【感想・ネタバレ】箱庭図書館のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月25日

343ページ。先が気になる度★4。
久々に面白い小説を読んだ。

〈目次〉
小説家のつくり方
コンビニ日和!
青春絕緣体
ワンダーランド
王国の旗
ホワイト・ステップ

私は話が別々の短編小説が苦手だが、こういう箱庭的な同じ街が舞台の短編小説なら好きだと思った。
読んだあとに答え合わせしたくなり、も...続きを読むう一度読んでしまう。
2回読んでも面白い小説ってなかなかない。
読むか迷っているならネタバレは絶対に読まないほうが良い。痺れっぱなしの本だった。

乙一氏はひらがな多様するけどなんで?














以下ネタバレ!!!














【小説家のつくり方】
物語は、新刊のあとがきから始まる。
「小学5年生の時にノートに書いた物語を担任が読んでくれたおかげで小説家になれた」という内容。
実際は担任に見せたら、これはお前の捏造だと突き返された。
後悔させるために小説家になった。という話。
物語の中の本を読むという不思議な感じ。
小説家の本と少年のノートが物語で平行して進んでいて途中から少年のノートが変化するところに痺れた。
やはり乙一氏は天才だ。

【コンビニ日和!】
コンビニ強盗日和だ。
ブラックユーモアや伏線回収な感じが伊坂氏っぽいなと思った。
しかし登場人物が伊坂氏のは陽キャで乙一氏のは陰キャという雰囲気が漂っている。
小説のつくり方に出てくる小説家の姉が早速登場して痺れた。

【青春絕緣体】
絶縁体 (ぜつえんたい)
電気や熱をきわめて通しにくい物質。
「青春というものに対して、自分という存在は絶縁体であるようなイメージを持った」
少年が高校生。陰キャの恋愛物語(?)だった。
陰キャ特有の恋愛にまで踏み込めないナメクジな感じでハテナがついてしまうが多分これは恋愛物語。
少年が力を入れた小説を先輩が読んでメロメロに。
雨が傘に当たる音を電気がスパークするようだと書いてて、絶縁体に少し電気が通った瞬間なのかなと思った。痺れた。

【ワンダーランド】
ワンダーランド
不思議の国。おとぎの国。
ナイフで刺して肋骨が開いたら願いが叶うというのを信じ切っている狂人と、鍵を拾って鍵穴を探す子供の話。
俺と一言も書いていないのに、なぜ私は犯人が男と思い込んでいたのか。口調とか女を殺すとかだけで男と決めつけて読んでいた。
その決めつけのおかげで最後乙一氏の罠にまんまとハマった。痺れる。

【王国の旗】
大人が入れない子ども達の国に女子高生が来る話。
「いまどうしてる?」「車のトランクなう」という衝撃的なメールのやりとりから始まる。
ワンダーランドに出てくる鍵の開く場所がこの王国の鍵とか痺れる。
子ども達がおとぎ話のような描写でロマンチックだなと思った。

【ホワイト・ステップ】
平行世界(パラレルワールド)を雪の靴跡や雪に書く文字を通じて意思疎通する話。
君の名前が知りたいとかそういう単純な話ではない。
雪の中の神秘的な雰囲気とSFがすごくマッチした。
雪が溶けるとともに現実に戻っていく感じもすごく良かった。

ーあとがきー
「読者の方にボツ原稿をおくってもらって、それを僕が自由にリメイクさせてもらうという企画でした」
乙一氏の完全オリジナルじゃなかったのか…と少し残念に思ったけど、ボツ原稿をここまで面白くできたなら、完全オリジナルの小説はどれだけ面白いのか期待してしまう。

乙一氏最高。

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Posted by ブクログ 2021年12月24日

読者からもらったアイデアが元なのでバラバラの作風なのに、1つの街をテーマにして少しずつ物語が繋がってるのがとても良かった。
読みながら「この登場人物ってもしかしてあの話のあの人かな?」って思うと、ワクワクしました。
30ページ~100ページぐらいの短編集なので軽く読みたい時にもしっかり読みたい時にも...続きを読む手に取れて良かったです。

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Posted by ブクログ 2021年11月09日

「小説家のつくり方」★★★★★
少なくとも私はそう感じたのだけれど、話が現在や過去を浮遊する感じがなんとも不思議で面白い.
理解が少し追いつかないままでも読み進める手が止まらなくなってしまう.
語彙を沢山使いつつも、とても読みやすい文章.
僕が小説家になれたのはあの過去があったからだと思うと、その過...続きを読む去すら羨ましく感じられた.

