乙一のレビュー一覧

  • ZOO 1

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    なんだか悪い夢を見ているような本でした。
    でも、涙を流しながら起きるような悪夢だったり、冷や汗をかきながら飛び起きるような悪夢ではなく、「今の夢はなんだったんだ…?」となるような感覚になりました。

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    2025年12月13日
  • 夏と花火と私の死体

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    死体となった少女の視点で語られる斬新なミステリー。良い意味で倫理観を疑うその設定と田舎の夏の描写の鮮やかさとのギャップが不気味の域を超えて恐ろしかった。

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    2025年12月09日
  • 箱庭図書館

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    読者の賞レースに投稿したけど落選した没ネタを送ってもらい乙一がリメイクする短編集

    ↑そのまま、ネタがソレではどうにもこうにもという感じがずっと漂っている
    こりゃダメだと思いながらも作家乙一特有のスラスラ読めるスピード感で読んでいると
    最後の「ホワイト・ステップ」で顎へモロに意識してなかったアッパーカットをくらった

    これを読む為にこれを読んでいいと思う

    道中は、しんどいけれども。
    良い話が嫌いな人にはやはり駄目だと思うが…

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    2025年12月05日
  • 小説 シライサン

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    続きが気になる感じだが最後解決までは書かれていないのでモヤモヤした。(原因とかどこから始まったのかは最後想像すればわかるが、退治するとこまで書いて欲しかった

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    2025年12月01日
  • 死にぞこないの青

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    ネタバレ

    マサオが教室でバカにされるシーンはずーっと胸糞悪かったーー。
    だんだんマサオの第二の人格が芽生えてくるところは狂気的だし、やるせない気持ちになった。

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    2025年11月16日
  • 天帝妖狐

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    これも再読だと思う。A MASKED BALL好きだった。天帝妖狐はなんで天帝ってタイトルなんだろな。
    この文庫はホラーの読み口。怖さがちょうどよくて、やっぱいいなって思った。

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    2025年11月14日
  • 夏と花火と私の死体

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    乙一デビューとして友人に借りた本。
    有名な作品なので「死体が語り手」という斬新な設定は知っていた。しかし予想よりも語り手は若く、また予想よりも淡々と進む展開だった。
    死んだ人間による話だというのに描写におどろおどろしい感じはまるで無い。しかし勿論
    、内容はエグい。幼い子供の正直な感性・田舎の夏の描写に妙な安心感と懐かしさがあり、それが逆に気味悪いような。

    この作者の本を他にも読んでみたいと思う。

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    2025年11月10日
  • 夏と花火と私の死体

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    20年以上前、学生時代に読んですごい面白かったし、オチがすごいって思ったのを覚えてた。
    今読んだら全然面白く感じなかった。
    自分がそれだけ変わったんだなと実感させられた。
    自分の変化に気づけた面白い体験だった。

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    2025年11月09日
  • 夏と花火と私の死体

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    ホラーだなと思って読んでいると、なぜか私は猜疑心がゼロになるのでラストのオチでやられました。田舎の雰囲気や情景描写がうまくて、花火を見に行きたくなりましたね。

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    2025年11月08日
  • 死にぞこないの青

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    新しい担任の先生からちょっとした誤解から嫌がらせを受けるように
    ページ数も少なく話も簡単で読みやすいからサクッと読みたい時におすすめ!
    現在クラスでいじめとまでは言わないけどちょっと嫌がらせ受けてるからなんか読んでて親近感感じた
    学校行きたくなーい!(т т)

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    2025年11月07日
  • 失踪HOLIDAY

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    ネタバレ

    再婚した母がなくなって、その相手の義父が再婚して気に食わない主人公が、狂言誘拐で家族を困らそうとしてえらいことになるお話。

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    2025年11月07日
  • GOTH 夜の章

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    犬が好きな人は読むのに注意が必要。
    短編ではあるが、そのなかで森野夜の素性を明らかにしていく流れの作品。
    200ページはないのでさくっと読めて手軽。

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    2025年11月04日
  • ZOO 1

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    ・カザリとヨーコ
    何度か読んでいるのだが毎度上手いと唸ってしまう作品。ヨーコが心の中の叫びが「よしきたー!」」「それはなんとしてでも食べたいですなっ」「あんまりですよー」「おっしゃー!」など作中の暗い雰囲気に反して気が抜けているのが面白い。
    ・SEVEN ROOMS
    特になし
    ・SO-far
    思いつきそうで思いつかない乙一らしい作品
    ・ZOO
    正直あまり記憶に残らない作品

