乙一のレビュー一覧

  • ZOO 2

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    ネタバレ

    長いこと積読していてまったく気づいてなかったのですが、ハードカバー版を2冊に分けて文庫化してたのですね…!
    てっきりZOOの続編だと思い込んだまま◯年積んで、やっと手に取って気づきました
    恥ずかしいです

    文庫版だけに収録されている短編が
    この短さにも関わらず秀逸なので
    これから読む方は文庫版が圧倒的におすすめです

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    2022年12月29日
  • 平面いぬ。

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     表題作よりも悲しいトイ・ストーリー『BLUE』が心に残っている4編から成る短編集。テッドの元に最後戻ってきたが、また一緒に遊べる未来であって欲しかった。『石ノ目』のじっとりとした怖さと物悲しさも良い。黒乙一もあるかと思ってたら、全部白乙一作品だった。基本的に長編が好きなのだが、やはり短編は乙一さんに限る。
     何度目かの再読なのに、今回初めて彫り師の中国人女性が『BLUE』のあの人とリンクしているのでは、と気づいた。

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    2022年12月08日
  • 小説 シライサン

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     読み終わった印象は小さいがまとまっている。
     インパクトある死、呪いの広がり方、呪いの影響、調査、対策、物語の発端、シライサンとは。と呪いモノのホラーに必要なのものが一通り揃っており映画をイッポン見たような満足感がある。
     ただ面白いがこじんまりとしすぎている。丁寧に呪いと調査を描いていて物語がしっかりしてるが、意外性が足りなく物足りなさも感じる。
     ただ拡散した呪いをどうするかという点は良かった。現代的で考察が光る。
     呪いについて調べていくホラーを読みたいなら間違いなくオススメ。普通の文庫に比べれば短めなので手軽に読める

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    2022年11月10日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    ジョジョと知らず、しかもジョジョが全く分からず、乙一さんが好きで読み始めた。
    面白すぎてまじで一気見。ジョジョに興味を持ち始めるきっかけになった。

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    2022年11月02日
  • 小説 シライサン

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    久しぶりの乙一さん作品。
    この話を聞いたら呪われる伝染系ホラー。
    ありがちな怪談のようで、丁寧な描写が読み手の想像力を掻き立て時折、背後が気になるほど。
    どこかノスタルジックで、綺麗な山の景色や温泉街が目に浮かび、瑞希と春男のその後の二人も気になってしまった。

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    2022年10月31日
  • 小説 シライサン

    ネタバレ

    評判の振り幅が大きい作品。
    謎を語り切らず、考察の余地を大幅に残している点が、低評価の一因。逆に私は明かされなかった部分を想像して楽しんだので、◯。

    謎①蔵の女が閉じ込められた真相は?
    謎②甦り対価の犠牲者は何処からか?
    謎③呪いはこの後も延々と続くのか。

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓私の考察。ネタバレ。

    石森ミブとして溝呂木と話をしている老女は蔵の女。村を逃げ出すためにミブと入れ替わった。
    入れ替わったのは「冷たくなっている蔵の女を発見した」←ミブを殺して(恐らく顔をボコボコに痛めつけ判らなくした)蔵の女が死んだとして通報。
    怪異(山ノ神の使い)の顔には殴られ続けたような痛々しい痣がある。←殴り殺されたミブの姿。
    鈴の音に怯えるのは殺した罪悪感と怨念に対する恐怖?

    「チョウブク」とは、誰かを生き返らせるために大量の生贄を捧げる儀式を逆手に取った大量殺人呪詛。呪詛をせず、兵士との間に身籠った事が醜聞として隠蔽・監禁・流産されられた?

    実は石森ミブとして溝呂木に怪談を話して手記を渡した後、溝呂木から森川までは偶発的な犠牲者?それともわざと手記を手渡し、この時点から甦りの儀式は始まっていた。←ひ孫が娘を亡くす事を予見して種を蒔いていた、もしくはもう一人甦えらせる予定だった?(が、渡辺少年がすっかり忘れたせいで20年放置になった)

    もし偶発で無駄な犠牲者が出たのではなく、甦りの儀式中の犠牲者だった場合は、真央復活で一旦生贄の呪いは終了するのでは。

    #ダーク #怖い

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    2022年09月27日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    ジョジョも乙一さんも好きなのですが、何となく今まで読んだことがありませんでした。なんて勿体ないことをしていたのか。。第四部の新しい側面を知ることができましたし、乙一さんは流石の文章力で、魅力的にジョジョの世界を表現しており感嘆しました。もちろん原作を知らない方も楽しむことができると思います。

