遠藤周作のレビュー一覧

  • P+D BOOKS おバカさん

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    ツイッターの投票企画で当選しました。
    ありがとうございます。
    装丁デザインだけみて選んだのでタイトルが私に対するメッセージのように思えました。洋書のようなペーパーバックです。

    ナポレオンの末裔だというがそうはみえないフランスから船でやってきたガストンさんのその人となり・生き方がこの本の魅力だと思いました。まだ外国人が珍しかった時代の人々の反応。生きるってきれいごとばかりじゃないけど、一生懸命や真面目・思いやりまた、損得で物事は動くもんじゃない。そういうのが素直にいいなと思わせてくれる作品でした。出会えてよかったです。

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    2016年08月07日
  • 王国への道―山田長政―

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    ネタバレ

    今度、東南アジアのタイへ行くのでタイを舞台にした本ということで読んだ。
    主人公は山田長政という実在の人物。
    江戸時代初期に日本からタイ(当時はアユタヤ朝)へ渡り、日本人傭兵として王室に仕え、権謀術数渦巻く中、将軍まで登りつめた男の出世物語。
    と同時に、ヨーロッパへ渡りキリスト教神父になったペドロ岐部(実在)という無私無欲の人物の目を通して、山田長政やタイ王室の権力争いを見ることで、「山田長政の成り上がりストーリー」というよりも、「権力を求めることの虚しさ」の方が、読者には強く伝わってくる。
    小説自体はそんなに面白いとは思わなかったけど、タイへ行った時、400年前にタイで活躍した日本人がいたんだ

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    2016年07月14日
  • ぐうたら愛情学 狐狸庵閑話

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    同じことを何回も書いてある 連載をまとめたものなのかしら?
    古きよき分別・ふるまいを勉強する意味でも良書

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    2019年01月24日
  • キリストの誕生

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    イエスの死後,「キリスト」が誕生するまで。そんなの考えたこともなかったけど,とても勉強になった。弟子たちってすごいなあ。

    そしてここでもやはり「神の沈黙」がテーマとなっていた。
    んんん・・・。

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    2016年05月19日
  • 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    故遠藤周作さんの遺稿。
    今読んで、人の20年というものは大きいものだと思った。90代まで元気に人生を楽しんでいる人もいれば、遠藤さんのように70代で帰天される方もいる。もう70になったら、それほど楽しいこともないんではなかろうかとうっすら思っていた私だが、もし遠藤さんが90代までご存命であったら、もういくつの作品が世の中に残ったのだろうと考えると、そう思った。

    本文は、手紙の書き方を通して、遠藤さんの文学に向かう姿勢が伺える。後書きにある様に、妻とまだ独り立ちしていない息子を残して入院中の作品であるという前提を踏まえて、入院する人への手紙などを綴る心境を書いてあると思うと、作家とはなんて大変

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    2016年05月14日
  • 結婚

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    浮気癖の叔父さんを持つ叔母さんの紹介で固い固い男性と結婚した奥さんが何人か出てきました。
    Aという人間がBという人間の人生を横切ったため、Bの人生が別の方向に向くことがある。と、作中にありましたが、結婚って本当にそういうものなのかも知れません。そういった無数のもしもの中にワタシたちは生きていることを感じました。さて、ワタシはAなのか?Bなのか?

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    2016年02月16日
  • 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    没後10年を経て発見された遠藤周作の未発表原稿で、ユーモラスな引きながら手紙の書き方を読者に指南する本です。

    男性から女性への恋文の書き方、女性が男性の誘いを断る手紙の書き方、病気に見舞われたり身内に不幸があったりした知人に手紙を書くときに気をつけなければならないことなどが解説されています。

    著者の文章作法をかいま見ることのできるような箇所もあり、おもしろく読みました。

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    2016年01月28日
  • キリストの誕生

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    『イエスの誕生』の続編です。イエスの死後のキリスト教団を率いたペテロやパウロたちの姿を描きます。

    著者がとくにこだわっているのは、イエスが十字架にかけられて死んだ後も、ふたたび人間的な弱さに躓くことになる弟子たちの姿です。ステファノのラディカルな主張についていくことができず保身に走ったペテロが、やがてユダヤ人以外に信者を求めるパウロに対して、またしても同じ弱さを露呈することになる姿を描きます。

    そのパウロについては、キリスト教がユダヤ民族の枠を超え出ていくきっかけを作った人物として評価されながらも、彼の説く復活信仰の普遍性が、その後ギリシアや日本のような汎神論的な信仰の根づいている地域にお

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    2017年12月03日
  • 面白可笑しくこの世を渡れ

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    階段を上り下りする下駄の音、おいしげった夏草の間に聞こえるキリギリスの声、落ち葉を掻く竹箒の音・・・・なくなった日常生活の音に歳月の流れを見る。何十年ぶりに会う人は幻滅さえも齎す。賑わっていたアーケードがシャッター街に変わり果てた姿は言いようのない寂しさを漂わせる。歳月は様々な感慨を想起させてくれる。時に歳月は人を慰め癒してもくれる。本書には1970年から2000年までのエッセイが収められており、人それぞれに流れる歳月に夢想を馳せさせてくれた。

