乙一のレビュー一覧

  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    五月と弥生ちゃんは仲が良かったが、五月は弥生ちゃんのお兄さんである健くんの事が好きだった。それを弥生ちゃんは木登りしている時に知ってしまう。それが気に食わなかった弥生ちゃんは五月を木の上から押して殺してしまった。やっては行けないことをやってしまった妹である弥生ちゃんから事情を聞いた健くんは五月の死体を隠そうとする。

    死体が語り手として話が進んでいくのが斬新だった。
    健くんの臨機応変やこの状況を楽しんでいる感じと、五月の背中を一時の感情で押し、殺してしまった弥生の子供ならではの狂気さが怖かった。
    健くんが密かに思いを寄せている、緑さんが1番怖い。近隣の町で起きていた男の子が連続で行方不明になる

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    2026年08月16日
  • ZOO 2

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    どの作品も読みやすくすぐに読み終えられた。
    この本で参考にすべきは物語の書き出し方にあると思った。神の声や、飛行機のやつなどはまさにその代表に感じた。

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    2026年08月16日
  • 夏と花火と私の死体

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    死体目線で進む物語というのは当たり前に初めてで新鮮だった。
    死体目線と言うと死んだ当人の感情が入り込んで来てしまいそうだが、そのような描写がなかった点も含めて死体と言う設定が徹底されていた。

    死体の隠蔽を企む健と弥生のもとに"死体が見つかってしまうかもしれない"という危機的シーンが次々と訪れページをめくる手が止まらなかった。
    "見つかってしまうかもしれない"から"見つからずにすんだ"の緩急の付け方が秀逸だなと感じた。

    ラストでの緑さんの伏線回収とどんでん返しは圧巻だった。

    「優子」では清音視点で物語が進むため人形を妻とする狂った

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    2026年08月10日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    安心して読める話、ではあるけれど、えっこれだけ?という拍子抜け感があったのも確か、もう少しアクセントがあっても良かったと思う

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    2026年08月10日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    子供が子供を殺して、兄妹で死体を隠そうとする話。
    殺された女の子目線で描かれている事と、そもそも殺人を犯しているという事から、兄妹が早く捕まってほしいと思いながら読んでいた。
    その為、あまり兄妹に感情移入ができず、バレるかもしれない!なんとか逃げ切って!という気持ちにはなれなかった。
    捕まってくれ!という目線で見れば楽しめた。
    最後のオチは誘拐事件についても回収されており、納得がいくし、次のターゲットが示唆されていて面白かった。

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    2026年08月09日
  • 死にぞこないの青

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    この小説はホラー何かも知らんけどあんまり怖くなかったかな。
    どっちかいうと懐かしい感じがした。ここに出てくる主人公の小学生も新任の担任の先生も何か小学生の頃そんな人いたなぁ…みたいな感じで読んでた。
    もしかしたら当時の自分の知らん所でこの話のような展開で事は起きてたのかな?
    もしそうなら怖いw

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    2026年08月08日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    乙一さんは久しぶりに読んだ。
    まさかの五月目線で物語が進む。
    ただ、五感や感情表現がまだ生きてる感じで進むから不思議な感じ。
    2人を憎んでいる描写もなく嫌な気分で読み進める感じではない。しかしどこかしら薄気味悪さと淡々とした会話のテンポは不気味。
    健くんの異常さと弥生の正常な反応の乖離が進むに連れて、さらにぞくぞくさせられる。何度も見つかりそうになったりと緩急もある。
    そして緑さんはやっぱりそっち側ね…
    装丁の五月の手が曲がっていたり、目が虚ろだから事故後のイラストかな。なにも知らないうちは素敵な夏の1ページって感じだったのに。


    もうひとつの物語の優子は更に薄暗い感じだった。
    お手伝いの清

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    2026年08月06日
  • ZOO 1

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    面白い短編は面白いが、微妙なものは微妙であった。
    セブンroomず、sofaは面白かった。
    カザリとヨーコは普通。ひだまりの詩も普通
    zooは微妙。

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    2026年08月06日
  • 夏と花火と私の死体

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    この小説は本編自体は143㌻と短い話で普通にスラスラ読めたんよ。ただ読み終わった後、余韻っていうのか…何か急にゾクッとしたねw
    それは、普通にスラスラ読めてしまった自分になのか?、上手い結末の締め方だったからなのか…?わからへんけど、何か背筋がゾクゾクする話の小説でした。

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    2026年08月02日
  • さよならに反する現象

