山折哲雄のレビュー一覧
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山折老師の「哲学」というか、エッセイに近い人生の「終末期」に関する考察である。簡潔にして平明な名文が、そのように感じさせるのだろう。インドでは古来、人生では「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」の四住期を経るのが理想とされるが、日本で特に「林住期」「遊行期」に特徴的な業績(?)を残した4人・・・西行・親鸞・芭蕉・良寛・・・を取り上げて、それぞれの業績とそれに至るまでの葛藤を描き、またそれぞれの思想の関連性を考察している。本書の冒頭で、著者が老境を迎えて処分を進めてきた書籍のうち、どうしても処分に踏み切きれなかった全集類を最近手放して、意外にも「身軽」さを感じた、と述べている。そしてそれが本書の題名の「身軽」となっているのであって、前記4人が老境になっていかに「身軽」(ニルバーナ)を迎えたか、が主テーマとなっているのでだ。それにしても、著者も触れているが、この本を書くに当たって資料を大量に入手したであろうから、著者は再度「身重」になってしまったのではなかろうか。
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多少の例外があっても。
日本では恋愛問題を取り上げた物語で、
知識階級が恥じない賞賛を博したのは、
明治の夏目漱石まで無かった。
ぢゃあ、「源氏物語」はどうなんだ?という声が聞こえますが。
アレは恋愛なんかぢゃあ無いよ、と。
だって、顔も見たこと無い相手と和歌を交換したら闇の中でベッドイン、ですよ?
個人と個人、性格と性格。
そういう人間性の交錯では、なかったわけです。
あれは恋愛ぢゃなくて、「もののあはれ」っていう、
長い歳月の人の営みの印象みたいなことについての文章でせう、と。
漱石さんは、19世紀までの欧州のブンガクを気が狂う寸前まで綿密に研究した学者さんだったわけで。
つまり漱石さんによって明治時代に、
「個人と個人として、恋愛心理を描く」
という表現が、
「ニンゲン探求において大事なことである」、
という考え方自体、その価値観自体が、輸入されたんですね。
恋愛の解放。性欲の解放。
特に、女性の側にも個性や性格や感情がある、という。
女性の、恋愛、そして性欲の解放。
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って言うのは、
この本で谷崎さんが言っていることです。
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そして続けて。
それまでの日本史でいかに、「女性」というのが描かれてきていないか、という話がひとくだり。
まあ確かに、名前が残っているのが「ねね」とかほんと数人ですものね。
あとは「だれだれの娘」ですからね。
(これについては、西洋の事例を詳しく知らないので、それがどこまで日本独特のユニークなことなのかは分かりません。
だいたい、西洋だって、やっぱり漱石のような、「自我と自我の交差点」みたいな恋愛関係の小説が生まれるのは、やっぱり19世紀…甘く見ても産業革命以降でしか無いのでは?と、おもいます)
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それでは、つまり、個である自分の主張というか。
個性の主張というか。
そういうのは、簡単に言うと江戸時代くらいまでは、男性もあまりしなかったし。
女性はなおさらだったわけですね。
それがまあ、明治以降はそうでもない、と。
女性でも、俺は私はワタクシは、という主張の時代。
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で、それが良いとか悪いとかは、谷崎さんは恐らく関心なくって。
「日本語に色気という言葉がある。
これはちょっと西洋語に訳しようがない」
「放縦で露骨なものよりも、内部に抑えつけられた愛情が、包もうとしても包み切れないで、ときどき無意識に、言葉づかいやしぐさの端に現れるのが、一層男の心を惹いた。色気というのはけだしそういう愛情のニュアンスである」
と、言うわけです。
まあつまり、アメリカ式の露骨な個性、肉体、意見の露出。。。
と、いうのは色っぽくなくて。
儒教に押し込められているような婦人のちょっとしたイロイロなところが、いやあ、色気だなあ、と。
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だからなんなんだ?
と、言われるとそれまででして。
まあでも、近代日本文学史に燦然と輝く、エロと変態の大卸のような谷崎先生にそう書かれると、「なるほどなあ」と思わざるを得ませんね。
(そもそも、谷崎センセイの言に従っての「色気」、というのは、我々は語れるのか?
もはやそれは、絶滅した希少生物のようなものなのではないだろうか?
