乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
GOTHシリーズの乙一のデビュー作。
ある2人の兄妹と、女友達五月(ストリーテラー)のストーリー。
妹が、ある事故によって女友達を殺してしまい、その死体を兄妹が隠していくのを女友達が語っていくストーリー展開が印象的で面白かったです。
隠していく中での、田んぼの風によって靡く稲穂の情景、夏祭りでの花火の情景が読んでいて、風景が想像できました。
特に花火の「噴水のような花火が筒の口から光の粒をはき出している。
それは金色に銀色に輝き、お宮を、石垣や木のやしろを幻想的に照らしだす。
その風景はまるで夢のように人々の瞳に焼きつき、長い人生の思い出となっていつまでも残るのだろう。
時が流れるにつれて輝 -
Posted by ブクログ
特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。
そんな中、一番印象的だったのは、
小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。
あの結末… ぇ!?どういうこと!?
妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから -
Posted by ブクログ
著者乙一のデビュー作
表題作である「夏と花火と私の死体」と、「優子」の二編を収録した内容。
表題作は主人公の五月という少女の視点で話が進むのだが、冒頭でこの五月は些細な理由から女友達に殺害されてしまい、五月の死体をどこに隠そうかと女友達とその兄が奔走する というのが内容なのだが、特徴は視点が五月のままであるということだ。
極めて俯瞰的に自分の死体の状態や、兄弟の行動を見ているのがシュール。
展開は正直中盤あたりからなんとなく読めてしまう内容なのと、やや登場人物の行動が単純過ぎるとは思ってしまったが、本作は氏が十六歳の頃に執筆したものであることを鑑みれば素晴らしい出来だとは思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集。
設定はどれも面白いのに、散りばめられている伏線が回収できていないように感じられた。
例えば収録話の「BLUE」。
これはある骨董品店で極めて上質な布地を手に入れた人形作家がその布地を用いて四体の美しい人形を作成した後、余った青い布地と、捨てる予定だった端材を組み合わせて一体の皮膚が青色の不気味で低クオリティな人形を作成する。
作成した後に人形作家は骨董品店でこれら五体の人形を売却。
後日「娘の誕生日プレゼントに」と男性客に引き取られるのだが、男性宅にてその後人形達が様々な事件を起こす。
という話なのだが、男性と店主のやり取りの中で、「この人形作家はこれら人形を売却した後にピストル自殺