北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    食事のシーンの会話が一番好き。酒を酌み交わしながら、仕事の愚痴や仲間との思い出を語り合うときはどんな豪傑でも知将でも現代のサラリーマンに通じる素朴さを醸し出す。
    今読んでいるあたりが、一番梁山泊にタレントが多く揃っている頃。色んな人が酒場で愚痴をこぼす。ここから厳しい戦いに入っていく。

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    2013年04月08日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    ネタバレ

    宋江様の脱出、梁山泊入り、了義山との戦いのシーンはやはりドキドキワクワクしながら読みました。
    でも、またしても梁山泊メンバーが数名いなくなってしまったので、かなり辛かったです。

    あと、最初、李逵の話からだったのですが、李逵がめちゃめちゃ可愛かったです。今までも可愛くて魅力的だと思っていましたが、この巻で大好きになりました。

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    2013年04月03日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    ネタバレ

    今回はついに切り札の呼延灼との戦いに
    一度だけなら必ず勝てると豪語した通り、梁山泊軍は初の敗退た晁蓋殿危なかったけどなんとか助かって良かった…
    しかし今後が心配すぎるんだが…
    林冲は今回も美味しいとこもっていきましたね
    そして公孫勝のことをちゃんと友と認識してたことが知れてちょっと嬉しかったり
    ケンカばっかしてるようで実際仲良いですもんね


    今回は呼延灼ら頼もしい仲間が増えましたが、施恩・穆春・李袞・朱貴が赤札に…
    まだまだもっと活躍が見たかった人たちばかりでした

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    2013年03月30日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    最強の騎馬隊隊長豹子頭林冲の死。
    林冲は本当に強くて、最初からこの人がもし死んでしまうのなら、どんな最期になるのかと思っていたけれど、すごくよかった。
    林冲の強さと、惚れていたことに気づけぬまま失ってしまった張藍をいつまでも引きずる弱さが本当に好きだった。
    格好よくて、どこまでも人間味溢れる人だった。
    そして林冲を失った騎馬隊の指揮を梁山泊に戻ってきた楊令が引き継ぐ。
    とうとう次が最後だと思うと寂しい。

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    2013年03月22日
  • 水滸伝 十七 朱雀の章

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    この巻ではとうとう童貫と梁山泊との対決が始まり、梁山泊にもさらに死者が増えていく。
    袁明がいなくなった青蓮寺では李冨が上に達体制を整えなおしていく。
    廬俊義を助け出してからの燕青の活躍がぐっと増えた。浪士燕青凄く格好いい。
    これからこうやって親しんできた人物達がどんどん死んでいくのだと思うと、読み進めたくなくなるけど、結局一気に読んでしまいそう。

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    2013年03月22日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    この巻は表立った争いではなく、暗殺などの闇の戦いが多い。
    ページ数はそんなにないけれど、洪清と燕青の体術のぶつかり合いはものすごく緊張しながら読んだ。
    そして晁蓋を梁山泊から奪った史文恭がとうとう捕らえられる。
    梁山泊からしたら脅威以外の何者でもないが、敵としてものすごく魅力的な人物だったと思う。
    袁明を失った青蓮寺がこれかどう動いていくのか。

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    2013年03月21日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    見せ場は毎回ながら多くあったけれど、一番好きだったのは李逵が熱を出した宋大江を看病しようとするシーン。
    李逵は正しい。正しさを武器にするのではなく、当たり前を当たり前だと感情の全てで訴える。
    時にその残酷ささえが自然そのものに見えるし、李逵にとっては当たり前以外の何でもないんだと思う。
    梁山泊の中でいい意味で浮いている。
    これから激しくなる戦いで、梁山泊や宋の行く末はどうなっていくのか。

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    2013年03月18日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    今まで何度も登場したものの、なかなか語られなかった廬俊義と燕青の関係も明らかに。
    父親である廬俊義を救う燕青の聡明さ、強さ。
    この十二巻に燕青の魅力がぎゅっとつまっていて、一気に燕青が好きになった。
    また、林冲と史進の関係がいい。
    晁蓋がいなくなってからの梁山泊と青蓮寺は互いに探りあいながら、表で裏でさらに激しくぶつかり合っていく。

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    2013年03月16日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    ネタバレ

    双頭山の攻防(主に守り)がハラハラさせ過ぎる。

    最初の奇襲で既に人数的な絶望感。
    更に敵の指揮官は堅実で
    無駄な損害を出さない戦法を取ってくる。
    どう考えても八方塞がり。

    関勝が加入したばかりだから
    魅せ場が多いかと思いきや
    まさかの敵の引き立て役に。

    流花寨、双頭山、北京大名府を
    跨いだ複数地域での攻防だけでなく、
    水軍の調練・整備、宋江の父の最期の見届けといった
    様々なイベントも同時期に発生する。
    梁山泊もここまで大規模になったか、という感じ。
    シミュレーションゲーム的な臨場感。

    ただ、これからは所謂108星のメンバーの
    加入よりも死亡の数が多くなっていくのかと思うと
    悲しくなる。

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    2013年02月05日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    北方さんは戦いで死んでいく男たちを描かせるとすごいです。

    楊業だけでなく息子たちもみんなすごい!
    だから楊家将なんですねえ~

    感動ものでした。当然「血涙」に進みます。

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    2013年02月02日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    「すべての存在を懸けて、闘うのです。」

