乙一のレビュー一覧

  • さよならに反する現象

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    ネタバレ

    『夏と花火と私の死体』以来の乙一さん。
    少し長めの短編集から見開き1ページのとても短い短編集もあり、どれも乙一さんワールドだった。
    幽霊的怖さが強めかと思いきや人間の怖さとも融合しており面白い。
    特に、『家政婦』『悠川さんは写りたい』『犬が婚約者を追い返した話』が面白かった。

    ⭐︎『家政婦』→無職の主人公が家政婦として雇われた家はどうやらその街で亡くなった人が現れるというお屋敷。段々と仕事をこなして行くうちに幽霊の対処方法にも慣れていく主人公だが、この主人公が幽霊と隣り合わせの状況なのにお屋敷の住人やら近所の男性やらに恋心を抱いて楽しそうにしているところがなんとも変わっていて強靭なメンタルだ

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    2026年02月14日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    全体的に期待していたより面白かった。
    ただ表題作の『Wi-Fi幽霊(書き下ろし)』だけはイマイチだったかな…。こういうモキュメンタリー的なのは乙一さんには求めていないので、個人的には微妙。表紙もイマイチ。黒単色でシンプルにホラー傑作選のがいい気がする。

    あとの作品は傑作選だけあって面白かった。
    ■乙一名義作品
    『階段』
    『SEVEN ROOMS』
    『神の言葉』
    『Wi-Fi幽霊』

    ■山白朝子名義作品
    『鳥とファフロッキーズ現象について』
    『〆』
    『呵々の夜』
    『首なし鶏、夜をゆく』
    『子どもを沈める』
    -------------------

    山白朝子って誰?…と思ったけど、なるほど。

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    2026年02月09日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    ホラー、ミステリ評論家の千街晶之さんがセレクトした、乙一と山白朝子の傑作選!

    階段
    SEVEN ROOMS
    神の言葉
    鳥とファフロッキーズ現象について

    呵々の夜
    首なし鶏、夜をゆく
    子供を沈める
    Wi-Fi幽霊

    全9作
    「階段」と「Wi-Fi幽霊」以外は読んだ事あったけど再読。
    でもほぼ内容忘れちゃってるので 初読みみたくめっちゃ楽しめた!
    そんななか、「SEVEN ROOMS」だけは めちゃくちゃ衝撃的で印象に残ってたけど、やっぱり今読んでも ひぇ〜〜っ!と強烈なインパクトでした。
    1番好きなのは「鳥とファフロッキーズ現象について」 かな。
    ゾッとするけど、優しくてせつなくてうる

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    2026年02月08日
  • 銃とチョコレート

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    王道探偵小説であり、ドキドキが止まらない冒険譚!
    どんでん返しな展開と登場人物たちの名前がチョコレートになっていることも相まって、読み味はまさにチョコレートアソート!

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    2026年02月04日
  • 銃とチョコレート

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    ネタバレ

    ぼくことリンツくんが良い。探偵小説と冒険小説には賢明で勇気のある語り手がぴったりだなあ。
    登場人物がどいつもキュートで、名探偵紛いの詐欺師でも暴力的な差別主義者でも魅力的。それでいて躊躇なく人殺しも出来てしまえるのが恐ろしいところである。リンツくんが主役じゃ無かったら巻き込まれて何回か死んでたと思うので、そういう意味でも彼が主役で良かったですね。

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    2026年02月03日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    何年も読まずに放置していたのを思い出し、読んでみた。
    乙一さんだし、表紙の雰囲気からてっきりホラー?かと思いきや、想像した話とはまるで違う。
    彼と彼女がどうなるのか、この先訪れるのは不幸なのか、、、気になり一気読み。


    少し核心↓


    目の見える私にでもそれなりに、彼女の孤独や寂しさは痛いほどわかるし、心配になる。
    また逃亡者であるアキヒロでさえ、事情を知るにつれ同情せざるを得ない気持ちになった。
    祈るような気持ちで、2人の未来を案じる、、、
    後半は思いがけない展開で。
    やはり乙一さん作品は面白い。

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    2026年02月01日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    20年ぶりに再読して気付いたのだが、
    最初から最後までアキヒロとミチルの外見・ビジュアル描写が一切ない。

    「登場人物がどんな顔か、髪の長さはどれくらいか、背丈格好がどうか…」など、読者にイメージさせるために、それらは説明的に書かれることがあるが、本作では主要人物二人に対し、そのような描写はない。

    最後までアキヒロとミチルがどんなビジュアルかわからない。

    視覚的なものの意味が、この物語おいて"無意味"であることを指しているのだろうか。「そんなものはこの物語おいて、なんの意味もない」という。

    ※一方、殺された松永や若木は見た目の描写がある。眼鏡をかけてるとか、小柄である

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    2026年01月31日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    乙一さん作品で読んだことがあるのが『死にぞこないの青』だけで、あの作品でハゲそうなくらいストレスを感じたので、今回も覚悟を決めて読んだけれど、意外にも?優しいお話だった。

    事故で盲目になり、親兄弟もなく、1人で外に行くのが怖くて孤独に生きる女性と、昔から人と仲良くなることが出来ず、職場で孤立しイジメを受け、孤独に生きる男性が出会う話。
    出会い方かなり斬新だけど…。

