青木新門の作品一覧
「青木新門」の「新潮45 eBooklet 教養編」「納棺夫日記 増補改訂版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
一章、二章と読みやすさを携え、これはノンフィクションなのだろうかと思うぐらい物語性に富んでいた。非現実のような現実。知らなかった事実。目を背けていた死との対峙。まざまざと眼前に突きつけられ、しかし己の未熟さを責めるわけでもなく、それを温かく、著者の体験として迂遠ながら間接的に教え諭してくれるような、そんな小説だった。第三章は、著者も言うように仏教用語のオンパレードで、ここにきて本作品がノンフィクションであることを思い出させる。司馬遼太郎が、専門用語による緻密な記号の羅列により成立する文は、学術論文ならさもありなん、小説においては控えるべきとあとがきで書いていたため、著者も加筆修正を加えようかと
Posted by ブクログ
生死観を変えてくれる力のある本だ。死が怖いものではなくなり、身近な優しいものに感じられてくる。そして生きることが愛おしくなる。▼著者は生活に困窮し新聞の職安欄を見て葬儀の会社に入り、納棺を担当する。それは、筆者が(仏の)「光」と出会うきっかけとなった。生者が忌み嫌う死人が、筆者を光の救いの道へ導く。釈迦と親鸞の教えを、実体験の肌で直接感じ取って、分かりやすく語ってくれる。他方で、近代科学の視点も通して説く世界観は、説得力を有する。眠っている目を開かせてくれる本である。▼また、詩人として、すばらしい詩を、「死・生・光」とういう、新たな視点で見せてくれる。