山折哲雄のレビュー一覧

  • 図解でわかる 14歳から知るイスラム教

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    「イスラム教」といえばテロと結びつけるステレオタイプの人間じゃないつもりだけど、持ってる知識は断片的にすぎるなと思い、やさしそうな本で勉強だ。
    イスラム教ってキリスト教と比べて平和の宗教じゃないか。偶像を崇拝せず唯一神アッラーから啓示を受けたムハンマドが開祖である。コーランにまとめられた啓示を信じ、助け合って生きていく。
    今世紀終わりには世界一の信者数になるというのもうなずける。
    長い間のイスラム国家の栄枯盛衰は激し過ぎるほどだが、人々が神のもとに集い、戒律に沿って生活することは変わらない。
    駆け足の学習だったがキリスト教より魅力的な宗教だと思えた。
    パレスチナ人が屈しない理由のひとつはこれだ

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    2025年11月20日
  • 図解でわかる 14歳から知るイスラム教

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    図解と歴史の説明のおかげでとても理解しやすかったです。
    草食の羊や牛は食べてよくて雑食の豚は食べてはいけないは実に合理的だなと思っていました。
    でも1日5回の礼拝に手足を洗い鼻うがいまでしているのには驚きました。
    砂漠の砂を払いのけるだけでなくコロナなどの伝染病対策にもなりますね。
    最後のパレスチナ問題はユダヤ人とイスラム教徒のアラブ人との問題ではなく、ユダヤ人をキリスト殺しの民として嫌う欧州キリスト教徒の問題だという説明には納得しました。
    自分たちの街に突如ユダヤ人が押し寄せ国家が建設されたら大迷惑でしょう。
    ただ原因はそうであっても今現在ガザ地区で飢餓にあえいでいるパレスチナの人々はイスラ

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    2025年10月20日
  • [決定版]京都の寺社505を歩く<上> 洛東・洛北(東域)・洛中編

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    『京都観光文化検定』の勉強用に購入した本。
    実際、歩いて又は交通機関を利用して描かれたものだというのがわかる。
    地図だけでは見えてこない、文字上での時間軸や立体感が見えてくる。
    近隣の方との会話が入ってるのもいい。
    一つ一つの寺社をもっと知りたいなら、別の著書が必要になるかも知れないが、色々回りたい場合、このサイズで持ち歩けるのは有り難い。付箋やメモを付けたいタイプなので電子より紙が良い。
    これでまだ上巻。京都がいかに有名所の寺社が多いかを思い知る。

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    2025年08月11日
  • 奈良の寺社150を歩く

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    著者が実際、公共交通機関や足で旅して記しているようで、旅行するときなどに便利。
    幾つかの寺社を観光、参拝したい時、地図がわかっていないと、どういうルートで回れば良いかなかなかわからない。
    東大寺や法隆寺など、有名どころは他書籍でも見るが、なかなか足を踏み入れないような寺社にまで足を運んでいるようなので、読みながら旅行するのに良さそう。
    また、地図とにらめっこしながら周遊するのにも良さそう。

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    2025年02月15日
  • 図解でわかる 14歳から知るイスラム教

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    良い本だねぇ~1データで見るイスラム教:世界第2位の宗教人口19億人2イスラム教の基礎知識:日常の問題を神の論理で解決するシャーリア3イスラム教徒の暮らしと文化:伝統的な役割分担に支えられた家族の絆が強い4イスラム世界の1400年の歩み:世界最先端の学問の粋を集めたイスラム文明800年の輝き~あとがきの部分で書いていたけど,日本人はイスラム教についてたくさんの誤解がある・ということ。そのとおりですね。柔軟な宗教で,多様性を認めるからこそ世界に広がったと!

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    2024年11月08日
  • キャラ絵で学ぶ! 神道図鑑

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    絵がたくさんあって読みやすい&わかりやすい
    日本の八百万の神様たちの説明がわかりやすい、初心者向け。
    日本中の神社に行ってみたくなった

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    2024年04月28日
  • 「身軽」の哲学(新潮選書)

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    病を経ての本書で、山折先生は、西行、親鸞、芭蕉、良寛を追い、身軽になっていったその足跡を綴るもの。いま、90歳を越えておられると思いますが、身軽な暮らしをなさっているでしょうか。

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    2024年03月03日
  • 「ひとり」の哲学

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    哲学者、宗教学者の山折先生のご著書、以前から親しんで来ましたが、親鸞、道玄、日蓮、一遍(法然にも触れる)らの有り様を追い、振り返り、「ひとりの覚悟」を掘り下げる一冊。

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    2024年03月03日
  • 天災と日本人 寺田寅彦随筆選

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    災害の多い日本だからこその随筆集。大勝から昭和初期に書かれたものだが、災害の様子も寺田寅彦の語る内容も、これって現在のことか?と思えるものばかり。

    『天災と国防』昭和9年(1934年)11月
    災害の無い時に準備をしなければいけないのに、それをせずに「非常時」と騒いでしまうことについて。
    日本は、地理の問題として世界の国々との関係が特殊になり、多くの仮想敵国を想定して防衛の準備をしなければいけない、それと同時に、気象学的地球物理学的にも極めて特殊な場所であるので、常に特殊な天変地異に晒されていることを忘れてはならない。
    日本は、陸海空の軍備の他に、科学的国防の常備軍が必要なのではないか?転々の

