乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初読み作家。
ホラー作家のイメージが強く遠ざけていたのだが、コミュニティセンター図書コーナーで見つけて手に取った。
殺された私:五月の一人称で語られる面白さ。
五月の魂は俯瞰して状況を語っている。
そこに恨み言がないのがまた面白い。
さて、私の死体はどうなるのか?
登場人物のサイコパスの恐ろしさ!
これを著者が16歳の時に書いたというのだから驚く。
他短編『優子』これはどう考察したか、読者それぞれに委ねている…お屋敷のお手伝いとして働き始めた清音。2週間経つが、まだ優子奥さまに会ったことがない。狂っているのは?
《コミュニティハウス図書》 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3.5くらい
ボリュームも少なく、読みやすかった。病院の待ち時間で読み終えた
いじめの話とは思っていたが、教師が主導する、精神的にくる方のいじめ。
羽田に殺意を抱きつつ、マサオにも割合イライラしながら読む(なんで!お母さんに!!言わない!!この母は知ったら徹底的に戦ってくれる母なのに…)
でも、お母さん大好きだからこそ言えないんだよなあ…
早く下剋上こい と思いながら読み進めるが、復讐を果たすシーンではもっとやってやれという気持ちが大きかった
でもマサオの将来を考えるとここで踏みとどまれてよかったのだろうか
マサオはもう二度と羊にはならないだろう -
Posted by ブクログ
ネタバレ20年前、友人に勧められて読んだ思い出の作品。
当時「16歳の作者が書いた本格ホラーミステリー」、それも死体視点という斬新な設定で話題になっていたことを覚えている。今読み返してみても、16歳が書いた作品とは思えない程にまとまっていて、才能を感じさせる一作。
物語の結末では"私"の死体はアイスクリーム工場の倉庫の奥深くに隠され、行方不明になったままで終わる。
その少し前に描かれた、いなくなった娘を探して消沈している母親の姿を知っているだけにやるせない気持ちになる。一方で犯人である兄妹にははっきりとした罪悪感の描写がなく、兄に至っては死体隠しゲームを楽しんでいる素振りさえもあ -
Posted by ブクログ
学生時代に好きだった乙一の、当時は怖くて読めなかった黒乙一を読もう企画を、1人で勝手に進行中。
ちなみに『暗いところで待ち合わせ』に続いて第2弾。
トイレの落書きの話『A MASKED BALL』と、
乙一版の美女と野獣『天帝妖狐』の中編2作を収録。
特にA MASKED BALLが好きだった。トイレの落書きがチャット欄のように機能して、匿名で話が進んでいく感じ。誰が誰なのかを当てていくミステリー感もいい。
あとがきで我孫子武丸さんが
“みんながパソコン通信やインターネットを舞台に物語を描くこの時代に、あえてアナログな落書きで〜”
みたいなことを書かれていて、ほんとそれ!ってなった。
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