遠藤周作のレビュー一覧

  • 私は私、これでよし

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    遠藤周作さんの本をはじめて読みました。晩年を過ごすに当たってのエッセイ。
    なかなか毒の効いている筆者の人生論を聞くのは面白く、「いいじじいの語る、これまで」といった感じ。

    人生とは・・・
    医者とは・・・
    など老いても、こんなことを考えるんだな、という参考になる本。以下抜粋。
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    我々は人生はなにか。知らないから人生について考えて生きて行くのである。

    全く濡れていないタオルをしぼって水をひねり出すような苦しみも何度かあった。

    与えられた状況や条件を最大限に利用して、それを享受し、あらゆる角度から満喫するのが、生きること。

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    2014年11月17日
  • さらば、夏の光よ

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    ちょっと前に『海と毒薬』を読んで以来、遠藤周作のことが気になっていたので読みました。
    古本屋で39円だったんです。
    作中で野呂くんが「ノートルダムのせむし男はまさに僕だ」というようなことを言っていましたが、本を読んだり映画を観たりしているとたまにそういう感覚を覚えますよね。
    南条くんみたいな良い人風なのに結局は自分のことしか見えてないやつっているよね。
    野呂くんの周辺のことをなぜか見透かしてアドバイスをしてくる母親というのが妙に不気味に感じました。

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    2014年11月03日
  • 面白可笑しくこの世を渡れ

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    最後らへんまで、タイトル通りの、何気ない生活のなかのちょっと笑ってしまうエピソードが紹介されているのだけど、最後の第五章で一転、ノスタルジックな話が多くて、ちょっと泣きそうになった。

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    2014年10月11日
  • 面白可笑しくこの世を渡れ

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    遠藤周作の軽妙なエッセイ、悪戯やくだらない遊び心の中に、心穏やかにしてくれる言葉と発想がある。
    ただ、時代的にが70年代から90年代なので、普遍的なものもあるが、ちょっと時代にそぐわない部分があるのは否めないか。

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    2014年09月28日
  • 満潮の時刻

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    病院独特の希望とは遠い場所にある暗い雰囲気が重たかったです。そこにいる人たちの日常なので陰鬱な感じではないですが、やっぱり異質ではあるかなと思います。
    あたしも病院なんて歯医者くらいしか縁がないので、想像するだけで恐怖の場所です。医学のことはよく分からないですが今はきっと手術するのに骨を切ったりしないですよね……「海と毒薬」でも出てきたシーンですが、怖い以外のなんでもない。物語よりその医療的な部分の方が印象的でした。
    どことなく中途半端な感じがしたのは、明石の長崎旅行のせいじゃないかと思います。
    遠藤作品と長崎は切っても切れない関係ですが、この作品に限ってはなんだか唐突なような気がします。奥さ

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    2014年09月06日
  • 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    時代背景、使うツールは違えど、基本は変わっていないなと実感。
    人間の気持ちの扱い方なんて、そう変わらないのだなと。

    手紙の書き方は相手の身になってするような、ゲーム。ブログにも応用ブログはラブレターを書くようなつもりで(笑)自分の言葉で自分なりの表現、慣用句、形容詞を作り出すことも大事。
    オリジナルな言葉。

    形式的な書き方をしない。
    形式的にすると楽だけど、ないように変化がない。。。
    時には、すんごい入り方をしても良い。
    いろいろなスタイルで伝える。

    下手でも自分の言葉、思いを書く事で次へのきっかけを見つけられる事を期待して

    文は相手の身になって、受け取る側読み取る側の身になって、どう

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    2014年09月02日
  • 聖書のなかの女性たち

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    苦しみは分かち合うものなんだと。
    だからイエス・キリストはあえてあなたたちを選んだんですよってさぁ。彼女たちは私たち現代女性の等身である。

    支えてほしいと口にだしていえないときもある。でも言わなくとも支えてくれる人がいる。

    多くの人々のそんな存在であり続けたいと願った、彼を、その最後の瞬間まで支えたものは一体、何やったんやろ?

