乙一のレビュー一覧

  • 夏と花火と私の死体

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    乙一先生のデビュー作!
    当時の17歳がデビュー作にして、こんなミステリーを生み出すことに驚愕!
    読みやすく没頭のしやすい、新感覚ミステリーで面白かった!
    最後のオチには、背筋の凍る結末でビックリしました。夏に読みたい一冊でした!

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    2025年10月12日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    ライトノベルの書き手としての自負があると言われている著者だが、本格的なホラーやミステリー要素もかなり強く、上質なエンターテインメントをいつも提供してくれている。その著者乙一のデビュー作品に当たるのが本作だ。

    タイトルが示す通り本作の主人公である私は、物語の冒頭で友人によって木から転落死させられてしまう。読者はその犯人というのは当然知っているわけで、本作はその友人と2歳年上の兄が『私』の死体を隠すために右往左往する様を、魂となった『私』と追いかけていく。

    本作はデビュー当時に読んだことがあったのだが、最近になって改めて読んでみるとかなりご都合主義な部分があることに気がついた。考えてみれば小学

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    2025年10月11日
  • 箱庭図書館

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    まずコンセプトが面白かった。ボツ作を募り乙一さんがリメイクするなんて!どんな状況という感じです笑

    面白かったです

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    2025年10月07日
  • ZOO 1

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    どれも面白かったが、『SEVEN ROOMS』が特に良かった。姉が良い。
    前半がホラー的な作品、後半にかけて人間ドラマ的な要素が増えていった印象("人間"ドラマではないかもしれないが)で、非常に読みやすい短編集だった。
    乙一作品は『GOTH』しか読んだことがなかったこともあり、『陽だまりの詩』のような温かいストーリーも書けることには驚いた。しかし、やはり薄暗い空気に陰鬱なキャラクターが登場するような作品の方がマッチしているように感じる。

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    2025年10月06日
  • 夏と花火と私の死体

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    これも20年ぶりくらいに再読。

    殺された女の子視点で話は進む。
    被害者視点なのに感情が語られることはほぼない。
    殺されたときも状況説明のみ、犯人に対する恨みや怒りもない。
    それがサイコパスで怖い。
    ラストはとってつけた感があるが、怖くて良い。

    もうひとつ収録されている「優子」という作品。
    こちらは完全に忘れていた(笑)
    よく忘れていたなと思うほど、描写力があって引き込まれる短編だった。
    20年前のわたしには刺さらなかった(もしくは夏と花火と私の死体のインパクトが強すぎた)のかもしれないが、今読んでみると「優子」もかなり不気味で好き。

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    2025年10月04日
  • 夏と花火と私の死体

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    なかなか斬新な物語でした。まさかの語り手が死体だなんて。
    作者の乙一さんのデビュー作。なんとこの物語を発表した当時は17歳!17歳が生み出した物語とは思えないほど面白かったです。最後のオチも最高。短かったのですぐ読めました。この本は私にとっての斬新な読書体験となりました。

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    2025年09月25日
  • 失はれる物語

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    学生の頃に買った作品。
    CallingYouが特に良かった。
    どの話も最後は前向きになれる終わり方になっていました。著者ならではの切なさも存分に詰まっていた。いい思い出になった。

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    2025年09月23日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    【鳥とファフロッキーズ現象について】は鳥の恩返しが切なくも、少し温かい気持ちになって思わず涙。【呵々の夜】は怪談話なんだけど、どこかズレてて面白かった。新作は、怖かったけどAIが、主人公のパートナーとして、すごく頼もしく思えた話。 引き続き、乙一関連の書籍は読んでいきたい。

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    2025年09月23日
  • ZOO 1

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    面白い。引力のある文章で、面白く読むんだけども、ラストで漂う切なさに何も言えなくなる。そんなお話ばかりだった。

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    2025年09月22日
  • 夏と花火と私の死体