という疑念も…)
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角川ソフィア文庫。
この文庫では先行で「陰影礼賛」というタイトルで、谷崎のまあ、エッセイ集が出ています。
その「陰影礼賛」が評判が良かったのか、ほぼ同じような作りの一冊。
エッセイ集です。
谷崎潤一郎さんの文章は、ほぼほぼ好きです。
まだまだ未読の本がいっぱいあるので、楽しみでなりません。
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営業用でしょうか、それなりに扇情的なタイトルのエッセイが、表題作になっています。
「恋愛及び色情」婦人公論 昭和6
「夏日小品」初出不明 一部抜粋
「にくまれ口」婦人公論 昭和40
「老いのくりこと」中央公論 昭和30
「私の初恋」婦人公論 大正6
「父となりて」中央公論 大正5
「女の顔」婦人公論 大正11
「頭髪、帽子、耳飾り」婦人公論 大正11
「縮緬とメリンス」婦人公論 大正11
「都市情景」週刊朝日 大正15
「「九月一日」前後のこと」改造 大正15
「東西美人型」婦人公論 昭和4
「関西の女を語る」婦人公論 昭和4
「東京をおもう」中央公論 昭和9
という、長短取り混ぜた内容。
時代的にも1916−1965という振れ幅で、谷崎さんの年齢で言うと
30歳くらい−80歳くらいという、物凄い期間をカバーしています。
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冒頭の「恋愛及び色情」から始まって。
和服や洋服のファッションについての軽めのエッセイもあれば、
「いやあ、父親になったときの心情って言われても、特に何も感じなかったっていうか、芸術家としての俺の悪魔性っていうのが大事だから、それが薄まるのが怖くってサ」
みたいな内容のエッセイもあります。
そして、後半になるに従って、この本の編集意図としては、
「谷崎潤一郎が語る関東大震災」
ということになってきます。
まあ、311東日本大震災が意識されていますね。
谷崎さんはもう職業作家として売れていた40歳前後の頃、1923年に関東大震災を経験しています。
その経緯は本文に詳しいのですが、要は谷崎さんは、大正時代に入って膨張する都市・東京の混雑に愛想をつかして、その頃は横浜にいたんですね。
更にいうと被災の瞬間は箱根でした。
で、「この震災の破壊で、醜い東京が、都市として整備されて美しくなるのでは」という考察も述べています。
うーん、この辺、大衆心情のファシズムが厳しい2016年現在では、とてもぢゃないけど言えないことですね。炎上します。
だって、大勢死んだあとですからねえ。いやあ、ジャーナリズムも大らかだった、っていうことです。
そして、そうした被災日記みたいな文章はそれなりに面白いのですが。
谷崎センセイは震災がきっかけで関西に移り住んで。
そのうち戻るつもりだったようですが、すっかり関西が気に入ってしまって。
そのままどっぷり移住しちゃいます。
その後に書かれた「東京をおもう」などの文章で、
もう笑っちゃうくらい、
「東京あかん。関西がええわ」とのたまわっています。
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このあたり、僕も東京人ですが、仕事の転勤で5年関西で暮らして、
実は谷崎さんと同じ感想をもっているんです。
なので、共感、大いにするんです。
特に食生活とか。
ただ。それにしても、ひどい。
あんまりで、東京がかわいそうになってきます。
なんていうか、ヒステリーとも違うんですけど、
「もうこれは、確信犯のユーモアなんぢゃないか?」
っていうくらい。
「なんかさあ、そもそも顔つきが気に食わないんだよね」
「物腰がだめなんだよね」
みたいなレベルなんです。ほぼ、爆笑です。
ノーベル文学賞にリーチだった偉大な文学者なんですけどねえ(笑)。
(原文より)
「何一つ京阪に優ったものがあるのではない」
「彼らは概して見え坊の癖に意思が弱い」
「ブリリアントな人種ではない」
「田舎だ。米沢や会津や秋田や仙台の延長なのだ」
「目黒の不動、堀切の菖蒲、柴又の帝釈天、堀之内のお祖師様、そんなのが四季の行楽であるとは、まあ情けない」
「江戸のものは、皆、間に合わせで規模が小さい」
「おっとりしたところがない」
「とんちやシャレにさえも、一脈の淋しさが漂う」
いやあ…もうほんと、絶句です。
アンチ東京の、関西原理主義者がいたら、この本はバイブルと呼ばれるのではないかしらん…。
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まあ、僕も関西に5年くらして、実はほぼほぼ、同感なんです。
なんだけど、ここまで言われるとねえ…
小声で言い返したくなりますね…
例えば…うーん。
落語は僕は、やっぱり江戸落語の「粋」とか「素っ気なさ」が良いと思います…主に志ん朝さんですけど…
あとは何だろう…実利を離れた文系的な研究や試作、みたいな精神風土もやっぱり東京のほうがあるのでは…
なによりも、谷崎センセイ、あなたみたいな人を生み出したのは、やっぱり東京だと思うんだよなあ… -
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ネタバレ2016年、21冊目です。
このタイトルと同じ書籍を読んだことがあります。
4人の著者の一人である大津秀一さんの終末期医療の現場経験に基づいて書かれた本だったと思います。確かテレビでも取り上げられていました。この本は大津さんに加えて、3人の著者が「死」に向き合うことについて書かれています。
