作品一覧

  • 納棺夫日記 増補改訂版
    3.9
    1巻630円 (税込)
    〈納棺夫〉とは、永らく冠婚葬祭会社で死者を棺に納める仕事に従事した著者の造語である。「生」と「死」を静かに語る、読み継がれるべき刮目の書。 序文・吉村昭 解説・高史明
  • 人は死ぬとき何を思うのか
    3.5
    1巻1,200円 (税込)
    私たちの未来で唯一確実なのは、いつかは「最期のそのとき」を迎えるということである。しかし「そのとき」は思うようにならない。いつ訪れるかわからないからだ。だからこそ、死を真正面から見据え、考えなければいけないのではないか、という思いでまとめたのが本書である。死を受け止め、次世代に継ぎ足すというシスター渡辺和子。緩和医療の専門家として命の尽きるまで人としてできることはある――と説く大津秀一。延命治療と平穏死のはざまで終末期の人にとって最善の方法を模索する医師・石飛幸三。納棺師の経験を通して命の輝きの素晴らしさを語り続ける青木新門。「死に支度」の重要性を現代に問う山折哲雄。命を見つめてきた5人の著者の共通点は「死を考えることは、生を充実させること」という思いだ。限りある命を意識することで、自分のすべきこと、大切にするべきことがわかる。立場の異なる著者の意見を比べつつ、長寿社会の中で人生を充実させるヒントが見つかる本。

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  • 40歳を過ぎてからの大人の脳の鍛え方―新潮45 eBooklet 教養編1
    -
    1~9巻220円 (税込)
    自分たちは仕事で頭を使っているから脳の働きは保てているだろう、と思うのは大いなる勘違い。ふだんの生活で脳や身体を使っている分には、私たちは自分の健康を保つのよりも少し足りないレベルしか使っていないのです。意識してトレーニングをしなければ、脳も身体も健康を維持できません。脳トレゲーム監修者が教える、目からウロコの“脳にいい生活習慣”とは? 最近もの覚えが悪くなったとお嘆きのアナタ、必読です。

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  • 納棺夫日記 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    一章、二章と読みやすさを携え、これはノンフィクションなのだろうかと思うぐらい物語性に富んでいた。非現実のような現実。知らなかった事実。目を背けていた死との対峙。まざまざと眼前に突きつけられ、しかし己の未熟さを責めるわけでもなく、それを温かく、著者の体験として迂遠ながら間接的に教え諭してくれるような、そんな小説だった。第三章は、著者も言うように仏教用語のオンパレードで、ここにきて本作品がノンフィクションであることを思い出させる。司馬遼太郎が、専門用語による緻密な記号の羅列により成立する文は、学術論文ならさもありなん、小説においては控えるべきとあとがきで書いていたため、著者も加筆修正を加えようかと

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    2016年08月06日
  • 納棺夫日記 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    生死観を変えてくれる力のある本だ。死が怖いものではなくなり、身近な優しいものに感じられてくる。そして生きることが愛おしくなる。▼著者は生活に困窮し新聞の職安欄を見て葬儀の会社に入り、納棺を担当する。それは、筆者が(仏の)「光」と出会うきっかけとなった。生者が忌み嫌う死人が、筆者を光の救いの道へ導く。釈迦と親鸞の教えを、実体験の肌で直接感じ取って、分かりやすく語ってくれる。他方で、近代科学の視点も通して説く世界観は、説得力を有する。眠っている目を開かせてくれる本である。▼また、詩人として、すばらしい詩を、「死・生・光」とういう、新たな視点で見せてくれる。

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    2016年02月08日
  • 納棺夫日記 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    「生」と「死」があるのではなく、「生死」。
    雪でもなく雨でもない「みぞれ」に託して語られる筆者の死生観がスッと入ってくる。

    私自身はお盆もクリスマスも初詣も一通りこなす無節操な日本人ですが、自然を見つめ死者と対峙し詩を書く筆者の、実体験の中から立ち上って来た仏教的な言葉の数々には、居住まいを正して聞き入ってしまうものがありました。
    人の「死」も信仰も、現在の日本の学校では教えにくいテーマであるだけに、残念ながら新鮮に感じてしまったのかも。

    読んで良かったです。

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    2013年09月07日
  • 納棺夫日記 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    映画「おくりびと」から本へ。映画はこの本から「納棺夫」という職業といくつかの小さなエピソードを持ってきているけれど、本の内容とは別物だと思う。ただ、映画もそれはそれですばらしい作品だった。

    著者の経験と、美しい文章と、深い死生観・宗教観、非常に内容の深い本。年を取ってからまた読み返したい。

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    2013年08月08日
  • 納棺夫日記 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    人が死ぬということ、
    それについて深く考えさせられる。
    また作者の仕事に対する意識の高さ、と想いは素晴らしい。
    死ぬことと長年みつめあってきた作者の考えを少しでも理解できて、少し死というものがわかった気がする。

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    2013年01月09日

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