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    2023年04月11日
  • キャラ絵で学ぶ! キリスト教図鑑

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    子供向けと侮る無かれ、今までの頭の中の断片的な知識が繋がり、点と点が線になった感覚は快感でした。日本で誰でも知っているイベントの由来も知ることができたのも良かった。福音や教会建築の小話もトリビアでした。
    知識が定着するまで何度も読み返したい一冊。
    西洋画を見るうえでも知っておいて損はありません。

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    2022年10月22日
  • キャラ絵で学ぶ! キリスト教図鑑

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    キリスト教についてはいくつかのエピソードは知っていても流れがよくわかっていなかったので購入。ムック感覚でわかりやすかった。辞書的な感じでときどき読み返すと思う。

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    2022年06月06日
  • キャラ絵で学ぶ! 神道図鑑

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    素晴らしい。
    基本が判りやすい。
    メモしながら読む
    挿絵があって初心者向け。

    しかも
    山折哲雄先生が監修なので
    お墨付き

    最高の本。

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    2021年10月17日
  • キャラ絵で学ぶ! 仏教図鑑

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    わかりやすくて すごく面白い本でした。
    こだわらない 空の気持ち 煩悩に打ち勝つための5つの心がけ
    吾れ唯た足るを知る

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    2021年07月31日
  • 天災と日本人 寺田寅彦随筆選

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    明治に生まれ、大正関東大震災を経験し、昭和初期まで活躍した物理学者で、漱石の門人であることで有名な著者。関東大震災が発生した際、建物の構造を冷静に分析して余裕を見せる姿や、外国人が井戸に毒物を入れる、爆弾を炸裂させるというデマに対し、科学知識があれば惑わされないのに……という知見は流石であった。火山活動を含む地震や、台風を筆頭にする風水害と日本人というテーマでの各随筆を、非常に興味深く読ませてもらった。和辻哲郎の『風土』も読んでみたい。

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    2021年04月09日
  • 天災と日本人 寺田寅彦随筆選

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    寺田寅彦の自然災害に関する随筆を集めたもの。寺田の随筆が読み応えがあるのはもちろんとして、わたし、山折哲雄さんの著作にも親しんでいて、随筆の選択、はじめに、と解説も、読み応えがありました。
    読み継がれていくべき一冊です。

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    2021年04月05日
  • 天災と日本人 寺田寅彦随筆選

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    ネタバレ

    震災の時からずっと読みたかったのですが、本屋で見つけられず、最近やっと購入できました。
    昭和の災害について書かれた文章なのにそのまま今も通用する。全く進歩していないのかな日本人。

    (読中)面白いです。そして文章がとても読みやすい。戦前の文章なので少し敷居が高かったのですが、すっと頭に入ります。

    (読後)何回も読み返すべき本だと思った。
    日本人の自然観は日本人の宗教観など精神部分にも触れとても興味深かった。寺田寅彦の時代からこちら、日本でも自然破壊が進み、里山は崩壊し、人の住むところはコンクリートとアスファルトにおおわれて久しいが、日本人の芯の部分はまだ変わっていないと、いいなと思う。

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    2021年03月21日
  • キャラ絵で学ぶ! 仏教図鑑

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    全ぺージカラーで図解、フリガナ付きでとてもわかりやすくて面白い。自分を一生守り続けてくれる仏様などもわかり、仏教を身近に感じることができます。

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    2021年02月13日
  • 山の人生

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    サンカとかもそうだと思うんだけど、山人というのが近現代まではいたらしい。そういった人たちの伝説とかを蒐集し分析し、結論としては先住民なのではないかという話。
    柳田國男さんの他の作品を読んでみたくなった。

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    2019年10月14日
  • [決定版]京都の寺社505を歩く<上> 洛東・洛北(東域)・洛中編

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    目次換算145寺社中142達成〜〜。
    京都来て上下巻買って、ぼちぼち読ながらおやすみ毎にブラブラしていたけど、10月頃から一念発起して「全部まわったる」ということで、歩き回って上巻が(ほぼ)完了。
    基本歩いて行けるエリア毎にまとまっているので計画立てればサクサクと進むのだけれど、ポツポツと洛北にある3箇所はまだ。
    もっと飛び地まみれな、郊外の寺社を取り上げた下巻はむりっぽいな……。

    地図のおかげで分かりやすいけど、通りのどっちから入れるのか、とかが割と分かりづらいところがあった。てかそういう使い方する本でもないのだろうけど。
    割と社伝そのままなところがあったりしつつも、これだけの寺社仏閣を一

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    2017年11月27日
  • 救いとは何か

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    救いとは何か、にまつわる対談。宗教学者でもある山折さんに対し、宗教的な言葉を用いず、哲学的に語ろうと苦心する森岡さんの、ぎこちないながらも必死に言葉を探そうとする姿には感銘を受けた。
    議論の内容も、結論がはっきりと出るようなものばかりではないが、倫理を育むのは結論ではなくむしろ過程だろうし、それでいいと思う。

    最終的に森岡さんは「命を大切にしようがしまいが、命自体が尊い」という境地に至り、いつかそのことを哲学の言葉で、論理によって説明できるようになればいいと話す。
    そうなればいいと僕も思うし、僕は僕の言葉でそれを見つけたいとも思った。

    議論の途中、まさにこのことと対称的な森岡さんの言葉とし

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    2017年08月27日