    自らの矜持のために闘うことを貫いた漢たちの物語、後編。
    闘いの中で散っていく者たちは、何を守ろうとしていたか。

    多かれ少なかれ、誰しもが、無意識に守りたいと感じる心の安定。
    その心の安定をどこに置くか、が
    人としての器の差だと感じさせられる。

    自分の力で得た仲間、地位、守るべき人がいるものは、
    与えられて地位を得た人間とは、とる選択が異なる。
    心の安定や、自らが力を発揮する動機が大きく異なる。

    自らの矜持か、それとも小さな殻や城を守るための怯懦か。

    命が、存在が懸っているその瞬間の選択こそが、
    自分が何者かを決める。

    散ることを選択したことは

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    2013年02月01日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    「楊令伝」で消化不良に終わった北方さんでしたが、以前に書かれたこの作品はいいです。水滸伝を髣髴とさせます。いつも書いてますが、魅力的で強い敵を書くのが北方さんは本当にうまい。この話ではそれが耶律休哥。楊家軍団と彼の軍団の戦いがどんどん盛り上がってきて後半に続くですね。

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    2013年01月27日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    「上等だ。梁山泊軍は、伊達じゃねえんだ。どこの軍とやり合ったって、勝てる。そして天下を取れる」
    「意味があるのかなあ、それが」
    「なんだと?」
    「いや、私の任務は、病人を診たり、怪我を治したりすることですから。いつも、相手はひとりだけです。天下を見渡している余裕など、ありませんよ」
    「志が、あるだろう」
    「自分の場所で、懸命に闘う。志を考えれば、私がやるべきことは、それです」
    「安道全や薛永はな、最後まで梁山湖の湖寨に留まった。命を懸けて、志を貫いたのよ」
    「医師や薬師の場合、生き延びた方が、その後の役に立つ、と思います」
    「おまえ」
    「無論、安道全殿も薛永殿も、立派に志を貫かれたと思いますが

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    2013年01月24日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    楊六郎と楊七郎が楊業の跡を継ぎ、前回の大戦で痛手を負った楊家軍の再建を目指すが、大戦前の状態まで取り戻すのに相当な苦労をする。全盛期までにはまだまだ至らないが、耶律休哥に太刀打ちできるのはやっぱり楊家軍の人間だけなんだなと思った。
    上巻の最後の方は、石幻果の記憶の片隅に触れるような出来事が起こり、そろそろ記憶を取り戻すと思っていたが、記憶が戻った瞬間の衝撃は思ってた以上のものがあった。石幻果となって過ごしてきた人生が全て否定されたような、石幻果になる前の人生が否定されたような。記憶を取り戻した時の戸惑いがなんとなく解る気がする。
    今後の石幻果と耶律休哥と六郎、七郎、九妹の動向が気になる!どのよ

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    2013年01月24日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    楊業第四男はこういう形で登場しますか。上巻最後で記憶が戻り、さてこれからどうするのか、ってのは物凄く気になるところ。新楊家将ってサブタイトルながら、ヤリツキュウカが魅力的で、半分くらいは遼の目線で描かれているのも素敵。上下巻だけじゃなくてもっと読みたいけど、これからクライマックスにかけての盛り上がりに期待大。

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    2013年01月20日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    ネタバレ

    楊令伝第6巻のポイントは、壮絶な方臘の乱が終息し、いよいよ梁山泊と宋禁軍との全面対決が近づいてくる時期のこと。

    嵐の前の静けさの中で、扈三娘と聞煥章の因縁がここで甦ってくる。前記水滸伝のエピソードがここで活かされるとは驚きである。聞煥章にとって、この結末は望んで得たものではないか。

    童貫が子午山の王進を訪ねるエピソードも印象深い。戦いの最前線にいる者と、山中でひそかに己を鍛え上げる者との静かな対決。迫力がありました。

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    2012年12月22日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    ネタバレ

    どうしても、東日本大震災時の津波を想像してしまい、辛くなりました。

    宣賛と武松、せつない。

    楊令なんて、悲しすぎるー。最期まで、孤独で悲しい。
    岳飛に救って欲しかった・・・。

    やっぱり北方だなあーと思う。甘く、ない。
    あーあ。
    救えなかったことも踏まえ、の岳飛伝移行
    なのでしょう。
    とっても続きが気になる終わりかたは、さすが!
    ・・・でも収拾つかなかったね。

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    2012年12月13日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    終焉に向かっている感がひしひしと。
    岳飛が大変!の巻とも言えるかも。

    それにしても、焚火を囲んで語り合ってしまうって・・・
    〃漢と書いて男と読む〃だな、この人たち。

    前巻同様、李英め、余計なことするなー!と思う。

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    2012年12月12日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    三国志の後、楊家将へ。

    相変わらず武将の生き様がかっこいい!あんな風に生きられればなぁと思う。やっぱり戦の書き方が秀逸。情景が浮かぶ。この頃簡単に万単位の兵の数が出てくるがどんなもんやろう?・・・想像がつかん・・・

    下巻での楊業と耶律休哥のライバル争いが楽しみ。六郎の活躍に期待!

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    2012年11月29日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    ネタバレ

    ついに完結。
    あまりの戦上手であり、個人戦も無敵、性格的にもあまりに完璧な設定にしてしまった主人公は、父親と同様に青蓮寺の残党の奸計によって最期を迎えるしかなかったのかもしれない。次代の好敵手として成長してきた岳飛は未だ敵わず片腕を失ってしまう。楊令の志は岳飛に受け渡されたのか?ともかくこれで長い物語が輪を閉じた。「水滸伝」の英雄たちも多くが死に絶え、二代目たちは逞しく魅力的な人物に育ってきた。この物語は次作「岳飛伝」にどのように連なってゆくのか楽しみである。

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    2012年11月22日