人は死ぬとき何を思うのか

人は死ぬとき何を思うのか

ビジネス・実用
1,200円 (税込)

6pt

3.3

私たちの未来で唯一確実なのは、いつかは「最期のそのとき」を迎えるということである。しかし「そのとき」は思うようにならない。いつ訪れるかわからないからだ。だからこそ、死を真正面から見据え、考えなければいけないのではないか、という思いでまとめたのが本書である。死を受け止め、次世代に継ぎ足すというシスター渡辺和子。緩和医療の専門家として命の尽きるまで人としてできることはある――と説く大津秀一。延命治療と平穏死のはざまで終末期の人にとって最善の方法を模索する医師・石飛幸三。納棺師の経験を通して命の輝きの素晴らしさを語り続ける青木新門。「死に支度」の重要性を現代に問う山折哲雄。命を見つめてきた5人の著者の共通点は「死を考えることは、生を充実させること」という思いだ。限りある命を意識することで、自分のすべきこと、大切にするべきことがわかる。立場の異なる著者の意見を比べつつ、長寿社会の中で人生を充実させるヒントが見つかる本。

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    Posted by ブクログ


    【気づき】
    ・渡辺和子
    死と言う制限があるからこそ、限られた人生で自分は何をすべきか、何を大切にして生きるかを考えられるのです。p.21

    ・キリストも良い事しかしていないのに、弟子に裏切られ、群衆の罵詈雑言を浴びながら、十字架に磔になって無残な死を遂げている。p.25
    →
    良いことをすれば良い報いが起こるとも限らない。
    どのような生き方をしようが、死に方をするか分からないから、こそ丁寧に生きる。

    ・石飛幸三
    誤嚥性肺炎による飲み込む機能の低下自体が治らないため、病院としては胃ろうや経鼻胃管を勧めることになる。
    しかしこれは別の問題を誘発することになる。
    高齢者にとって、食道と胃の接合部分が逆流を防ぐ機能が低下していることが多く、万一ご縁性肺炎を起こしやすくなっている。
    さらに、口から食べる時よりも唾液の量が少なくなるので、唾液による口内洗浄があまり行われず、そこから雑菌が繁殖し、気道感染を誘発しやすい。
    高齢者が食べなくなる事は自然なことだが、点滴や胃ろうなどはそれに逆流する流れになっている。

    0
    2020年12月16日

    Posted by ブクログ

    死について、さまざまな視点で語られた本。シスターや末期病棟医、養老施設長、民俗学者、納棺業務などの、たくさんの死を目撃して来た人たちの死生観を読むと、どこかしらに共感や発見があるような気になる。当然、まったく分からない、そうは思えないというのもあるが、気になったときに手に取るべき本だろう。

    0
    2026年02月09日

    Posted by ブクログ

    渡辺和子さんの文章が特に読みやすく、心穏やかな人間なんだろうなということがわかる。

    死を恐ろしいものとして捉えるのではなく、生の完結として考えているわたしとしては、理解しやすい本だった。

    老年になれば考え方も変わるんだろうが、、、。

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    渡辺和子、大津秀一、石飛幸三、青木新門、山折哲雄諸氏の死生観でしょうか「人は死ぬとき何を思うのか」、2014.7発行です。一期一会の精神で人とつきあう(渡辺和子)行きたいところに行き、食べたいものを食べる(大津秀一)自然にまかせれば眠るように旅立つ(石飛幸三)現代の日本人には死生観が欠落している(山折哲雄)。69歳で病死した父は死ぬ少し前「母を頼む」と。99歳で死んだ母は眠るように旅立ったと聞きました。

    0
    2019年05月17日

    Posted by ブクログ

    5人の方が死について書かれている。
    石飛さん以外の方の書籍は読んだ事があったので
    イメージ通りでした。
    「平穏死」というもの。多分昔は当たり前だった事
    それを、受け入れて見守る大切さを考えさせられました
    でも、日本の今のシステムでは難しく
    本人や家族の思う通りにはいけないのかもしれない。

    0
    2014年12月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2016年、21冊目です。

    このタイトルと同じ書籍を読んだことがあります。
    4人の著者の一人である大津秀一さんの終末期医療の現場経験に基づいて書かれた本だったと思います。確かテレビでも取り上げられていました。この本は大津さんに加えて、3人の著者が「死」に向き合うことについて書かれています。
    渡辺和子さんは、「置かれたところで咲きなさい」の書籍が有名なノートルダム清心女学院の理事長です。一期一会を大切に生きることを書かれています。
    著者の一人で「納棺夫日記」で有名な青木新門さんの死をもっと身近なもととして感じ、生活から遠ざけない生き方をしようと書かれています。現代人が死やそれにまつわる出来事から遠ざかって暮らしていけるような社会の仕組みになっています。
    中世の諸行無常の観念は死を身近に感じた人たちの考え方だと改めて感じました。

    0
    2016年05月04日

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