乙一のレビュー一覧

  • 銃とチョコレート

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    ネタバレ

    チョコレートたちがわちゃわちゃする童話チックな話なのかと思ったら、結構世の中の不条理が含まれ、でも話はシンプルで一気に読んだ。結末は「青い鳥」で、身近なところに答えはあったなと。

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    2025年04月12日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    タイトル買い
    結構面白い
    昔の着信アリって小説の現代版って感じ
    本文に出てくるAIが優秀すぎる。
    chatGPTに同じ内容打ったけど、ここまで回答してくれなかった

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    2025年04月10日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    次々と襲いかかる不条理に次ぐ不条理からなる恐怖。
    超自然的な力で齎される恐怖。
    その振り幅の広い物語が詰め込まれていて、
    最初から最後まで飽きることなく楽しめる。

    乙一名義と山白朝子名義で作風に僅かな違いを持たせる書き方は非常に面白いな、と。

    特に表題作「Wi-Fiの幽霊」は、WiFiの電波に幽霊が乗っかるっていう現代的な設定と、解決の糸口となるのがまさかのAI。ホラーの題材としてはかなり斬新だなぁ、という印象。

    ティーンエイジャー特有の複雑な心情や、抱える問題。そういう部分にも焦点を当てる事が恐怖を増幅させる要素になっている気がする。

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    2025年04月09日
  • サマーゴースト

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    内容的には同じく乙一氏の著書『一ノ瀬ユウナが浮いている』と同じプロットというかB面というか姉妹本にあたるらしい。こっちも青春。涙もろい人が読むとちょっと泣くタイプの作品。

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    2025年04月03日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    片思いの女の子が亡くなった後、線香花火をつけている間だけ幽霊として現れる恋物語。 あらすじだけで大体結末はわかったし、はたしてその通りに終わったけど、それでも涙が止まらない。 線香花火欲しいな。誰も降りて来ないけど。

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    2025年04月03日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    ネタバレ

    遠藤大地

    一ノ瀬ユウナ
    夕七。大地と同い年。十七歳で死んだ。

    笹山秀
    大地と保育園時代からの顔なじみ。眼鏡をかけた秀才タイプ。

    三森満男
    大地と保育園時代からの顔なじみ。家はお菓子の卸売業者。ふくよかな少年。

    戸田塔子
    大地と保育園時代からの顔なじみ。活発なスポーツ少女。

    一郎
    ユウナの弟。

    矢井田凛
    ユウナの親友。

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    2025年04月01日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    前に読んだことあるかも

    「盲目の女性の部屋に気づかれないように男性が住まう」という奇抜な設定なのにロマンス

    …ということがまず先に浮かんで、そこから肉付けしていったらこんな素敵な話になったのかな、って勝手に予測

    いやぁ、それにしても
    それでも目が見えないというのは大変ですね
    もしそのような方に出会うことがあれば、少しでも手助けさせていただきたい
    そんな気持ちでいっぱいです。

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    2025年03月27日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ほっこり良い話。ミチルも大石も好きなタイプの人間。やっと向き合えた2人。これからは幸せに過ごして欲しい。

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    2025年03月22日
  • さよならに反する現象

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    だらだらと読んでいたら急にハンドルを切ってゾクっとする展開になることもあるし、はじめの何文かでおもしろっと引き込まれるものもあって楽しかった。
    家政婦はしっかり怖ってなる話
    悠川さんは写りたいは一瞬安心させられたけど結局裏切られた

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    2025年03月21日
  • GOTH 僕の章

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    初の乙一作品

    噂に聞いてた通りの叙述トリックの上手さ。
    しかもコンパクトな物語の中に織り込んでミステリ×ライトノベルを有言実行してるのが凄い。本人解説もありがたかった。

    これを23歳で書いたのかーー

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    2025年03月20日
  • ZOO 1

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    短編なので読書初心者の自分にも読みやすく、ストーリーも面白かった。

    特にカザリとヨーコ、陽だまりの詩が面白かったです。

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    2025年03月13日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    同級生の本棚で親子3世代で読んだと書かれていたので読みたくなった。声をひそめてずっと隠れているストーリーはアンネの日記を思い出しました。乙一さんの他の作品も読んでみたくなりました。

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    2025年03月09日
  • GOTH 僕の章

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    投稿までにだいぶ日が空いてしまってすみません。
    今、私はちょうど春休みで通学の時間がないため読む頻度が落ちてしまっていました。

