入間人間のレビュー一覧
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購入済み
青春と生死観(百合)
「気づけば春が来て、気づけば夏になり、気づけば秋が訪れて、気づくとこたつの中から出られなくなる。」青春にはいずれ過ぎ去る儚さが付き物で、それでもしまむらお婆ちゃんが残される話は肺が握り潰されそうになるから本当やめてほしくて、だけど死んだくらいでしまむらに会いに来る安達を止められる訳もなくて、シリアスの間に二人でエッチなこともしつつ(え)、始まる前から最期までの全ての思い出を引き連れて、最後はやっぱヤシロなんよなと誇らしげな番外編。
いつかの月の石にさえ出番があるなら、そりゃ人生、何事も無駄じゃないんだなって思う。
安達の輝きを知らない世界は無知だとしまむらは言うけど、それを見つけるためにしまむらと出会わせたと考えば、世界は実にいい仕事してます。それでいうと今回初登場した同僚の人は、第三者から二人の輝きを見る視点はが増えて超ナイスですね。もっと同級生とかに惚気っていけよ安達といつも思ってたから助かります(?)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレたわいもない日常を描いているはずなのに、気づけば時間や空間を超えて、形を変えながら続いていくものの話になっていた。
10巻以上かけて積み重ねてきた関係が、若い時間だけで閉じず、その先の未来にまでつながっていく感じがすごい。
人は変わり、時間は流れ、失われるものもある。
それでも、ヤシロのように覚えていてくれる存在がいることで、日常はどこかに残り続けるのかもしれない。
そして、ここまでの世界が整っていったきっかけは、やっぱりあの時の安達の勇気だったのかもしれない。
自分が大切にしたいことを、かなりクリティカルに表現されたような感覚があった。
これまで読んだ本の中でも、かなり上位に残りそう。
『99.9』というタイトルも含めて、この二人の関係がたどり着いた場所を、静かに見届けたような読後感だった。 -
ネタバレ 購入済み
今回安達の溶けた顔芸が多くて可愛かったです
遂にしまむらに告白したわけだけども、最後の流れは付き合う感じかな?
2人の性格的にまたすれ違いそうな気がするなー -
Posted by ブクログ
ネタバレ1巻の水池海の「で、その正しさはあたしに何をくれるん?なんもくれんのなら、あたしは間違ってる方に行くわ」ってセリフに対して、2巻の星高空の「善意じゃない。良心じゃない。前向きじゃない。でもそれを的確に言ってくれるなら、もう、それ以上の善意なんてあるのだろうか?心地よさが本物なら、それは答えにならないのだろうか?」での答え合わせがめちゃくちゃすき。
彼女たちに必要なのは「正しさ」ではなく、善意ではないものだとしても「優しさ」「愛情」なんだろうな。
そこから地平潮をファンタジーと結論づけて水池海は正しいと評価する"答え合わせ"の私の初恋相手がキスしてた2巻が狂わしいほど好き。
ずっと頭がよくなりたいと教科書を眺めていた水池海の気持ちが3巻になって分かるかもしれない。となっているのがものすごく好き。