あらすじ
僕が小説を書くようになったのには、心に秘めた理由があった(「小説家のつくり方」)。ふたりぼっちの文芸部で、先輩と過ごしたイタい毎日(「青春絶縁体」)。雪面の靴跡にみちびかれた、不思議なめぐり会い(「ホワイト・ステップ」)。“物語を紡ぐ町”で、ときに切なく、ときに温かく、奇跡のように重なり合う6つのストーリー。ミステリ、ホラー、恋愛、青春……乙一の魅力すべてが詰まった傑作短編集!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
「小説家のつくり方」「コンビニ日和!」「青春絶縁体」「ワンダーランド」「王国の旗」「ホワイト・ステップ」6作収録の短編集。
懐かしいぃぃぃ!
「青春絶縁体」も「王国の旗」も「ホワイト・ステップ」も、どれも乙一らしい。厨二病にニヒルに、かと思えばじんわりと良い話…相変わらずよくできた乙一ブランドである。心が柔らかい時代に読んできたからか、乙一の世界は、久しぶりに読んでも私の心によく馴染む。ちょっと実家感があるんだよな。「ただいま」って感じ。
「ホワイト・ステップ」が抜群に良い。
これだけで言えば星5級。雪面の靴跡に導かれた不思議な巡り合いを描いた作品なのだが、これがもう綺麗で切なくて文句無しの満点!雪が溶けてぐじゅぐじゅに荒れた歩道橋での母子の再会のシーンは、じーんときた。
母親が近藤に、初めて娘が歩いた日のエピソードを語るシーン。聞いた近藤が「最初のゴール地点は母の腕の中だったのに、いつのまにか故郷をあとにして、ずっと遠いこの町で暮らしている。」というト書きを挟むのだが、この表現非凡だよなあ。
どの話もレベルが高い。
正直、つまらない作品はない。「ワンダーランド」にて、拾った鍵を鍵穴に刺して回る高田少年など魅力的な登場人物も多い。最後まで評価を迷ったが、響ききらない作品もあった。短編集って満点つけるの難しいよなあという所以である。
しかしながら、作品構成も良かった。「ホワイト・ステップ」でしめることで、読後感が非常に良かった。読み終えて、本をぱたりと閉じた後に清涼感が残って、また乙一作品を読みたくなった。
Posted by ブクログ
再読です!
大昔に読んでましたが、なんとなくしか内容覚えてない…人間の記憶なんてそんなもん←
読者投稿のリメイク!?ってくらい乙一ワールドでしたけど!?
短編集ですが、登場人物や物語の舞台となる街が共通していて、一気読みしたい1冊!!
鍵を探すやつが1番乙一さんぽい雰囲気を感じて好きです!
足跡のお話も好き♪
Posted by ブクログ
どの話も全然視点が違くて面白かった!
潮根さんがちょこちょこ出てきて、ここで繋がってるんだっていう喜びがあった。
どの話も夢があっておもろしかったけど、特に『青春絶縁体』がよかった。文学部に所属している僕と先輩。僕はクラスの陰の方にいる存在だけど、部室で先輩といる時は全然違う。2人とも暴言を吐きあっている。そんな僕と僕に似た先輩の話。私も共感できるようなところがあったから、苦しくなったし楽しくもあった。よかったです。
Posted by ブクログ
読者のボツ投稿を作者がリメイクした短編集。
一つ目の作品の「小説家の作り方」と最後の作品の「ホワイト・ステップ」が好きだった。
ホワイトステップは特に好きで、設定から結末までオシャレだった。途中の作品がハマらなくて読むのをやめようとも思ったけど、最後にホワイトステップが読めて良かった。