    この作品も実は、父のオススメで読みました。前作の「夜の章」の続編となっています。そして、今回も前作と同様に主人公の森野夜と僕を取り巻いた事件が起こります。でも、今回は「僕」視点で事件が進みます。
    今作は、森野夜と僕が仲良くなったきっかけでもある「リストカット事件」や、「土」「声」の3篇が収録された短編集です。前作は190ページくらいだったけど、今作は250ページくらいと前回よりは少し長くなっています。でも、最後の「声」は最終回らしい話になっていて薄いけど読み応えあり

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    2025年03月09日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    ネタバレ

    初の乙一さん。優しく残酷。非現実なはずなのにきっとありそうな、あって欲しい、だけどその前提が辛い世界の秀逸短編三作。
    とくに華歌の、ラスト2ページで世界が反転したのには驚いた。二度読み必至でした。そしてより深く沁みました。

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    2025年02月28日
  • ZOO 2

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    ネタバレ

    血液を探せ!
    朝起きたら血まみれ、そんな中輸血の血液を探すのだが、ツッコミどころ満載のコミカルな短編小説でした。面白かったです。

    冷たい森の白い家
    愛情を貰っていないと、人間は善悪が分からなくなり、冷酷無比になってしまう。
    なぜこの人は思いやりがないのだろう、と疑問の余地もない。性悪説を感じた。

    Closet
    叙述トリックでした。
    Whoは分かったがHow は分からなかった。
    夜読んでいたが怖くなって読むのやめた。

    神の言葉
    言霊の力を使いこなす主人公の最悪で最高な結末
    途中の世界・主人公が奇妙で、弟にも何か特別な力があるのではと思った
    主人公が願い叶った最後の世界が、安堵できるものだと

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    2025年02月24日
  • 僕のつくった怪物 Arknoah1

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    ネタバレ

    アークノアと呼ばれる異世界に放り込まれた兄弟のお話。乙一らしくどっちも捻くれた性格な上、弟が物凄く口が悪いのでそれで苦手になる人も多そう。私もちょっと引いた。でも世界観はとても面白く、読み応えがあった。死生観がまったく違うのも面白いし、それのおかげでドラマが生まれてるのも良かった。心の闇によって生まれた怪物が、弟よりも兄のほうがヤバいのが良い。一見普通そうな人間のほうが闇が深いよね。最後に新しく怪物も出てきて、続きが気になるので早く読みたい。

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    2025年01月30日
  • GOTH 夜の章

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    ネタバレ

    自分は、普段純文学や恋愛系が好きなのだけれど、父がオススメしてくれた本で、薄かったのにミステリが苦手?で積読されていたけど、以前歌野晶午さんの作品でミステリを読んだことあるし、約190ページと薄いから読んでみようと読み始めることにした。

    だいたい1話が40、50ページくらいの短編で、「暗黒系」、「犬」「記憶」の3部構成になった短編集。
    主人公は全部、高校2年生の森野夜と僕。時々視点が変わる話もあるけれど一貫して同じ登場人物が出てくる。

    ただ、「暗黒系」はちょっとグロくて怖い。個人的に「犬」と「記憶」はどんでん返し?で面白かった!

    乙一さんの作品は初めて見たけど、元々ラノベの人だったと知っ

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    2025年01月28日
  • 死にぞこないの青

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    ネタバレ

    中学生の頃乙一作品を読み漁っていた時に読んだ。
    タバコを煮込んで人殺せるとか舌噛み切って死ねるとかいう役に立つか分からない知識をこの本で得た。

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    2025年01月21日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

    本間ミチル
    青信号を渡っていたら、信号無視をした車にぶつかり、視力をほとんど失う。視力の関係で大学を中退する。父が死んでから一人暮らしをしている。カズエと外出する以外はほとんど家に閉じこもっている。

    ミチルの父
    脳卒中で他界。ミチルの目が完全に見えなくなるまで点字を共に学んだ。

    二葉カズエ
    ミチルの小学生のときからの友人。ミチルを何かと理由をつけては外に連れ回す。大学を卒業したが、就職はせずアルバイトをしながら生活している。

    松永トシオ
    印刷会社の大石アキヒロの先輩。昔、新入社員をいじめていたら辞めてしまった、二股をかけている、などという話を飲み会で自慢する、極めて無神経な人間。アキヒロ

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    2025年01月14日
  • 夏と花火と私の死体

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    たまに人を殺してしまったり、悪いことをしたりする夢を見ることがある。夢の中の私は必死で隠そうとしていて、すぐバレそうな嘘をつく…けどバレない。この物語の展開がその感覚に近くて、夢見心地で読んだ笑

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    2025年10月18日