「コンビニ日和」
コンビニ側の創意工夫も知れてとても面白かった.
なになに、そこが繋がってくるの⁇
作者の乙一さんは天才なのだろう
言葉が適切か分からないけれど伏線が沢山で感動する

「青春絶縁体」★★★☆☆
"本質的な部分が似ている"や"同じ存在の別の側面"と言う表現は覚えておきたいと思った.
ゴミの下りが面白かった.
本質的な部分が似ている人と言うのは絶対にそう出会えないのでいつか出会える事を楽しみにしたい.
"僕たちは共通の文脈を育んで、それを愛しいと感じていた"乙一さんは表現力に溢れた天才だな
カッコわるいとしても、カッコよくてとてつもない青春だった

「ワンダーランド」★★★★★
読み始めた時はついにやばいのが来たと思った.
読み進めると存在価値と言うワードが出てきて共感を覚え、引き込まれた.
でも私が共感を抱いたのがあっちでなくてよかったと心から思う.
類似点を重ね合わせるほどに頭が混乱するけれど、それがまたいい.なんで呑気に考えている場合ではないくらい怖すぎる、やっぱり間違いなくやばかった.

「王国の旗」★★★★☆
何かを確信させてしまうような何かがあった.
ミツ少年は絶対に美しい整った青年だと思う.
少し狂気も感じたけれどそれすら良かった.
やっぱり伏線が凄い.


「ホワイト・ステップ」

雪は天然に産出する無機質の結晶構造を持っているため(恐ろしく儚いけれど)鉱物に分類されることがあるらしい.
二十歳をすぎたら大人って事になってはいるが、全然、そんな事はなかった.

繋がった、紡がれた、面白かった

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Posted by ブクログ 2021年04月15日

「物語を紡ぐまち」の中で、それぞれのストーリーがあるのが面白い。
不思議なようで、繋がっていることが必然のような安心感もあったり。
わたしもこんな風に人と繋がったりしてるのかな、なんて思いながらよみました。
あとがきも面白かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月25日

読書が書いた原稿を著者がリメイクした作品を集めた本。6つの作品、どれも面白い。それぞれ短編ながら、どこかで他の作品とつながりがあるのも楽しめる。中でも「コンビニ日和!」のやりとりと展開、「ホワイト・ステップ」のちょっと変わった設定が好き。「ワンダーランド」の拾った鍵を片っ端から試すっていう物語の発想...続きを読むもすごいなと思う。

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Posted by ブクログ 2020年08月05日

私は最後のホワイト・ステップがお気に入りでした。
現実にあったら素敵な出来事。
自分の人生は間違いの選択で出来上がってるかもしれないと悩んだ時、そんな人生でも、悪いことばかりじゃない。
何かのきっかけで何度でも変わることができるんだ、と思える話だと思います。
切ないけれど、だからこそ生まれる物語もあ...続きを読むるのだなあと。

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Posted by ブクログ 2020年07月19日

短編…どれも ほんのりとホラーぽく恋愛ぽく。で温かかった。この短編…全てが他人のリメイクなんて やっぱり乙一さんはすごい!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月14日

なにも事前情報を入れずに乙一さんというだけで読み始めました。短編集というのも最近紙の本での読書を怠っていた私にはちょうど良かったので。

最初のお話「小説家のつくり方」
タイトルからテクニックに関するお話?と思いながら(ミステリーの書き方にも寄稿されていたので)読んでいると、なぜ主人公が小説家になっ...続きを読むたかのお話で面白かったです。怒りとか復讐心って苛烈で偏執的で、心を消費して燃やす分エネルギー量が高いなと思っていて、そういうものが一端を担いつつも綺麗な布で包んでさも素晴らしい思い出のように振る舞って、けど特定の誰かの心臓にアイスピックを突き立てるような鋭い指摘を内包してるのが皮肉的で好きです。
語り部は2人居ると見せかけてラストの方でハッと気づかせる構成とかも、乙一さん読んでる~~~という感じがして良かったです。

