乙一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ夜の章に引き続き、読んだ。
乙一さんの書く物語は本当に面白いし、乙一さんの文が好きだなぁと思いました。
主人公は、残酷なことに心惹かれる二人、”僕”と森野夜。
二人を軸とした短編集となっています。
どの話も物語終盤にどんでん返してくる展開で、なかなか大きな驚きを伴います。
•少女連続殺人事件が発生、その犯人の犯行日記が行きつけの喫茶店に落ちていて…「暗黒系」(マスター犯人かよ!)
•同地区でペット誘拐事件が多発、犯人が攫ったペットを橋の下で殺していた…「犬」(犬が語り手かと思っていたら全部飼い主の女の子だった…)
•森野夜の双子の妹、森野夕のかつての首吊り自殺の真相は?…「記憶」(死んだのは姉 -
Posted by ブクログ
ネタバレ数々のお宝を盗む怪盗ゴディバとそれを捕まえようと奔走する国民的ヒーローの名探偵ロイズの戦いはみんなが大注目。
そこにあるきっかけで深く関わることになった少年のリンツ。
その少年リンツとその周りの人々が織りなす真実への冒険。
最初は子どもが活躍する探偵小説だと思って気楽に読んでいたら、いつの間にドロドロに溶かされていた。
今まで何冊かどんでん返し的な作品は読んできたけど、今回の仕掛けが一番心に来たかもしれない。
それは、この作品が子ども向けということで書かれたこともあり、読みやすくリンツ君に感情移入しやすい点にあると思った。
乙一先生の作品は2作品目で今回も感情を動かされまくりました。 -
Posted by ブクログ
乙一にハマりまくった学生時代、一番好きな話がこれに収録されてる「しあわせは子猫のかたち」でした。
ホラー作家としての黒乙一と、心にしみる白乙一なんて言われ方もしますが、今作は真っ白。しかし死体が主人公だったり死んだり殺したりする作家らしく、今回はすでに死んでいる奇妙な同居人との生活のはなしです。
鬱屈と日陰を好み、上手に生きることを難く感じている主人公が、半ば無理やりカーテンを開け放たれて日向を知ってしまう。日向に慣れてしまう。暖かさを失うことを恐れるようになってしまう。
短い話の中にミステリーとファンタジーと友情と主人公のこころの変化がしっかり入ってて、一つの話としてとても好きです。
久し