乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「小説家のつくり方」「コンビニ日和!」「青春絶縁体」「ワンダーランド」「王国の旗」「ホワイト・ステップ」6作収録の短編集。
懐かしいぃぃぃ!
「青春絶縁体」も「王国の旗」も「ホワイト・ステップ」も、どれも乙一らしい。厨二病にニヒルに、かと思えばじんわりと良い話…相変わらずよくできた乙一ブランドである。心が柔らかい時代に読んできたからか、乙一の世界は、久しぶりに読んでも私の心によく馴染む。ちょっと実家感があるんだよな。「ただいま」って感じ。
「ホワイト・ステップ」が抜群に良い。
これだけで言えば星5級。雪面の靴跡に導かれた不思議な巡り合いを描いた作品なのだが、これがもう綺麗で切なくて文句無し -
Posted by ブクログ
好き嫌いが分かれる本ですが私は好きです。
暗いものに惹かれる人はいつの時代もいると思います。ある人は一定の時期に、ある人は何かきっかけがあり、ある人は生来惹かれるのかもしれません。
私はハッピーになれる小説も、ホラー小説もどちらも好きです。
この本は、読んでいて何だかとても静かに沈んでいく心地がしました。主人公の人間性云々ではなく、描写、出来事、それらが自分を引き摺り込むような心地です。
仕事の合間に読むのはオススメしません。疲れた時に、夜にゆっくりと読み、そのまま沈むように眠りにつくのがいい、そんな本でした。
この本を読んで寝た夜、不可思議で、でもとても怖い夢を見ました。好き嫌いは個人による -
Posted by ブクログ
【2026年42冊目】
目が合うと石にされてしまう「石ノ目」、空想の中のリアルな友人「はじめ」、意思を持った動くぬいぐるみの一生「BLUE」、刺青の犬が肌の上を縦横無尽に駆け回る「平面いぬ。」――ホラーとファンタジーが混ざりあった四作の短編集。
いやぁ、面白かった!乙一さんの作品は「夏と花火と私の死体」以来でしたが、いい意味でこんな作風だったかなと思いました。四つ共にレベルが高いですね。
石ノ目――いわゆるメデューサ的な話ですが、そんなオチとは!と驚きました。鏡のところとかもね、「まあそうするよね」みたいに思ってましたが、いい意味の裏切り。この作品が一作目に来たことでぐんと、この短編集への -
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ネタバレ斬新な語り口というのがどういうものなのか疑問だったが、その疑問は直ぐにわかることになる。
しかし、この特殊な語り口は他の小説とは違い物珍しさというので、最初は面白かったが、特になぜその語り口なのかの理由が無いため、変に期待してしまったため、呆気なく終わったのが残念。ただ、その視点で見るかという新鮮且つ気持ちの悪さは大変良かった。「空中で、お気に入りのサンダルが片方脱げたのがとても悲しい。」この文を筆頭に、しっかりと「ある視点」からの淡々とした感情が描かれているのが、気持ち悪さと同時に哀愁を感じさせるもので、とても惹き込まれた。
あと緑さんのことをもう少し深堀って欲しいところではあった。
終盤の -
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ネタバレ『夏と花火と私の死体』以来の乙一さん。
少し長めの短編集から見開き1ページのとても短い短編集もあり、どれも乙一さんワールドだった。
幽霊的怖さが強めかと思いきや人間の怖さとも融合しており面白い。
特に、『家政婦』『悠川さんは写りたい』『犬が婚約者を追い返した話』が面白かった。
⭐︎『家政婦』→無職の主人公が家政婦として雇われた家はどうやらその街で亡くなった人が現れるというお屋敷。段々と仕事をこなして行くうちに幽霊の対処方法にも慣れていく主人公だが、この主人公が幽霊と隣り合わせの状況なのにお屋敷の住人やら近所の男性やらに恋心を抱いて楽しそうにしているところがなんとも変わっていて強靭なメンタルだ -
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私が人生で一番初めに読んだミステリー。
遺体目線で話は語られて、遺体を隠蔽する事に翻弄される犯人側を静かに見つめているのですが…
もう死んでいるとわかっているのに手に汗握る。。
そして、死んだ主人公が一番可哀想なはずなのに、遺体を必死に隠そうとする犯人の姿に、誰の味方でいたらいいのか段々とわからなくなってきます…
その設定が斬新で驚いたのとともに、この作品を乙一さんが書かれたのが高校生ということに驚きを隠せませんでした…!
それまでほっこり小説ばかり読んでいて、時折切なさや大切な気持ちに出会うばかりだった学生の私は(良いことです)強烈な雷に撃たれたように、それを機に乙一さんの作品を片っ端から -
Posted by ブクログ
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哀しみの先には、
何があるのだろうーー。
恐ろしくて切ない物語。
祝!作家生活30周年!
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子どもの頃に母親が乙一さんの本を読んでて、
その影響で読み始めた作家さんです。
30周年!
もうそんなに時間が経つんですね。
本作は複数の短編集です。
ホラーは苦手な私でも読めました。
「そしてクマになる」では、
とある作品を思い出したのですが、
解説でも同様に挙げられていて、やっぱりみんなそう思うのか!と。
そうやって思い出す作品て、すごいなあと。
その他