あらすじ
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世界でイスラム教徒が増えている理由
~じつは楽しく、優しい宗教だから?~
イスラム教徒の暮らしと文化、その教えから経済事情まで。
最新情報を起源とともに徹底解説。
14歳から読める!わかる!カラー図版満載!!
図解でわかる「世界の宗教と文化」シリーズ!
【目次より】
世界で19億の信者/拡大するイスラム経済/信じる神はユダヤ教・キリスト教と同じ/「ジハード」の本当の意味は「努力」/イスラム教の2大宗派 スンナ派とシーア派/ラマダン月の断食で心身をリセット/イスラム独自の社会福祉 喜捨によって弱者を支援/豚肉やお酒は禁止でも豊かなイスラムの食文化/利子をとらないイスラム金融の仕組み/世界最先端の学問の粋を集めたイスラム文明800年の輝き/十字軍との戦い キリスト教徒との確執の始まり/キリスト教とユダヤ教の確執がパレスチナに戦争を/イスラエルを支援する欧米にアラブ諸国は石油で戦いを挑んだ/西欧社会との対立のなかで混迷するイスラム社会
●Part1 データで見るイスラム教
●Part2 イスラム教の基礎知識
●Part3 イスラム教徒の暮らしと文化
●Part4 イスラム世界1400年の歩み
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「イスラム教」といえばテロと結びつけるステレオタイプの人間じゃないつもりだけど、持ってる知識は断片的にすぎるなと思い、やさしそうな本で勉強だ。
イスラム教ってキリスト教と比べて平和の宗教じゃないか。偶像を崇拝せず唯一神アッラーから啓示を受けたムハンマドが開祖である。コーランにまとめられた啓示を信じ、助け合って生きていく。
今世紀終わりには世界一の信者数になるというのもうなずける。
長い間のイスラム国家の栄枯盛衰は激し過ぎるほどだが、人々が神のもとに集い、戒律に沿って生活することは変わらない。
駆け足の学習だったがキリスト教より魅力的な宗教だと思えた。
パレスチナ人が屈しない理由のひとつはこれだろう。
Posted by ブクログ
図解と歴史の説明のおかげでとても理解しやすかったです。
草食の羊や牛は食べてよくて雑食の豚は食べてはいけないは実に合理的だなと思っていました。
でも1日5回の礼拝に手足を洗い鼻うがいまでしているのには驚きました。
砂漠の砂を払いのけるだけでなくコロナなどの伝染病対策にもなりますね。
最後のパレスチナ問題はユダヤ人とイスラム教徒のアラブ人との問題ではなく、ユダヤ人をキリスト殺しの民として嫌う欧州キリスト教徒の問題だという説明には納得しました。
自分たちの街に突如ユダヤ人が押し寄せ国家が建設されたら大迷惑でしょう。
ただ原因はそうであっても今現在ガザ地区で飢餓にあえいでいるパレスチナの人々はイスラム教徒なのでパレスチナ問題はどっぷりイスラム教徒の問題です。
アッバース朝イスラム帝国やモンゴル帝国末裔のイスラム教徒が開いたムガール帝国など宗教や人種で差別しない国が繁栄したことを考えるとイスラム教原理主義ではなく、ゆるく全てを包み込むイスラム教が広がることを望みます。
Posted by ブクログ
良い本だねぇ~1データで見るイスラム教:世界第2位の宗教人口19億人2イスラム教の基礎知識:日常の問題を神の論理で解決するシャーリア3イスラム教徒の暮らしと文化:伝統的な役割分担に支えられた家族の絆が強い4イスラム世界の1400年の歩み:世界最先端の学問の粋を集めたイスラム文明800年の輝き~あとがきの部分で書いていたけど,日本人はイスラム教についてたくさんの誤解がある・ということ。そのとおりですね。柔軟な宗教で,多様性を認めるからこそ世界に広がったと!
Posted by ブクログ
戒律が厳しい、男尊女卑のイメージがあったけど、想像していたよりも優しい宗教なんだなあ
特に一夫多妻制はできた当初は戦争未亡人が多かったからそれを救うためとあって、納得。
ラマダンが一年のうちの楽しみなイベントというのも目から鱗だった。
知らないことが多いからか、薄いけど意外にボリュームはしっかりある本という印象