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    2022年09月10日
  • 平面いぬ。

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    白寄りの灰色乙一短編集。
    世にも奇妙な物語の中にたまにある、感動回みたいな話の詰め合わせで、読み終わった後どの話も変な感動が残った。

    石ノ目…最後までずっと不気味な準メデューサの話。
    はじめ…2人の少年がつくりだした想像の女の子が、この世に実現する話。
    BLUE…トイストーリーの黒いところを集めたような話。
    平面いぬ。…掘った犬の刺青が動き出す話。

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    2022年08月07日
  • 平面いぬ。

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    不思議な語り口、言葉選びですね。
    独特な世界観…(*´꒳`*)
    本当にミステリー・ホラー・ファンタジーです。

    だいぶ前に「ZOO」を読んだのですが、ちょっとエグくて(姉弟が何故か牢屋の中に閉じ込められていて血が流れてきて…という話)疎遠になっていたのですが、ブク友さんの〝乙一ラブ〟という想いを知って、読んでみたくなりました。

    読んで良かったです。
    なんだか、哀愁さえ漂う一冊でした。
    最後にBLUEに繋がるのも良かったです。
    現実には起こり得ない物語たちでしたが、不思議と違和感なく切ない気持ちになりました。
    古い村の閉鎖的な雰囲気や、子供の気持ちを理解しようとしない親とか、そういうものを淡々と描写しているのも、熱の無い語りでなんだかシュールでよかった。

    最後に病院で助けてあげた老人、あの社長嫌いだなぁ。

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    2022年07月29日
  • 平面いぬ。

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    初めての乙一作品。

    BLUEに心揺さぶられました。自分の心はなんて黒いんだと情けなくなる。。
    前の2作が和風だったこともあり、その背景のギャップに勝手にマイナスの印象からスタートしてしまいましたが、いつの間にかのめり込んでいました。

    特に平面いぬ。で感じたことですが、呼称の固定観念を利用して作品全体がミステリアスな雰囲気になっており、主軸の話とは別の部分でアハ体験的なものもありました。

    真面目な解説の後のくだけた対話にクスり。ますます他の作品も読んでみたくなりました!

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    2022年07月03日
  • 山羊座の友人

    購入済み

    原作者の小説ファン。とあるサイトでオススメとしてランクインしていたので読んでみた。現実と不思議な空間が入り交じる世界の中で、登場人物たちの感情は実に人間味のあるリアル。一冊完結のサイズ感で十分満足。

    #切ない #シュール

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    2022年06月14日
  • 平面いぬ。

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    初めて読む、乙一作品。

    4編からなる短編集。
    もっとホラーで怖いのかと想像していたら、全然違い、ファンタジー要素が強い印象。

    1.石の目
    “石の目”を見てしまった者は、石となる。
    という、昔話風。
    これは、すごく怖かった。
    山で遭難した主人公SとNは、霧の中に人家を見つけ、助けられる。
    しかしここは盆地になっており、周りを一本の砂利道が輪を描いて取り囲んでおり、外には出られない。
    先程、ファンタジーとか書いたけど、この話はゾワゾワして本当に怖かったです。

    2.はじめ
     二人の男の子の想像から生まれた“はじめちゃん”。幻想なのに8年間も交流が続く。
    この話は地下水路の探検など、子供時代ならではの冒険物語も楽しめて、私的には一番好きな作品。

    3.BLUE
     心を持つ不思議な人形達の話。
    手作りの5体の人形達は、動いたり喋ったりするのだけど、これが私達人間社会と同様、醜い感情もあったり、葛藤もあったり。
    それも子供時代から10代の頃の、若く未熟な感情と言うのかな。
    切ないストーリーでした。

    4.平面いぬ。
     高校生の女の子が、ちょっとした気まぐれで、小さな犬の刺青を入れる。
    その犬が動き出す、という不思議な話。
    結構ハードな内容なのに、淡々とした文章が良い。

    この本はブク友の土瓶さんオススメ。
    乙一さんは“ホラーで怖い”イメージで未読だった私に、もったいない!と背中を押してもらいました。
    新しいブックワールドへの第一歩となった一冊です!

