乙一のレビュー一覧
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最近しょぼくれている私に
会社の先輩から突然、本のプレゼント。
ジョジョの奇妙な冒険のノベライズで、
4部作あるうちの一冊。
乙一さんの"The Book"だった。
ジョジョの奇妙な冒険は全く知らないので
どんな本なんだろう…とワクワクしながら
読み進めた。
初めの2ページに
主人公の蓮見先輩と楽しそうにお喋りしている女の子が
時を経て大切な人を殺してしまう終盤の場面から
物語が始まりぐっと惹きつけられる。
ストーリーの軸は
主人公の蓮見琢馬(The Bookのスタンド使い)の父への復讐劇。
The Bookのスタンドを持つ琢磨と
ビルの隙間で一年間生き抜いた女性と
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Posted by ブクログ
現世(こちらの世界)でいじめられていた兄弟が、ファンタジーの世界に流れ着きます。
そこでは「異邦人」である彼らの心の闇から生まれた「怪物」が猛威を振るっていました。彼らが生み出し高異物を退治することが、元の世界に戻る唯一の方法だと聞かされた兄弟は、まずは弟の心から生まれた巨大な「大猿」を退治するための戦いに身を投じることになります。
父親が死に、繰り返されてきたいじめによってすっかり性格が悪くなった弟グレイが生み出した、怒りに身を任せて破壊を繰り返す大猿は、その被害の大きさから「退治されるべき存在」として描かれますが、それだけの負の感情をため込むに至ったグレイのつらさを考えると、創造主である -
購入済み
最近の本かと思ったら、20年近く前に出版されてたんですね。テレカや有人改札が出てきて、思わず出版年を確認しました。今まで手に取る機会に巡り合わなかったとは!
突拍子もない設定ですが、面白い。引き込まれます。 -
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気持ちが悪い。少し前に『ZOO1』を読んだけど、それよりも後味が悪かった。それでも読みたくなるような奇想天外なストーリー性とあっさりとした語り口は、本当にすごいと感じる。
最後のショートショートには色々な解釈が生まれると思う。
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天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし -
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*読んでからレビューを書くまで時間が経っているためあやふやな部分があります。
たとえ外見は汚れていても、心は美しい。
表題の天帝妖狐の方は主人公の生い立ち、苦労そういうものが、ヒロインに合うにつれて徐々に変化していく過程などとても興味深く読めた。
a masked ball は、他人との交流の手段が、多々ある現代のものではなく学校の、それもだれも使わないような離れのトイレにある落書きに絞ってたことで、その落書きを書いた相手、そして自分もまた落書きを書く相手どちらも不特定になりまた多数の可能性もあるという奇妙な関係がとてもよく書かれていて、よくこれを題材に書き上げたな、これでストーリーを書き -
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原作・つのだじろう、脚本・高山直也、シリーズ構成・乙一、ノベライズ・八坂圭『小説 ドラマ恐怖新聞』角川ホラー文庫。
その昔、テレビゲームも無い時代、つのだじろうの『恐怖新聞』を始めとするホラー漫画ブームがあり、夕暮れの教室の片隅で友達と恐怖におののきながら読んでいた記憶がある。本作は最近テレビドラマになった『恐怖新聞』のノベライズである。
テレビドラマの方は大幅に脚色され、小野田詩弦という女子大生が主人公の現代ドラマだった。しかし、『恐怖新聞』のエッセンスをしっかり継承し、原作で主人公を演じた鬼形礼も重要な役割を担って登場するなど、原作を知る者を喜ばせてくれた。
さて、本作であるが、細部 -
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「Calling You」(「ザ・スニーカー」2000年4月号掲載)
「傷-KIZ/KIDS-」(「ザ・スニーカー」2000年10月号掲載)
「華歌」(文庫描き下ろし)
以上3つの短編を収録した作品。
どの短編もよかった。
書評にもある「“切なさの達人”」はまさにその通りだ。
3つの作品に共通するのは、誰かの心の支えとなるものが描かれていることだと思う。
「Calling You」では、ユミがシンヤに支えられていたように、シンヤもまたそうだったから、あんな行動に出ることができた。
「傷-KIZ/KIDS-」では、アサトと「オレ」は、心の傷も分かち合っていた。
この2作品を読むと、支えるとい