乙一のレビュー一覧

  • GOTH 夜の章

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    好き嫌いが分かれる本ですが私は好きです。
    暗いものに惹かれる人はいつの時代もいると思います。ある人は一定の時期に、ある人は何かきっかけがあり、ある人は生来惹かれるのかもしれません。
    私はハッピーになれる小説も、ホラー小説もどちらも好きです。
    この本は、読んでいて何だかとても静かに沈んでいく心地がしました。主人公の人間性云々ではなく、描写、出来事、それらが自分を引き摺り込むような心地です。
    仕事の合間に読むのはオススメしません。疲れた時に、夜にゆっくりと読み、そのまま沈むように眠りにつくのがいい、そんな本でした。
    この本を読んで寝た夜、不可思議で、でもとても怖い夢を見ました。好き嫌いは個人による

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    2026年03月20日
  • GOTH 夜の章

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    面白い。
    ライトノベルの定義は読者の数あるが、個人的にはラノベではないと思う。
    本格ミステリ大賞を受賞しているだけあって、ちゃんとミステリー。乙一さんのミステリーはデビュー作「夏と花火と私の死体」のイメージが強いが、各章(本作品は連続短編集)各々がそれに匹敵する作品。
    タイトルからわかるように、ゴスの色味が強いので、グロテスクな殺人事件、犬の虐待など、人によって読書どころではない描写もあるので、そこら辺は各自心とご相談を。
    まだ上巻しか読めていないが、下巻が楽しみ。

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    2026年03月15日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    「警察に追われている男が、目の見えない女性の家にだまって勝手に隠れ潜んでしまう」という内容(あとがきより)
    寂しい二人が自分を受け入れてくれる相手の存在に気づき、少しずつ心の氷を溶かしながら前に進んでいく様が美しかった。
    初めて乙一さんの作品を読んだけど、文章がうまくて読みやすくて良かった。他の作品も読んでみたいな。

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    2026年03月14日
  • 平面いぬ。

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    【2026年42冊目】
    目が合うと石にされてしまう「石ノ目」、空想の中のリアルな友人「はじめ」、意思を持った動くぬいぐるみの一生「BLUE」、刺青の犬が肌の上を縦横無尽に駆け回る「平面いぬ。」――ホラーとファンタジーが混ざりあった四作の短編集。

    いやぁ、面白かった!乙一さんの作品は「夏と花火と私の死体」以来でしたが、いい意味でこんな作風だったかなと思いました。四つ共にレベルが高いですね。

    石ノ目――いわゆるメデューサ的な話ですが、そんなオチとは!と驚きました。鏡のところとかもね、「まあそうするよね」みたいに思ってましたが、いい意味の裏切り。この作品が一作目に来たことでぐんと、この短編集への

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    2026年03月08日
  • さよならに反する現象

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    怖かったり切なかったり、まさかのクスッと笑えたり。怖くない、と思ったらやっぱり怖い話だったり。すごい。

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    2026年03月08日
  • さよならに反する現象

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    乙一作家生活30周年を記念する短編集。

    おそ松さんが登場したり、
    星野源の歌の歌詞がそのまま掲載されていたりと
    バリエーションも豊富。

    1ページで完結する
    ホントのホントの短編も収録。

    幽霊使いと通信使いが
    相変わらず最高な乙一さんでした。

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    2026年02月28日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    「SEVEN ROOMS」と「神の言葉」だけは読んだことがあって、乙一さん作品の中でもかなり印象に残っていました。もともと乙一さんの主人公達の内面やストーリーの描き方がとても好きで…だから、不条理で残酷なことがあっても、ただ嫌な気持ちになるだけではなくて作品に魅力を感じるんだろうなと思います。
    全体的にそんな感じがしましたが、「Wi-Fi幽霊」「呵々の夜」はいわゆる怖い話…のような印象でした。
    山白朝子さんは"1人アンソロジー"でしか読んだことがなかったんですが、それ以外の本も読んでみたくなりました。

