乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ(リストカット事件)題名を回収する、現代的な物語だと思った。それを20年以上前にやっているため先進的だなと。ただ、(声)でも明かされるように、主人公は森野に対して、執着があるはずである。なのに、殺されそうになる森野を見過したのは、解せなかった。みたことないタイプの犯人像で面白かった。異常な手に対する執着に、親しみと哀れみを感じてしまった。
(土)やっていることは狂っているのに、犯人のその孤独感と哀れさに終始同情してしまった。主人公の全能感が半端なかった。憧れも抱いてしまった。ネタバレになるがおそらくこれが、(声)の叙述トリック、ミスリードに繋がるのだろう。犯人の悪の魂が浄化されたのは良かったが -
Posted by ブクログ
(暗黒系)まず、主人公とその女の子のキャラクターが面白い。両者共に暗く、同級生に対して特別な執着はなく、猟奇的な殺人に興味がある。犯人も化け物で全く感情移入できない。
(犬)主人公が犯罪に介入したパターン。でも自分では手を下さない。これは正直オチが予測できてしまった。オチの後ではなく、前に予測ができてしまった。森野が犬が嫌いなことの伏線もはられている。
(記憶)森野と主人公が逆方向の人間であることが明かされる。森野は超人間で、主人公は超狂人。さっきも述べた通り、犬嫌いの伏線が回収される。こっちはオチに既視感があったタイプ。双子特有のトリック。でも幼かったので少し斬新。多分前編後編合わせて一番ミ -
Posted by ブクログ
ネタバレライトノベルの書き手としての自負があると言われている著者だが、本格的なホラーやミステリー要素もかなり強く、上質なエンターテインメントをいつも提供してくれている。その著者乙一のデビュー作品に当たるのが本作だ。
タイトルが示す通り本作の主人公である私は、物語の冒頭で友人によって木から転落死させられてしまう。読者はその犯人というのは当然知っているわけで、本作はその友人と2歳年上の兄が『私』の死体を隠すために右往左往する様を、魂となった『私』と追いかけていく。
本作はデビュー当時に読んだことがあったのだが、最近になって改めて読んでみるとかなりご都合主義な部分があることに気がついた。考えてみれば小学