乙一のレビュー一覧

  • 暗黒童話

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    ネタバレ

    突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の「私」。臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けたのだが、やがてその左眼は様々な映像を脳裏に再生し始める。それは、眼が見てきた風景の「記憶」だった…。私は、その眼球の記憶に導かれて、提供者が生前に住んでいた町をめざして旅に出る。悪夢のような事件が待ちかまえていることも知らずに…。乙一の長編ホラー小説がついに文庫化。
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    やっぱり好きだなあ、乙一。
    現在はまだ眼球の移植は行われていないらしい(角膜はできるけど)
    細かい設定がちょっと分かりにくかったけど、気持ち悪くて面白かった。

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    2024年10月24日
  • 死にぞこないの青

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    家庭ドラマみたいな本好きで多く読んでたけど、最近飽きて

    SNSで怖そうな本(ホラー)紹介してて読んでみた。
    ホラー?て感じで
    実話⁈と思うくらい身近な話しだった。
    小説なので結末はもちろん違うけど。
    私は中学入る時に転校したのでその後はわからないけど
    小学生の高学年の時イケニエみたいな男子居たな‥
    先生から理不尽に怒られてた男の子

    初めての作者でどんな感じかと思って読み始めたけど読みやすくて凄い良かった。



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    2024年10月25日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    「恥知らずのパープルヘイズ」がかなり面白かったので、著者は違うがかなり前から積読してたこちらを読む気になったのだ。こちらはJOJO第4部の杜王町が舞台のミステリーとなっている。またなんとも懐かしい面々にほくそ笑む。東方仗助、虹村億泰、広瀬康一、最近スピンオフで実写ドラマ化されてる岸辺露伴などなど。私の推しキャラはザ・ハンドの億泰。使い方が上手ければ間違いなく最強ランクなのに…でもその不完全さが好き。タイトルのTheBookに納得。岸辺露伴の能力に似て非なるもの。物語終盤の戦闘には痺れた。さすが乙一さん。

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    2024年10月13日
  • GOTH 僕の章

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    ネタバレ

    夜の章に引き続き、読んだ。
    乙一さんの書く物語は本当に面白いし、乙一さんの文が好きだなぁと思いました。
    主人公は、残酷なことに心惹かれる二人、”僕”と森野夜。
    二人を軸とした短編集となっています。
    どの話も物語終盤にどんでん返してくる展開で、なかなか大きな驚きを伴います。
    •少女連続殺人事件が発生、その犯人の犯行日記が行きつけの喫茶店に落ちていて…「暗黒系」(マスター犯人かよ!)
    •同地区でペット誘拐事件が多発、犯人が攫ったペットを橋の下で殺していた…「犬」(犬が語り手かと思っていたら全部飼い主の女の子だった…)
    •森野夜の双子の妹、森野夕のかつての首吊り自殺の真相は?…「記憶」(死んだのは姉

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    2024年10月03日
  • さよならに反する現象

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    久しぶりに乙一作品を読んで、懐かしさと嬉しさが込み上げてきた。
    短編集なので、サクッと気軽に乙一の世界を楽しめる。
    個人的に「家政婦」と「悠川さんは写りたい」がおすすめ。

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    2024年09月19日
  • 失はれる物語

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    初めて読んだのは確か大二病をこじらせていた頃。サブカル・グロ系かっこいいと思いGOTHを愛読し、乙一作品を遡っていく中で出会いました。20年前は各話で切ない・やりきれない思いを抱くばかりでしたが、特に表題作は伴侶を得て子どもがいる今だとどの立場であってもどうするのが私にとって正解なのだろう、と、ふとした時に考えてしまいます。
    大人になってもじんわり沁みる作品です。

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    2024年09月17日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    切ないお話。
    心の中の細かな描写や、変化の移り変わりが絶妙に表現されていてとても好き。
    乙一さんってなんでも書けるんだなあと思った。

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    2024年09月07日
  • 箱庭図書館

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    温かかったり切なかったり、間抜けだったり考え無しだったり。
    様々な年代の人間の心持ちを忠実に再現できる書力に感動。

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    2024年09月07日
  • GOTH 夜の章

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    下巻を先に買ってたんだけど、北九州のBOOK・OFFでやっと上官を見つけました!!
    暗黒系
    グロい描写がうまい、、、


    読み手が勝手に勘違いしていただけだけど、みんな騙されたと思う
    3つの中でいちばん好きだった

    記憶
    乙一先生は双子入れ替わりが好きです

    乙一先生やっぱり好き

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    2024年08月14日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    大好きなジョジョの奇妙な冒険の小説を大好きな乙一先生が書いた本
    ジョジョ4部のキャラクターがたくさん出てきたり、オリジナルのキャラクターが出てきたりしてとってもワクワクして読めた