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    2026年02月24日
  • 箱庭図書館

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    乙一は昔よく読んでたけど、その当時を思い出す雰囲気でじんわりと温かくなるファンタジー。
    短編一つ一つの起伏は大きくないけれど、どこかで誰かがつながっている全体構成になっていて、色々な視点で見られるのがよかった。
    最後の話のためにそこまでの流れが作られていると言っても過言ではないくらい、最後の「ホワイト・ステップ」が好きだったな。
    「ワンダーランド」も乙一って感じが強くてすごく好きだった。

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    2026年02月22日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    全体的に期待していたより面白かった。
    ただ表題作の『Wi-Fi幽霊(書き下ろし)』だけはイマイチだったかな…。こういうモキュメンタリー的なのは乙一さんには求めていないので、個人的には微妙。表紙もイマイチ。黒単色でシンプルにホラー傑作選のがいい気がする。

    あとの作品は傑作選だけあって面白かった。
    ■乙一名義作品
    『階段』
    『SEVEN ROOMS』
    『神の言葉』
    『Wi-Fi幽霊』

    ■山白朝子名義作品
    『鳥とファフロッキーズ現象について』
    『〆』
    『呵々の夜』
    『首なし鶏、夜をゆく』
    『子どもを沈める』
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    山白朝子って誰?…と思ったけど、なるほど。

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    2026年02月09日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    ホラー、ミステリ評論家の千街晶之さんがセレクトした、乙一と山白朝子の傑作選!

    階段
    SEVEN ROOMS
    神の言葉
    鳥とファフロッキーズ現象について

    呵々の夜
    首なし鶏、夜をゆく
    子供を沈める
    Wi-Fi幽霊

    全9作
    「階段」と「Wi-Fi幽霊」以外は読んだ事あったけど再読。
    でもほぼ内容忘れちゃってるので 初読みみたくめっちゃ楽しめた!
    そんななか、「SEVEN ROOMS」だけは めちゃくちゃ衝撃的で印象に残ってたけど、やっぱり今読んでも ひぇ〜〜っ!と強烈なインパクトでした。
    1番好きなのは「鳥とファフロッキーズ現象について」 かな。
    ゾッとするけど、優しくてせつなくてうる

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    2026年02月08日
  • 銃とチョコレート

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    王道探偵小説であり、ドキドキが止まらない冒険譚!
    どんでん返しな展開と登場人物たちの名前がチョコレートになっていることも相まって、読み味はまさにチョコレートアソート!

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    2026年02月04日
  • 銃とチョコレート

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    ネタバレ

    ぼくことリンツくんが良い。探偵小説と冒険小説には賢明で勇気のある語り手がぴったりだなあ。
    登場人物がどいつもキュートで、名探偵紛いの詐欺師でも暴力的な差別主義者でも魅力的。それでいて躊躇なく人殺しも出来てしまえるのが恐ろしいところである。リンツくんが主役じゃ無かったら巻き込まれて何回か死んでたと思うので、そういう意味でも彼が主役で良かったですね。

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    2026年02月03日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    何年も読まずに放置していたのを思い出し、読んでみた。
    乙一さんだし、表紙の雰囲気からてっきりホラー?かと思いきや、想像した話とはまるで違う。
    彼と彼女がどうなるのか、この先訪れるのは不幸なのか、、、気になり一気読み。


    少し核心↓


    目の見える私にでもそれなりに、彼女の孤独や寂しさは痛いほどわかるし、心配になる。
    また逃亡者であるアキヒロでさえ、事情を知るにつれ同情せざるを得ない気持ちになった。
    祈るような気持ちで、2人の未来を案じる、、、
    後半は思いがけない展開で。
    やはり乙一さん作品は面白い。

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    2026年02月01日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    20年ぶりに再読して気付いたのだが、
    最初から最後までアキヒロとミチルの外見・ビジュアル描写が一切ない。

