あらすじ
溢れんばかりのユーモア、該博なる知識の所有者・狐狸庵山人が、古今東西、森羅万象の名言、格言に、自由奔放、縦横無尽、手当り次第に挑戦。迷える心、鬱屈した精神、卑属な心情をものの見事に解き放つ。笑いと諷刺のうちに人生の諸相を皮肉る、おかしなおかしなエッセイ集。
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遠藤周作先生の著作、久しぶりに
遠藤先生の書籍は学生時代に「イエスの生涯」「死海のほとり」「沈黙」を読んでから「白い人・黄色い人」他、純文学作品から「フランスの大学生」などのエッセイ、「おバカさん」etc.幅広いジャンの著作を愛読しました。30年近く前に亡くなられたときは本当に残念でした。
「勇気ある言葉」は初めて読みましたが遠藤先生らしいシニカルなユーモアにあふれていて大変楽しかったです。〈編集部注〉は途中で遠藤先生が書いているのでは?、と思いましたが、最後の「災い転じて福となす」で合点がいきました。
Posted by ブクログ
格言・ことわざに対して遠藤氏が解釈をつけ、
最後は、編集部からのツッコミがはいります。
まんまとだまされました。
最後まで読んだ人ならわかりますよね。
この本もよく笑いました。
Posted by ブクログ
遠藤周作のポテンシャルの高さが見事に表されている短編集。
最後のオチには思わず「え!」って声を出してしまった。
天才は笑いを作ることにおいても天才だったのか。
そこらへんのお笑い芸人の何百倍も面白い。こりあんせんせー