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    子ども時代にゲーム感覚で悪いことしちゃうなんてあるあるな経験だろうけど、今作ではそれが殺人と死体を隠すこと。隠して、移動して、隠して常に物語が動いていて先が気になる展開に目が離せない作品でした。
    生きている人にとっての時間の流れ、温かさや冷たさ、なんてことのない一文が文学チックで綺麗な表現をされているところも心くすぐられます。

    まとめると、
    話のテンポ感重視な人、分かりやすくて綺麗な表現が好きな人にはオススメだと思います。

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    2025年09月22日
  • 夏と花火と私の死体

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    語り手は死者という類を見ない作品。
    じっとりとまとわりつくような湿気と、年相応の純粋が入り混じる独特の感覚が味わえる。
    読み終わった後、五月蝿いほどに鳴いていた蝉の声がこだまするだろう。最近の夏は静かになってしまったものだ。

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    2025年09月17日
  • 夏と花火と私の死体

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    短編ながら内容は濃い。子ども目線ながらグロテスクな情景が多数出てくる。1話目も2話目の想像していたオチの一つ上をいくもので読む価値あり!!

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    2025年09月13日
  • 夏と花火と私の死体

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    まず、殺された少女が語り手というところに驚いたし、淡々と語るところにホラーを感じた
    冷静で大人びた中に垣間見える拙さのバランスも絶妙だった。無邪気を悪く表現するとこうなるのか…って思った

    短いページ数だが密度は濃く、スピード感があり無駄がない。これを10代で書いてる。
    その才能自体がホラーだ

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    2025年09月07日
  • GOTH 僕の章

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    ⭐︎3.8
    上巻よりダークさが増してて良き。
    サイコパスの心理描写が上手すぎて乙一さん何者なん?となる。サイコパスもの耐性あると思ってたけどなかなかずっしりきた。どのストーリーも謎解き要素もしっかりあって、ミステリとしての満足度が高い。乙一さんすごいな〜

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    2025年09月05日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    ネタバレ

    乙一/山白朝子のホラー短編集。
    非常に久しぶりの、それこそGOTH以来なので20年以上読んでなかったことに衝撃を受けた。

    どことなく残酷な世界だけど、ラストは切ない作品が多いイメージだったが、今作はがっつりと怖い。それも人間的な怖さから、理解不能なモノへの怖さなど、バリエーションも豊富。

    おすすめは「階段」と「Wi-Fi幽霊」。
    「階段」は、どこにでもある階段が非常に怖く思える、目を背けたくなるほどの嫌な話。
    「Wi-Fi幽霊」は、まさかのAIがバディの私立探偵風な作品。
    読後感がいい作品ばかりとは言えないが、手堅いホラーが揃った良い短編集。

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    2025年09月04日
  • 迷 まよう

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    色々な迷うがありますね、良い短編集でした。
    好きな作家さんが参加しているという理由で読みましたが、読んだことのない作家さんの作品を読める良い機会でした。

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    2025年09月01日
  • さみしさの周波数

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    ●収録作品は、「未来予報」「手を握る泥棒の話」「フィルムの中の少女」「失われた物語」。どの話も切なく、特に「失われた物語」の男の決断が、彼や彼の家族のことを思うとやり切れない。

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    2025年08月31日
  • 夏と花火と私の死体

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    乙一さんデビュー!

    8時だよ全員集合での鉄板お約束コント「志村!後ろ!!」を、なぜか思い出したオイラでした。
    (わかる方だけわかって笑)

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    2025年08月29日
  • ZOO 1

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    確かにジャンル分け不能の短編集でした。
    どのお話もぶっとんでいて、読み応えありました。
    あっという間に読めました。
    面白かったです。

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    2025年08月21日
  • GOTH 僕の章

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    僕のキャラが魅力的。キャラクターはぶっ飛んでいればいるほど、また見たいってなるんだよな。
    基本的に短編には全く面白さを感じてこなかったけど、この本は相当面白かった。

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    2025年08月16日