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    2025年10月30日
  • 銃とチョコレート

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    ネタバレ

    子供向けということで、文章が読みやすい。
    漢字も少ないが、それは余計に読みづらく感じてしまった。
    内容は人の嫌なところが書かれていて、あっさり人を傷つけるしイヤな作品。ただ、イヤな作品はもっとイヤな気持ちにさせて欲しいので個人的には微妙だった。子供向けだと難しいのか、、

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    2025年10月30日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

    サービスアパートの図書室で借りた。
    視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった――。

    伏線が散りばめられていて、結末には唸った。

    同僚との付き合いをしないアキヒロ。
    自分と似てて読んでてちょっと苦しくなった…。

    素敵な表現がたくさんあった。
    “自分にあるのは、家と、その中に充ちている暗闇だけだ。他には何もない、コンパクトな一人だけの世界。家

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    2025年10月26日
  • GOTH 夜の章

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    ネタバレ

    ・暗黒系
      いかれた二人と犯人と。

    ・犬
      ユカのために。

    ・記憶
      眠れない夜に求める紐は。

    再読だし、★3の中。

    この巻はわずか180ページちょい。
    次の感でも240ページちょい。

    おもしろいな~。
    グロいだけな話や、いかれた登場人物や、トリックだけなら多くの作家が書けるだろう。
    でも、それをすべて混ぜ合わせてこのページ数で表し、しかも唯一無二ともいえるなんともいえない読後感を与えてくれる。
    普通に考えたらいかれた人物のオンパレードのような話なのに、じわっと胸に来るものはいったいなんだろう?
    せつないのか。
    さびしいのか。
    物悲しいのか。
    こういうのが著者のセンスなんだろう

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    2025年10月25日
  • GOTH 僕の章

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    ネタバレ

    「GOTH」の番外編を借りたので、文庫版を読み直しました。
    登場人物を思い出すためにサラッと読むつもりが、けっこうガッツリ読んじゃったな(笑)

    表紙の図柄が合うように並べて、と。

    単行本ではなかったあとがきを読めるのもいいね。

    ・リストカット事件
      文字通りのリストカット。

    ・土
      「埋めてみたくて、埋めてみました……」

    ・声
      カセットテープ

    単行本では★4にしてますが、今読むと、上下巻に分けると、★3の中ぐらいかな。

    ナイフに魅せられて、みたいな話があったと思ってたんだけど、思い違いだった。
    記憶って当てにならんね。

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    2025年10月25日
  • 暗黒童話

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    ミステリ、ホラー、ファンタジー、様々なジャンルを自在に取り入れて構築される、現実から少し乖離した不思議な世界観に心惹かれます。

    また、あり得ないような状況をまるでありふれた日常の出来事のように、ごく自然に描かれているところも特徴的です。

    グロテスクな表現が多々あり、作中に挿入された童話『アイのメモリー』も、まさに『暗黒童話』といった内容ですが、残酷さの中に温かさや切なさを感じさせるところは、いかにも乙一さんらしいと思いました。

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    2025年10月25日
  • 夏と花火と私の死体

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    自分が何もできない死体になったら…まぁ見続けるしかないよなぁ〜
    なかなかない視点ですよね!楽しく読むことができました!

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    2025年10月20日
  • 暗黒童話

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    ネタバレ

     目ん玉をくりぬく鶏、人体解剖する猟奇犯、全体的に、身体を傷つける描写が多くてグロい。ただ、猟奇犯・住田の特殊能力と、彼に監禁された子供たちとの奇妙な関係に惹かれ引き込まれた。

     相手の身体を傷つけても、痛みを与えず生かせる──サイコキラー住田の能力が、人体実験を好む彼の性格と噛み合ってて面白い。生かしたまま痛めつけられるなんて、彼からしたらありがたい才能だよね。

     幼いころから生命の限界に興味を持ち、どの程度身体を破壊したら生きてられるのか、それを検証するための実験が痛ましい。
     昆虫の身体中に針を刺しまくって、手足がぴくぴく動く、限界ラインを見極めるのは気持ち悪かった。猫を切断したのも

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    2025年10月15日