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「安達としまむら」
2020年10月~ TBSほか
声の出演:鬼頭明里、伊藤美来、沼倉愛美
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
前半は、本当に「あだしまの日常」を切り取ったような短編集だった。
ただ、後半でしまむら父、しまむら妹、やしろ、安達の母の視点が描かれることで、その日常が少し外側から照らされていく感じがとても良かった。
特に、成長したしまむら妹のエピソードが印象に残った。
時間は「いつまでも」を錯覚させながら、少しずつ色々なものを奪っていく。
一見すると寂しい考え方だけど、妹はそれを悲観するというより、どこか受け入れているように見えた。
だからこそ、家族で過ごした日々を、永遠に近い存在であるやしろに託すような流れに希望を感じた。
やしろはとても哲学的なことを言っているのに、本人はどこまでも無邪気なのが面白い。
さらにやしろ目線の短いエピソードでは、情報処理や身体の変化などSF的な要素も見えて、やしろという存在の解像度が一気に上がった。
AIのような情報処理能力を持ちながら、ドーナツには心から喜ぶ。
そのギャップがとても良かった。
もし宇宙人やAIが人間と関わる未来があるなら、やしろみたいな存在であってほしい。
そして、やしろの無邪気さは、しまむらたちの綺麗な心に触れたからこそ育ったものなのかもしれない。
ただの日常の短編集に見えて、時間、記憶、希望、そして人ならざる存在との関わりまで感じさせる巻だった。
「安達としまむら」
2020年10月~ TBSほか
声の出演:鬼頭明里、伊藤美来、沼倉愛美
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