    周りの状況を読者に勝手に想像させる言い回しが巧妙で好き
    やっぱり乙一先生のドキドキハラハラ系(?)はゾクゾクがとまんなくて、ラストのラストまでドキドキしてた
    (最後電車で読んでたけど、もうすぐ降りる駅に着きそうだったから必死に読み終わりたくて凝視してた、笑)

    次も乙一先生読みます

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    2024年08月14日
  • 失はれる物語

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    どれもテンポよく進み、面白かった。特に印象に残ったのは「マリアの指」だ。意外な結末に驚いた。自分が乗っている車を運転する姉が犯人で、自分が腰掛けているシートにはマリアの血がしみているとわかった時の恭介のショックは計り知れない。芳和さんがマリアの指に指輪を通す場面は感動した。

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    2024年08月04日
  • GOTH 僕の章

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    乙一ワールド全開の作品。
    本格ミステリ大賞、受賞作。
    前作の「夜の章」と本作「僕の章」を一気読み。

    まさかそうならないよね
    ………え、そうなの?
    …………………そっちかい!!!

    と、ミステリを存分に味わえた作品。
    ただし、そこは「乙一ワールド」なので読むタイミングには要注意。

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    2024年07月22日
  • GOTH 夜の章

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    再読。
    高校生の頃この作家さんにハマって何度も何度も読み返しては世界に浸っていました。
    あの頃は毎日よく分からない激しい衝動に襲われておりその気持ちを鎮める薬のような存在としてこの物語が傍にありました。
    大人になってそういう衝動の治め方も上手くなり、過去お世話になった本という感じで読むことはもうないと思っていましたが十数年ぶりにふと手に取り読んでみて心の闇や残酷さだけではない人間の不思議さや美しさに気付けました。

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    2024年06月30日
  • GOTH 僕の章

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    またなんかよくわからんなって、ネットでネタバレ見てお勉強した。
    当たってたけどね!

    怖い人ばかり集まって恐ろしい世界でした。

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    2024年06月27日
  • 失はれる物語

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    久々に読みましたが、心の底に重い石を積み上げられていったような作品でした。
    しばらくは心に何か引っかかったような感覚になりそうです(良い意味で)

    また10年後あたりに読みたいです。

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    2024年06月07日
  • 銃とチョコレート

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    初めて読んだのは中学か高校の頃だった。もうよく覚えていない。すごく面白かったという感想しか記憶になかったけれど、あの頃のわたしはこんな傑作に触れていたんだな。最初から最後まで、どうやってこんなにきれいに物語をまとめあげたのか。一気読みしてしまうようなどきどきと、ため息が出るほどの完成度。少年リンツに、悪党ゴディバ、探偵ロイズ…甘美な名前の数々にチョコレートを食べたくなるけれど、きっと読者が買いに行くのは金貨のかたちをしたチョコレートなんだろうね。しぬまでに何度だって読み返したい。

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    2024年06月01日
  • GOTH 夜の章

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    猟奇殺人系はあまり好みではないのだが、本書の「土」は面白かった。ストーリーもそうなのだが、犯人が自身の嗜癖に苦しんでいる様子が沁みる。
    一般的に宜しくないとされている行為が止められない。そしてその自覚があり、罪悪感も感じている。それでも自分を制御できない。

    前頭葉が大脳に負ける物語。そういう話が好きなのかもしれない。

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    2024年05月08日
  • 銃とチョコレート

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    ネタバレ

    数々のお宝を盗む怪盗ゴディバとそれを捕まえようと奔走する国民的ヒーローの名探偵ロイズの戦いはみんなが大注目。
    そこにあるきっかけで深く関わることになった少年のリンツ。
    その少年リンツとその周りの人々が織りなす真実への冒険。

    最初は子どもが活躍する探偵小説だと思って気楽に読んでいたら、いつの間にドロドロに溶かされていた。
    今まで何冊かどんでん返し的な作品は読んできたけど、今回の仕掛けが一番心に来たかもしれない。
    それは、この作品が子ども向けということで書かれたこともあり、読みやすくリンツ君に感情移入しやすい点にあると思った。

    乙一先生の作品は2作品目で今回も感情を動かされまくりました。

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    2024年04月03日
  • 暗黒童話

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    んー、やっぱりこの人の書く本が好きなんだな
    グロ描写は元々耐性があるけど、どんでん返しも毎度毎度しっかり驚く。笑
    それでいて人の温かさや、感動もあって素晴らしいとしか言いようがないです
    好み別れるだろうけど、私が読んで乙一さんの本で面白くない本はないんだろうなと思う

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    2024年03月09日
  • 山羊座の友人

    ネタバレ 購入済み

    乙一ワールド全開

    未来を変えるために動いても結局変えることはできないというストーリー展開自体はそこまで珍しいものではないけど、自殺してしまうのは誰なのかのミスリードの誘い方が秀逸でした。元から深い付き合いがあった訳ではない2人の共犯関係の描き方が乙一らしくてとても好きな作品です。

    #切ない #ドキドキハラハラ

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    2024年02月10日