な心がひそんでいるのではなかろうか?」

「この人達も結局、俺と同じやな。やがて罰せられる日が来ても、彼等の恐怖は世間や社会の罰にたいしてだけだ。自分の良心にたいしてではないのだ」

いや、私は自分の良心だって痛むに決まっている!と胸を張って言えるのは、心擦り切れることなく、平和な日常を送れているからなのだろうか。
勝呂と戸田は一見対照的に見えるが、大きなものに流されるままにゆく2人は同じなのだろう。それが日本人の心の弱さなのだと訴えかけられているような小説でした。
私もその環境にいれば、同調圧力に屈してしまうんではないだろうか?それとも日本人と対照的に描かれたドイツ人妻ヒルダのように、世間や社会ではなく、神が見ているのだと、自分の中の神(良心)を指針に行動できるのだろうか。


「医者かて聖人やないぜ。出世もしたい。教授にもなりたいんや。新しい方法を実験するのに猿や犬ばかり使っておられんよ。そういう世界をお前、もう少しハッキリ眺めてみいや」

「患者を殺すなんて厳粛なことやないよ。医者の世界は昔からそんなものや。それで進歩したんやろ。それに今は街でもごろごろ空襲で死んでいくから誰ももう人が死ぬぐらい驚かんのや。おばはんなぞ、空襲でなくなるより、病院で殺された方が意味があるやないか」「どんな意味があるとや」「当然の話しや。空襲で死んでも、おはばんはせいぜい那珂川に骨を投げ込まれるだけやろ。だがオペで殺されるなら、ほんまに医学の先柱や。おばはんもやがては沢山の両肺空洞患者を救う路を拓くと思えばもって瞑すべしやないか。」「本当にお前は強いなぁ」「阿保臭。こんな時代にほかの生き方があるかい」

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2022年08月25日

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大きな環境の津波に流されてしまう人々を観させられた。
いわゆる良くない言葉が使われているけど雰囲気が出て良いな。

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2025年10月07日

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戦時下、捕虜を生きたまま解剖した実際の事件をモチーフにした小説。
葛藤し続ける勝呂に対し、良心が咎めることを知らない戸田。
決して戸田が悪いわけではない。勝呂が素晴らしいわけでもない。
何を以て「正しさ」とするのかは時代によっても社会によっても人によっても違うので、絶対的な正しさなんてものはない。その中で、自分の信じるものを持てるか。自分の意志と信念を持てるのか。
そういう問いの物語。

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

・小説として面白い。文が上手い。惹きこまれる。長すぎずに、短く読めるのが良い
・解説者によると「日本人の良心はどこにあるのか」というのが遠藤周作の根源的テーマらしい。確かに、そのようなテーマを感じさせつつ、堅苦しすぎないストーリーがよかった。普通の人間が、どのような過程でおぞましい行為に手を染めるのかが理解できる。
 ・相当強い倫理観や信条でもない限り、人は組織のルールや価値観に沿って動く。所属する組織の価値観やテーマが邪悪であれば、誰でも法を犯す可能性がある

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2024年01月01日

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倫理についての捉え方、命の価値や正義は、その時代に応じて大きく変わる。
10年程前のアメリカでは、半数以上の人が、日本への原爆投下は正しかったと言った。だが、今では7割の人が、原爆投下は不必要であったと答えた。
テロは神風と呼ばれ、特攻はテロと同列に語られることもでてきた。
私たちは戦争のない国に生まれ、道徳というものを学んだから、この九大の事件を酷い話だと感じるが、例えば今、自国で戦争が始まったとして、敵国の捕虜が人体実験に使われようとしていると知ったとき、そのことに対し声を上げることは出来るのだろうか。同胞の仇を前にして、倫理を貫けるか。自分が勝呂の立場に立ったとき、恐れることは、人命を軽々しく扱うことではなく、そのことが露見して激しく糾弾されることではないだろうか。
また、時代が変わったときに読みたい一冊である。

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2023年12月10日

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ネタバレ

あなたにとっての「良心」とはなにか。

生体解剖がどれほどいけないことだったのか、私には分からない。
ましてや戦時中で捕虜を生きたまま解剖するとは!という声が出版当時は聞こえてきそうだが、現代のわたしがこの本を読んだとしても、そのような感想は出てこなかった。
現在でも病理解剖と言うのも行われているし
生きたまま行うのはうわ、っと思ったが麻酔はかけられていたし、描写であったようにどうせ捕虜として戦争で死ぬならば今後の生きる人のためになるならいいんではないか?っという様なことに納得してしまう自分が嫌になった。

なにか、自分が正しいと心を律するために誤魔化すような能力だけ秀でてしまい本当に考えなければいけないことを考えれていないと思った。
誰かに意見を言われたら「確かにそうだね」とすぐに意見を流されてしまい「良心」が変わってしまうような日本は今そんな世の中になっている気がする。

