乙一のレビュー一覧

  • GOTH 夜の章

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    何十年ぶりかの再読。
    「犬」は今回も読んだあとに、“そうだった!また騙された!”となった。
    グロいサイコパス系の話が好きな私には結構読みやすい3話だった(ಡ⁠ ͜⁠ ⁠ʖ⁠ ⁠ಡ)

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    2025年10月14日
  • 死にぞこないの青

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    淡々と話が進んでいって、読みやすかった!
    最後に出てきた女性の先生は、途中で何か伏線があったのかな…??
    あとがきで乙一さんの人柄が出てたのが面白かったです笑

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    2025年10月14日
  • 箱庭図書館

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    どこかで現実も並行世界も繋がっている短編集で、一つひとつの物語としても、ある一人の人の物語としても気になる話だった。寂しさとか孤独を感じる人達が誰かと繋がっていく話でもあって。

    ただやっぱ乙一さんはホラーが好きだなと思った。

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    2025年10月12日
  • 夏と花火と私の死体

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    初の乙一さん作品。
    『夏と花火と私の死体』は、死体をどのように隠蔽するのかを、殺された死体である私(五月)目線で繰り広げらていく。印象的なのは、五月が殺されたことに対して何も感じてないこと。全く憎悪を抱いてない五月と、淡々とむしろ楽しそうに死体処理する健と、常に怯えて泣いて兄に頼るしかない弥生と。そのコントラストが何とも不気味。

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    2025年10月11日
  • 夏と花火と私の死体

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    先がどうなるのか、どこに納まるのか、心配で心配で、私にしてはジェノグラムを書く暇もなく(笑)テンポよく読み進められた作品でした。死体の魂?がストリーテラーで、自身の死体をも冷静に分析しているのも、おもしろかった。
    子どもたちの無邪気さ、頭の良さから来る(脆いんだけど)自信、大人の常識でははかれないもの、面白く読みました。 。。

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    2025年10月04日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    中学生か高校生くらいの頃に読んだ本を再読。
    すごく面白かった記憶があるが、20年振りくらい?に読んでみると、「家の中に誰かいる」という状況でこんな冷静にいられるかい!という違和感が勝ってしまった(笑)

    主人公は目が見えず家族もおらず人生を諦めているといった事情があるとはいえ、想像すればするほど「家の中に誰かいる」状況はあまりにも恐怖。

    状況が怖すぎて感情移入できなかった(笑)

    ちなみに状況は怖いけどホラー風味はないです。
    ホラー風味がないのが逆に合わなかったかも。

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    2025年10月04日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    ・実兄に恋愛感情を抱いており、自分の恋敵だと分かった瞬間、親友すらも殺害する妹・弥生
    ・死体遺棄をゲーム感覚で楽しく行い、自分の身すらも道具に最適解を選ぶ、従姉妹に恋したサイコパスな兄・健
    ・連続誘拐事件の犯人であり、小学生の従兄弟そっくりな少年達を殺害遺棄し続けた従姉妹・緑

    橘家の血筋がクレイジー過ぎて色々濃すぎた……。唯一まともな主人公が冒頭で殺されてからが本番。凄い。小説読んでこんな感情になったの初めて。緊張感と臨場感が尋常じゃなかった。

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    2025年09月28日
  • ZOO 2

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    多くの人が書いている通り、「ZOO 1」の「SEVEN ROOMS」が一番衝撃的だった。
    「ZOO 2」の中では「血液を探せ!」のネーミングセンスが一番印象に残った。

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    2025年09月14日
  • 夏と花火と私の死体

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    あんまりしっくりこなかったかも、、、
    まぁでも、当時10代の人が書いた作品って言うなら、凄いのかも。でも、天才って呼べるほど秀逸かって聞かれるとそうでもない気がする、、、

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    2025年09月14日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    それぞれの視点で書き連ねられる物語が、一つにハマる瞬間が気持ちいい。
    違和感を感じる描写は多少あったが、伏線の張り方や舞台の大きな使い方は流石はプロの小説家、と思わず感嘆を漏らした。
    「同人誌」のくだりや仗助の髪型の元となった人物など原作ファンとしてニヤケてしまう要素が散りばめられていて良い。

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    2025年09月09日
  • さよならに反する現象

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    やっぱり乙一は面白い。もちろん小説として面白いのだけれど、その発想に触れているだけでもニヤニヤしてしまうくらいに好きだ。
    おそ松さん、最高だわ。

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    2025年09月05日
  • GOTH 僕の章

