乙一のレビュー一覧

  • 銃とチョコレート

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    ネタバレ

    乙一さんの子供向けミステリ作品。子供向けなので王道の怪盗VS探偵なのかと思いきやそうは行かないのが乙一スタイル。裏切り、暴力、殺人なんでもござれでちょっと子供に容赦ないのでは?てなってしまった。どこらへんの年齢を想定して書いたんだろう。とにかく不憫なリンツくんが本当に乙一主人公だなあと思った。お母さんもいいキャラしてた。ゴディバと神の歌姫のネタは割と好きだなあ。面白かった。

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    2025年03月07日
  • 暗いところで待ち合わせ

    ネタバレ 購入済み

    暗闇の中でひっそりとただずむミチルと、ミチルに気づかれないよう気配を消すアキヒロの生活が緊張感があり先が気になってページをめくる手が止まらなかった。そして、軽いどんでん返しもあり非常に面白い。また、視覚障がい者の大変さを知ることができる。生活する上での困難さなど改めて考えさせられた。

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    2025年03月04日
  • サマーゴースト

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    「生きる意味」を考えさせられる本でした。
    普段の生活から「生きる意味」を見つけ出すことは難しい。嫌で嫌で何もかも投げ出したい時だってある。けれども生きなくてはいけない。
    そんなことを考えながら生きるって難しいことだなと改めて思いました。
    また、登場人物一人一人の丁寧で重みがあるセリフにハッとさせられました。

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    2025年02月17日
  • 銃とチョコレート

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    子ども向けに簡単な表現と漢字やふりがなで綴られた、もしかしたら青い鳥文庫で発売されていてもおかしくないくらいの体裁なのに乙一節炸裂!!!というお触れ込みを聞いていたせいで
    学生時代に貪るように乙一作品を読んでいた私としてはかなりドギマギしました。
    しかし実際は思ったより白乙一!
    差別や暴力が横行し貧富の差が激しい時代背景だからダークな面も多くなっているけれど
    主人公の少年と、その周りの子ら、学校の乱暴者、憧れの名探偵と鮮やかな手口の怪盗、冒険の数々。
    これはドゥバイヨルの口調と行動さえなんとかマイルドにしたら、NHKのアニメーションになっていてもおかしくない。かもしれない。

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    2025年02月17日
  • 失はれる物語

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    短編集ですが、どの物語も良かったです。少しミステリー要素もありつつかつ、なんか知らず涙が溢れるようで感動しました。子猫の話は特に良かったです。

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    2025年02月17日
  • ドラゴンファイア Arknoah2

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    ネタバレ

    アークノアの続編。生み出した竜と共に生きようとする少女に対し、不可思議な世界は非常な決断をしてしまう。前回の弟のように暴れ回り、退治するしかない化け物であればやり方は簡単なんだろうけど、今回の件みたいに一緒に過ごそうとすれば、バランスが崩れて世界観は簡単に崩れてしまう。だからハンマーを使わざるを得ない。それは分かるけど、竜と少女のやり取りがほのぼのしていたので、もっとこの組み合わせが見たかったのが正直な感想。そこらへんはこれから主人公と蛇がやってくれるのかな?続編が見たいけど、まだ発行されてないらしい。出てくれないかなあ。

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    2025年02月12日
  • サマーゴースト

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    ネタバレ

    3人の死にたい高校生が夏にだけ現れる「サマーゴースト」に会いに行き、遺体を探す話。
    登場人物の命や恋愛模様、線香花火や夏といったパーツにいたるまで、すべてがどこか儚い美しさを抽出して書かれています。
    そうした儚く脆いものが生きていくための「つながり」につながっていくというところがキャラクターのあたたかみにも、作品の土台のようなものにもなっていると感じました。
    ラストも見たいところがきちんと見られて、起こり得ない奇跡とあるかもしれない事象のバランスが絶妙で、夏や幽霊といった言葉を本当に大事にして書かれた物語でした。

    短い作品であるため生や死について深く掘り下げられてはいませんが、だからこそ思春期などに訪れやすい「自ら望む死」の上澄みのような美しい部分だけが描かれているのだと思います。
    著者の他作品には死を扱ったものが多くあるので、深く掘り下げられた著者の死生観の物語を読みたいなら別タイトルの長編小説を読むほうが良いです。

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    2025年02月26日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    ネタバレ

    大好きなJOJOと大好きな乙一さんのコラボ(?)
    読まないわけにはいかない(笑)

    JOJO第4部はアニメを観ていたので
    キャラや世界観はわかる状態で読みました。
    アニメ(原作?)とはまた違う物語で、
    番外編って言えばいいんですか?
    また新たなスタンド使いのお話でした。

    乙一さんの表現と、JOJOの奇妙さがマッチしていて
    どちらの世界観も堪能できる
    贅沢な一冊でした!

