乙一のレビュー一覧

  • きみにしか聞こえない

    匿名

    購入済み

    切ない

    乙一作品が好きです。
    この原作も昔読んでいて、映画も観ました。

    今回コミカライズが値引きで安くなっていたので買いました。
    とても切ないお話ではありますが、美しいお話です。

    絵もとてもキレイです。

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    2020年12月02日
  • 小説 ドラマ恐怖新聞

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    原作・つのだじろう、脚本・高山直也、シリーズ構成・乙一、ノベライズ・八坂圭『小説 ドラマ恐怖新聞』角川ホラー文庫。

    その昔、テレビゲームも無い時代、つのだじろうの『恐怖新聞』を始めとするホラー漫画ブームがあり、夕暮れの教室の片隅で友達と恐怖におののきながら読んでいた記憶がある。本作は最近テレビドラマになった『恐怖新聞』のノベライズである。

    テレビドラマの方は大幅に脚色され、小野田詩弦という女子大生が主人公の現代ドラマだった。しかし、『恐怖新聞』のエッセンスをしっかり継承し、原作で主人公を演じた鬼形礼も重要な役割を担って登場するなど、原作を知る者を喜ばせてくれた。

    さて、本作であるが、細部にわたりテレビドラマに忠実なノベライズになっている。テレビドラマでも話題になった突然の時代劇による『恐怖新聞』の始まりと主人公の詩絃が背負う業と前世の記憶についても忠実に描かれている。考えてみれば、『恐怖新聞』の伝える恐怖というのは、現代のSNSが伝播する噂や個人情報、事件の裏事情などの恐怖と一つも変わらないのかも知れない。

    京都市内で独り暮しを始めた大学生の小野田詩絃の元に1度受け取る毎に寿命が100日縮むと言われる『恐怖新聞』が配達される。『恐怖新聞』で伝えられる近い未来に起きる悲惨な事故や事件を阻止すべく詩絃はバイト仲間の勇介や幼馴染みの桃香と共に行動を起こす。

    陰惨な事件に遭遇し、次第に壊れていく詩絃の平穏な日常と相次ぐ悲惨な出来事……

    過去に登場人物の誰もが命を失ってしまうという悲惨な結末のドラマなどあっただろうか。

    本体価格680円
    ★★★★

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    2020年10月20日
  • 山羊座の友人

    購入済み

    すっきり読み切り

    1冊読切として本当によくまとまっていて楽しめました。
    重めな話も綺麗な絵のおかげさまで爽やかテイストに。
    心地よい切なさを味わえました。

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    2020年10月09日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    「Calling You」(「ザ・スニーカー」2000年4月号掲載)
    「傷-KIZ/KIDS-」(「ザ・スニーカー」2000年10月号掲載)
    「華歌」(文庫描き下ろし)
    以上3つの短編を収録した作品。

    どの短編もよかった。
    書評にもある「“切なさの達人”」はまさにその通りだ。
    3つの作品に共通するのは、誰かの心の支えとなるものが描かれていることだと思う。

    「Calling You」では、ユミがシンヤに支えられていたように、シンヤもまたそうだったから、あんな行動に出ることができた。
    「傷-KIZ/KIDS-」では、アサトと「オレ」は、心の傷も分かち合っていた。
    この2作品を読むと、支えるということが単純に素敵だと思える。

    「華歌」は、結末に触れてしまうので多くは語らない。
    寂しさと少しのホラーを混ぜ合わせたような独特の雰囲気は、読んでいる私を不安な気持ちにさせた。
    終盤の意表を突くシーンも、少々強引なところはあったが、騙された。
    傷を癒すためには、同じ痛みを知っている人の力が効果的ということだろう。

    それにしても、よくこうも作風を変えられるものだ。
    また乙一作品を読もう。

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    2020年10月07日
  • 天帝妖狐

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    夜木のこれまでとこれからを思うと苦しい
    乙一さんの本で1番読んだ話かも

    一緒になってる短編もすごく面白くて、乙一さんの本で最初に読むならこの本をおすすめしたい

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    2020年04月15日
  • さみしさの周波数

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    短編集、4話。
    「未来予報」「手を握る泥棒の物語」「フィルムの中の少女」「失はれた物語」
    どれも、世にも奇妙な。。。的な不思議な物語でした。

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    2020年04月07日
  • 死にぞこないの青

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    よいね、面白い。 人は誰でも心に毒を持っていて、それが復讐の手助けをしてくれる。
    「僕は自分の心の一端をアオという幻として見ていたにすぎないのだ」

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    2025年12月18日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    ネタバレ