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    2022年06月03日
  • 平面いぬ。

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    乙一さんの『平面いぬ。』
    ふふ、なんて不思議なタイトル!
    不思議なお話の中にも、人間模様や心情描写が切な美しく表現されその世界にあっという間に引き込まれる。

    4話からなる短編集。
    『石の目』
    読みはじめて、あっ、日本昔話の世界だ!と思った。小さな頃に見たあの日本昔話の世界観が文章で伝わってくる。
    でも、乙一ワールドはそれだけでは終わらない。目を見ると石になってしまう石の目の話と親子の複雑な心情描写が切な美しく語られる。

    『はじめ』
    2人の男の子の想像から生まれた『はじめちゃん』という名前の想像上の女の子。
    3人の8年間に渡る不思議な関係のお話。

    『BLUE』
    動き喋り心を持つ5体の人形が出てくるお話。
    みすぼらしい外見の青い人形、BLUEが主人公。

    BLUEは健気で優しく、悲しい環境の中でも朗らかに過ごす事ができる。

    初めて人間のテッドとの間に友情が芽生え、心を通わせ幸せな時間を過ごす。
    彼女の宝物はテッドが自分の体の穴をふさぐためにつけてくれたバッジ。

    BLUEがバッジを大切そうに眺めたり、
    テッドとの別れを予感して初めて『悲しい』という気持ちを知る場面、テッドに一目会いたいと頑張る場面、BLUEの思いや発する言葉、相手を思いやっての行動に涙がじんわり。
    悲しくて堪らないけれど本当に綺麗なお話!

    『平面いぬ』
    腕に"青い犬の入れ墨"を入れた女の子のお話。
    青い犬はある日動き出し彼女の肌の上を行ったり来たり自由に動く事ができるようになる。

    『BLUE』から『平面いぬ。』の流れがとっても好き。

    なんだか、
    『乙一版•世にも奇妙な美しい物語』を読んだような気持ち。たっぷり堪能しました!

    これは、土瓶さんにおすすめしてもらった本。
    こんな素敵な本を、感動したんだよとおすすめしてくれる土瓶さんは、なんて心豊かな人なんだろうと思いながら読みました。
    乙一ワールド、どっぷり
    堪能しました(^^)
    どんちゃん、ありがとう!

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    2022年06月01日
  • 平面いぬ。

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    「石の目」改題。1998年から2000年初出の短編集、4編。作者大学入学時の作品群で早期のもの。
    乙一氏のイメージは、ファンタジー・ホラー。ジョブナイル。年齢層若めの黒乙一。ところが、この若さでなかなか哀愁ある4作です。
    どの作品も、別離での切なさをえぐってくる語り口。しかも作者は悲しみの有痛性を文章にそのまま表現せず描いていく。そこに、読み手がより痛みを感じることになると思う。
    「石の目」は、高品質な日本の土着伝承物といった小品。伝説・伝承には悲哀感あるホラー要素が多く相性が良い。

    「はじめ」は、二人の男子が罪を被せる為、創造した女の子が実像として現れ、気持ちの交流までできるようになる。少年期の幻想のみでないストーリーが生まれる。

    「BLUE」は、手作りのぬいぐるみが意志を持ち行動する設定。醜い人形のBLUEの寄り添い愛されたい願いが切ない。

    絶妙な痛さと切なさを、若い年齢層に読ませ人気を維持する作品センスは、ジャンルを決められない良さがあります。

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    2022年05月31日
  • さみしさの周波数

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    ネタバレ

    目次
    ・未来予報 あした、晴れればいい。
    ・手を握る泥棒の物語
    ・フィルムの中の少女
    ・失はれた物語

    切なさド直球の物語、と思ったら、「切ない話を」とのオーダーだったのですね。(未来予報)
    未来が見える、わかるというのは、必ずしも幸せなことではない。
    天気予報レベルで外れることも多い未来予報だとしても。
    彼も、彼女も、特段その未来に縛られていたわけではないけれども、その未来は支えだったはず。
    「意味のない人生なんてない」
    清水が言ったからこそまっすぐに伝わった言葉。

    ”僕たちの間には言葉で表現できる「関係」は存在しなかった。ただ透明な川が二人の間を隔てて流れているように、ああるような、ないような距離を保っていた。
     しかし、僕は清水のことを考えるとき、まるで何十年も連れ添った後、寿命で眠るように死んでしまった妻へ思いを馳せるような、懐かしい気持ちになるのだ。”

    この最後がもう飛び切りに上手い。
    しかし古寺は、どんな気持ちでこの二人を見続けていたのか。

    金に困って、旅館の壁に穴をあけて札束の入ったバッグを盗もうとした主人公が、まったく違うものを掴んでしまった挙句、何も取らずに家に逃げ帰ってしたこととは。(手を握る泥棒の物語)

