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子どもに厳しく当たってしまった後で、「今度こそはもっとよい親になろう」と決心する、そんなことを何度も繰り返してしまうのが人間です。1章の冒頭で紹介する「親の祈り」には全編を通して著者が語り続ける親子の姿が浮かび上がってきます。「アイ・ラブ・ユー」といい続け、心と心を結び合せる――こんな簡単なことがなかなかできないのが、今の親子です。人間としての幸せを考えた時、親は子どもにたった1つのこと、人間として一番大切な思いやりの気持ちを育てることが必要なのです。「親は、自分が持っていないものを子どもに与えることはできません。優しい心を持った子どもに育ってほしいと思えば、親がまず、思いやりのある人となり、他人の痛みをわかろうと努力をすることが必要」と、やさしい言葉で語りかけるシスターの子育てのヒントには現代の教育で忘れられた大切なことが溢れています。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年03月05日
この本をきっかけに渡辺和子さんの著書を読むようになりました。
この本を見たときは、シスターかもしれないけれど、子どものいない人が、子育てのことが分かるのだろうか、と思いました。
でも、この本を読んで、そんな自分の考えの浅はかさを反省。
よくある子育て本のような how to ものではなく、親として...続きを読む
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