乙一のレビュー一覧

  • 失はれる物語

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    泣きながら読み終わりました。特に「傷」と「しあわせは子猫のかたち」が好きで、どちらの作品もずっと心に残ると思います。
    しあわせは子猫のかたち、幸せの形が失うことで気がつくのは切なすぎました。それでも前を向く主人公の意思を尊重したいです。

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    2025年11月09日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    写真集に寄稿した短編を文庫化したもの。あとがきで乙一さんが写真集を辛口に評していて、逆にその写真集を見てみたくなった。
    番外編ながら、「僕」の異常性がしっかり滲み出ている。殺人犯と森野のほんの短い出会いの中でも、「僕」は確かにそこにいて、森野を守っている。
    GOTHのすごいところは、殺人鬼のような異常なキャラクターに対して、敵意や嫌悪を感じさせないところだと思う。そして静かな美しい読後感が今回も残った。

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    2025年10月22日
  • 銃とチョコレート

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    展開が早いので、飽きることなく楽しめるのは良かったです。最後のシーンだけ、ちょっと私の想像力で補いきれない部分があったものも、もう一度じっくり読んだら理解できるのかもしれない… 読んでみようかな〜
    とにかく、ハラハラドキドキは味わえます!ただ、各キャラクターに対する自分の評価(好き嫌い)がコロコロ変わることにはなるかも?笑笑

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    2025年10月22日
  • GOTH 僕の章

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    「夜の章」に続き三作品が収められた短編集。どの話も狂気に満ちているのに、どこか静かで美しい。

    『リストカット事件』は、ジョジョの吉良吉影のように異常なほど手を求める狂気が、どこか印象深く心に残った。『土』では、生き埋めという発想の恐ろしさにぞっとし、『声』では叙述トリックにまんまと騙されて混乱。
    淡々とした文体だからこそ、そこに潜む狂気や冷たさがより際立っていた。

    “僕”は怪物なのか、人間なのか。
    読み終えても答えは出ないけれど、そんな曖昧さもこの作品の魅力だと思う。

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    2025年10月19日
  • 夏と花火と私の死体

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    SNSで見て惹かれて購入。

    総評としては10代でこれを書けるのは本当にびっくりだった。
    亡くなった主人公の五月視点で語られる物語はなかなか珍しく、まるで亡くなっているはずなのに生きているように語るその文体は気味悪い。
    また、2人の兄弟が切磋琢磨に隠蔽しようとする際、見つかりそうになることが多々ある。その時の描写が妙にリアルで読者にも緊迫感が伝わってくる。
    緑さんは出てきた当初からなんか変わってるなって思っていたけど、その予感が的中した。

    『優子』についても、面白く上手く騙されてしまった。

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    2025年10月17日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    ネタバレ

    ホラー短編集。そのうちのいくつかは過去作を再掲してたので「読んだことある本をまた買ってしまった?」と思いかけた。それはさておき、表題作が一番良かった。AIと幽霊という一見相反するようなテーマを融合させた上で恐ろしい話に仕立て上げる作者に敬意を払いたい。

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    2025年10月17日
  • GOTH 夜の章

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    殺す側に惹かれる「僕」と、死ぬ側に関心を持つ森野夜。二人が猟奇的な事件に足を踏み入れていく短編集。

    どの章も残酷でグロテスクなのに、どこか美しさが漂っている。人の闇を描きながらも、単なる恐怖では終わらないところが印象的だった。
    特に「犬」の叙述トリックには唸らされ、「記憶」では森野の過去が明かされる瞬間、胸の奥がざわついた。
    そして、読後に読む「あとがき」がまた秀逸で面白かった。

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    2025年10月16日
  • 夏と花火と私の死体

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    乙一先生のデビュー作!
    当時の17歳がデビュー作にして、こんなミステリーを生み出すことに驚愕!
    読みやすく没頭のしやすい、新感覚ミステリーで面白かった!
    最後のオチには、背筋の凍る結末でビックリしました。夏に読みたい一冊でした!

