乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「Calling You」(「ザ・スニーカー」2000年4月号掲載)
「傷-KIZ/KIDS-」(「ザ・スニーカー」2000年10月号掲載)
「華歌」(文庫描き下ろし)
以上3つの短編を収録した作品。
どの短編もよかった。
書評にもある「“切なさの達人”」はまさにその通りだ。
3つの作品に共通するのは、誰かの心の支えとなるものが描かれていることだと思う。
「Calling You」では、ユミがシンヤに支えられていたように、シンヤもまたそうだったから、あんな行動に出ることができた。
「傷-KIZ/KIDS-」では、アサトと「オレ」は、心の傷も分かち合っていた。
この2作品を読むと、支えるとい -
Posted by ブクログ
ネタバレ懐かしい。。。
学生時代本編読んで 黒乙一氏 なるものを知った。
後書、愚痴としてサラリと受け止めるべきなのか
大人の都合を痛烈に批判しているのかどちらか分からないが
執筆活動も個人だけでやれるわけではないのだなぁ。。
(アニメーションは集団で作り上げるから大変だとは思っていたけれど、小説も出版社と色々あるわけで。。。)
人殺しの男性の目線で書かれているのだが、共感までとはいかんくても異質として排除したり、付き合ってられない、という感じではなく
彼の考え方に ナルホド。。。 と思ってしまう。
後書で個人的思想が入り込んでいる、とあるけれど
少数派意見なのにうまいこと説明できているというか。 -
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ネタバレA MASKED BALLも好きな感じのミステリー?ホラー?だったけど(トイレの落書きの連続から始まるお話、そしてラストのスッキリするどころかゾッとする感じがとてもよかった)
いや、いや〜〜〜〜
天帝妖狐、読み終わった今大号泣し過ぎてまだ立ち直れてないからね?ほんとに、フルバのキョンくんの封印が解けてしまった姿と一瞬だけ重なったけど、夜木の醜い姿も隠された凶暴さも孤独も不安も悲しみも、そしてその救われなさ、比べ物にならないな??比べるのがおかしいんだけども
ただの純朴な少年であったろうに、私は早苗に恨み言しか持てない、早苗も寂しかった?だから夜木を引きずり込んだの?でもそれって酷すぎるよ〜〜〜 -
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岩井俊二監督の映画を原作にしたノベライズ作品。
映画の初項と決定稿と、乙一のオリジナルのブレンドで、
映画とはまた別の作品として仕上がっている。と思う(^ ^;
済みません、映画の方は見てないので(^ ^;
登場人物が、みな濃ゆい(^ ^;
主人公も、クラスメイトも、親も(^ ^;
親の離婚で転校して来た中学生が主人公。
クラスでは、何故か皆から距離を置かれてしまう。
いじめっ子やら、クラスを支配する謎のオカルト少女やら、
隣家からずっと覗いてくる引きこもり少女やら、
四クセも五クセもある連中に囲まれてもがいている間に、
徐々に全貌が見えてくる「学校で起きた事件」。
その事件の謎を暴き、 -
購入済み
読書前ミステリー処女でした
切ない内容です
前半は伏線・前降りの嵐で取捨して読んでしまう私には後半の展開が怒涛で面白かったというよりも、伏線と思もえたものを頭に入れて想像しつつ読んでおけばと後悔させられてしまいました…。
でも起承転結、オチ共に頭に入れて読んでおけば面白かっただろうなと思いこの評価です -
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いじめられっこの兄弟が、亡くなった父の書斎から発見した古い絵本。彼らはそれに導かれるがごとく、異世界「アークノア」に迷い込んだ…
オーソドックスな異世界冒険譚であるものの、「自分のつくった怪物を排除しなくちゃ…」という設定だったり怪物が淡々と人々を葬っていくさまとか、かなりブラックな側面も持つファンタジーで、そのあたりのバランスはさすが乙一。とはいえ、ずいぶん丸くなったブラック乙一だと思います(長年の読者としてはそう思う)。
死のない世界、空のない世界、年をとらない世界、(本来)殺人のない世界。ままごとのようなこの設定をベースに怪物という異種を紛れ込ませてスリルを醸し出し、後半は一つの目的 -
Posted by ブクログ
ネタバレ味のある作品を並べた短編集です。「未来予報」「手を握る泥棒の物語」は主人公が似たような雰囲気です。「未来予報」は友人に隣人の女の子か自身が死ななければ結婚すると予言される。それを意識して、女の子と話せなくなり、自堕落は生活を送るが、最後に入院した女の子と話をして、生活を取り戻す。あまり僕には来ませんでした。「手を握る泥棒の物語」はコミカルな感じで、金持ちの叔母が近くの旅館に泊まっており、そのバッグを盗むために、壁に穴をあけて、手を入れるが、なぜか無人のはずの部屋で腕をつかんでしまう。その相手とのやり取りから、何かが生まれ始める。出来過ぎのような話だけど、面白い。「フィルムの中の少女」はホラーで