ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
人は、後半生になると重荷を下ろしたくなるものだ。西行、親鸞、芭蕉、良寛に共通するのは、人生の折返し点を過ぎ、歌や句に傾倒していったこと。肩にのしかかった責務や思想、人間関係などから解き放たれ、旅に出て「うた」をつくった。孤独を楽しみ、軽やかな自由の世界にあそんだ。『「ひとり」の哲学』に続く、心にしみる人生論。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
病を経ての本書で、山折先生は、西行、親鸞、芭蕉、良寛を追い、身軽になっていったその足跡を綴るもの。いま、90歳を越えておられると思いますが、身軽な暮らしをなさっているでしょうか。
山折老師の「哲学」というか、エッセイに近い人生の「終末期」に関する考察である。簡潔にして平明な名文が、そのように感じさせるのだろう。インドでは古来、人生では「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」の四住期を経るのが理想とされるが、日本で特に「林住期」「遊行期」に特徴的な業績(?)を残した4人・・・西...続きを読む行・親鸞・芭蕉・良寛・・・を取り上げて、それぞれの業績とそれに至るまでの葛藤を描き、またそれぞれの思想の関連性を考察している。本書の冒頭で、著者が老境を迎えて処分を進めてきた書籍のうち、どうしても処分に踏み切きれなかった全集類を最近手放して、意外にも「身軽」さを感じた、と述べている。そしてそれが本書の題名の「身軽」となっているのであって、前記4人が老境になっていかに「身軽」(ニルバーナ)を迎えたか、が主テーマとなっているのでだ。それにしても、著者も触れているが、この本を書くに当たって資料を大量に入手したであろうから、著者は再度「身重」になってしまったのではなかろうか。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
「身軽」の哲学(新潮選書)
新刊情報をお知らせします。
山折哲雄
フォロー機能について
「新潮選書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
キャラ絵で学ぶ! キリスト教図鑑
キャラ絵で学ぶ! 神道図鑑
キャラ絵で学ぶ! 仏教図鑑
愛欲の精神史2 密教的エロス
悪と往生 親鸞を裏切る『歎異抄』
江戸東京の寺社609を歩く 下町・東郊編
試し読み
老いと孤独の作法
おひとりさまvs.ひとりの哲学
「山折哲雄」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲「身軽」の哲学(新潮選書) ページトップヘ