    懐かしい。。。
    学生時代本編読んで 黒乙一氏 なるものを知った。

    後書、愚痴としてサラリと受け止めるべきなのか
    大人の都合を痛烈に批判しているのかどちらか分からないが
    執筆活動も個人だけでやれるわけではないのだなぁ。。
    (アニメーションは集団で作り上げるから大変だとは思っていたけれど、小説も出版社と色々あるわけで。。。)

    人殺しの男性の目線で書かれているのだが、共感までとはいかんくても異質として排除したり、付き合ってられない、という感じではなく
    彼の考え方に ナルホド。。。 と思ってしまう。
    後書で個人的思想が入り込んでいる、とあるけれど
    少数派意見なのにうまいこと説明できているというか。。。

    友人にコミックを借りたことがあるが
    森野は双子の片割れだし、意外に「普通」な子で
    やはり樹が底知れないなぁ。と。。。
    続きが書かれないと後書きにあったけれど
    自立して、家族から離れ、好きに生きることができるようになった大人の彼がどういう風に日常を生きていくのがが気になる。。。

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    2019年07月04日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    どの作品も発想が素晴らしい。よく思いつくものだと心から感心する。表題作が一番よい。どうしても「携帯電話」で繋がった少年を死なせてしまうのが切な過ぎる。「私」は人を死なせてしまった罪悪感を一生抱えられるのだろうか。『華歌』もよい。こちらも死が大きなテーマである。そして生も。著者は大学理工学部に在籍していたとのこと。理工学部出身である私は親しみが湧く。「看護婦」という古い言葉が多用されていて、少し苛立った。少し前の作品であるので仕方ないが。

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    2019年06月23日
  • さみしさの周波数

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    乙一さんの切なく怖い話4編の傑作短編集。題名「さみしさの周波数」は心の琴線に触れる物があり切なさが強く胸に迫ります。また本書は約15年前の文庫本ですが巻頭に色鮮やかなカラーイラスト4頁分が付いていてこれまた貴重な趣向だと思いますね。内容的には哀しみの中にもほのかな温かみと癒しを感じますね。『未来予報』小泉には清水の分まで幸せになって欲しい。『手を握る泥棒の物語』笑える変な思い出で済んで良かった。『フィルムの中の少女』迷える魂が安らかに成仏します様に。『失はれた物語』最後まで妻を信じて耐え抜いて欲しかった。

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    2019年01月09日
  • 天帝妖狐

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    ネタバレ

    A MASKED BALLも好きな感じのミステリー?ホラー?だったけど(トイレの落書きの連続から始まるお話、そしてラストのスッキリするどころかゾッとする感じがとてもよかった)
    いや、いや〜〜〜〜
    天帝妖狐、読み終わった今大号泣し過ぎてまだ立ち直れてないからね?ほんとに、フルバのキョンくんの封印が解けてしまった姿と一瞬だけ重なったけど、夜木の醜い姿も隠された凶暴さも孤独も不安も悲しみも、そしてその救われなさ、比べ物にならないな??比べるのがおかしいんだけども
    ただの純朴な少年であったろうに、私は早苗に恨み言しか持てない、早苗も寂しかった?だから夜木を引きずり込んだの?でもそれって酷すぎるよ〜〜〜、これから何百年何千年も、誰にも何にも愛される事のない姿をひた隠しながらひとりぼっちで生きてくの?かわいそうすぎない??
    と、そんな風に私の心も涙腺もブンブン揺さぶって行きました。

    久々に読んだ乙一さん、完璧です。

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    2018年09月13日
  • 僕のつくった怪物 Arknoah1

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    面白いは面白く読めたのですが、
    世界観がすごすぎて(^ ^;
    正直、ちょっと付いてけない感も(^ ^;

    また、登場人物が多いと、
    「人の名前を覚えない症候群」の私は
    どれが誰だかよく分からなくなり(^ ^;

    どうやら続き物の一巻目らしく、
    壮大な割にまだ事件は半分しか解決してない。
    続編を...読むかなぁ...(^ ^;
    読みたい気持ちは山々なのですが、
    結構読むのに体力いるしなぁ...(^ ^;

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    2018年06月12日
  • 花とアリス殺人事件

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    岩井俊二監督の映画を原作にしたノベライズ作品。
    映画の初項と決定稿と、乙一のオリジナルのブレンドで、
    映画とはまた別の作品として仕上がっている。と思う(^ ^;
    済みません、映画の方は見てないので(^ ^;

    登場人物が、みな濃ゆい(^ ^;
    主人公も、クラスメイトも、親も(^ ^;