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    2015年10月25日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    作者があとがき風の「しめくくり」でふれていますが、人間の内側の分からない部分に興味を持った時期の作者が書いたエッセイであり、先に読んだ『鹿の王』のテーマの一つと奇しくも符合し何やら偶然ではなく、因果律のなせる技か。ユングの心理学にも少し興味を持ちました。
    書いた時代から時が経て陳腐した内容はあるものの、全体として楽しく読ませていただきました。

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    2015年08月16日
  • ユーモア小説集

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    昔の背景が良くわからないけどそれでも面白いと思える話がありました。
    またいつか読み直そうと思います。

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    2015年03月27日
  • ひとりを愛し続ける本

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    ネタバレ

    女性に対して書いてある本、悪女とは存在せず、本人がいい妻、理想的な女性になろうとしているが、理想とはかけ離れている状況において、女性自身が悪い女と定義している状態である。
    自分の考えたこともなかった内容が書いてあり新鮮であった。
    度々、表題と内容の乖離があると感じたため、星3つとした。
    内容的には4位。

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    2015年02月16日
  • 私は私、これでよし

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    遠藤周作さんの本をはじめて読みました。晩年を過ごすに当たってのエッセイ。
    なかなか毒の効いている筆者の人生論を聞くのは面白く、「いいじじいの語る、これまで」といった感じ。

    人生とは・・・
    医者とは・・・
    など老いても、こんなことを考えるんだな、という参考になる本。以下抜粋。
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    我々は人生はなにか。知らないから人生について考えて生きて行くのである。

    全く濡れていないタオルをしぼって水をひねり出すような苦しみも何度かあった。

    与えられた状況や条件を最大限に利用して、それを享受し、あらゆる角度から満喫するのが、生きること。

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    2014年11月17日
  • さらば、夏の光よ

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    ちょっと前に『海と毒薬』を読んで以来、遠藤周作のことが気になっていたので読みました。
    古本屋で39円だったんです。
    作中で野呂くんが「ノートルダムのせむし男はまさに僕だ」というようなことを言っていましたが、本を読んだり映画を観たりしているとたまにそういう感覚を覚えますよね。
    南条くんみたいな良い人風なのに結局は自分のことしか見えてないやつっているよね。
    野呂くんの周辺のことをなぜか見透かしてアドバイスをしてくる母親というのが妙に不気味に感じました。

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    2014年11月03日
  • 面白可笑しくこの世を渡れ

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    最後らへんまで、タイトル通りの、何気ない生活のなかのちょっと笑ってしまうエピソードが紹介されているのだけど、最後の第五章で一転、ノスタルジックな話が多くて、ちょっと泣きそうになった。

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    2014年10月11日
  • 面白可笑しくこの世を渡れ

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    遠藤周作の軽妙なエッセイ、悪戯やくだらない遊び心の中に、心穏やかにしてくれる言葉と発想がある。
    ただ、時代的にが70年代から90年代なので、普遍的なものもあるが、ちょっと時代にそぐわない部分があるのは否めないか。

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    2014年09月28日
  • 満潮の時刻

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    病院独特の希望とは遠い場所にある暗い雰囲気が重たかったです。そこにいる人たちの日常なので陰鬱な感じではないですが、やっぱり異質ではあるかなと思います。
    あたしも病院なんて歯医者くらいしか縁がないので、想像するだけで恐怖の場所です。医学のことはよく分からないですが今はきっと手術するのに骨を切ったりしないですよね……「海と毒薬」でも出てきたシーンですが、怖い以外のなんでもない。物語よりその医療的な部分の方が印象的でした。
    どことなく中途半端な感じがしたのは、明石の長崎旅行のせいじゃないかと思います。
    遠藤作品と長崎は切っても切れない関係ですが、この作品に限ってはなんだか唐突なような気がします。奥さ

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    2014年09月06日
  • 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    時代背景、使うツールは違えど、基本は変わっていないなと実感。
    人間の気持ちの扱い方なんて、そう変わらないのだなと。

    手紙の書き方は相手の身になってするような、ゲーム。ブログにも応用ブログはラブレターを書くようなつもりで(笑)自分の言葉で自分なりの表現、慣用句、形容詞を作り出すことも大事。
    オリジナルな言葉。

    形式的な書き方をしない。
    形式的にすると楽だけど、ないように変化がない。。。
    時には、すんごい入り方をしても良い。
    いろいろなスタイルで伝える。

    下手でも自分の言葉、思いを書く事で次へのきっかけを見つけられる事を期待して

    文は相手の身になって、受け取る側読み取る側の身になって、どう

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    2014年09月02日
  • 聖書のなかの女性たち

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    苦しみは分かち合うものなんだと。
    だからイエス・キリストはあえてあなたたちを選んだんですよってさぁ。彼女たちは私たち現代女性の等身である。

    支えてほしいと口にだしていえないときもある。でも言わなくとも支えてくれる人がいる。

    多くの人々のそんな存在であり続けたいと願った、彼を、その最後の瞬間まで支えたものは一体、何やったんやろ?

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    2014年05月11日
  • 笑って死にたい

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    ネタバレ

    ユーモアの根底には愛情がなければならぬ パンチのきく涙の使い方教えます 医学は少なくとも現在、本人が望むと望まないにかかわらず、一日も長く生き伸ばすことを研究している 

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    2014年05月06日