乙一のレビュー一覧
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特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。
そんな中、一番印象的だったのは、
小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。
あの結末… ぇ!?どういうこと!?
妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから -
Posted by ブクログ
著者乙一のデビュー作
表題作である「夏と花火と私の死体」と、「優子」の二編を収録した内容。
表題作は主人公の五月という少女の視点で話が進むのだが、冒頭でこの五月は些細な理由から女友達に殺害されてしまい、五月の死体をどこに隠そうかと女友達とその兄が奔走する というのが内容なのだが、特徴は視点が五月のままであるということだ。
極めて俯瞰的に自分の死体の状態や、兄弟の行動を見ているのがシュール。
展開は正直中盤あたりからなんとなく読めてしまう内容なのと、やや登場人物の行動が単純過ぎるとは思ってしまったが、本作は氏が十六歳の頃に執筆したものであることを鑑みれば素晴らしい出来だとは思う。 -
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ネタバレ短編集。
設定はどれも面白いのに、散りばめられている伏線が回収できていないように感じられた。
例えば収録話の「BLUE」。
これはある骨董品店で極めて上質な布地を手に入れた人形作家がその布地を用いて四体の美しい人形を作成した後、余った青い布地と、捨てる予定だった端材を組み合わせて一体の皮膚が青色の不気味で低クオリティな人形を作成する。
作成した後に人形作家は骨董品店でこれら五体の人形を売却。
後日「娘の誕生日プレゼントに」と男性客に引き取られるのだが、男性宅にてその後人形達が様々な事件を起こす。
という話なのだが、男性と店主のやり取りの中で、「この人形作家はこれら人形を売却した後にピストル自殺 -
Posted by ブクログ
乙一さんの作品を読むのはこれが初めて。
殺人事件の容疑者として追われる男が、交通事故で視力を失った女性の家に隠れ住む、というお話。
YouTubeで本書が紹介されているのを見かけて、あらすじが気になって翌日には購入し、3時間くらいで読み終えた。
私には本を読める視力があるために、本作に登場する視力を失った女性の孤独感や恐怖感などを完全に理解しきれないので、女性の行動についてあれこれ言わないが、男性の行動には理由をいくら並べても逃走する必要が全くなく、設定に無理があると思った。(本気で殺意を抱いたこともないので、これも主観的だが…)
ただ、それを差し引いてもあらすじが面白く、読みやすい文章