乙一のレビュー一覧
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ネタバレ五月と弥生ちゃんは仲が良かったが、五月は弥生ちゃんのお兄さんである健くんの事が好きだった。それを弥生ちゃんは木登りしている時に知ってしまう。それが気に食わなかった弥生ちゃんは五月を木の上から押して殺してしまった。やっては行けないことをやってしまった妹である弥生ちゃんから事情を聞いた健くんは五月の死体を隠そうとする。
死体が語り手として話が進んでいくのが斬新だった。
健くんの臨機応変やこの状況を楽しんでいる感じと、五月の背中を一時の感情で押し、殺してしまった弥生の子供ならではの狂気さが怖かった。
健くんが密かに思いを寄せている、緑さんが1番怖い。近隣の町で起きていた男の子が連続で行方不明になる -
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ネタバレ乙一さんは久しぶりに読んだ。
まさかの五月目線で物語が進む。
ただ、五感や感情表現がまだ生きてる感じで進むから不思議な感じ。
2人を憎んでいる描写もなく嫌な気分で読み進める感じではない。しかしどこかしら薄気味悪さと淡々とした会話のテンポは不気味。
健くんの異常さと弥生の正常な反応の乖離が進むに連れて、さらにぞくぞくさせられる。何度も見つかりそうになったりと緩急もある。
そして緑さんはやっぱりそっち側ね…
装丁の五月の手が曲がっていたり、目が虚ろだから事故後のイラストかな。なにも知らないうちは素敵な夏の1ページって感じだったのに。
もうひとつの物語の優子は更に薄暗い感じだった。
お手伝いの清 -
Posted by ブクログ
幽霊や怪異、不思議な出来事を題材にしながらも、人間の寂しさや滑稽さが描かれた短編集です。
登場するのは幽霊や奇妙な現象ばかりなのに、不思議と怖さよりも、その奥にある人の未練や後悔、誰かと繋がりたいという気持ちの方が強く残ります。
どの作品にも少しだけ現実からはみ出したような人物が登場して、周囲から理解されなかったり、うまく生きられなかったりする人たちが、それでも誰かを想いながら生きている姿には妙な生々しい人間味があります。
ただ、収録作ごとの雰囲気や完成度には多少ばらつきがあり、著者の初期作品のような強烈などんでん返しや衝撃を期待すると、正直少し物足りなく感じる部分もありました。
それでも、し -
Posted by ブクログ
一人称が『死体』なところが斬新で、今までにもありそうでなかった(まだ他の作品で出会えていない)。
木から落ちる時の冷静さと、痛みや恨みなどは全く描写されず、サンダルが片方脱げ落ちてしまって残念そうな様子や、汚れた足を恥じる描写だけはあって、意外とそういうものなのかもな、なんて受け入れられて。笑
健お兄ちゃんの冷静さに仰天させられるけど
弥生の怖がる描写はリアルで。
でも夏の風景描写や花火大会や辺りの田んぼ、お宮の生垣の情景などが鮮やかで全く薄暗い印象はなく、ホラー苦手な私もサラッと読めたのが驚き。装丁がラノベ感があり素敵なのでそれに引っ張られたのかも?
ジャケットの絵って作品全体の印象にも関 -
Posted by ブクログ
特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。
そんな中、一番印象的だったのは、
小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。
あの結末… ぇ!?どういうこと!?
妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから