あらすじ
「しまむらって、会社の人にお昼とか誘われたりする?」
「そりゃあ、時々はありますけども」
「………………………………………」
「その目はなぁに」
「勘違いしないで、私はそこまで、その、束縛する方じゃなくて」
「すいと嘘をおつきになる」
二人の日常は家からスーパーから、そして海の向こうまで。書き下ろし多数の短編集、第三弾。
感情タグBEST3
青春と生死観(百合)
「気づけば春が来て、気づけば夏になり、気づけば秋が訪れて、気づくとこたつの中から出られなくなる。」青春にはいずれ過ぎ去る儚さが付き物で、それでもしまむらお婆ちゃんが残される話は肺が握り潰されそうになるから本当やめてほしくて、だけど死んだくらいでしまむらに会いに来る安達を止められる訳もなくて、シリアスの間に二人でエッチなこともしつつ(え)、始まる前から最期までの全ての思い出を引き連れて、最後はやっぱヤシロなんよなと誇らしげな番外編。
いつかの月の石にさえ出番があるなら、そりゃ人生、何事も無駄じゃないんだなって思う。
安達の輝きを知らない世界は無知だとしまむらは言うけど、それを見つけるためにしまむらと出会わせたと考えば、世界は実にいい仕事してます。それでいうと今回初登場した同僚の人は、第三者から二人の輝きを見る視点はが増えて超ナイスですね。もっと同級生とかに惚気っていけよ安達といつも思ってたから助かります(?)。
Posted by ブクログ
イントロから「しまむら」に焦点を当てたSS集になるのかな、と思い読み始めて、確かにしまむら視点のお話が中心だけれど、あだしま母どうし、「日野とながふじ」のエピソードに安達視点のストーリーが時系列をシャッフルしながら展開するという構成が何とも刺さりました。どんな時代でも、どんな状況でも、安達としまむらは必ず出会う。そんな「うんめー」を改めて感じた次第です。