    親の離婚で転校して来た中学生が主人公。
    クラスでは、何故か皆から距離を置かれてしまう。
    いじめっ子やら、クラスを支配する謎のオカルト少女やら、
    隣家からずっと覗いてくる引きこもり少女やら、
    四クセも五クセもある連中に囲まれてもがいている間に、
    徐々に全貌が見えてくる「学校で起きた事件」。

    その事件の謎を暴き、引きこもり少女を救うべく
    行動を起こす主人公アリス。
    が、所詮は中学生だし、解決の「手法」が
    びっくりするほどもどかしい(^ ^;
    肝心なところで大ドジかましたりするし(^ ^;

    結論から言うと、トラブルは解決し、
    引きこもりも学校に戻ってくるし、
    アリスも自分の居場所をきちんと手に入れるし(^ ^

    これは原作映画があるから、なのかも知れませんが、
    全体を通して文章が非常に「映像的」な印象。
    その分、読み物としてだけ捉えてみると、
    ストーリーの「ひねり」が今ひとつか(^ ^;

    乙一氏がゼロから書いた作品だったら、
    もう二ひねりくらいぶち込んでくるかな、と(^ ^;
    その分、星一つ減(^ ^;

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    2018年05月08日
  • 僕のつくった怪物 Arknoah1

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    異世界モノに少し興味があったので読んで見ました。
    やはりなんと言ってもアークノアという異世界が他の異世界作品にあるような世界ではないので想像するだけでとてもワクワクしました。そして異世界ならではの設定がまた上手く出来ていると思いました。また、設定上仕方のないことですが、戦う時にハラハラする場面が少なかったかなー?というのは感じました。でもとても面白かったです。

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    2018年04月25日
  • 失踪HOLIDAY

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    しあわせは子猫のかたち
    失踪HOLIDAY
    の二作収録。

    前者は読んだことがあったので、後者のみ読んだ。
    主人公のナオと家の使用人のクニコを中心に話が進む。
    グロテスクさは全くない。
    話が一気に展開するときのスピード感や、伏線の回収などが楽しい。

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    2017年11月14日
  • さみしさの周波数

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    乙一さんの本ははじめて読んだ。それほど期待していなかったが、予想よりはるかによかった。まず、本の表題がよい。入っている短編の題とは違うので、別につけたのだと思われるが、全体をうまく一体化させている。作品のなかでは、手を握る泥棒の物語、失はれた物語がよかった。特に失はれた物語の、腕を鍵飯にしてピアノを弾くという部分は、なんというか、グッと来るものがあった。
    あと、挿絵が凄い。羽住都さんというイラストレーターの方が描いたそうだが、見いってしまった。

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    2017年09月18日
  • 山羊座の友人

    購入済み

    読書前ミステリー処女でした

    切ない内容です
    前半は伏線・前降りの嵐で取捨して読んでしまう私には後半の展開が怒涛で面白かったというよりも、伏線と思もえたものを頭に入れて想像しつつ読んでおけばと後悔させられてしまいました…。
    でも起承転結、オチ共に頭に入れて読んでおけば面白かっただろうなと思いこの評価です

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    2017年02月17日
  • 僕のつくった怪物 Arknoah1

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    いじめられっこの兄弟が、亡くなった父の書斎から発見した古い絵本。彼らはそれに導かれるがごとく、異世界「アークノア」に迷い込んだ…

    オーソドックスな異世界冒険譚であるものの、「自分のつくった怪物を排除しなくちゃ…」という設定だったり怪物が淡々と人々を葬っていくさまとか、かなりブラックな側面も持つファンタジーで、そのあたりのバランスはさすが乙一。とはいえ、ずいぶん丸くなったブラック乙一だと思います(長年の読者としてはそう思う)。

    死のない世界、空のない世界、年をとらない世界、(本来)殺人のない世界。ままごとのようなこの設定をベースに怪物という異種を紛れ込ませてスリルを醸し出し、後半は一つの目的に向かっての絶望と希望を描きスピード感がありました。

    全体的にはユニークなキャラ設定や世界設定、わかりやすいプロットで、十代世代にもぜんぜん楽しめるのではないかとも。現実から逃れたい少年の苦しみとわだかまりを怪物という形であらわし、自己を乗り越えていこうとする青春譚としても巧くまとまっています。

    兄の冒険譚のつづきをまた楽しみに読みます!

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    2017年01月22日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    GOTHの番外編。

    本編をよんだのはだいぶ昔です。
    ひさしぶりにGOTHの世界に引き込まれました。
    すいすい読めて、あっという間に終わってしまいました。

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    2020年12月05日
  • 失踪HOLIDAY

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    二篇収録のうち、表題作のみ未読だったので。主題は作者が何度も使っているものだが、設定の魅力と完璧な話運びでまったく飽きることがない。

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    2016年08月19日