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    2014年05月11日
  • 笑って死にたい

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    ネタバレ

    ユーモアの根底には愛情がなければならぬ パンチのきく涙の使い方教えます 医学は少なくとも現在、本人が望むと望まないにかかわらず、一日も長く生き伸ばすことを研究している 

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    2014年05月06日
  • あなたの中の秘密のあなた

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    結婚と恋愛の違いについて書かれた本。賢い女性像については、なるほどと思う点も多かった。女性は正義を背負いたがるというところが特に。

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    2013年11月20日
  • さらば、夏の光よ

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    青春。
    いつの時代も人が感じることは一緒で、生理的に無理なものゎ無理だし、忘れたくても忘れられず愛おしいものゎ愛おしい。
    今の時代でも親とか組織とかに逆らえない人ゎそうだし、私みたいに自由に感情のまま生きる人ゎそうだろう。
    だいたい大まかに言うと、二者に分かれるんだ、何事にも。
    そんなことを思わせるお話。

    切ないね。
    とても読みやすかったので、遠藤周作の他の作品も読んでみようと思った。

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    2013年09月30日
  • 私にとって神とは

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    遠藤周作氏が自身の生涯からキリスト教の神と日本人の宗教観や日本人の神との違いをわかりやすく説明してくれました。氏の著作が好きな方、一度どこかでこれを読むと、他の作品も深みを帯びて理解できるかと思う。

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    2013年09月30日
  • 女の一生 一部・キクの場合

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    ネタバレ

    長崎のキリシタンを愛してしまった少女キクの一生の話。なにゆえこの時代は貧しいのか、ひたむきに生きてきたキクはクロとして捕まった清吉を助けるためのついには自分を売る…。そしてその先には清吉との再会があるわけでもなく結核という病魔が。

    遠藤周作の物語というのはだいたい同じテーマで進んで行きますから好きな人は好きでしょう。
    僕はコルベ神父の記述がこの本にあると聞いたので読んでみたのですがなかったですね。
    2部のほうにあるのかな。

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    2013年09月12日
  • ユーモア小説集

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    海と毒薬、沈黙のイメージしかなかったため、なんだか別人のよう。
    星新一よりは明るい感じで、気軽に読めます。はまるひとははまるかも。

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    2013年04月21日
  • 留学

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    情けなさ、悔しさ、屈辱、挫折、失敗…。時代が変わっても、異国で生活する時に直面する困難は同じ。共感する分、暗い気持ちになる。

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    2013年03月19日
  • 何でもない話

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    何でもなくない!と、言いたくなるような話ばかり。

    短篇集で読みやすいです。

    解説で作者のあたたかい心を感じさせると書かれていたが、私にはあたたかさが感じられなかった。どの話もこわかった。

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    2012年12月10日
  • 留学

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    最初の短編しか時間の都合で読めなかったのですが


    ふまじめでまじめ。

    胃が痛くなった。


    遊びに行くんじゃない。
    でも勉強ってなんだろう
    博士になりたいとか
    論文を書きたいとか
    そんなご立派な勉強じゃないんだよ

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    2012年09月02日
  • 白い人 黄色い人

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    ネタバレ

    遠藤周作のイメージが変わった。信仰についてハードコアに突き詰めた作品。

    白い人 

    舞台は第二次世界大戦中のリヨン。不器量な容貌で厳格な親のもとに育ち、抑圧された主人公は女中が犬を折檻しているのを目撃してサディズムに目覚め、アデンで少年を襲う。
    学校に入ってから、神学生に心酔する女生徒の下着を盗み、舞踏会に呼び出して踏みにじる。
    自らの異常性を隠し善良な天使を母の前で演じ続け、母の死を見届ける。
    かつて自分が踏みにじった女生徒と神学生が教会で信仰の道に生きているのをのぞき見ると、フランス人であるにも関わらずナチスに入隊し拷問に明け暮れる。

    あの神学生がナチスに囚われ、自分の担当となると、彼

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    2012年08月15日
  • 満潮の時刻

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    『沈黙』と同時に執筆されながら、未完のまま作者の死後出版された作品です。未完成であるだけに、修正されていない作者のダイレクトな思いが伝わってきます。

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    2012年08月10日
  • 周作塾

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    ・好奇心を持て
    ・無意識への暗示をかけろ
    ってのがキモかなあ。
    人生を楽しむための指南書として若者以外でも読んで有意義なんじゃないかと思いました。
    一番グッときたのは、「よく拭くから痔になる(痔になならない奴はちゃんと拭いてない)」という説でした。まあ今だとウォシュレットがあるからね~(^_^;)

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    2012年08月09日
  • 砂の城

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    最初の母の手紙の
    「あなたはこれから、どのような人生を送るかしれませんが、その美しいものとけだかいものへの憧れは失わないでほしいの。」
    という一文が、印象づいた。

    泰子の話はだらだらと続いて面白くないな……と思ってたけど
    最後の最後で大きく展開し、引き込まれるように読んだ。
    人生の上手くいかなさが描かれた作品。

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    2012年06月19日