渡辺和子さんは、「置かれたところで咲きなさい」の書籍が有名なノートルダム清心女学院の理事長です。一期一会を大切に生きることを書かれています。
著者の一人で「納棺夫日記」で有名な青木新門さんの死をもっと身近なもととして感じ、生活から遠ざけない生き方をしようと書かれています。現代人が死やそれにまつわる出来事から遠ざかって暮らしていけるような社会の仕組みになっています。
中世の諸行無常の観念は死を身近に感じた人たちの考え方だと改めて感じました。 -
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岡潔の名前を見ると、つい手に取ってしまう。『春宵十話』も『春風夏雨』も角川ソフィアから発売されたことが実に嬉しい。
数学の教科書に写真が載っていたほど有名な数学者なのだが、こうした著作を読んでいると、日々ほのぼのと、しかしながら心の眼は炯炯とした変わったおじいさんである。
私が、岡潔に惹かれるのは、読んでいると自分の感じていることを一つ外側から見つめることが出来る時間に出会えるからだと思う。
思う、とか、感じる、と言うことの大切さを改めて実感出来るのである。
美しさというものの見つめ方、心というものの在り方、それらを分かりやすく伝えられることにいつも驚く。
難しい言葉でごにょごにょ言うのではなく、親切で勤勉であれ、とはっきり諭してくれる。
書物とは素晴らしいと思うのは、岡潔の言葉がそこに在るということだ。
何年経っても消えない言葉と、私は向き合っているんだなあと嬉しくなる。
どこかで何かがカチッとはまって、次に進めるようになる。
良い本は、沢山読むべきである。
そうして成り立つ自分というものが生きていることで、誰かに何かが出来たらと思う。 -
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宗教学者である山折先生のエッセイ風の死を考えるための手引書。本の帯には「死と向きあう作法」とあります。
東日本大震災のすぐ後に書かれた内容でもあるので、震災に関連した話題も多く取り上げてあります。先生自身岩手県の花巻市がご実家でもあり、当然と言うべきなのか宮沢賢治の自然への考え方にも触れています。葬送の本来の意味、失われてしまった今の既成宗教の求心力のことなどや日本人の持つ宗教観は元より自然への畏敬の念、無常観では村上春樹さんが外国で震災と復興をテーマにスピーチした内容の一部も紹介しています。
齢80という節目にご自身の身の始末も織り交ぜながらの中身は、死ぬ時は誰でもひとりであることを忘れたかのような、メディアの報道の仕方に釘を刺すことにもなっています。ひとりでひっそりと死んでいくのは、何もあわれでもなくみじめでもないとありますが私もそのとおりだと思っています。 -
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「源氏物語」に出てくる京都の現在の風景、神社仏閣、地名を訪ねる。1000年も前の小説に出てくる場所を現在に当てはめるのは、至難のことだったと思われる。
ただ、たいへん丁寧な仕事をされているため、この本を持って京都巡りをしたいと思った。
物語の内容も丁寧に紹介されていて、紫式部一人が書いたのではないと、書かれているのには驚いた。確かに、内容がガラッと変わるのを説明されると納得。
あんがい紫式部は全く関わってないんじゃないのと、思ってしまう。(紫式部が大嫌いなので)
私の好きな神社仏閣も紹介されているのも嬉しかった。
ぜひ、この本を持って京都巡りをするぞ~‼ -
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ネタバレP25
宗教を全面に打ち出せない現代社会の中で、「生きる意味」をどこに見出せばいいのか、「人を殺してはいけない理由」をどう説明すればいいのか。この対談では、こうした難問中の難問に、神や仏に頼らずに、どこまで追っていけるかを考えたいと思います。
目次
はじめに
第1章 「殺すな」の思想を問う
ある少年の問い/「殺すな」の思想と近代/「三種還元の方法」の限界/誰もが加害者でもある/少年の問いにどう答えるか/「比較地獄」の時代/「無常」の三原則/ロゴスの力
第2章 魂、そして死について
「一人」という問題/親鸞の「一人」/デカルトのコギト論/ヨーロッパ的人間観との違い/集団主義による「いじめ」/鎮魂について/「信ずる宗教」と「感ずる宗教」/「心」をめぐる探究の系譜/浄土と無常/宮沢賢治の信仰心/「写真葬」と化した現代の葬儀/死のイメージ・トレーニング/無神論について/死んだらどうなるのか?/理想の死に方
第3章 限りある命をどう生きるか
命のイメージ/手を合わせる理由/限りある命をどう生きるか/「誕生肯定」と「消滅肯定」/絶望と欲望からの解放/命をめぐるアメリカでの論争/ハンス・ヨナスの思想/悪の問題/菊池寛の小説と赦し
第4章 「個人の幸福」と「全体の幸福」
宮沢賢治の幸福論/「なめとこ山の熊」の二つの死/赦しとしての死/「やまなし」に描かれた二つの世界/『銀河鉄道の夜』の思想/若い世代の生きるキツさ/二つの手立て/すべての魂に誕生肯定はあり得るか
第5章 救いとは何か
「人は死んでも消えてしまわない」/天地万物に命が宿る/「命を大切に」という標語/「ハーバード白熱教室」の欺瞞/功利主義的哲学への批判/「サバイバル戦略」と「無常戦略」/命の生まれ変わり/原発事故をどう受け止めるか/救いの最終的な根拠とは?