    ”身辺を片付け、テレビやビデオの電源を抜き、冷蔵庫に入れていた腐りそうなものを食べた。逮捕されてしばらく戻ってこれなくてもいいようにという準備だった。”

    こういう、ふざけているのか真面目なのかわからない語り口が乙一だなあ。
    思わず噴いた。

    「こわい話を」というオーダーで書かれた作品。(フィルムの中の少女)
    確かに本来そこにいなかった少女がフィルムに映っていたら、そして再生するたびにその向きを変えていたら怖いよ。
    でもこの作品の真の怖さはそこじゃなかった。
    そして彼女がフィルムの中に存在した理由は、「せつない」じゃないか。

    乙一の小説って、喪失とか欠落とか多いよね。(失はれた物語)
    これはまた不条理で、切なくて、妻の気持も夫の気持もどちらもわかるだけに、どうするのが正解かなんて簡単には言えない。
    だけど、最後のそれはないわ。
    入院費用を払っている人はいるはずだし(まさかの自動引き落とし?)、点滴を交換しなければならないのだから、絶対忘れられた存在になるはずはないと思うの。
    ってことは、叙述トリック?
    ちょっと解釈に悩んじゃいます。

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    2022年05月20日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    ジョジョ4部×乙一ミステリという感じ。
    主に3つの舞台で話が展開し、それがエンディングに向けてリンクしていきました。
    ジョジョの世界観ではあるけど、1本の独立した物語だなあという印象。
    蓮見、明里の過去があまりにむごたらしくて復讐には妥当性があると思わされました。そこと衝突する仗助たち。
    個人的には、蓮見と仗助の生い立ちの完全対称を思わせる一文がとても印象的でした。

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    2022年05月12日
  • 天帝妖狐

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    こういう仄暗さと薄気味悪さが漂う作品は非常に好みです。 久しぶりに没頭して2時間ぐらいで一気読み。乙一さんの作品を読むのはこれで3作目だけど、今のところこの作品が一番好みです。 表題作が特に好き。 顔中に包帯を巻いた謎の青年・夜木と彼を助けた少女・杏子。 夜木が背負う残酷で孤独な運命を知るにつれ胸が痛みます。 何でもない普通だと思っていることが、誰かにとっては光。 優しく切ない最後。

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    2022年04月30日
  • 平面いぬ。

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    もし、ブルーのような女性が自分の恋人だったら毎日がどんなに素敵なものになるだろうかと考えずにはいられない作品でした。
    最後はほんの少しだけブルーは救われたんだと信じたいです。

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    2022年04月24日
  • 天帝妖狐

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    中編2つ。「天帝妖狐」は悲しい話だった。「A MASKED BALL」は面白かった。前川先生はきっと絡んでくるだろうと思ったけど、意外だった。

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    2022年04月12日
  • 迷 まよう

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    ミステリー小説家のアンソロジー。
    長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
    特に下記三作品が面白かった。

    近藤史恵「未事故物件」
    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    新津きよみ「女の一生」


    ●近藤史恵「未事故物件」
    引っ越したアパートの上の部屋から午前4時に洗濯機の音が聞こえてくる。しかし部屋は空き家だという。騒音に悩まされた主人公は音の正体を探り始めるが…。

    ●福田和代「迷い家」
    泥酔して他人の家に上がり込んだ主人公。食卓に用意された鍋を食べ、食器を1つ持ち帰る。後日、その屋敷の住人が行方不明になったと耳にする。しかも主人公が迷い込んだ日だとういう。知り合いの警察に相談するが…。

    ●乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    離婚する両親のどちらと暮らすか。主人公の女子中学生は冷静に判断するため、父母の状況を調べ始めるが…。

    ●松村比呂美「置き去り」
    一大決心をしてジャングルツアーに参加した主婦。途中のトイレ休憩で置き去りにされてしまう。いったいどうなるのか…。

    ●篠田真由美「迷い鏡」

    ●新津きよみ「女の一生」
    赤ん坊を事故で亡くした主婦。夫とも離婚することになり実家に戻るが兄嫁と折り合いが悪くなるり、アパートで一人暮らしを始める。そんな時、河原のホームレスと親しくなり、アパートへ招くのだが…。

    ●柴田よしき「迷蝶」
    妻を亡くした定年退職者の主人公。唯一の趣味である蝶の写真撮影で知り合った老人と話すうち、過去の記憶が蘇る…。

    ●大沢在昌「覆面作家」
    評判の覆面作家は誰なのか?小説家の主人公は古い友人のことを思い出す…。

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    2022年03月29日