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    2025年01月24日
  • 失はれる物語

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    うーん好きだなぁ乙一さん。
    乙一さんの頭の中どうなってるんだろう。
    面白い話ばかりだった。
    ボクの賢いパンツくんはこのまま絵本にできそうだ。
    マリアの指は読み応えあったし、あとがきに変えてのウソカノがあまりに最高だった。

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    2024年12月28日
  • 死にぞこないの青

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    内容がとても胸糞悪い感じで、かなり読むのに苦労したが、読んで良かったなと感じています。

    終始怒涛の展開で何度も読むのをやめようかと思いましたが、怖いもの見たさのような感覚でつい読んでしまう…そんな魅力があると思います。

    個人的には教育関係者など、学校という場に関わりがある人全員に読んでほしい一作です。

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    2024年12月18日
  • 暗黒童話

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    記憶を失った少女「菜深」が移植した左目の記憶を頼りに左目の持ち主の謎を明かしていく物語。面白かった。
    記憶を無くした少女は記憶を無くす前の少女と性格が異なり、辛い毎日を過ごすが、記憶を無くした彼女は彼女なりに前向きに存在意義を見出していて力強い女性だなと感じた。
    童話作家目線の話ではまた違った話が繰り広げられて、菜深との話とどのように交差していくのか、そして犯人は誰なのか、ドキドキしながら読んでいた。おどろおどろしい雰囲気葉あったがそこまでホラー感は強くないなと思った。どちらかというと少女の成長の物語、って感じ。

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    2024年12月12日
  • 死にぞこないの青

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    私にとっては、結構ホラーでした。

    内容は面白いけど、独特の怖さが
    乙一ワールドで面白かったです。

    うおこええって感じになりながらどんどん読んじゃいました。

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    2024年11月14日
  • サマーゴースト

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     生きる意欲を失った全ての人たちへの応援歌







     ※
     以下、ネタバレを含みます。
     個人的雑記となります。
     時間の許す方のみ、お付き合いください。
     







    ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー






     キリスト教と無神論の間に生まれた少年
     乙一さんと言えば、おそらくはウルトラマンジードの脚本をされたことで広く知られるようになった方。今回のこの主役の立ち位置は、まさに、円谷さんの原点を見ているかのように思えました。
     飛行場跡というのも、飛行士になる夢を諦めた代わりに、特撮の神様になった円谷英二さんの面影を感じます。


     光が遮断されているはずの時間停止の中でも、世界が見えている・・・その時点で、私たちが見ている景色は、五感で再現するもの以外の、何か不思議なものに影響されていると思えてきます。実際、私たちも時間停止したら、止まった時間の中で「〜秒」という概念に意味はありませんが、せめて目安は、私たちの呼吸と心臓の鼓動の回数になるでしょうか。それを言い出したら、そもそも止まった時間の中でなぜ動けるのか。心臓は鳴り続けているのか、声を出して音が響くのだろうか・・・不思議なことだらけです。それでも成り立ってしまうのがこの世界観であり、そういう不思議に、実は私たちの実在の世界も関わっているのではないかという、奇妙な高揚感が、物語を楽しませてくれる味わい深さとなっています。

     まさに、主人公の少年が愛してやまない美術を、暗闇の中でもはっきりと見つめることが出来るのは、人は、光や美しさを認めるのは、ただの科学的な演算の結果のみではなく、もっと不思議な、魂に似た何かによって影響されているからなのではないかと___幻想的なシーンを交えて、伝えてくれているように思えます。




     
    象形学-フォルモロジー-と心の美しさに見られる相似性も面白かったです。

     留まることも向かうことも
     魂と心が決めているのなら  
     見たい景色も愛しい姿も 
     この魂とこの心が望んでいること
     であるならば
     夢で聴いた言葉も夢で見た笑顔も
     自分が望んだ都合のいい願望であると同時に
     本当にそこにあるものだと———
     そう思っても、いいのではないだろうかと、そんなことをふと考えました。





