乙一のレビュー一覧

  • GOTH 夜の章

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    ⭐︎3.5
    とことんダークなテイストが良かった。
    主人公と同級生の女の子(どちらもサイコパス)が猟奇的な殺人事件の謎を追う。書いてあることはとんでもなくグロいんだけど、淡々とした2人と共に冷静に読み進められちゃう恐ろしさ。乙一さんは「夏と花火と私の死体」に続いて2冊目だけど、乙一さんらしいダークな世界観が好きだなと思った。本書の下巻はもちろん、他の作品もぜひ読みたい。

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    2025年08月12日
  • 銃とチョコレート

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    読み進めるうちに、だれが善で誰が悪なのか、がわかりやすく変わっていく様子が面白かった。描写も想像できるくらい、豊かな表現だった。
    文中にひらがな表記がよく見られるのはなんでだったんだろう。。

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    2025年08月05日
  • GOTH 夜の章

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    実は双子で、過去があって…
    とかそういうの無しで
    とにかく真っ暗なまま終わればいいのにって思ってしまった…

    犬の話が一番救われなくて好きでした!

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    2025年08月04日
  • GOTH 夜の章

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    短いし文体もクセがないので、スラスラ読み進められた。淡々と進む感じがいい。

    ダークな世界観やミステリアスなストーリーも魅力的でした。オチも王道であり捻りもあってgood。「夜」に萌えた。

    良くも悪くも平坦としてて、プロットの面白みが薄かったのは難点。主人公を応援したいという感情が湧かなかった。

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    2025年07月29日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    ネタバレ

    【収録作品】
    階段
    SEVEN ROOMS
    神の言葉
    鳥とファフロッキーズ現象について

    呵々の夜
    首なし鶏、夜をゆく
    子どもを沈める
    Wi-Fi幽霊

    今回書き下ろしの「Wi-Fi幽霊」以外は既読だが、改めて理不尽なホラーに戦慄する。いや、ホラーはそもそもが理不尽なのだけれども。

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    2025年07月29日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    2025.07.26 ★3.6

    大好きな乙一の傑作選。

    「ZOO」ような背筋が凍るような怖さは無かったが、どの作品も読むと精神力を持っていかれるような、ぐったりした疲労感を感じる。

    黒い鳥の話は以前も読んだことがあるが、悲しくて心に残る。好きな話。


    ↓↓↓内容↓↓↓

    乙一&山白朝子の怪奇ホラー傑作選

    乙一&山白朝子の初期~現在までの怖い作品ばかりを厳選収録した怪奇ホラーコクション企画。「夏と花火と私の死体」でデビューした乙一は、デビューから「死」を描いてきた。山白朝子は、怪談雑誌「幽」 の創刊時、デビューした怪談作家。今回は、ホラーを描き続ける作家二人の初のホラー文庫企画。ホラ

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    2025年07月27日
  • 失はれる物語

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    変わった感覚の短編集。
    頭の中でイメージした携帯電話で実際に会話ができる女子高生とか、他人の身体の傷を別の人へ移せる男子児童など、不思議な設定を核に、やや悲しい空気の漂う物語を綴っています。

    その不思議設定ゆえに、童話とか昔話を読んでいるような感覚で、子供の頃であれば、もっと面白く読めた気がします。深く想像しながら読むと、ファンタジックな要素による論理矛盾が気になってしまいました。サラッと浅く読むのが本作には合っているかと。
    最近は、じっくり味わう読み方が好きなのですが、好みが変わってきた別の機会に再読するかもしれません。

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    2025年07月21日
  • 死にぞこないの青

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    ネタバレ

    2025.07.14 (月)
    読み終わった…200ページ余りだから半日もかからなかった。200ページ余りなのに、凄く長い時間、体が絞まる思いだった…

    キツくて惨くて、とても目を向けられるようなものじゃなかったけど小説として文字を追うから最後まで見てられたかな…これが、ノンフィクションの世界だったら、映像化されたら、きっと私は見られなかったと思う……。
    マサオがあまりにも清く尊い…小学5年生の男児にはとてもつらい半年が見て取れるのに、結末の行動に感心してしまう……すごいな彼は……
    最後のマサオからの提案に、自分の非を認めず逃げ続けた担任には頭がチリついた、、ああ、こいつは場所を変えてまたこんな

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    2025年07月14日
  • ZOO 1

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    ネタバレ

    どうやったらこんな話を思いつくのか、、、
    世にも奇妙な〜にありそうな話が多かった。
    怖さとしてはイマイチ。

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    2025年07月09日
  • 箱庭図書館

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    初「乙一」作品。別名義の短編集を読んで、まあまあ面白かったので、それならひとつ乙一デビューしましょうかと読んでみたのがコレ。「イメージと違うなあ」と思ったら、なるほど、何かの企画で読者?が書いた小説を乙一さんがリメイクした物語の短編集(短編連作?)なのですね。さて〜、今後乙一有名作に手を伸ばすか否かは、まだ決めてません。

