乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすごい。この作品は一切無駄がない。
「私」は無邪気な殺人者によって、あっけなく殺されてしまいました。さあ、その死体をどこへ隠しましょうか。
本作は死体を隠蔽しようとする兄妹の、悪夢のような四日間を語る作品です。しかし、その語り手は死体となった「私」。客観的に語られているはずなのに、兄妹の危機感と切迫感がビリビリと伝わってくる。歪で不気味でゾッとしてしまうのに、死体を隠すさんと右往左往する兄妹をつい応援したくなってしまう、不思議な読書体験でした。
暑い夏の夜、ぜひ手に取ってみて欲しい一冊です。
★こんな人におすすめ
ホラー小説に挑戦してみたい人
伏線回収が好きな人 -
Posted by ブクログ
岸部露伴シリーズが世に出てドラマ化された辺りの頃に、JOJOのスピンオフで他に読んでみたい、見てみたい話って何だろな?って考えたことあります。
その時にイギーの話を思いつきました。スピードワゴン財団に取っ捕まる前の自由気ままに暮らしていた頃の話で、舞台はニューヨーク。
話の内容はシートン動物記のノリで、イギーが都会に現れる、野生動物やスタンド使いの動物と相まみえる・・みたいな話です。
・・・・・・・私のイメージというか、アイデアそのまんまじゃん!!っていうのが本作(後半の鰐の話ね)読んで、真っ先に出た感想でした。
前半のイギーとアブドゥルの出会いの話も「まあ、こんなもんかな」と想定内の話でした -
Posted by ブクログ
本格ミステリ大賞を受賞した時はライトノベル雑誌『ザ•スニーカー』に掲載された作品で下記の順に掲載されていた。単行本は同じだが、文庫本は順番も変えて2冊に分かれている。
夜:暗黒系
僕:リストカット事件
夜:犬
夜:記憶
僕:土
僕:声
今回は何も知らずに手に取ったのが文庫本だったので夜から読んだが、当初の順番で読んだ方が良かったと後悔。作品自体は単体でも読めるが、僕と森野夜の関係を感じるには、単行本を勧める。
人の死や殺人に異常なまでの興味を持ち、事件の現場に足を運び、死体や犯人をコレクションのように鑑賞することを好む:僕と、残酷な事件や猟奇殺人者に惹きつけられる面と犯罪者を引き -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めたときは乙一氏は長編の方が面白いな、失敗だったかなとか思っていた。最後のホワイト・ステップを読むまで(笑)。
読み渋りしていたところ、皆さんの感想を先読みしてホワイト・ステップは良かったという一文を発見し、どうかな〜とか思いながら読んでいたが本当だった。
ホワイト・ステップは話がきれいに終わっているのもあるが、それと同時に各話の主人公が文善寺町に住んでいるんだなとしみじみ感じられ、まさしく「紡ぐ町」であるという仕掛けは面白いなと思った。
あとがきで、各話は読者のボツ原稿からのリメイクであると知り、なんか変だなと感じていたのはそういうことかと納得。 -
Posted by ブクログ
暗黒系:猟奇殺人の犯行内容が詳しく書かれた手帳を拾った森野夜は、それを「僕」と2人で共有し、まだ発見されていない第3の被害遺体を探しにいく。今までにない切り口に驚かされた。が、禍々しい殺人の描写にも関わらず、スラスラと読み進めてしまえるのは何故だろう...
犬:犬の一人称が私。ずっと違和感が拭えなかったが、まさかの結末にやられた。
記憶:イジメられていた妹の自殺?だがイジメた方の姉に後悔の色は見えず...なるほど、こちらもしてやられた。
こちらを読み終わってから気付いたが、本格ミステリ大賞を受賞したのは、夜の章と僕の章が一冊になった単行本で、作品の順番も異なっているとのこと。そちらを読めば