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「安達としまむら」
2020年10月~ TBSほか
声の出演:鬼頭明里、伊藤美来、沼倉愛美
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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Posted by ブクログ
本編が終了した後の二十歳の時や社会人になり同棲している時、安達や皆の死後のおばあちゃんになった時、死後、3700年後の安達としまむらを描いた短編集。
登場人物の心情が丁寧に掘り下げられて描かれており、時を経て変わってしまうこともあるものの安達としまむらのお互いを思いやる心や愛は変わらないことがヒシヒシと伝わってきた。また、死後の風景は今までの軌跡を思い返すような美しい描写で、幸せな最期を迎えられたと知れたのが嬉しかった。
どこまでも時間の流れに対し無力な人間に対し、全く変わらないものとして、ヤシロの存在があり、3700年経ってもしまむらの願いを叶えているのが象徴的だった。二十歳になった章で「変えられない過去も悪いものじゃない」と思ったしまむらの言葉にもあるように、変わらないヤシロはある意味、何があっても立ち返る最初の場所として、昔の記憶や思いを錨のように留めておき今の感情を相対的に考えさせるための存在なのかと思った。
ファンとしてはとても満足で泣きそうになるくらいだったが、物語自体には特に大きな動きがあるわけじゃないためキャラが好きだから読めた部分はあると思う。死後であったり〇〇年後とか二次創作でよくありそうな話を公式がやるとは思わなかった。
Posted by ブクログ
たわいもない日常を描いているはずなのに、気づけば時間や空間を超えて、形を変えながら続いていくものの話になっていた。
10巻以上かけて積み重ねてきた関係が、若い時間だけで閉じず、その先の未来にまでつながっていく感じがすごい。
人は変わり、時間は流れ、失われるものもある。
それでも、ヤシロのように覚えていてくれる存在がいることで、日常はどこかに残り続けるのかもしれない。
そして、ここまでの世界が整っていったきっかけは、やっぱりあの時の安達の勇気だったのかもしれない。
自分が大切にしたいことを、かなりクリティカルに表現されたような感覚があった。
これまで読んだ本の中でも、かなり上位に残りそう。
『99.9』というタイトルも含めて、この二人の関係がたどり着いた場所を、静かに見届けたような読後感だった。
「安達としまむら」
2020年10月~ TBSほか
声の出演:鬼頭明里、伊藤美来、沼倉愛美
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