遠藤周作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
結婚・人生について書かれたエッセイ。
全てにおいて大賛成っ!とは言えないけど、心が楽になるヒントはたくさんあった。
恋愛と結婚の大きな違いだとか、男女それぞれの弱さとか・・。
思春期の若者たちのことも出てきて、読みながら尾崎豊の歌詞などに通ずる部分がたくさんあった。
子どもたちは親の言う言葉以上に、その生活態度や生き方を観て育つ・・ということ。
背中を見られているんだな〜〜とちょっと緊張(><)
それから、シュタイナーやキュブラー・ロスのことも出てきてとても興味深く読みました。
本文より引用
『人生のほんとうの意味などが、若い時からわかっていれば、人生はもう生きていてもつまらないものになる。 -
Posted by ブクログ
遠藤作品でもマイナーな一作。だって、『主婦の友』て雑誌で連載されてたんだって。微妙。
で、女のウケを狙ったのか、ぶっとんだ設定の青春を描いた軽小説になってます。
なんか、中途半端に左派な考え方プンプンで少しいやだった。あと遠藤先生の日常的なものの考え方が浮かんできます。でも、この小説のテーマ『青春時代の理想とその剥奪』はわれわれ大学生の課題ではないでしょうか。みんな自己満足を求めて生きてるんだよ、客観的満足なんて言葉は存在しないんだし、もし存在するなら、客観的満足の一尺度といえる物質的幸福の追求をその学問的領域とする経済学の存在意義がなくなるもん!つまりこの世に経済学はいらねーんだよ。でも俺経