乙一のレビュー一覧

  • サマーゴースト

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    ただ綺麗事で、「自殺は悪いこと、命を大切に」と説教するのではなく、
    「生きたいと思える、生きる理由を探すきっかけを作ってくれる」そんな素敵な作品

    今がどんなに苦しくても、死ぬまでずっと続くことはない
    周りの人を変えることは難しいけれど、変わろうと思えば良くも悪くも自分自身を変えることができる

    佐藤絢音さんには、そんなことを教えてもらった

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    2026年06月19日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    五月ちゃん以外やばい人たち。終わったあとも何かしら薄辛い危険なストーリーが続きそうに感じられるのもいい。(中途半端に終わってるとかではなく)

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    2026年06月09日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

    表紙があんまりにも怖いから怖い話かと思ったら全然怖い話ではなく、むしろハートフルでした。
    人が死んでいるのにハートフルはないか…。

    後天的に失明し、父とも死別し一人きりで生きるミチル。
    会社の意地悪な先輩と関係が悪く、ある日駅で先輩と鉢合わせたその日から先輩の轢死の殺人犯として逃走し、ミチルの家に逃げ込むアキヒロ。
    同じ家の中、不思議な距離感でふたりは少しずつ交流していくことになる。
    交互に語られる二人の視点から、真実が明らかになっていく。

    ミチルは、後天的に目が見えなくなり家族も亡くしたゆえの外の世界への拒絶がある。
    アキヒロは、家族関係は悪くないのに外ではいつもうまくいかない。
    ふたり

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    2026年06月03日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    今まで読んだことのある乙一さんの作品とは一味違って、これもまた良かった…!
    人ってちょっとしたことで絶望したり、救われたりするのよねぇ、忙しいねぇ。
    誰かの支えになるのは簡単じゃないけど、少なくとも人の心を不用意に追い詰めるようなことはしたくないなぁ…

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    2026年05月21日
  • 夏と花火と私の死体

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    この本が私が小説にハマったきっかけです。
    とにかく伏線回収と読後の余韻が好きだった。
    死体の目線という新しい視点という面白い小説、一番最初に読んだのがこの本で良かった!!

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    2026年05月17日
  • さよならに反する現象

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    あらすじには切ない、怖い、優しい、帯には哀しみ、恐ろしいって書いてあったけど、どれでもないような?言い表しがたい読後感。
    ミステリー成分多めの「家政婦」、シンプルに嫌「新聞」が面白かった。

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    2026年05月01日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    特異な事をきっかけとして結びつく、個人的に大大大好物な関係性の二人でした。

    登場人物の心の機微が繊細に表現されていて、彼らの人となりと行動に矛盾を感じないところが良い。柔らかく、おいそれと他人に曝け出せなかった心を不意に共有してしまう事になる男女の話。良いですね。
    あと何故表紙はこれなんでしょう?内容と表紙が脳内でなかなか一致してくれません。タイトルとこの表紙だとホラー過ぎやしませんか?

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    2026年03月24日
  • さよならに反する現象

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    久しぶりに乙一さんの作品を読みたいと思い手に取った1冊。

    短編集だからこその読みやすさとしっかりと心に残るお話の数々だなと感じました。

    乙一ワールドに浸ることができ満足です。

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    2026年03月22日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    どの作品も寂しく、切ない。だけどささやかな優しさと温かさのある短編集。不思議で透明感のある世界観が印象的。初めて「calling you」を読んだとき、ぼろぼろ泣いたことを思い出しました。今でも読み返すたびに胸が締め付けられます。他人の傷を移す能力を持つ少年の話「傷」も切ない。だけど、最後は幸福なもので良かった。華歌も、独特の美しさがある作品でした。

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    2026年03月19日
  • ZOO 1

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    昔読んでとても面白かったのでもう一度読み直しました。カザリとヨーコ、seven roomsは何度読んでも面白い。
    昔読んだ時にはそこまで印象に残らなかったSO-far、陽だまりの詩がとてもいい作品だと気づけたのがよかった。タイトルがすごく素敵だと思う。
    表題作のzooはほかの作品と比べるとやや薄味だが、他があまりにも濃すぎるので全体で見ればちょうどいいのかもしれません。
    欲を言えば暗い作品が多いので最後の作品は明るく終わるものが良かったと個人的に思ったが、作者の作風を考えればこれでいいとも思いました。

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    2026年03月15日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    乙一作品の初読でしたがとても面白かったです!盲目の女性のひとり暮らしに、他人が潜んでいる……という設定もとても緊張感があったし、情景描写が巧みで頭の中で鮮明にイメージできました。その緊張感の中で感じる互いの「優しさ」がたまらなかった。展開も想像の斜め上をいく驚きがありました。これを機に他の乙一作品も開拓していきたいです。素敵な作品に出会えました!