「コンビニ日和!」
台詞が多くて、前の話とかなりテイストが違ったのでちょっとびっくりしました。
(後にこれは一般の方の没小説を募集して乙一さんがリメイクした短編集だということを知るのですが、読み終わるまで私は知りません)
コンビニ内の出来事で、割とありきたりな展開なのに、警官の乱入でピリッと空気をしめつつ動きを出してるのがすごいなあと思いました。最後の店長の展開もちゃんと計算されてのことだとあとがきに書いてあって、理論的に物語を構築している片鱗を見るのが好きなので楽しくなりました。
前の話に出てきた潮音さんの名前がここでも登場したり、この後に出てくるキャラクターのちょっとした伏線があったりと、短編集でありながら全体を通して門善寺町内での出来事が繋がっている感じも好みです。
そういえば作中に出てたウルグアイの強盗の話、調べてみたら実話みたいですね。こういうのってどうやって知るんだろう。

「青春絶縁体」
途中に主人公が書いたていの小説が入るのですが、乙一文体と全然違って(素人さのある文体)書き分けできるの頭良すぎる、と思って読んでたのですが元の投稿文を使っていたらしいですね。
リメイク前の文章が読めるのも面白かったです。主人公と先輩の文芸部での言葉の投げ合いはライトノベル味があって私は好きです。

「ワンダーランド」
これ怖かったです。でもワンダーランドってタイトルがすごくしっくりきます。
出来事を通じて男の子がちょっと変化したのも動きがあってうまいなあと思いました。乙一さんの一人称で騙してくるテクニックGOTHで散々学んだのに、最後の商店街でぶつかるところでやられた!となりました。この鍵も後の話に関わってきてて、繋がってるのが面白いです。
でもこの人がまだ野放しで居るってのがちょっと怖い…。

「王国の旗」
トランクに女子高生がいるってだけで犯罪臭がすごいのに、そこに関しては主人公のうっかりとして特に言及されることなく話が進んでいくのに笑ってしまいました。
不思議な少年って魅力的ですよね。その子に連れられて王国に案内されて一緒に過ごして、そこから出ていく覚悟をして、ピーターパンぽいお話でした。ボーリング場がもう見つけられないって展開も不思議な余韻を残してて好きです。

「ホワイト・ステップ」
一番好きです。これまでの話の集大成といった感じで。
私は「許す」という行為に弱くて…しかも家族ものだったので…うるうるしてました。
男が恋人のいる友達に嫉妬して有意義な正月を過ごす勝負をして、その勝負に勝つためという不純な動機で最初は関わり始めた不思議な雪の足跡と、いつの間にやら必死になって向き合って、家族の縁を繋いで、それがまた別の縁に繋がって…これが雪の日のお話というのも美しさに拍車をかけていました。
(毎年私は従姉と年が明けると神社まで初詣に行くのですが、雪道を踏みしめて白い息を吐きながら電灯に照らされて人のいない静かな夜道を歩くのが結構好きで、そんな情感を思い出しました)
母はいつもチョキを出す。その癖を知っている娘が、自分がグーを出したから母は死んだと思っているのも、母はわざといつもチョキを出していて娘に選択を委ねていて、娘がわざとパーを出して負けてくれて買い物を変わってくれたために事故死したというのも、生き残った方が相手に対して自分のせいだと思い込んでいるそのすれ違いを、解くきっかけに男が関わっていく。
最後の電話のやりとりも良かったです。いい友達だなぁ。登場する全ての人物が好き。


賛否両論あった作品みたいですが、その情報を入れずに読めて良かったです。
私はすごく楽しめました。読書欲が今もりもりしてます!笑
最後のあとがきや解説に書かれている文章もあわせて余すところなく面白かったです。
そういえば一番最初のお話のボロクソ行ってくるアイツってのは誰のことだったんだろう。もう一回読み直そうかな。

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Posted by ブクログ 2020年05月02日

それぞれ短編だけど、全ておなじ街で起こっている話。見ていくうちにその世界観に魅入られ、あっという間に読み終わってしまった。
めちゃくちゃ面白かった。

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Posted by ブクログ 2021年12月25日

6つの短編で構成されており、全て何かしらの繋がりがあるのが面白かった。
個人的にはホワイト・ステップが好き。
選択次第で運命が変わることを再認識できた。
自分の選択に責任を持ってその時できる最善を尽くそうと思った。

