乙一のレビュー一覧

  • GOTH 僕の章

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    ネタバレ

    (リストカット事件)題名を回収する、現代的な物語だと思った。それを20年以上前にやっているため先進的だなと。ただ、(声)でも明かされるように、主人公は森野に対して、執着があるはずである。なのに、殺されそうになる森野を見過したのは、解せなかった。みたことないタイプの犯人像で面白かった。異常な手に対する執着に、親しみと哀れみを感じてしまった。
    (土)やっていることは狂っているのに、犯人のその孤独感と哀れさに終始同情してしまった。主人公の全能感が半端なかった。憧れも抱いてしまった。ネタバレになるがおそらくこれが、(声)の叙述トリック、ミスリードに繋がるのだろう。犯人の悪の魂が浄化されたのは良かったが

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    2025年11月25日
  • GOTH 夜の章

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    (暗黒系)まず、主人公とその女の子のキャラクターが面白い。両者共に暗く、同級生に対して特別な執着はなく、猟奇的な殺人に興味がある。犯人も化け物で全く感情移入できない。
    (犬)主人公が犯罪に介入したパターン。でも自分では手を下さない。これは正直オチが予測できてしまった。オチの後ではなく、前に予測ができてしまった。森野が犬が嫌いなことの伏線もはられている。
    (記憶)森野と主人公が逆方向の人間であることが明かされる。森野は超人間で、主人公は超狂人。さっきも述べた通り、犬嫌いの伏線が回収される。こっちはオチに既視感があったタイプ。双子特有のトリック。でも幼かったので少し斬新。多分前編後編合わせて一番ミ

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    2025年11月25日
  • ZOO 1

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    再読です
    どれも人間のイヤなところを読んでる感じ
    気持ちのいい本ではないけどクセになる短編集
    zooは京極夏彦氏の『死ねばいいのに』を少し思い出させた
    『陽だまりの詩』が一番良かったかなぁー

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    2025年11月23日
  • ZOO 1

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    面白かった!久々にお気に入りのものに出会えました。正直、最近はあまり気に入るものに出会えることが少なくなっていて、、。こんなに面白かったなら早く読みたかった。特に最初の3作品に心を奪われました。映画化もされてるらしいので見てみたいですね。次は2も読もうと思っています。

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    2025年11月23日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    短編9作品のうち6作品が既読だった。
    でも読み返してみても怖面白い。

    幽霊話は表題の書き下ろしのみで、基本はリアル犯罪事件に乙一先生らしい不可思議テイストが加えられています。

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    2025年11月18日
  • GOTH

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    「人間には殺す人間と殺される人間がいる…僕は前者だ」

    乙一先生原作をコミカライズ。森野はイメージ通り!素晴らしい!
    「リストカット事件」「暗黒系」「土」「記憶」を収録だが原作と展開が違うのでどちらも楽しめるぞ!
    良コミカライズなので超オススメ!

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    2025年11月16日
  • 失はれる物語

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    泣きながら読み終わりました。特に「傷」と「しあわせは子猫のかたち」が好きで、どちらの作品もずっと心に残ると思います。
    しあわせは子猫のかたち、幸せの形が失うことで気がつくのは切なすぎました。それでも前を向く主人公の意思を尊重したいです。

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    2025年11月09日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    写真集に寄稿した短編を文庫化したもの。あとがきで乙一さんが写真集を辛口に評していて、逆にその写真集を見てみたくなった。
    番外編ながら、「僕」の異常性がしっかり滲み出ている。殺人犯と森野のほんの短い出会いの中でも、「僕」は確かにそこにいて、森野を守っている。
    GOTHのすごいところは、殺人鬼のような異常なキャラクターに対して、敵意や嫌悪を感じさせないところだと思う。そして静かな美しい読後感が今回も残った。

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    2025年10月22日
  • 銃とチョコレート

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    展開が早いので、飽きることなく楽しめるのは良かったです。最後のシーンだけ、ちょっと私の想像力で補いきれない部分があったものも、もう一度じっくり読んだら理解できるのかもしれない… 読んでみようかな〜
    とにかく、ハラハラドキドキは味わえます!ただ、各キャラクターに対する自分の評価(好き嫌い)がコロコロ変わることにはなるかも?笑笑

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    2025年10月22日
  • GOTH 僕の章

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    「夜の章」に続き三作品が収められた短編集。どの話も狂気に満ちているのに、どこか静かで美しい。

    『リストカット事件』は、ジョジョの吉良吉影のように異常なほど手を求める狂気が、どこか印象深く心に残った。『土』では、生き埋めという発想の恐ろしさにぞっとし、『声』では叙述トリックにまんまと騙されて混乱。
    淡々とした文体だからこそ、そこに潜む狂気や冷たさがより際立っていた。

    “僕”は怪物なのか、人間なのか。
    読み終えても答えは出ないけれど、そんな曖昧さもこの作品の魅力だと思う。

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    2025年10月19日
  • 夏と花火と私の死体