誤ったニュースが報道されたとしても自分で真意を調べずにすぐに自分の意見を主張する。悪いと思ったら徹底的に批判する。
その後、本当のニュースが流れたとしても前回の自分の意見を撤回することなくまた意見を変えて流される。
そういう自分にならないように意識していかなければならない。

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2023年10月25日

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ある町の怪しい医者、勝呂。彼が過去に関与した"捕虜に対する人体解剖"に関する人間の過去、命、倫理を問いかける。戦時中の命に関する考えの狂いや、人生観によって考えが変わる中で、神の概念の少ない日本人の特徴が描かれているのではないか。

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2023年08月13日

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高校生の頃読んで何度も読み返している。戸田のターンが好き。良心の呵責とは?なんどもなんども考えさせられた。

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2024年02月16日

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一線を超えることで、人として非難される行為をした事にはなるが、当人は人として、何か変わるというのか。勝呂は人間らしく、戸田は非人間なのか。良心とはなんなのか。機会さえ与えられれば、誰もが非情な人間という烙印を押されるのではないか。

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2022年12月12日

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タイトルとあらすじから、おどろおどろしい物という先入観から、読み終わると意外とそうでも無かったなと先ず感じた。

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2022年10月19日

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面白かった。扱う題材が、ひどく重い。淡々と登場人物の過去や、そう思うに至った経緯みたいなのを描写することで、余計に悲しさや虚しさみたいなものが強調されていると思った。また、緊迫感のあるシーンでは非常にドキドキとした。これも淡白な文章で起こった出来事を次々と描写していった結果だろうと思う。それぞれが何を思っているのか、三人称がとても活かされた作品だと思った。始まり方からもそう思わせる。

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2022年10月09日

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実際の事件をもとにした作品。神がいない日本で、何が罪で、罪とどう向き合うのか、人の葛藤が描かれている。

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2022年09月04日

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物語として読みやすく面白いかと言われたから賛否分かれると思うが、戦後の医療の現場としてあってはならない実事件を題材にしているという点で、文学的価値が非常に高い作品だと捉える。

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2022年09月01日

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キーワードは、良心とはなにか。
良心を持たないと、組織や時代によって一線を超えてしまうようなことをしてしまうって話
信仰を持たない日本人は、どう良心をもつのか。
ビジネス本に書かれている、自分はどうありたいかを持ちましょうと通ずるものを感じた。

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2025年09月30日

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ネタバレ

昔読んだ覚えがあるが、内容はあまり良く覚えていなかった。グロが苦手なので当時もちょっときつかったのは覚えている。太平洋戦争の末期に実際にあったアメリカ人捕虜の生体解剖事件をもとに創作された作品。生体解剖に参加した中の3人に焦点が当てられているが、どの人物も異常性が感じられるわけではなく、きっかけと罰せられないという環境があれば一般的な日本人は殺人にも罪の意識なく参加するのである、という作者の声が聞こえてくるようだ。
戦争だったからみんなおかしくなったのだ、とその特殊な環境に原因を求めようとしても、序盤の勝呂の「これからもおなじような境遇におかれたら僕はやはり、アレをやってしまうかもしれない」という台詞でそんなことはないとくぎを刺されてしまうのである。
登場人物たちがおかしいだけだ、と思おうとしても、今度は最後に戸田が「俺たちを罰する連中かて同じ立場におかれたら、どうなったかわからんぜ。世間の罰など、まずまず、そんなもんや」などと言ってくるのである。
遠藤周作は神を持たない日本人は倫理を内面化できていないということを前の著作でも表現していたが、ここで改めてはっきりとそのことを主題に持ってきた。はたしてそういった傾向は日本人だけのものであるのかは分からないが、自分も同じ立場なら同じようなことをするのではないか、という思いは確かにある。まっすぐに指をさされているような、後味の悪い読後感だ(それが悪い、ということではなく…)。

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2025年04月11日

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運命とは黒い海であり、自分を破片のように押し流すもの。そして人間の意志や良心を麻痺させてしまうような状況を毒薬と名づけたのだろう

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

戦時中の医療現場について。どうせ死ぬなら空襲で死ぬのも医学の発展のために死ぬのも同じである、いやむしろ後世の人々のために貢献している、という考え方は、当事者ではなく遠いところから聞くとなんとなく正しく思えてしまうのが怖い。そして、その状況を医学界の人間目線で描いていき、やはり罪の意識を持ち続けていくのをみて、倫理観について考えさせられた。