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Posted by ブクログ 2021年09月14日

6作品収録
いずれの作品も何かしらのつながりがある
つながりは人間的なものや場所的なもの
中で最後の一番長い作品がよかったかなと思います
積もった雪につく靴跡で感じる存在とは・・・

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Posted by ブクログ 2021年09月01日

小さな箱庭のような空間でそれぞれ別の物語があって、どこかで繋がっている感じがとても良かった。どの内容も読んでいる内容をまた外から眺めるような題名通りの作品が多かった。予想を裏切られて考えさせるような内容がとても面白かった。

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Posted by ブクログ 2021年08月23日

初めてこの作者の本を読んだけれど、頭の中がせわしくなってしまった。最初に読むには良かったのではないかな。

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Posted by ブクログ 2020年12月23日

短編集だったので通勤時に電車の中で読もうと思い購入。
思っていた以上に作品に引き込まれてしまい、何度も乗り過ごしてしまった...笑

どの話も好きだったけど特に「ワンダーランド」、「ホワイト・ステップ」がお気に入り。

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Posted by ブクログ 2020年04月24日

短編集だけど、同じ街で起こった出来事で話が繋がっていっておもしろかった。それぞれの作品がユーモアで溢れていた。

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Posted by ブクログ 2020年03月05日

久々の乙一作品でした。

いやー、乙一さん面白いなぁと
再認識!

こういう連作短編集が、
好きだなぁ。

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Posted by ブクログ 2019年11月16日

コンビニ日和!、青春絶縁体、ワンダーランド、ホワイト・ステップ。
が特に刺さりました。(ほぼ全部)

どの短編にも共通する街、登場人物。
だけど時間も内容もバラバラに起こる物語。
とても面白かったです。

ホワイト・ステップ、
平行世界等に関心がある方にはブッスブッスと心に刺さると思います。私がそう...続きを読むでした。

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Posted by ブクログ 2019年10月30日

読者の没作品をリメイクするという企画(読む分には普通の短編集です)。
どれもすっきり読み終えられる作品でした。個人的に、陰気でつい自意識過剰になってしまうウジウジした少年が頑張る話が好きなので、◎です。

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Posted by ブクログ 2019年07月14日

一般の方から作品を募集して乙一さんがリメイクしたものが6作品入った短編集。それぞれ個々の物語だけど、舞台になる町は同じで、それぞれの物語の中で人物が繋がっている。その繋がりで普通の短編集以上の楽しみ方ができる。

特に「ホワイト・ステップ」が良かった。雪の足跡だけで繋がるパラレルワールド。主人公が見...続きを読むつけた足跡の持ち主は、主人公の世界では事故で死んでしまっていることが判明する。それぞれの視点が切り替わり、物語は二転三転する。いつか溶けてしまう雪だけで繋がっているのが、儚い。

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Posted by ブクログ 2019年03月06日

2019.3.5
読書部の話が個人的にかなりよかった。
あのクソメン、クソガールぷりが最高にほろ苦くてスウィートで…
大好きな2人でした。
雨季子先輩サイドの想いも気になるのでいつか書いて欲しいです。

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Posted by ブクログ 2019年01月21日

素人の原作を作者がリメイク。
色々なジャンルの短編があるけど、最後の「ホワイト・ステップ」が全部持っていった気がする。

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Posted by ブクログ 2018年05月28日

中学の時どハマりした乙一に再びハマり中。
読んではないけど家に積読がいっぱいあった、なんだかんだ好きで買っちゃってたんだね。。

わたしは乙一のちょっと毒がある話が大好きなので、今回は全編通して面白かったー!
あとがき読んだら、小説家の卵たちの話を乙一がリメイクしたんやね。
ワンダーランドがとっても...続きを読む面白かったよ~あのゾクゾク感!!!
これは久し振りにぞくっときた話だったし、インパクトがあるよ~!

