乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何年前でしょうか?
私が初めて買った乙一さんの小説です
本当に心から趣味の合うと言いますか波長の合う物語は
最初の1行で解るのですが、まさに最初の1行で虜になった作家の先生です
べつに対して素晴らしく人生を変える一言を最初に書かれていた訳ではないのですが
何故か最初のページを開いた瞬間に運命を感じました
何か匂いがしたんです
読む人によっては只死体が沢山の残酷な描写のおかしな人物のおかしな戯言ばかりかもしれません
けれど綺麗な事が大の苦手な私からしたら、とても綺麗な風景が思い描けた作品でした
どんな作品かと聞かれたら、死体がグチャグチャとしかか答えられませんが(笑
なぜか彼の作品は心が洗われる -
Posted by ブクログ
「あなたから見て誘拐された菅原ナオさんは、どんな子でしたか?」
「ドラえもんのジャイアンみたいな…」
乙一作品は初読だった…もしかして選択間違った?(;´∀`)
てっきり、ホラーな作家だと思ってたのに、このギャグなノリは一体なんなんだろう。
こっそり発信機を取り付けていた父親に「娘に変なもの取り付けるな!」と殴りかかり、 オーストラリアの土産と称して【コアラのマーチ】を身内に配る、
そんなナオちゃんが大好きです。
通勤中にはお奨めできませんが。
もうひとつの収録作の【しあわせは子猫のかたち】が対照的かなあ。
加納朋子の【ささらさや】に通じるような、暖かい幽霊の存在が泣け -
Posted by ブクログ
小説版はだいぶ前に読んだことがあったのですが、
漫画版が出ていたので買ってみました。
表紙見て少女漫画チックな絵柄だったので
不安はあったのですが、けっこうマッチしてますね。
笑いあり、ちょっぴり切なくなれる場面あり、
乙一の世界をよく表現できてると思います。
漫画化の常として省略されてる箇所が
多々あるのは仕方ないとしても、
原作を知らない人が読んだとしても
十分内容は理解できるレベルですので
安心して読めるかと思います。
漫画化にはあまりいいイメージがないので
正直それほど期待はしていなかったのですが
いい意味で裏切られました。
オススメです。 -
Posted by ブクログ
好き嫌いが分かれる本ですが私は好きです。
暗いものに惹かれる人はいつの時代もいると思います。ある人は一定の時期に、ある人は何かきっかけがあり、ある人は生来惹かれるのかもしれません。
私はハッピーになれる小説も、ホラー小説もどちらも好きです。
この本は、読んでいて何だかとても静かに沈んでいく心地がしました。主人公の人間性云々ではなく、描写、出来事、それらが自分を引き摺り込むような心地です。
仕事の合間に読むのはオススメしません。疲れた時に、夜にゆっくりと読み、そのまま沈むように眠りにつくのがいい、そんな本でした。
この本を読んで寝た夜、不可思議で、でもとても怖い夢を見ました。好き嫌いは個人による -
Posted by ブクログ
【2026年42冊目】
目が合うと石にされてしまう「石ノ目」、空想の中のリアルな友人「はじめ」、意思を持った動くぬいぐるみの一生「BLUE」、刺青の犬が肌の上を縦横無尽に駆け回る「平面いぬ。」――ホラーとファンタジーが混ざりあった四作の短編集。
いやぁ、面白かった!乙一さんの作品は「夏と花火と私の死体」以来でしたが、いい意味でこんな作風だったかなと思いました。四つ共にレベルが高いですね。
石ノ目――いわゆるメデューサ的な話ですが、そんなオチとは!と驚きました。鏡のところとかもね、「まあそうするよね」みたいに思ってましたが、いい意味の裏切り。この作品が一作目に来たことでぐんと、この短編集への