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    20年位前に読んで面白かった記憶があり再読。こういう病んでる系を今でも全然面白いと思える自分にびっくり。映画化よりアニメ化が良かったな。

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    2025年09月04日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    死体からの視点で描かれてるのがすごく新鮮だったけど、違和感なく読み進められるのは作者の筆力のおかげなのだろうな。
    大人から見たら「そんなことで人を殺してしまうの?」と思ってしまうような理由で五月ちゃんを殺してしまった弥生ちゃんの一時の邪悪さと無邪気さ、死体を隠すなんてことをゲーム感覚でやる健くんの狂気がより物語のホラー要素を強めている。
    ただミステリーとして見た時に、死体をアイスクリーム工場に隠すのも、ベラドンナが理由で清音が狂ってしまうのも少し無理があるのでは?と思ってしまった。

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    2025年09月01日
  • 夏と花火と私の死体

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    殺人とその死体を隠すこと。
    その恐ろしいことを、女の子の大きな失敗を優しい兄がどうにか隠してあげようと、ドキドキハラハラしながらのミッション的な感覚で行われている。
    半分楽しむかごとくの兄の感覚は大きくズレているけど、ハラハラドキドキしながらも隠すことに必死な妹もかなりズレている。
    死体からの視点というのが珍しかった。
    どうなることやら、という軽い感覚で、この恐ろしい事件を読んでしまうところが、面白い。

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    2025年08月27日
  • さよならに反する現象

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    うっすらホラー。
    特に【家政婦】と【悠川さんは写りたい】は。
    世にも奇妙な物語的の雰囲気です。

    キャラクターの怒りの場面でも、生々しい感情に引きずられることなく、落ち着いて読める安心感があるからなのか、自分でも理由ははっきりしませんが、凄く好きです。
    乙一先生の文章にはどこかしらの透明感があり、毎回柔らかな印象を受けます。本当に好きなんですよね〜〜〜。

    短編集で、どれも好きだと言いたいところですが、なごみ探偵おそ松さん・リターンズの話は気持ちが乗れなくて飛ばしてしまいました…(おそ松さんは名前以外全くの無知です)

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    2025年08月24日
  • 失はれる物語

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    女の子に勧められ読んだがまあまあの評価。
    短編集なの短く読みやすい反面カタルシスも小さくなり、全体的に記憶にはあまり残らない。
    SF要素やホラー・サスペンス的な描写も多く見受けられ楽しむことは出来たが深く刺さるモノはなかった。

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    2025年08月19日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    乙一氏と山白朝子氏によるホラー短編が9作収録されている。

    読んだことがあるもの
    「SEVEN ROOMS」
    「神の言葉」
    「〆」
    「呵々の夜」

    未読だったもの
    「階段」
    「鳥とファフロッキーズ現象について」
    「首なし鶏、夜をゆく」
    「子どもを沈める」

    書き下ろし
    「Wi-Fi幽霊」

    ということで、ちょうど半々ぐらいだったけれど、読んだことがあっても何度でも飽きずに楽しめる。
    特に「SEVEN ROOMS」は10代の頃好きすぎて数えきれないぐらい読み返したなぁ……今読んでもしっかり怖いです。
    未読の中では「鳥とファフロッキーズ現象について」がとても良かった。ダークでホラーな展開に震えつつ

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    2025年08月18日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    「Calling You」
    「傷-KIZ/KIDS-」
    「華歌」

    角川つばさ文庫版は、
    「きみにしか聞こえない」
    「傷」
    「ウソカノ」

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    2025年08月17日
  • 失踪HOLIDAY

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    「しあわせは子猫のかたち-HAPPINESS IS A WARM KITTY」
    「失踪HOLIDAY」

    角川つばさ文庫の『しあわせは子猫のかたち(『失踪HOLIDAY』から改題)』を以前読んだことがある。
    もう内容をあまり覚えていなかったので、こちらで読み返してみようと思った。

    「しあわせは子猫のかたち」のことを思い浮かべると、子猫の暖かさを思い出す。


    短編集『失はれる物語』にも「しあわせは子猫のかたち」が収録されていた。

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    2025年08月17日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    冒頭で殺される「わたし」が語り手となる構成が珍しくて気になったが、読んでみるとその珍奇な手法が作品においてよく機能しているのかどうかが自分にはわからなかった。物語は、ミステリーやホラーというより、死体隠しに奔走される兄妹に関するサスペンスものに感じた。

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    2025年09月25日