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    幽霊や怪異、不思議な出来事を題材にしながらも、人間の寂しさや滑稽さが描かれた短編集です。
    登場するのは幽霊や奇妙な現象ばかりなのに、不思議と怖さよりも、その奥にある人の未練や後悔、誰かと繋がりたいという気持ちの方が強く残ります。
    どの作品にも少しだけ現実からはみ出したような人物が登場して、周囲から理解されなかったり、うまく生きられなかったりする人たちが、それでも誰かを想いながら生きている姿には妙な生々しい人間味があります。
    ただ、収録作ごとの雰囲気や完成度には多少ばらつきがあり、著者の初期作品のような強烈などんでん返しや衝撃を期待すると、正直少し物足りなく感じる部分もありました。
    それでも、し

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    2026年07月30日
  • 夏と花火と私の死体

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    2つの作品が入っている本。
    1つ目は、物語の視点がまさかので驚いた。結末にも驚いたが、伏線があったなと思い納得。
    2つ目は、少し難しかった。さまざまな解釈がありそう。

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    2026年07月28日
  • 夏と花火と私の死体

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    一人称が『死体』なところが斬新で、今までにもありそうでなかった(まだ他の作品で出会えていない)。
    木から落ちる時の冷静さと、痛みや恨みなどは全く描写されず、サンダルが片方脱げ落ちてしまって残念そうな様子や、汚れた足を恥じる描写だけはあって、意外とそういうものなのかもな、なんて受け入れられて。笑

    健お兄ちゃんの冷静さに仰天させられるけど
    弥生の怖がる描写はリアルで。
    でも夏の風景描写や花火大会や辺りの田んぼ、お宮の生垣の情景などが鮮やかで全く薄暗い印象はなく、ホラー苦手な私もサラッと読めたのが驚き。装丁がラノベ感があり素敵なのでそれに引っ張られたのかも?
    ジャケットの絵って作品全体の印象にも関

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    2026年07月25日
  • GOTH 夜の章

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    最初は女の子のミステリアスさに惹かれたが、後半はその人間らしさが徐々に明かされていき、見事だった。乙一さんの少し切なくて怖い世界観がこの作品でも表現されていて、かつ読みやすい作品でした。

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    2026年07月16日
  • さよならに反する現象

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    ・フィルム
    源さんの1冊目のエッセイ『そして生活をつづく』を思い出した。「あなた」の姿が源さんに重なるような文章も多くて、愛を感じる。

    ・家政婦
    設定もキャラもすごく好み、長編書いてほしい。アニメとかドラマ化したら映えそうで絶対良い。

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    2026年07月16日
  • ZOO 1

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    残酷で救いのない世界観が惹きつけられる作品でした。

    一人称の視点でどの物語も進み、心理描写や出来事が分かりやすく描かれているため物語に没入しやすく、短編なのにも関わらず満足感が得られました。

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    2026年07月14日
  • 死にぞこないの青

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    ちょっとした行き違いを発端に、クラス内で孤立してしまった小学五年の少年が、悩み苦しむ様子がとても不憫。

    更に、担任の先生が主導してその状況を作り上げているところには、強い憤りを感じます。

    「アオ」と呼ばれる少年の出現が転換点となりますが、終始息苦しさを覚える内容で、主人公に早く救いが訪れることを願わずにはいられませんでした。

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    2026年07月12日
  • 夏と花火と私の死体

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    サスペンスでもあり、ホラーでもあり、ヒトコワでもある。
    死体目線の語り口は小説ならではの表現な気がして面白かった。
    文章が読みやすくて、これを乙一氏は17歳で書いていたと知って驚愕しました。

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    2026年07月10日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    番外編。読んだことないと思い、買ってみたがなんとなく読んだ気がする。
    軽く読める内容で、GOTHファンのための作品だと思った。
    森野夜は最初、ミステリアスで冷酷なキャラかと思ったが、この短編含め、全話で何も分かっていなくて天然なキャラだなと認識が改まった。結局、「僕」が社会生活に適合できる二面性サイコパスで森野をいつも救っている内容だなと思った。

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    2026年07月02日
  • 怪と幽 vol.022 2026年5月

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    特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。

    そんな中、一番印象的だったのは、
    小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
    特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。

    あの結末… ぇ!?どういうこと!?
    妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
    葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
    ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから

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    2026年06月21日
  • GOTH 夜の章

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    この本は、結局のところ、
    ・短編集三作で、主人公は同じ。
    ・どれも殺しにまつわる話。
    ・犯人はわかっても捕まえない!

    のめり込み度☆☆☆☆ー
    読みやすい度☆☆☆☆☆
    オチが良い度☆☆ーーー
    独特な雰囲気☆☆☆☆☆

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    2026年06月19日