乙一のレビュー一覧

  • 暗いところで待ち合わせ

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    中学生の時に、乙一さんにはまって読み漁っていましたが、この度ひさしぶりに再読しました。

    表紙を見て、もっとホラー要素だったり
    乙一さんだからグロもあるのかなと怖々読み
    だけど... あれ?なんか暖かい気持ちになるぞ?
    あれ?となる良作です。おすすめ本。

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    2025年05月30日
  • さよならに反する現象

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    乙一さんの短編集!
    乙一さんが出される本は、わたしの好みのデザインでいつも惹かれます。ジャケ買いしたい(笑)
    (ブックデザイナー:ALBIREO)
    表紙に描かれているシンボルは、「家政婦」で登場する椿の花かな?
    表紙を捲ると、エンボス加工されているおしゃれな紙があって、デザインが好きなのでテンションが上がりました。
    ページ上下の余白も、各章によって異なっていて、動きがあるように見せたかったのかな?

    収録作品はこちら:
    1.そしてクマになる
    2.なごみ探偵おそ松さん・リターンズ
    3.家政婦
    4.フィルム
    5.悠川さんは写りたい

    個人的には、「家政婦」が怖かったです。
    そんな家で家政婦として

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    2023年06月24日
  • 死にぞこないの青

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    前半100ページが鬱々と暗く辛かったです。
    ストーリーは実にわかりやすいしありがちだとは思うけどその為に100ページ費やすのが乙一なんだよ。そうなんだよ。

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    2023年06月18日
  • 箱庭図書館

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    本に夢中になりすぎて帰宅しないこともある姉とその弟のお話ー小説家のつくり方
    閉店間際のはやってないコンビニに強盗がーコンビニ日和!
    クラスになじめない僕が入った文芸部の部長との日々ー青春絶縁体
    いい子のふりをしている僕が見つけた鍵ーワンダーランド
    車のトランクで辿り着いた場所には王国があったー王国の旗
    一面雪景色の公園で誰もいないのに足跡がついていってーホワイトステップ
    ファンタジーやらミステリーやら6本とそれぞれへの解説がついた詰め詰め短編集。

    あとがき読んで知ったのですが、応募者のボツ小説を乙一センセが調理して美味しくしちゃおうという企画だったらしい。あるものは着想がよかったり、雰囲気が

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    2023年05月18日
  • 銃とチョコレート

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    子ども向けに書かれたミステリーだが、大人が読んでも十分面白いものになっている。
    探偵、怪盗、宝探し、冒険。子どもの頃、ワクワクして読んだ王道の物語。
    多少なりとも過激な部分があるが、思い返してみれば、自分なんかも子どもの頃はこれくらいの物語は読んでいたなって思う。
    ミステリーでいえば、子ども向けのホームズとかクイーンの国名シリーズ。ホラーではフランケンシュタインとか。
    もし、本作を子どもの頃に読んでいれば、いま以上に本好き、ミステリー好きになっていたかもしれない。
    そう思うと、これからこの作品を読める子どもたちは羨ましい気がする。

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    2023年04月24日
  • 死にぞこないの青

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    ネタバレ

    なぜか「できそこないの青」と覚えてしまっていた作品

    先生のいじめが陰湿で生徒たちをうまく操っているなと思った

    マサオの視点で語られていて、読んでいて凄く苦しくなった
    終盤にアオと一緒に先生に復讐している時は頑張れ、頑張れ!と思いながら読んだ
    なんというか、復讐はだめ、と言うのは簡単だけど、被害者のマサオの気持ちを考えたらつい応援してしまった
    復讐されないように真っ当に生きようと思う

    マサオが強くなって良かった

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    2023年04月09日
  • 天帝妖狐

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    A MASKED BALL
    始まりは有りがちな学園ストーリーかと思いきや、変則な交換日記から事件が展開して行き後半では犯人探しが始まる。
    天帝妖狐
    人生で一度は不安に考える死というものを一時の判断で不死を選んだ、諸々の事件があり無限の時間の中反省し続けるところで話は終わり、助けは無いのかと思うのは私だけだろうか。

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    2023年04月09日
  • さよならに反する現象

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    この乙一さんも良かったです。
    でも、あっという間に読み終わってしまった。
    もっと読みたかったです、なので★★★。

    「そしてクマになる」
    リストラされたことを言えない父親の、家族に秘密のアルバイト⸺それはクマさん。

    「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」
    イヤミ邸で庭師をしていたカラ松の遺体が発見される。犯人はやはりこの家の人間か⸺。

    「家政婦」
    私が家政婦を務めるのは、その地域の死者の通り道となっているお屋敷だった。執着されないように見てみぬふりをするが⸺。

    「フイルム」
    星野源の楽曲“フィルム”にインスパイアされて生まれたショートショート。

    「悠川さんは写りたい」
    心霊写真を制作する

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    2023年04月08日
  • 銃とチョコレート

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    ホラー作家というイメージがあったので今まで乙一さんの本を読むことはなかったが、初めてこの作品を読みイメージが覆された。ドキドキワクワクする冒険に、誰もが何かを隠しているハラハラ感、細かく散りばめられ回収されていく伏線。なんて面白い!

