【感想・ネタバレ】P+D BOOKS 決戦の時(上)のレビュー

あらすじ

知られざる織田信長「若き日の戦いと恋情」。

「神も仏も、己の他に何も信じぬ。余は魔王になる!」18歳の若き織田信長は、自らをうつけ者と断じ、棟梁と認めない叔父、そして弟を謀殺する。

その一方で、やがて尾張を巡る攻防でしのぎを削ることになるであろう今川、斎藤との勝算のない決戦に命を賭して挑む。

若き日の信長の知られざる苦境や孤独と、唯一無二、信長が心を許した年上の恋人・吉乃(きつの)との恋情、交情の日々を初めて詳細に描いた、筆者渾身の歴史長篇前篇。

吉乃の実家・前野家の文書「武功夜話」をベースに、戦国時代のヒーロー織田信長の知られざる一面が描かれている。

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Posted by ブクログ

遠藤周作版織田信長。若き日の信長の孤独を『武功夜話』を元に、信長が唯一心を許した吉乃、川並衆、若き日の秀吉である藤吉郎らとの日々を描く。
濃姫については実際には定かではないところが多く、諸説ある。本作では濃姫とは政略結婚の意味合い強く、すぐに死去する扱いとなっている。
戦国時代、嫁の実家と争いになれば、実家に返されるのが常である、さらに濃姫が子供を産んでいない事からも、あまり信長に影響を与えていない展開に納得できる。

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2024年11月26日

Posted by ブクログ

遠藤周作が織田信長を書いていたとは知らなかった。書かれた時代の解釈ということで、フィクションとして面白かった。遠藤周作が書くのはこういう信長像なのかという感想。

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2017年03月16日

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