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    2025年06月24日
  • 小説 シライサン

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    親友の変死を目の前で見てしまった大学生の山村瑞紀。死因は心不全だが眼球が破裂していた。同じ死因で弟を失った鈴木春男。真相解明のために調査を始めた2人は、この変死事件にとある怪談が関係していることを突き止める。

    乙一作品を久しぶりに読んだ。本名で監督したホラー映画のノベライズ版だそうです。だから「小説」ってわざわざ書いてあったのか。それにしても何個別名義持ってるんだろう。多才な人だなぁ。
    聞いた人のところに必ず怪異が現れるっていうあるある都市伝説なんだけど、シンプルに怖かった。鈴の音が聞こえてきたら心臓キュッとなりそう。日常生活で鈴の音なんて耳にすることあんまりないから余計に…
    最終的に黒幕的

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    2025年06月19日
  • 死にぞこないの青

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    乙一さん、はじめましての作品。
    ホラーテイストかな。
    新任教師がやる気に満ちて空回りしそうになる。そして…。
    はっきり意図してなのか、流されるようになのかは知らないけど、1人の生徒をスケープゴートにして、他生徒の不満をスケープゴートに向けさせる。
    そこから集団イジメになっていく。

    途中までは本当に辛くて、我が子がこんな目に合ったらどうしてくれようかと、怒りに震えながら読んだ。
    主人公が、
    「お母さんに知られたら悲しませてしまうから、絶対に気づかれてはならない」
    と考える気持ちが痛いほど分かったし、親目線では(お願いだから、お母さんに相談してー!)と泣きたくなった。
    むしろ、
    なんなのこの話。

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    2025年06月05日
  • 天帝妖狐

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    サクサクと読めましたが、天帝妖狐はなんだかやりっ放しな感じがしました。夜木がどこかで幸せになってくれていたらいいなと思いました。

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    2025年06月02日
  • 銃とチョコレート

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    人間の深層心理、社会の闇を子供にもわかるように描いた大人向けミステリー。差別、戦争、裏切り、人間の裏表など、11歳の少年には重すぎる。終わってみれば自分的にはスッキリ。お母さんの伏線が良かった。

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    2025年05月31日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    ☆3.0
    「傷」を漫画で途中まで読んでいて原作が乙一さんだと知ってこの本を読んだ
    「Calling You」は読むのがおそらく3回目だけどやっぱり面白かった

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    2025年05月26日
  • 失踪HOLIDAY

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    ネタバレ

    今までに読んだ乙一作品と全然違う誰も死なない話。拗らせた主人公と昔の自分の姿を重ねて読むと心情に共感できてより面白い。

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    2025年05月26日
  • 銃とチョコレート

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    怪盗VS探偵。偶然怪盗への手がかりとなる地図を手に入れたリンツが探偵のロイズと出会い、冒険にというストーリー。
    子ども向けで文章が読みやすく、ハラハラドキドキです。個人的にはロイズへの制裁がなくスッキリしませんでした。名誉を失うか大怪我をおうかがあってもよかったのかなと。他キャラはそれなりの報いがあったのに。探偵を続けられる環境にいるのはどうなの?

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    2025年05月23日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

    評価の高いホラー小説で検索したら出てきたので読みました。全然ホラーではなかった。
    せっかく面白いのにこのタイトルとこの表紙だと、敬遠されそうではないか…?
    この表紙は好きではあるけど、絶対別の表紙にしたほうが良いと思う。笑

    怖めの表紙からワクワク期待していたが、ホラーじゃないじゃん!と最初はがっかりしたものの、短く優しいミステリーで楽しめた。

    文章だけの小説も、読者の想像力任せで景色は見えないし聞こえない。情景が浮かぶわかりやすい文章なので読みやすかった。
    作中の人物たちに共感する部分もあり、視覚障害への考え・目が見える自分の行動も改めて考えさせられた。

    フィクションだけれど、目が見えな

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    2025年05月21日
  • ZOO 2

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    Closet
    神の言葉
    落ちる飛行機の中で
    冷たい森の白い家
    むかし夕日の公園で
    血液を探せ
    の順で好き。

    ミステリー風な話もあれば、SF、ほん怖ホラー、ファンタジー、コメディ?風な話もある。
    神の言葉とかはよくこんな話思いつくなあと乙一の手広さにびっくりした。

    2021.0517.11

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    2025年05月18日
  • 平面いぬ。

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    ホラー要素もあるファンタジーからなる四編。『はじめ』『平面いぬ』が好きです。心の隙間にそっと吹き抜ける風みたいだった。
    学生の頃に流行った著者の本だったが、改めて読むとちょっぴり切なさをより感じられた気がした。着実に大人になってきたのだなと思いました。楽しませてもらいました。

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    2025年05月17日