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    2026年03月12日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    主人公の自分の殻に閉じこもりたくなる気持ちがものすごく分かる、少なくとも傷つくことはないという安心感があるから。
    展開とメッセージのバランスがすごく良い小説だと思った。

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    2026年03月04日
  • さよならに反する現象

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    ホラー?見えない者が!そんな存在なのに
    妄想?取り憑かれる?恐怖を唆る?
    しかし、笑えて、切なく、優しく、泣ける。
    胸いっぱいの「サヨナラ」
    イヤミも(笑)

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    2026年03月04日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    中学くらいからずっと気になってたのに手に取れてなかった乙一さんワールドついに着手。

    目が見えない女性と彼女の家に忍び込んだ殺人指名手配犯の男。
    まず設定が面白くて、まさに暗闇の無音の家の中で声を潜めて一緒にいるような不思議な感覚になりながら本の世界に引き込まれる。

    両者とも人生に希望もなく寂しさと絶望を抱えていて期待などしてないはずなのに、どこかで孤独から脱却する事を切望している、そんな他人の2人が一緒に暮らしていく様子はなぜかほっこりとする。

    とにかく出てくる人みんな寂しくて温かくて、みんなが幸せになればいいのになぁって。
    自分が思ってるより居場所はあるし、認められてるし必要とされてる

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    2026年01月15日
  • 死にぞこないの青

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    一晩で一気に読み終わっまった。

    最後の二文にすごく心を救われた。
    小学生だった頃の自分にこの二文を捧げたい。

    この本を読んでよかった。願わくば多感な思春期の時期に出会いたかったな。そうすれば僕の灰色の10代も少し変わったかもしれない。


    主人公は少し運動が苦手で臆病で、いわゆる“どん臭い”と称されてしまうタイプの少年。けして悪い子ではない、むしろ良い子の部類に入る子なのに、5年生になった時の新しい若い担任のつまらない自己防衛のせいでクラスのみんなに蔑まれる存在になってしまう。この描写が本当に読んでいて辛い。一人称視点で描かれ、言語化が非常に巧みなせいでこの少年の苦悩がありありと浮かんでし

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    2026年01月11日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    Wi-Fi幽霊を読んでいて昔白装束の集団が電磁波の事を言っていたような。この本を読んで思い出したけど今も活動しているのだろうか。そして死ぬ瞬間にも走馬灯のように駆け巡るのは電磁波が流れているとは…
    他の短編は山白朝子のは読んだのだがなんとなく覚えているので懐かしく思いながら読み乙一は初めて読むので自分には向いてない内容だなぁと思うけど山白朝子のは好きなのは何故なんだろうと同じ作者なのに別人格が書いている感じがする。

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    2026年01月02日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

    中学生の頃に出会ってそれまで読んでた本とは違ってどこか陰湿で暗い感じを本で感じ取れるのは乙一さんの執筆能力なんだなと感じすごいなと思った。
    ほんの最後の方に出てくる文でムンクの叫びについて言及されてる部分があり、オスロで実際に見るのがずっと夢です。

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    2025年12月27日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    ネタバレ

    とても切ないけど、何度も読み返したくなってしまう本です。
    自分だけが一人ぼっちだと感じ、孤独感に苦しんでいる人にこそ読んでほしいです。

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    2025年12月20日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    静かで、ほんっっっとうに綺麗な物語。
    中学生の頃、乙一作品ばっかり読んでた時期があって
    (本ほぼ読まなかったけど乙一だけ読めた)、
    たしかその頃に買ったんやけど、ちょっと怖くて読めなかった(ZOOとかGOTHは読んでたのに)のが、
    20年以上の積読を経て34歳になって読んだ。

    今改めて読むと、めちゃくちゃ読みやすいし、文章表現がとっても綺麗やし、やっぱり乙一好きだなぁ〜って思った。合うんだろうな。水が身体に合う感じ。すーって入ってくる。言葉が染み込む。

    ミチル視点だと視覚情報が一気に無くなって、
    アキヒロ視点だと全てがクリアに見える感覚が、
    文章だけでこんなに対比させられるんだって驚き。

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    2025年12月16日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    表題作はホラーらしくあったが他は乙一の独特な世界観でとてもよかった。鳥とファフロッキーズ現象がとても好きで、あつくなった。SEVEN ROOMS他収録作品は再読だったがやはり良い。階段も、とても良かった。

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    2025年12月08日