2018.05.28

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Posted by ブクログ 2018年05月06日

話しを何話目かまで読んで、「これは同じ町の話しなんだ」というのが分かり、この本のタイトルを理解した。
素人さんの没になった話しを改変したものと最後に書かれていたけど、改変を加える前はどんな感じだったんだろうと気になる。
「ホワイトステップ」が優しくてお気に入り。

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Posted by ブクログ 2021年03月30日

106「クラスメイトたちが、ただ友人たちと笑いあっているだけなのに、心の中に住み着いているブタのように肥えたジイシキさんが「嗤われているブヒー!」と叫ぶのだった。」
これは名言。青春絶縁体。

乙一さん、ずいぶんテイストも文体も違う、なんかオタクのアンソロっぽいものを描くなぁと思ったら、これは読者か...続きを読むら募集した話をした下敷きに書いているものなのね。だからあのダークで奇妙な世界観がない。でも文善町という一つの世界を作り、一冊の本らしくしているのはさすがだと思った。
小説家のつくり方、コンビニ日和!は乙一さんらしい。ホワイト・ステップは冗長だけど、雪面の足跡という発想が面白い。

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Posted by ブクログ 2021年03月23日

乙一さん、はじめましてでした。

☆3と評価しましたが、勘違いしないでくださいね。僕の中では☆3.5です。でも、0.5の単位がないのでどっちか言うと☆3にしてるだけです。

投稿者のボツ案をリメイク、面白い試みの作品でした。個人的には「青春絶縁体」が好きでした。ああいう思春期を迎えた男女の学生の毒の...続きを読む入り混じった軽快なトーク、めちゃくちゃ好きなんです。ラノベの系譜ですかね。

それぞれ個性があって、1回「原作・執筆:乙一」の作品も読みたくなりました。

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Posted by ブクログ 2021年01月29日

読者のボツ原稿を乙一がリメイクする企画でできた本らしい。知らなかった。

同じ街を舞台にしてうっすら繋がっている短編がいくつか入っている。ホワイトステップが一番好き。
雪に出現する足跡のおかげで平行世界に気づくという設定が乙一っぽくてとても良い。

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Posted by ブクログ 2020年10月09日

ややミステリー寄りの短編小説集。

乙一ファンの人からの物語を、乙一がリメイクした作品集。それぞれの話は薄〜〜く繋がっている。登場人物の会話が軽く、気持ち良い作品もあれば、やや怖いものもある。飽きない作品でした。

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Posted by ブクログ 2020年10月07日

乙一が素人のボツ作品をリメイクしたという作品。
原作も公開されているようだ。

私は原作を読んでいないので比較できないが、さすが乙一、いい作品に仕上がっていると思う。
どことなく乙一らしさも感じる。

しかし、やはり根底にあるものはどこか乙一と違うようにも思う。
「青春絶縁体」は良かったが、最後の着...続きを読む地がなんだかイマイチ。

いつもの読後感に近かったのは「ホワイト・ステップ」だけだ。

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Posted by ブクログ 2020年04月23日

それぞれ短編だったけど、全て同じ街で起こっている事。知り合いが出てくる感じがして良かったなぁ。最後のホワイトステップは「暗いところで待ち合わせ」に世界観か似てる気がした。怪奇と優しさが隣り合わせになってる感じが好きだなぁ。後半とくに加速してののめり込む感じする!

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Posted by ブクログ 2019年09月16日

久々の乙一。ネットで投稿された小説を乙一氏がリメイクした短編集、という建て付けのため、確かにだいぶ毛色が違う印象を受けました。
とは言え、その毛色が異なる短編を1つの同じ街という舞台に集約して、互いにリンクさせる形で纏め上げた著者の手腕はさすが、と思いました。

本作で気になったのは、世界の「狭さ」...続きを読む
著者の筆力は他の作品で知っているので、つまりは物語を紡いでいく観点で敢えて閉鎖的な世界にしたということか。どことなく鬱屈した基調で物語が進み、キャラクターも敢えてそこまで立たせないようにしたようにも思えてしまいます。
※「王国」も結局街を出たとは言い難いし、何より更に閉鎖的な場所なので。
その中で、最後の短編で「別の観点での外の世界」を出したことや、雪融けのシーンと組み合わせたことで、狭い世界からの脱出を示唆していた…のでしょうか。考えすぎかな。

リメイクするという試み、それ自体面白いとは思うのですが、それで小説がすごく面白くなったのかと言うとどうなんだろう、となってしまいそう。
著者の付加価値はしっかり付加されていたと思うのですが、結局元ネタと著者の方向性が合っているのかが大事で、最後の短編は合っていると思ったのですが、それ以外はどうなのか。

ちなみに、最初の短編の書き出しを踏まえると、著者の「普通漢字で書くところを敢えてひらがなで書く」書き方ってどういう意図なんだろうなぁ、と思いました。

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