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    SNSで見て惹かれて購入。

    総評としては10代でこれを書けるのは本当にびっくりだった。
    亡くなった主人公の五月視点で語られる物語はなかなか珍しく、まるで亡くなっているはずなのに生きているように語るその文体は気味悪い。
    また、2人の兄弟が切磋琢磨に隠蔽しようとする際、見つかりそうになることが多々ある。その時の描写が妙にリアルで読者にも緊迫感が伝わってくる。
    緑さんは出てきた当初からなんか変わってるなって思っていたけど、その予感が的中した。

    『優子』についても、面白く上手く騙されてしまった。

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    2025年10月17日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    ネタバレ

    ホラー短編集。そのうちのいくつかは過去作を再掲してたので「読んだことある本をまた買ってしまった?」と思いかけた。それはさておき、表題作が一番良かった。AIと幽霊という一見相反するようなテーマを融合させた上で恐ろしい話に仕立て上げる作者に敬意を払いたい。

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    2025年10月17日
  • GOTH 夜の章

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    殺す側に惹かれる「僕」と、死ぬ側に関心を持つ森野夜。二人が猟奇的な事件に足を踏み入れていく短編集。

    どの章も残酷でグロテスクなのに、どこか美しさが漂っている。人の闇を描きながらも、単なる恐怖では終わらないところが印象的だった。
    特に「犬」の叙述トリックには唸らされ、「記憶」では森野の過去が明かされる瞬間、胸の奥がざわついた。
    そして、読後に読む「あとがき」がまた秀逸で面白かった。

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    2025年10月16日
  • 夏と花火と私の死体

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    乙一先生のデビュー作!
    当時の17歳がデビュー作にして、こんなミステリーを生み出すことに驚愕!
    読みやすく没頭のしやすい、新感覚ミステリーで面白かった!
    最後のオチには、背筋の凍る結末でビックリしました。夏に読みたい一冊でした!

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    2025年10月12日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    ライトノベルの書き手としての自負があると言われている著者だが、本格的なホラーやミステリー要素もかなり強く、上質なエンターテインメントをいつも提供してくれている。その著者乙一のデビュー作品に当たるのが本作だ。

    タイトルが示す通り本作の主人公である私は、物語の冒頭で友人によって木から転落死させられてしまう。読者はその犯人というのは当然知っているわけで、本作はその友人と2歳年上の兄が『私』の死体を隠すために右往左往する様を、魂となった『私』と追いかけていく。

    本作はデビュー当時に読んだことがあったのだが、最近になって改めて読んでみるとかなりご都合主義な部分があることに気がついた。考えてみれば小学

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    2025年10月11日
  • 箱庭図書館

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    まずコンセプトが面白かった。ボツ作を募り乙一さんがリメイクするなんて!どんな状況という感じです笑

    面白かったです

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    2025年10月07日
  • ZOO 1

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    どれも面白かったが、『SEVEN ROOMS』が特に良かった。姉が良い。
    前半がホラー的な作品、後半にかけて人間ドラマ的な要素が増えていった印象("人間"ドラマではないかもしれないが)で、非常に読みやすい短編集だった。
    乙一作品は『GOTH』しか読んだことがなかったこともあり、『陽だまりの詩』のような温かいストーリーも書けることには驚いた。しかし、やはり薄暗い空気に陰鬱なキャラクターが登場するような作品の方がマッチしているように感じる。

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    2025年10月06日
  • 夏と花火と私の死体

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    これも20年ぶりくらいに再読。

    殺された女の子視点で話は進む。
    被害者視点なのに感情が語られることはほぼない。
    殺されたときも状況説明のみ、犯人に対する恨みや怒りもない。
    それがサイコパスで怖い。
    ラストはとってつけた感があるが、怖くて良い。

    もうひとつ収録されている「優子」という作品。
    こちらは完全に忘れていた(笑)
    よく忘れていたなと思うほど、描写力があって引き込まれる短編だった。
    20年前のわたしには刺さらなかった(もしくは夏と花火と私の死体のインパクトが強すぎた)のかもしれないが、今読んでみると「優子」もかなり不気味で好き。

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    2025年10月04日
  • 夏と花火と私の死体

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    なかなか斬新な物語でした。まさかの語り手が死体だなんて。
    作者の乙一さんのデビュー作。なんとこの物語を発表した当時は17歳!17歳が生み出した物語とは思えないほど面白かったです。最後のオチも最高。短かったのですぐ読めました。この本は私にとっての斬新な読書体験となりました。

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    2025年09月25日
  • 失はれる物語

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    学生の頃に買った作品。
    CallingYouが特に良かった。
    どの話も最後は前向きになれる終わり方になっていました。著者ならではの切なさも存分に詰まっていた。いい思い出になった。

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    2025年09月23日