おわりに -
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地震の研究もしていたし、文筆家としても名高い寺田寅彦の随筆から、地震をはじめとした天災に関したものを編纂した一冊。もちろん3・11を受けてのものだ。関東大震災時の日記から昭和10年くらいまでの折々の天災(主に地震と台風)に関して書かれたものが収録されている。少なくとも70年くらい前に書かれたものだが、昔から人が住んできた地区は大丈夫なのに新造成地ばかりが地震の被害に遭っているとか、地震のない西欧の建築をそのまま真似しているとか、天災のパニックからか尋常に考えればありえないデマ・風評を信じる人がいるとか、いま読んでも十分に納得できる。ただし、ということは、私たちはまた同じ轍を踏んだということでもあろう。
一方で、日本人は日本人なりに、天災とそれなりにうまくつき合ってきたとも述べている。あえて簡素で壊れやすいつくりの家屋文化や、天災に対するあきらめのよさなど。自然を征服するものでなく、謙虚につき合っていくことの大切さも説いている。
70年前から本書に述べられているような考えがあったというのに、3・11で同じ轍を踏んだというのは、一方では学習能力のなさ、備える意識の欠如であるとともに、もう一方では、このような被害は茶飯事と考える日本人なりの連綿と続いてきた天災との仲と考えてもいいのかもしれない。 -
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大抵の日本人は自らを無宗教者としていますが、日本人の日常生活には宗教的行動がたくさん浸透しています。
そのような「宗教」という物の日本人の考え方や宗教の意味、そして人間にとって宗教はなぜ必要なのかなど、4人の著者が幅広く考察して論じています。
私も本書を読むまでは宗教そのものの意味もよく分からず、偏見でしか宗教を見る事ができませんでした。しかし本書によって「宗教」そのものの意味や存在理由を知ることができ、宗教に対する観方がずいぶん変わりました。
国際化していく現代で日本人独特の宗教に対する偏見を見直して、本書によって世界ではあたりまえのように信仰されている宗教について知る事も重要だと思います。 -
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ネタバレ[ 内容 ]
今、あらためて親鸞をよむ。
頭で「読む」のではなく、からだで「よむ」。
それは、描かれたその面がまえから、残された筆跡、歩いた道筋から、そして主著『教行信証』や“和讃”の言葉から親鸞の息づかいを感じとり、その苦悩にふれる営みである。
加えて妻・恵信尼の自筆文書を新たな視角で読み解き、親鸞九十年の生涯の到達点に迫る。
[ 目次 ]
序章 ひとりで立つ親鸞
第1章 歩く親鸞、書く親鸞-ブッダとともに
第2章 町のなか、村のなかの親鸞-道元とともに
第3章 海にむかう親鸞-日蓮とともに
第4章 弟子の目に映った親鸞-唯円と清沢満之
第5章 カミについて考える親鸞-神祗不拝
第6章 親鸞をよむ-日本思想史のもっとも戦慄すべき瞬間
第7章 恵信尼にきく-日本思想史の背後に隠されていた「あま・ゑしん」の素顔
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ネタバレ[ 内容 ]
平城遷都から千三百年―。
しかし、その遙か昔より奈良は「国のまほろば」として栄えていた。
古代国家の舞台となった飛鳥や神武帝の橿原の地に始まり、聖徳太子ゆかりの斑鳩の寺社へ。
興福寺、春日大社、東大寺といった定番コースではなく、時代の流れに沿って歩いてみるのも歴史ファンならではの愉しみ方。
さらに県域を見渡せば、秋篠寺(奈良市)、長谷寺(桜井市)、室生寺(宇陀市)、当麻寺(葛城市)など、ぜひ訪れてみたい名刹が点在している。
奈良の奥深さを知るための徹底ガイド。
好評の「京都の寺社」に続く決定版。
[ 目次 ]
エリア1 飛鳥・橿原周辺の寺社
エリア2 法隆寺と斑鳩周辺の寺社
エリア3 西ノ京周辺の寺社
エリア4 奈良市街中心部の寺社
エリア5 東大寺と奈良市北域の寺社
エリア6 奈良市郊外と生駒の寺社
エリア7 大和郡山と王寺周辺の寺社
エリア8 天理・桜井周辺の寺社
エリア9 室生・宇陀・吉野の寺社
エリア10 葛城・御所・五條の寺社
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