遠藤周作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
遠藤周作さんの本をはじめて読みました。晩年を過ごすに当たってのエッセイ。
なかなか毒の効いている筆者の人生論を聞くのは面白く、「いいじじいの語る、これまで」といった感じ。
人生とは・・・
医者とは・・・
など老いても、こんなことを考えるんだな、という参考になる本。以下抜粋。
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我々は人生はなにか。知らないから人生について考えて生きて行くのである。
全く濡れていないタオルをしぼって水をひねり出すような苦しみも何度かあった。
与えられた状況や条件を最大限に利用して、それを享受し、あらゆる角度から満喫するのが、生きること。 -
Posted by ブクログ
病院独特の希望とは遠い場所にある暗い雰囲気が重たかったです。そこにいる人たちの日常なので陰鬱な感じではないですが、やっぱり異質ではあるかなと思います。
あたしも病院なんて歯医者くらいしか縁がないので、想像するだけで恐怖の場所です。医学のことはよく分からないですが今はきっと手術するのに骨を切ったりしないですよね……「海と毒薬」でも出てきたシーンですが、怖い以外のなんでもない。物語よりその医療的な部分の方が印象的でした。
どことなく中途半端な感じがしたのは、明石の長崎旅行のせいじゃないかと思います。
遠藤作品と長崎は切っても切れない関係ですが、この作品に限ってはなんだか唐突なような気がします。奥さんと行くかと思ったら明石一人だったし。
なんとなく尻すぼみな感じがしてしまいました。 -
Posted by ブクログ
時代背景、使うツールは違えど、基本は変わっていないなと実感。
人間の気持ちの扱い方なんて、そう変わらないのだなと。
手紙の書き方は相手の身になってするような、ゲーム。ブログにも応用ブログはラブレターを書くようなつもりで(笑)自分の言葉で自分なりの表現、慣用句、形容詞を作り出すことも大事。
オリジナルな言葉。
形式的な書き方をしない。
形式的にすると楽だけど、ないように変化がない。。。
時には、すんごい入り方をしても良い。
いろいろなスタイルで伝える。
下手でも自分の言葉、思いを書く事で次へのきっかけを見つけられる事を期待して
文は相手の身になって、受け取る側読み取る側の身になって、どう感じ取るか、どんな情報を欲しがっているか想像しながら、書き上げること。
これは一つの訓練。誰に対して書いているかイメージを繰り返す。
伝えたいことを何度も連ねない。
最後に強烈なインパクトを
この作品の時代背景がいつなのかと思いながら読み進めると、昭和35年頃、、、。女性の変わりよう(大胆に)はかれこれ50年以上続いているという事に、、、(笑)
※一寸(ちょっと) -
Posted by ブクログ
ネタバレ遠藤周作のイメージが変わった。信仰についてハードコアに突き詰めた作品。
白い人
舞台は第二次世界大戦中のリヨン。不器量な容貌で厳格な親のもとに育ち、抑圧された主人公は女中が犬を折檻しているのを目撃してサディズムに目覚め、アデンで少年を襲う。
学校に入ってから、神学生に心酔する女生徒の下着を盗み、舞踏会に呼び出して踏みにじる。
自らの異常性を隠し善良な天使を母の前で演じ続け、母の死を見届ける。
かつて自分が踏みにじった女生徒と神学生が教会で信仰の道に生きているのをのぞき見ると、フランス人であるにも関わらずナチスに入隊し拷問に明け暮れる。
あの神学生がナチスに囚われ、自分の担当となると、彼とともにいた女学生も捕えてきて神学生に自白か女学生への乱暴かどちらかを迫る。
自室に女学生をつれこみ、神学生の身の危険をほのめかしながら
乱暴する。神学生は拷問の末、教えにそむいて自殺し、女生徒は発狂する。
主人公は言いようのない悲しさを覚えるのであった。
「黄色い人」
第二次世界大戦中の神戸。教えに背き不倫をし白眼視される神父は、自らの罪に苦しみ続ける。出征中の婚約者を裏切って内通する主人公。拳銃を隠し持っていることを警察へ密告し、家宅捜索に合う神父。「なむあみだぶつ」と唱え、すべてをあるがままに呑み込んで半ば自堕落に暮らす人々。