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2023年10月02日

Posted by ブクログ

人体実験の生命倫理(罪)というテーマは考えさせられるものがありました。

しかし構図というか、ストーリーの構造がなんとも冗長なものに感じてしまいました。

「深い川」を読んだ時も思いましたが、
登場人物それぞれのストーリーが別々に動いたあと、うまく本筋にまとめる事が出来ていないように感じました。

テンポがあまり良く無いので
読みやすいはずなのに読みにくいといった感じ。

絶望的な気怠さはつげ義春を連想しました。

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2023年09月23日

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ネタバレ

戦争犯罪に対し心の迷いを抱く勝呂にフォーカスを当てている物語だが、描写がとてもリアルで目を背けたくなる部分も多々あった。しかし、心情描写を強く読み取れる箇所が少なく、物語としての起伏は少ない印象だった。

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2023年06月15日

Posted by ブクログ

太平洋戦争中の、捕虜の生体解剖というテーマ設定に惹かれて手に取りました。戦争の残酷な面を明らかにする作品かと思っていたのですが、それよりも「人間の良心」の在り方について語られる作品でした。

解説の夏川草介氏も書いていましたが、「キリスト教という生活規範」がない日本において、確固たる良心/善悪の判断基準がない日本人のモラルのあり様を問う作品です。

例えば、生体解剖に誘われた外科医勝呂(すぐろ)が、それに参加するべきか、断るべきか懊悩する場面では、悩みつつも彼は結果的に参加してしまうのですが、ここでは「参加してしまった」ことが問題なのではなく、「明確な決断もつかないまま、なんとなく」参加したことが致命的なのである。

一方で、何となく「難解だ」という印象がある点については、「生体解剖という『絶対的な悪』に対してすら、明確な判断基準を持ちえない日本人」という構図があって初めて成立する作品であることが原因と解説では分析されています。「戦争中に捕らえた兵隊を生体解剖する」という行為がどれほどの悪であるのかが分からなくなっている(=戦争による様々な「死」のなかに埋没している)と指摘されています。

医療小説や戦争小説としてまとめて紹介してよい本かどうか迷う作品ですが、倫理問題(良心の在り方)を考える作品としては、解説部分も含めて読んで欲しいと思います。

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2023年06月14日

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誰しもが環境や境遇によって、避けられない運命に出会ってしまうことがある。
決断までの期間が短いほど周りの力に流されてしまうことが多いような気がする

勝呂は本能ではどうしたらいいのか迷う中でも、人道的にやってはいけないことだし、参加した先に自分の人生が壊れてしまうような予感を持っていた。

勝呂は時が経っても、その時のことを後悔しつつ、でもどんな選択が正しかったのか悩み続けているように感じた

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2023年06月08日

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なぜ人は罪をおかすのか?
どのように悪徳を悪徳と認識するのか?
罪悪感はどこから来るのか?

日本は絶対的な宗教の浸透もなく、倫理観が非常に曖昧なのかな?
本編が語っている内容は理解できたが、作者がその背後に書きたい心理が何なのかはまだ読み解けなかった。

小心の【普通】の青年が恐るべき罪に手を染める背景には、時代背景はもちろんだが、自分自身の無力感や、思考の放棄、堕落を律するものが無くなる、崩れることなのかとおもった。

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2023年05月13日

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太平洋戦争の時、実際に九州の大学で起こったアメリカ捕虜への生体解剖…そんなショッキングな事件を題材にした小説。

「どうせ死ぬんだから、今後の医療のための死ならむしろ有益」という派の医師達や戸田。一方「人を殺す医療はあっていいものか」的な生体実験に懐疑で戸惑いがあった勝呂。

今だと誰しも正論でおかしいと抗議できるはずだけど、当時のような戦時下だと正常な判断はできるものなのか…?私も麻痺して、やるしかない、と思ってたかもしれない…そう思ったら自分にこわくなった

てかそもそもこの事件もフィクションだ、と思いたかった。海水は代用血液として使えるのか、肺は片方取っても死なないのか、生きた捕虜を使った人体実験…

まずそんなことが本当に日本人によって起こされてた事実が一番ショック…

数年くらい時間置いて再読する

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2023年05月02日

Posted by ブクログ

米国人捕虜の生体解剖をするまでの医師たちの心境や戦況化の日本の病院についてが冷淡かつ簡潔に描かれていた。咀嚼するまで時間がかかる本だった。

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2023年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストは突然終わる感じ。

戦時中の大きな流れや心が破滅に向かう抗えない状態をタイトルの海に例えた感じなのかな。

アメリカ捕虜を人体実験に参加した勝呂は
現在もその罪の狭間で揺れている状態。
けど、本人も今またやれと言われたらアレをやってしまうだろうと。

人体実験といえばナチスドイツのイメージだったから
日本人のこれは信じられなかった。
まさか生きたまま…あんなことこんなこと…

本当に罪と断絶できるのかなー。
もうその時の環境に置かれないと、誰も何も答えは出せないよ。


その場にいたら、私もねー…
なんで参加したの?断れなかったの?
っていうのは今だから感じれる正常な感情。

続編の『悲しみの歌』も読もうかな。




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2022年09月09日

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