    「登場人物がどんな顔か、髪の長さはどれくらいか、背丈格好がどうか…」など、読者にイメージさせるために、それらは説明的に書かれることがあるが、本作では主要人物二人に対し、そのような描写はない。

    最後までアキヒロとミチルがどんなビジュアルかわからない。

    視覚的なものの意味が、この物語おいて"無意味"であることを指しているのだろうか。「そんなものはこの物語おいて、なんの意味もない」という。

    ※一方、殺された松永や若木は見た目の描写がある。眼鏡をかけてるとか、小柄である

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    2026年01月31日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    乙一さん作品で読んだことがあるのが『死にぞこないの青』だけで、あの作品でハゲそうなくらいストレスを感じたので、今回も覚悟を決めて読んだけれど、意外にも?優しいお話だった。

    事故で盲目になり、親兄弟もなく、1人で外に行くのが怖くて孤独に生きる女性と、昔から人と仲良くなることが出来ず、職場で孤立しイジメを受け、孤独に生きる男性が出会う話。
    出会い方かなり斬新だけど…。

    途中までハラハラドキドキ。途中からほんわかし始めたのにまたハラハラし、ラストは暖かかった。
    ステキなお話でした。

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    2026年01月15日
  • 失はれる物語

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    ネタバレ

    ずはレビューの数の多さに驚き。乙一という作家はネット上では超有名なのですね。
    ストーリーテラーとしての実力は、この短編集で良く判る。
    他も読んでみたい
    以下 備忘録
    Calling You: 電話が脳の中にかかってくる
    失はれる物語: 触覚だけの植物人間になった男の話。妻がピアノの鍵盤に腕をみたてて弾いてくれる。感動!
    傷:他人の傷を自分に取り込める能力を持つ友人を持つ男の子の話
    手を握る泥棒の物語:泥棒に入った家で、誰かの手を握ってしまった・・・
    しあわせは子猫のかたち:前の住人の幽霊と子猫と
    ボクの賢いパンツくん:小さいころはパンツと会話できた
    マリアの指:電車の轢死体の指が 殺人事件に関

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    2026年01月12日
  • GOTH 夜の章

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    短編集もので三連作になるのかな。
    それぞれが捻りが利いて面白い。
    薄くて手軽に読めるのに伏線、どんでん返ししっかりさせていただきました。

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    2026年01月06日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

     犯人として追われている男と目の見えない女の奇妙な同居生活。
     2人とも社会との関わりはいらないと考えているが、不思議な同居人との生活の中で人との繋がりの大切さに気づいていく。
     野良猫に餌をあげるが如く、ミチルがアキヒロにシチューをあげるシーンは、異質ながらも想像するとクスッと笑えるようなシーンだった。
     犯人の男が、家の中でバレないように生活している。ただそれだけのことなのに、その違和感が確信へと変わる流れであったり、人間の複雑な感情の変化に魅了され一気に読むことができた。

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    2025年12月31日
  • GOTH 僕の章

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    叙述トリックします!って宣言されてるのに普通にかかってしまいました、って気持ち…

    トリックとか雰囲気とかが優先されてて話の辻褄やロジック的にん?ってなる部分は若干あるけど…

    でもどれも良い感じに気味悪くて、凄く良い!

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    2025年12月30日
  • GOTH 夜の章

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    作者もあとがきでライトノベルと書いてるけど、なるほど、そうなのかも…?
    同主人公のシリーズ短編で、彼らの闇も興味深い
    真ん中の犬は読み終わった後すぐ読み直しちゃったよ!
    最後の話はちょっとオチ読めちゃったけど…

    まぁでも乙一は一冊好きだと本当安定して面白いな〜

    あと元々一冊だったのを、文庫化する先に二冊構成に変えたそう。
    なんで?売れるから?笑
    ちょうど二冊で一冊くらいの厚さなんだよな…

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    2025年12月28日