【感想・ネタバレ】『深い河』創作日記のレビュー

あらすじ

「この小説のために文字通り骨身をけずり、今日の痛みをしのがねばならなかったのか」。作者最後の長編小説であり、純文学の奇跡と今もなお絶賛される『深い河(ディープ・リバー)』は、壮絶で苛酷な闘病生活のなかから生み出された。1990年8月26日から1993年5月25日まで、小説と死を見つめ続けた感動の軌跡。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

人はそれぞれ誰にも想像すらできない、悩み、重荷も背負い生きている。そしてそれを下ろす方法を探している。この本ではインドへの旅へと向かう。
人は集まると争いが生じる。宗教ですらそうだ。争うことでしかアイデンティティが保てないのか。人は他人と比較することでしかアイデンティティを保てないのか。
大津は違った。自分の価値観、神との対話だけで生きてきた。そのように生きるのは難しい。ただ、大津のように生きたいかはわからない。
宗教はガンジス川のようであるべきだ。平等で最期の希望であるべきだ。

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2014年10月10日

Posted by ブクログ

遠藤周作は、この作品をいかに生み出したか。物語は綿密に構築されるが、そこには偶発的な、換言すれば運命的な要素も少なからず含まれていた。

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2009年10月04日

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