    途中までハラハラドキドキ。途中からほんわかし始めたのにまたハラハラし、ラストは暖かかった。
    ステキなお話でした。

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    2026年01月15日
  • 失はれる物語

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    ネタバレ

    ずはレビューの数の多さに驚き。乙一という作家はネット上では超有名なのですね。
    ストーリーテラーとしての実力は、この短編集で良く判る。
    他も読んでみたい
    以下 備忘録
    Calling You: 電話が脳の中にかかってくる
    失はれる物語: 触覚だけの植物人間になった男の話。妻がピアノの鍵盤に腕をみたてて弾いてくれる。感動!
    傷:他人の傷を自分に取り込める能力を持つ友人を持つ男の子の話
    手を握る泥棒の物語:泥棒に入った家で、誰かの手を握ってしまった・・・
    しあわせは子猫のかたち:前の住人の幽霊と子猫と
    ボクの賢いパンツくん:小さいころはパンツと会話できた
    マリアの指:電車の轢死体の指が 殺人事件に関

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    2026年01月12日
  • GOTH 夜の章

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    短編集もので三連作になるのかな。
    それぞれが捻りが利いて面白い。
    薄くて手軽に読めるのに伏線、どんでん返ししっかりさせていただきました。

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    2026年01月06日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

     犯人として追われている男と目の見えない女の奇妙な同居生活。
     2人とも社会との関わりはいらないと考えているが、不思議な同居人との生活の中で人との繋がりの大切さに気づいていく。
     野良猫に餌をあげるが如く、ミチルがアキヒロにシチューをあげるシーンは、異質ながらも想像するとクスッと笑えるようなシーンだった。
     犯人の男が、家の中でバレないように生活している。ただそれだけのことなのに、その違和感が確信へと変わる流れであったり、人間の複雑な感情の変化に魅了され一気に読むことができた。

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    2025年12月31日
  • GOTH 僕の章

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    叙述トリックします!って宣言されてるのに普通にかかってしまいました、って気持ち…

    トリックとか雰囲気とかが優先されてて話の辻褄やロジック的にん?ってなる部分は若干あるけど…

    でもどれも良い感じに気味悪くて、凄く良い!

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    2025年12月30日
  • GOTH 夜の章

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    作者もあとがきでライトノベルと書いてるけど、なるほど、そうなのかも…?
    同主人公のシリーズ短編で、彼らの闇も興味深い
    真ん中の犬は読み終わった後すぐ読み直しちゃったよ!
    最後の話はちょっとオチ読めちゃったけど…

    まぁでも乙一は一冊好きだと本当安定して面白いな〜

    あと元々一冊だったのを、文庫化する先に二冊構成に変えたそう。
    なんで?売れるから?笑
    ちょうど二冊で一冊くらいの厚さなんだよな…

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    2025年12月28日
  • 小説 シライサン

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    ネタバレ

    リングに似てはいる。結局シライサンとは何だったのか語られない。回避方法も何が正しかったのかはわからない。
    筆者にしてみれば、「分からないことが一番怖い」ということなのだろうか。春男や瑞紀、冬美はおそらく死ぬまで自分たちが思う回避方法を続けるのだろう。一生何かに恐れながら、合っているのかも分からない回避方法を一生続ける。それは恐ろしいことですね。

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    2025年12月28日
  • 死にぞこないの青

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    ネタバレ

    ■読んだ動機
    あるYouTubeを見ていたら、一部で出てきた本だった。乙一の小説は他にも見たことがあり、読むのが精神的にしんどいながらも面白いという信頼があったので、この本も手に取った。

    ■あらすじ
    飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に「死にぞこない」の男の子が現われた。

    ■感想
    なかなかいじめのシーンとか辛いね。もうこれは乙一の小説だと仕方ない。その読むのがしんどいシーンがありながらも、

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    2025年12月28日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    逃亡犯が目の見えない女性の家に忍び込んで生活するという設定が斬新で面白そうだと思って手に取ってみた。

    アキヒロとミチルのそれぞれが過去に何かしら心に傷を負っている者同士で、相手の機微を感じ取れるような優しさを感じることができた。二人とも幸せになって欲しいと思った。

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    2025年12月26日
  • GOTH 僕の章

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    最初から最後まで暗いし、登場してくる人たちがサイコなのですが、ストーリーの構成や、まとめ方が絶妙で読みやすいです。
    この本に限らず、マニアックなフェチを追求し過ぎると、どうしても犯罪に直結してしまうような気がしてしまいました。

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    2025年12月24日
  • GOTH 夜の章

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    最初から最後まで暗いし、登場してくる人たちがサイコなのですが、ストーリーの構成や、まとめ方が絶妙で読みやすいです。
    この本に限らず、マニアックなフェチを追求し過ぎると、どうしても犯罪に直結してしまうような気がしてしまいました。

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    2025年12月24日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    87冊目『The Book jojo's bizarre adventure 4th another day』(乙一 著、荒木飛呂彦 原作、2012年11月、集英社)
    漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のノベライズ。第4部をベースに、杜王町に現れた新たなスタンド使いが引き起こす事件と、その背後に隠された哀しき真実を描いたサスペンス。
    原作者が絶賛したというだけあり、スリリングな展開といつまでも尾を引く結末が見事。ノベライズの域を超えた傑作。

    〈二人の行くところに、やすらかな家と食事が用意されていますように〉

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    2025年12月22日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    乙一作品で一番好きかも知れないseven roomsが入っているのが嬉しい一冊。相変わらずじっとりとあっさりが良いバランスで楽しめる。表題作はホラー展開はベタだけどAIとのやり取りを絡めている進め方がなんか好みだった。

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    2025年12月21日