     年上になってから逢いに来て
     時間が止まった美しい女性に恋をした少年は 
     その迂遠な告白に応えるため 
     今この瞬間を生きていく


     衰え 老いていくことは恥ではない
     むしろ 
     昨日まで出来たことが出来なくなっていくことを
     受け入れ それでも生きていく姿は 
     どうしようもなく格好いいものだから


     苦しくて逃げたくなるときでも 
     自分が心から慕う人が 
     痛みや悲しみに誠実に向き合う姿を見せてくれるなら 
     もう少しだけ もう少しだけ と信じて生きていける
     それは誰かに隷属することのない
     自分自身の魂の自由であると同時に、
     人は、他の誰かを愛し、慕い、絆を守り、
     育てていこうとする「共同体」の中でこそ、
     生きていく勇気を得られる証なのかもしれない

     ウルトラマンジードを記した乙一さんが観る死生観とは、まさしく、「ぼくたちみんなでウルトラマンなんだッ!」に込められている気がしました。

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    2024年10月30日
  • 暗黒童話

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    ネタバレ

    突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の「私」。臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けたのだが、やがてその左眼は様々な映像を脳裏に再生し始める。それは、眼が見てきた風景の「記憶」だった…。私は、その眼球の記憶に導かれて、提供者が生前に住んでいた町をめざして旅に出る。悪夢のような事件が待ちかまえていることも知らずに…。乙一の長編ホラー小説がついに文庫化。
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    やっぱり好きだなあ、乙一。
    現在はまだ眼球の移植は行われていないらしい(角膜はできるけど)
    細かい設定がちょっと分かりにくかったけど、気持ち悪くて面白かった。

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    2024年10月24日
  • 死にぞこないの青

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    家庭ドラマみたいな本好きで多く読んでたけど、最近飽きて

    SNSで怖そうな本(ホラー)紹介してて読んでみた。
    ホラー?て感じで
    実話⁈と思うくらい身近な話しだった。
    小説なので結末はもちろん違うけど。
    私は中学入る時に転校したのでその後はわからないけど
    小学生の高学年の時イケニエみたいな男子居たな‥
    先生から理不尽に怒られてた男の子

    初めての作者でどんな感じかと思って読み始めたけど読みやすくて凄い良かった。



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    2024年10月25日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    「恥知らずのパープルヘイズ」がかなり面白かったので、著者は違うがかなり前から積読してたこちらを読む気になったのだ。こちらはJOJO第4部の杜王町が舞台のミステリーとなっている。またなんとも懐かしい面々にほくそ笑む。東方仗助、虹村億泰、広瀬康一、最近スピンオフで実写ドラマ化されてる岸辺露伴などなど。私の推しキャラはザ・ハンドの億泰。使い方が上手ければ間違いなく最強ランクなのに…でもその不完全さが好き。タイトルのTheBookに納得。岸辺露伴の能力に似て非なるもの。物語終盤の戦闘には痺れた。さすが乙一さん。

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    2024年10月13日
  • 失はれる物語

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    初めて読んだのは確か大二病をこじらせていた頃。サブカル・グロ系かっこいいと思いGOTHを愛読し、乙一作品を遡っていく中で出会いました。20年前は各話で切ない・やりきれない思いを抱くばかりでしたが、特に表題作は伴侶を得て子どもがいる今だとどの立場であってもどうするのが私にとって正解なのだろう、と、ふとした時に考えてしまいます。
    大人になってもじんわり沁みる作品です。

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    2024年09月17日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    切ないお話。
    心の中の細かな描写や、変化の移り変わりが絶妙に表現されていてとても好き。
    乙一さんってなんでも書けるんだなあと思った。

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    2024年09月07日
  • 箱庭図書館

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    温かかったり切なかったり、間抜けだったり考え無しだったり。
    様々な年代の人間の心持ちを忠実に再現できる書力に感動。

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    2024年09月07日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    大好きなジョジョの奇妙な冒険の小説を大好きな乙一先生が書いた本
    ジョジョ4部のキャラクターがたくさん出てきたり、オリジナルのキャラクターが出てきたりしてとってもワクワクして読めた

    周りの状況を読者に勝手に想像させる言い回しが巧妙で好き
    やっぱり乙一先生のドキドキハラハラ系(?)はゾクゾクがとまんなくて、ラストのラストまでドキドキしてた
    (最後電車で読んでたけど、もうすぐ降りる駅に着きそうだったから必死に読み終わりたくて凝視してた、笑)

    次も乙一先生読みます

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    2024年08月14日