    中でもドゥバイヨルの虜になってしまった。恩田陸「ねじの回転」の栗原中尉しかり、わたしは少々乱暴ながらも頭が切れて行動力のある登場人物が好きだ。
    どうしてドゥバイヨルが乱暴者になってしまったのか、言葉少なに語られる彼の家族構成。もっとドゥバイヨルについて知りたいと思ってしまう。

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    2023年03月31日
  • 銃とチョコレート

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    探偵と怪盗の対決に巻き込まれる少年の冒険!
    的な爽やかな話かと思ったらちょっと違って、だけど面白かった。
    みんな裏があって、世界には表だけじゃなく裏もあるんだよってことを伝えたかったのかな、とも感じた。

    ただ児童向け……?ほんとぉ?とはなっちゃった、
    自分が大人だからまだ爽やかさとか、それぞれ大人の行動に納得出来たりリアリティを感じたりできるけど、子供にはちょっとトラウマだったりもするんじゃないかと思ったり。

    年代にもよると思いますが、自分でも割とショックだったりしたから、子供の頃読んだらどうだったのだろう、と、少し考えました。

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    2023年03月10日
  • ドラゴンファイア Arknoah2

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    かなり熱い展開。けどマリナがどんだけ自分勝手なんだとちょっと怒った。
    そのせいで金槌を使うハメになってしまった。アール・アシュヴィもとても落ち込んで、結局、逃げる側となってしまった。けどとても面白かったので次回作お待ちしてます。

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    2023年03月04日
  • 小説 シライサン

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    土着信仰、民俗学系のホラーは大好物。
    この物語が怖くないって人も多いし、作者が他の本で描く人の悪意の方が怖いのも確かだけど、僕は怖かったなあ。
    この本は作者が監督をした映画の ノベライズだけど、映画とはラストが違うらしいので、映画の方も観ないと。

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    2023年02月26日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    スタンド名 The Book。
    コミックですらテキストに変換されて再生される能力は作家ならではの視点。

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    2023年02月25日
  • 平面いぬ。

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    ネタバレ

    心を持つ人形「BLUE」が、とても印象に残った!
    その容姿から差別を受けながらも、健気に人形としての夢を追い求めるBLUEが可愛らしい。
    ハッピーエンドとは言えないが、淡く儚い余韻を残す美しいお話。

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    2023年02月16日
  • 暗いところで待ち合わせ

    匿名

    購入済み

    書影の印象に反して、心温まるヒューマンドラマの良作。
    語り手は二人の男女。
    二つの異なる視点を使ったストーリーテリングが絶妙。
    一つの出来事を両面から見せることもあれば、片方の視点にのみ留めて余白を残す場合もあり、その塩梅がとても上手い。

    簡素な文体は好みの分かれるところだが、心理描写はとても丹念に書かれている。
    語り手の悲しみや痛みも伺えるので、途中までは読むのが少し辛いと感じる人もいるかも知れない。
    中盤まではやや焦らされる感があるが、それ以降は楽しく読めた。
    とても計算された物語で完成度の高い作品。

    #エモい #胸キュン

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    2023年02月09日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    毒物を飲ませ、死んでゆく人を写真で撮った、という海外の犯罪を思い出しながら読んだ。
    果たして少年との契約は続くのだろうか。
    あと、メールでの夜が可愛かった。

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    2023年01月18日
  • ZOO 2

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    ネタバレ

    長いこと積読していてまったく気づいてなかったのですが、ハードカバー版を2冊に分けて文庫化してたのですね…!
    てっきりZOOの続編だと思い込んだまま◯年積んで、やっと手に取って気づきました
    恥ずかしいです

    文庫版だけに収録されている短編が
    この短さにも関わらず秀逸なので
    これから読む方は文庫版が圧倒的におすすめです

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    2022年12月29日
  • ZOO 2

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    いい意味で振り回される一冊。短編集なので色んな話が収録されているのは当然のことだが、あまりにも振り幅が広すぎて感情が忙しい。
    乙一ワールドを強く実感した。

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    2022年12月10日
  • 平面いぬ。

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     表題作よりも悲しいトイ・ストーリー『BLUE』が心に残っている4編から成る短編集。テッドの元に最後戻ってきたが、また一緒に遊べる未来であって欲しかった。『石ノ目』のじっとりとした怖さと物悲しさも良い。黒乙一もあるかと思ってたら、全部白乙一作品だった。基本的に長編が好きなのだが、やはり短編は乙一さんに限る。
     何度目かの再読なのに、今回初めて彫り師の中国人女性が『BLUE』のあの人とリンクしているのでは、と気づいた。

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    2022年12月08日
  • 死にぞこないの青

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    個人的に乙一先生の好きなところは、その場の雰囲気を簡潔にかっこよくあらわす、文の色彩の多いところです。

    今作でも、小学校時代や、昼間エアコンに頼らず生活していた小さい頃、家庭訪問時の先生が家に来る不思議な空気感など、懐かしい情景が思い返されました。

    ストーリーとしては、綺麗にまとまっており、読み終わった後も、その後のストーリーを聞きたくなるような、見ていて面白いものでした。

    もし、小学校のの時に読んでいたら、視野がとても広く賢い子供で入れたと思います。

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    2022年11月22日