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    2025年10月12日
  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    ライトノベルの書き手としての自負があると言われている著者だが、本格的なホラーやミステリー要素もかなり強く、上質なエンターテインメントをいつも提供してくれている。その著者乙一のデビュー作品に当たるのが本作だ。

    タイトルが示す通り本作の主人公である私は、物語の冒頭で友人によって木から転落死させられてしまう。読者はその犯人というのは当然知っているわけで、本作はその友人と2歳年上の兄が『私』の死体を隠すために右往左往する様を、魂となった『私』と追いかけていく。

    本作はデビュー当時に読んだことがあったのだが、最近になって改めて読んでみるとかなりご都合主義な部分があることに気がついた。考えてみれば小学

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    2025年10月11日
  • 箱庭図書館

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    まずコンセプトが面白かった。ボツ作を募り乙一さんがリメイクするなんて!どんな状況という感じです笑

    面白かったです

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    2025年10月07日
  • ZOO 1

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    どれも面白かったが、『SEVEN ROOMS』が特に良かった。姉が良い。
    前半がホラー的な作品、後半にかけて人間ドラマ的な要素が増えていった印象("人間"ドラマではないかもしれないが)で、非常に読みやすい短編集だった。
    乙一作品は『GOTH』しか読んだことがなかったこともあり、『陽だまりの詩』のような温かいストーリーも書けることには驚いた。しかし、やはり薄暗い空気に陰鬱なキャラクターが登場するような作品の方がマッチしているように感じる。

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    2025年10月06日
  • 夏と花火と私の死体

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    これも20年ぶりくらいに再読。

    殺された女の子視点で話は進む。
    被害者視点なのに感情が語られることはほぼない。
    殺されたときも状況説明のみ、犯人に対する恨みや怒りもない。
    それがサイコパスで怖い。
    ラストはとってつけた感があるが、怖くて良い。

    もうひとつ収録されている「優子」という作品。
    こちらは完全に忘れていた(笑)
    よく忘れていたなと思うほど、描写力があって引き込まれる短編だった。
    20年前のわたしには刺さらなかった(もしくは夏と花火と私の死体のインパクトが強すぎた)のかもしれないが、今読んでみると「優子」もかなり不気味で好き。

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    2025年10月04日
  • 夏と花火と私の死体

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    なかなか斬新な物語でした。まさかの語り手が死体だなんて。
    作者の乙一さんのデビュー作。なんとこの物語を発表した当時は17歳!17歳が生み出した物語とは思えないほど面白かったです。最後のオチも最高。短かったのですぐ読めました。この本は私にとっての斬新な読書体験となりました。

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    2025年09月25日
  • 失はれる物語

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    学生の頃に買った作品。
    CallingYouが特に良かった。
    どの話も最後は前向きになれる終わり方になっていました。著者ならではの切なさも存分に詰まっていた。いい思い出になった。

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    2025年09月23日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    【鳥とファフロッキーズ現象について】は鳥の恩返しが切なくも、少し温かい気持ちになって思わず涙。【呵々の夜】は怪談話なんだけど、どこかズレてて面白かった。新作は、怖かったけどAIが、主人公のパートナーとして、すごく頼もしく思えた話。 引き続き、乙一関連の書籍は読んでいきたい。

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    2025年09月23日
  • ZOO 1

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    面白い。引力のある文章で、面白く読むんだけども、ラストで漂う切なさに何も言えなくなる。そんなお話ばかりだった。

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    2025年09月22日
  • GOTH 僕の章

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    ⭐︎3.8
    上巻よりダークさが増してて良き。
    サイコパスの心理描写が上手すぎて乙一さん何者なん?となる。サイコパスもの耐性あると思ってたけどなかなかずっしりきた。どのストーリーも謎解き要素もしっかりあって、ミステリとしての満足度が高い。乙一さんすごいな〜

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    2025年09月05日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    ネタバレ

    乙一/山白朝子のホラー短編集。
    非常に久しぶりの、それこそGOTH以来なので20年以上読んでなかったことに衝撃を受けた。

    どことなく残酷な世界だけど、ラストは切ない作品が多いイメージだったが、今作はがっつりと怖い。それも人間的な怖さから、理解不能なモノへの怖さなど、バリエーションも豊富。

    おすすめは「階段」と「Wi-Fi幽霊」。
    「階段」は、どこにでもある階段が非常に怖く思える、目を背けたくなるほどの嫌な話。
    「Wi-Fi幽霊」は、まさかのAIがバディの私立探偵風な作品。
    読後感がいい作品ばかりとは言えないが、手堅いホラーが揃った良い短編集。

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    2025年09月04日
  • 迷 まよう

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    色々な迷うがありますね、良い短編集でした。
    好きな作家さんが参加しているという理由で読みましたが、読んだことのない作家さんの作品を読める良い機会でした。

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    2025年09月01日
  • さみしさの周波数

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    ●収録作品は、「未来予報」「手を握る泥棒の話」「フィルムの中の少女」「失われた物語」。どの話も切なく、特に「失われた物語」の男の決断が、彼や彼の家族のことを思うとやり切れない。

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    2025年08月31日